
2022/05/17 - 2022/05/17
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SRさん
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長らくご無沙汰していましたが、今回は3泊4日の予定で伊豆箱根へ初のロング・ツーリングに出かけたいと思います。
ロング・ツーリングの定義はとくに聞いたことがないのですが、まあ適当に「泊りがけでバイクに乗ってどこかへ出かけること」とでもしておきましょうか。
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- バイク
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8:29 東京湾上
いつものように東京湾フェリーに乗って三浦半島を目指すところからこの旅は始まります。
車両甲板に停まっているのはもちろん、いつものスーパーカブ。
最初は楽しいのですが、如何せんこう何度も続くと、アクアラインに乗りたいと思いもないわけでもありません。東京湾フェリー (金谷港発) 乗り物
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洋上にて任務中の巡視艇。
前々から計画してきたこの旅、昨夜は気分が高揚してあまり眠れませんでした。
この歳になってこういう気分になることが驚き。 -
初日の予定はとりあえず、箱根の峠越え。
しかも、東海道の旧街道を走ることにこだわりたいと思います。
そして目的地としては、仙石原の旅館に予約を取っています。 -
10:06 由比ヶ浜
湘南の海で、とりあえず一休憩。由比ガ浜海水浴場 ビーチ
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様々な歴史を眺めてきたこの海に、この旅の無事を祈ります。
しかし天気はパラパラとにわか雨。
長居は無用と先を急ぐことにします。 -
12:35 甘酒茶屋
相模湾を走り、小田原を過ぎ、三枚橋を渡って旧街道を登り、七曲りを越えて甘酒茶屋まで、一気に駆け登りました。甘酒茶屋 グルメ・レストラン
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その道のりは予想よりも厳しいものでした。
所々一速にまでギアを落とさなければ前に進まない七曲り、平坦になったと思いギアを上げても、バイクは何故か元気なく失速していく。 -
それまで経験したことのない挙動に、私は「ついにエンジンがいかれた」と思いました。
しかし実際には、それまでがあまりにも急勾配だったために感覚がバグって、普通の坂道があたかも平坦に見えたということのようでした。 -
江戸時代から13代続く甘酒茶屋は、さすがの雰囲気ある佇まい。
「箱根の山は天下の険 函谷関も物ならず」
は『箱根八里』の一節です。 -
イチオシ
甘酒(400円)と、うぐいすの力餅(500円)をいただきました。
ところで、途中で先生に引率される小学生の列を見かけました。徒歩での旧街道制覇、子供にできるなら自分にも・・・? -
13:14 箱根神社
ついに峠を越え、芦ノ湖が見えて、箱根神社に到達しました。箱根神社 寺・神社
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苔むした石。
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この場所に以前来たのは14年も前、しかも今と同じ5月のことでした。
そのときは到着したのも既に5時過ぎ、歩いている人もほぼいませんでした。
相模国小田原と箱根
https://4travel.jp/travelogue/10244030 -
そのときは東京に住んでいて、電車とバスを乗り継いで遅くにぶらりとやってきて、とくに何もせずに帰るというイミフな内容でしたが、まあ確かに、近くに住んでいるとあまり旅行したいとは思わないものかもしれません。
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階段脇の石。
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花
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本殿
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おみくじ
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苔
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咲き誇る花
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矢立のスギ
矢立のスギ 自然・景勝地
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イチオシ
水を吐く竜
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九つの竜
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イチオシ
清い水
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苔に覆われた木
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苔に覆われた灯籠
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平和の鳥居
