九州に行ってみよう　*　別府温泉の旅 　3日目

2022/04/04 - 2022/04/06

4月6日(水)
朝食後、私は大浴場でのんびり朝風呂、夫は別府駅周辺を散歩。
9:45チェックアウト。

最終日、狭霧台経由で湯布院へ。
大分川沿いでお花見、湯の坪街道を通って金鱗湖周辺を散策、予約ができれば辻馬車にも乗ってみたい、それ全部できなくても構わない、とりあえず行ってみようと気楽な旅。
運良くすべて計画通り。

エリア 湯布院・由布院温泉(大分)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0
• ショッピング: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー 徒歩 ソラシド エア
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: 楽天トラベル

別府温泉のホテル駐車場を9:55に出発し、県道11号線を通って狭霧台に10:25着。
私の運転なので時間掛かったと思います。

由布院盆地を一望。
合掌造りの大屋根が気になります。
由布院マップで調べたところ「ゆふいん七色の風」というお宿のようです。

狭霧台 名所・史跡

由布岳
標高1584ｍ
東峰と西峰の2つのピークからなり、円錐形をしているので豊後富士と呼ばれているそうです。
手前の山に木が生えていないのを不思議に思いましたが、牧草地のため野焼きをしたからだと辻馬車の馭者さんから教えていただきました。
初夏になれば一面青々しい草原になるのでしょうね。

ここ狭霧台から「タイムズ湯布院第2」まで行く間に、またまたクネクネ道。
途中、由布岳登山口と看板があるところを通りかかり、数名の登山者がまさに登ろうとしているところ、こんな急峻な山を登るなんて私にはとても無理、すごいなこの人たちってと感心しきり。

由布岳(豊後富士) 自然・景勝地

10:50
カーナビの案内通り車を走らせ、無事にタイムズ湯布院第2に駐車。
平日ならば1日300円の激安料金。

由布見通りを由布院駅に向かって歩いている途中、白滝川に掛かる白滝橋からの桜の景色を見て、お花見をしようと左折。
城橋の方へ川沿い西側を散歩。

大分川 自然・景勝地

城橋から先は大分川。
菜の花堤と桜と由布岳。
城橋から更に先、御幸橋まで歩いていき、折り返し。

大分川東側を通り城橋まで。

白鷺や鴨、
川面スレスレに飛交う燕たち。

由布院は高層ビルが無いので、見晴らし良い。

城橋を左折。
若宮通りを由布院駅の方へ。
この鳥居は宇奈岐日女神社の鳥居。
その昔この辺から宇奈岐日女神社の敷地だったらしい。

鳥居の五叉路には信号が無い。
辻馬車も通る道、譲り合えば信号は必要ないのか…
矢印付き信号だらけの道からやってきた私たち、大いに戸惑いながら、道路を横断。
鳥居を左折し由布見通りに戻れば、由布院駅は真正面に見える。

11:25由布院駅
トイレもお借りしたいし、辻馬車の申し込みも済ませたい。

由布院駅横のインフォメーションセンターで13:00の辻馬車を予約。
私が2名分予約直後に完売となったので、なんとラッキーだったことか。
大人1人　1800円です。

ランチ後由布院駅に戻ったところ、ゆふいんの森号が停車中。

由布院駅 駅

辻馬車は15分前くらいから準備OKのようです。
見たこと無いような大きな馬、ベルギー産の馬だと馭者さんから説明あり。

観光辻馬車 乗り物

辻馬車は、13時少し前に由布院駅を出発。

由布院ステンドグラス美術館前を通りました。
写真のみ。

由布院ステンドグラス美術館 美術館・博物館

大分川に掛かる城橋を渡り

のどかな田園地帯を通り

馭者さんから、この石垣は大分県中部地震でも全く崩れなかったと、印象に残る説明がありました。

佛山寺へ。
馬車を降りて佛山寺を参拝。

茅葺き屋根の山門、桜と椿など花木を楽しむことが出来る寺院。

佛山寺 寺・神社・教会

佛山寺
約1000年前から由布岳の山腹に庵を結び、観音像を刻して祀ったのがはじまり。
由布岳の山岳信仰の場として親しまれてきましたが、慶長の大地震の被害からこちらに場所を移したと説明が書かれていました。