平和の鳥居 寺・神社
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「権現からめもち」にて、遅めの昼食です。
後乗せの海苔と、土産物としても売られている一味唐辛子の試食分をいただきました。
「俺のうどん」は辛そうに見えて辛くないスープと天かす、柔らかめのうどんがマッチして大変美味しいものでした。権現からめもち グルメ・レストラン
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14:41 大涌谷
猛獣のような咆哮を上げて斜面を登るバスの後を追って山道を登り、大涌谷へやってきました。巨大な鉄の箱に、さらに多くの人を乗せて急勾配をゆく大型バス、そんな怪物が引っ切り無しに往来する箱根の地、凄まじい。大涌谷 自然・景勝地
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パラパラとした雨はやがてしとしとと降り続く雨に変わり、防水を謳った私のジャケットにも水が染み込んでまいりました。
「雲は山を巡り 霧は谷を閉ざす 昼猶闇き杉の並木」
は『箱根八里』の続きの一節ですが、
問題は折角ここまでやってきても肝心の景色が見られないことです。
そもそも雨が強まった時点で諦めて宿へ向かえばよかったのに、自分の臨機応変のきかなさに呆れる。 -
仕方なく小学生に混ざってお土産物を物色したり、「箱根ジオミュージアム」を見学したりしていましたが・・・やがて雨が止み、霧が晴れてきました。
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霧の晴れてきた大涌谷
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谷の底が見える
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たちこめる硫黄の匂い。
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箱根ロープウェイ
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15:47 福島館
さすがに予定を切り上げて今日の宿へ向かうことにします。
老夫婦の営むこの温泉宿、お伝えした予定よりだいぶ早く着いたにも関わらず、労いの言葉とともに迎えてくださいました。
宿泊費は税込みで7,700円(他に入湯税150円が必要)ですが、ワクチン3回接種が条件の楽天トラベル経由のクーポンで3,000円値引き、さらに「かながわ旅割」のクーポン2,000円分をいただきました。仙石原温泉 福島館 宿・ホテル
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まさに、昭和の六畳一間。
昭和生まれの端くれである私にとって懐かしいの一言です。
自分の生家を思い出すことしきり。 -
女将が熱い湯の入った保温ポットを部屋の前に持ってきてくださいました。
その保温ポットしかり、紐で引っ張るタイプの照明しかり・・・
予約サイトの宿泊者のコメントにあった「おばあちゃんの家に来たみたい」という言葉がまさにぴったり。 -
そしてすりガラス。
こうしたものこそが文化と思う。
能率、効率の波に、いつか消えていってしまうかもしれない文化。 -
窓の景色。
多摩地方出身の自分にとって、こうして窓の外に山の端が見えることの安心感と言ったらありません。 -
お酒も売ってる。
昭和、昭和と言っていますが、意外にもWi-Fiが飛んでいたり、十中八九元は和式があったと思われる場所に最新のウォシュレット付き便器が設置されていたりと、要所、要所がアップグレードされていて、現代の感覚でも面食らうことがありません。 -
折角なのでお湯の冷めないうちにお茶をいただく。
お茶請けは孫三総本家の「温泉餅」。
それから、この宿の最大の売りは湯の花の舞う仙石原温泉です。
写真は撮っていないので、Webで見てみてください。
【公式】仙石原温泉 福島館|湯の花舞うにごり湯が自慢のお宿
https://fukushimakan-72.com/ -
しばし周囲を散歩します。
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素泊まりプランなので、後で海鮮丼を食べようと思った「弁天」。
このとき張り紙がしてあることにまだ気づきません。 -
味のある魚屋、肉屋の佇まい。
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さて夕食にしようと、再び店の前まで行くと、暫く休業の張り紙が。
仕方なく、予定外でしたがここで「かながわ旅割」を使い切ろうと思います。
アプリで利用できる店を探すと、歩いていける範囲にこの時間までやっているお店はたったの一軒のみ。 -
景福宮
否応なくやって参りました、ちょいハイソな焼肉のお店。
箱根でいきなり焼肉?という気もしますが、クーポン頂いているのですから我儘言わない。
まずはカルビ(1,100円)
これは、サシがすごい・・・。景福宮 仙石原 グルメ・レストラン
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一枚入魂。じっくり焼いていきます。
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ユッケジャンクッパ(1,080円)
間違いなく美味しい。黒いのはキクラゲ。
あっという間に2千円分ぶっぱしました。
明日は伊豆縦断の予定、頑張りましょう。
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