銅版葺き屋根の本堂。

次に宇奈岐日女神社へ。
休憩時間は15分。

宇奈岐日女神社 寺・神社・教会

宇奈岐日女神社
地元では六所様と呼ばれている神社。
うなぎ＆ひめの組み合わせで、いっぺんに覚えられました。

何かご用？
という顔した猫さん。

由布院は弥生以来の遺跡を持つ沼で、動物のうなぎを沢沼の精霊として祀ったことから古来の祭神という説があり、境内は1万坪を超え、杉の大木に囲まれていたそうです。
由布院駅そばの鳥居からこの神社一帯までが敷地だったということです。

宇奈岐日女神社の境内の桜。

平成3年の台風19号の影響で、大きな杉の木はほとんど倒木。
その中には樹齢600年ほどと推察されるご神木もあり、こうして切り株を祀っていると書かれています。

辻馬車の馭者さんから由布院愛を感じる話いろいろ聞かせていただきました。
1975年に起きた大分県中部地震の風評被害で客足がぷっつり途絶えてしまい、なんとか由布院温泉は元気ですよとアピールするために観光辻馬車、映画祭、牛喰い絶叫大会などで地域活性化・人気復活したとのこと。
馬の話も興味深かった。
ベルギーに2頭買付けに行った話、山から材木を運び出す仕事をしていた馬とエビ漁をしていた馬を買い、日本に空輸したって。
1頭あたりいくらって話もしてくれたんだけど思い出せない。
夫にも聞いてみたけど定かではない。
そういえば、このお馬さん、一度も脱糞しなかったけどどうなっているのでしょう。
今まで乗った馬車の馬は、お尻に糞を受ける袋を付けてたけど。

田園風景の向こうに由布岳。
田んぼに水入れすれば、もっと美しい景色になるはず。

また馭者さんからの話。
この由布岳に地元の小学生は、学校行事として登頂するそうです。

城橋に戻ってきました。
この橋が高い位置にあるので行きも帰りも早足で上っていかなくてはならず、乗客の中には怖がる人もいて騒がしかったです。
馬にも都合があるのよ、察してあげてほしい。

14時少し前に由布院駅到着。

辻馬車を降りてから、金鱗湖へ。
由布院駅インフォメーションセンターでいただいたMAPを見ずに、こっちの方かなと歩きはじめ。
花の木通りを通って行ったのでちょっと遠回り。
由布院駅からそのまま由布見通りをまっすぐ進み、白滝橋から湯の坪街道に行くのが正解だったようです。

湯の坪街道は、鎌倉の小町通りのようでした。
平日でも大賑わい。

由布岳にどんどん近づいている感じ。

湯の坪街道 名所・史跡

湯の坪街道でお店が途絶えたところで、急に観光客が居なくなって、ありゃりゃ案内を見逃しちゃったかなと不安になったけど、右折した道が金鱗湖通り。
鎌倉はアチコチの交差点に道案内が出ているけど、由布院の案内板は控えめ。

金鱗湖湖畔に建つ下ん湯
一人200円。

1884年明治17年に儒学者の毛利空桑が、この下ん湯 露天風呂から湖を眺めていると魚が飛び跳ね、鱗が夕日に映えて金色に輝くのを見て「金鱗湖」と名付けたそうです。

下ん湯 温泉

清らかな湖水。
鯉の他にも色々な魚が泳いでいました。

遊歩道は湖の回りを1周できるようになっていません。

金鱗湖 自然・景勝地

無数に小さな魚が集まり、流れに逆らって泳いでいる様子。

豊の国というお宿。

天祖神社の鳥居

金鱗湖湖畔の公園で一休みした後、タイムズの駐車場はこっちかなと歩きはじめましたが、道幅狭く見通しきかず、方向を見失い迷子状態。
こういう時こそグーグルマップは頼りになる。
15:55 スマホの道案内で、無事にたどり着くことできました。

16時　時間に余裕があったほうが良いので、湯布院を早めに出発。
17:12　大分空港そば、くにさきレンタカー指定のガソリンスタンドでガソリンを給油。
ガソリン　1L＠178円　9.2L給油して1,639円でした。
17:30 くにさきレンタカーでレンタカーを返却し、大分空港へ。

大分空港でプリンどらやき、ドレッシングなどの土産物を買った後「和風レストランなゝ瀬」で夕食。

なゝ瀬 グルメ・レストラン

私はりゅうきゅう丼、夫はとり天膳、ビール代含め、2人で3290円安上がりの夕食でした。

19:50発　SNA093便　帰りもソラシドエアを利用。
定刻着の世界一を競うほどの航空会社なので、期待通り15分も早く羽田空港に着陸。
飲み物のサービスも座席の前後の間隔も問題無しです。
終わりよければ全てよしって、ソラシドエアのおかげで素晴らしい旅になりました。
22:06 自宅着。

大分空港 空港