秋の徳島・香川旅行②　祖谷渓谷でジップラインにチャレンジして秘境の湯で温泉満喫

2021/11/20 - 2021/11/21

新幹線とアンパンマン列車を乗り継いで「四国まんなか千年ものがたり」に乗り込むというまるで鉄道マニアみたいな形でスタートをきった旅。
が、「四国まんなか千年ものがたり」を降りたのは13時前。
まだまだ半日残っている。
が、「四国まんなか千年ものがたり」の終点大歩危は観光地のはずがびっくりすると程交通の便が悪い。
公共交通機関だけの観光はかなり厳しい。
まぁそれもあったから前から来たくてもなかなか来られなかったんだけど。
となれば…近くに観光できる場所がある宿泊施設を探すしかない！
といってもかずら橋は翌日のボンネットバスツアーで行く予定だから…他に何かないのかな？と探してみるとたまたま見つけたホテルの近くに「フォレストアドベンチャー祖谷」なるものを発見。
なんだろう？と思いつつ検索してみるとジップラインなるものができる施設みたい。
一人だったら修行以外の何物でもないけど今回は2人。
たまにはこんなのものいいのでは？と思って提案してみるとノリノリのお返事(笑)。
ジップラインで汗を流してその後温泉で汗を流すって素晴らしい旅程じゃない！？と自画自賛(笑)。
さてどんな体験になったかは旅行記をどうぞ。

エリア 祖谷渓・かずら橋・大歩危(徳島)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• ホテル: 3.5
• 交通: 2.0

• 同行者: 友人
• 旅行の手配内容: 個別手配

楽しかった「四国まんなか千年ものがたり」の乗車はあっという間に終了。
大歩危駅では児啼爺さんがお出迎え。
そういえばGoogleマップでこの辺り見た時に近くに妖怪博物館みたいなのがあったな…。
妖怪…有名なんだろうか？

この旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/11711883
の続き。

大歩危駅 駅

「四国まんなか千年ものがたり」に乗車していた団体さん２組はバスが来ているのか皆さんさっさとどこかに移動してしまった。
迎えのバスがない私たちはおとなしくバスで移動。
と言ってもバスは１日に３～４本Σ(ﾟДﾟ)。
ある意味乗る難易度の高いバス(;^_^A
が、さすが四国の誇る（？）「四国まんなか千年ものがたり」だけあって電車と到着の８分後という抜群の接続時間のバスがある。

あんなにたくさんいた乗客はほぼいなくなって残ったのは私たちともう１組くらい。
…団体客の方はともかく他の人たちはどこに行ったのかな？
ホテルのお迎えとかもほぼなかった気がするんだけど…。
レンタカー？
そんなのなさそうな駅前なんだけど…。
時間通り来てくれたバスに乗って今日のお宿へ。

そしてバスに乗って山道を行くこと15分程で本日のお宿の近くのバス停「秘境の湯前」に到着。
本当にホテルの入口のすぐ前にバス停があった。

本日のお宿はこちら「祖谷渓温泉　ホテル秘境の湯」。
秘境と言いつつバスで行ける(笑)。
日に３本だけど。
チェックインの時間帯なら駅までの無料送迎もあるんだけど残念ながらチェックイン前のこの時間帯はな送迎NGだったんだよね。

バス停下りたところに自動販売機が阿波踊り仕様。
今回は全く関係ないので忘れてたけど徳島と言えば阿波踊り！…なのか！？

「秘境の湯」という名前からこじんまりとした寂れた感じを想像していたけどなんか全然違う。
かなり大きい建物。

まだ13時過ぎなので部屋は使えないけど荷物を預けるのはOKなので手続きをして預かってもらうとこんなのもらった。
なんかこのホテルがある三好市が「GoTo秘境三好市トラベルキャンペーン」をしているらしく、三好市の宿泊施設に泊まると観光施設などで使える１人２０００円分のクーポンをくれるらしい。
係員の人には「ホテルの売店では使えないんです…」と申し訳なさそうに言われたけどこのすぐ後に行くアドベンチャーワールドでは使えるらしい。
これはラッキー！

思わぬプレゼントに浮かれる２人(笑)。
この旅行記を書くためにこのキャンペーンのことを調べていたら…なんと関西在住者なら宿泊施設が10000円引きになるキャンペーンもしてたみたいΣ(ﾟДﾟ)。
私の予約した時期はこの宿泊割引開始前だったけど気づいていたら適用出来たかも…。
でもまぁ早く予約したからかなりお得な料金で予約出来てたのできっと大して変わらなかった！と思うことにする(笑)。

祖谷渓温泉　ホテル秘境の湯 宿・ホテル

さて、こんな不便な場所に泊まろうと思った理由の１つがこのホテルのすぐ近くにジップラインができるフォレストアドベンチャー祖谷があったから。
ホテルの人に「フォレストアドベンチャーはどこにありますか？」ときくと「あっちかな」という非常にアバウトな答え(笑)。
ホテルの人示した「あっち」の方角は道がなかった(笑)のでちょっと大回りして「あっち」の方に行ってみるとそれらしき建物が見えてきた。

旅程を粗方決めてホテル探しをしている時にこの宿にした理由は朝の時間帯の送迎があったのもあるけどGoogleマップでこのホテルの場所を見た時に近くにあったここに興味があったから。
ただクサポンさんはどうかな？と思って聞いてみるとノリノリの返事が返ってきた。
どうやらフォレストアドベンチャーは日本各地にあるらしく別の場所のフォレストアドベンチャーに行くことを検討したことがあるらしい。
さすが！

予約は13:30にしていたけど３０分前には来ないと行けなかったらしく（メールにはちゃんと書いてあった…）１４時からのになります、とのこと。
今日の予定はここだけなので全く問題なし。
まずはお会計ということで早速さっきもらったクーポンを利用。
4100円が2100円になったのでとってもお得。

「ツアー中は荷物は持っていけないので車に置いといてくださいね」と普通に言う係員さん。
「車ないです…」と答える私たち。
「ここまでどうやって来たんですか！？」と驚く係員さん。
「ホテルから…歩いて…」。
どうやらここに来る人はほぼ全員車で来るらしい。
まぁそうだろうなぁ。
行きはバスでなんとか来られるかもしれないけど帰りは多分バスがないし徒歩圏内のホテルも私たちの泊まっているところだけだし。

受付でも預かってもらえるというので貴重品だけ貸してもらえるウェストポーチに入れてあとは預ける。
開始時間まで周辺散策。
この大きな橋を渡ったところがフォレストアドベンチャー祖谷。
紅葉もしてて綺麗。

祖谷ふれあい公園 公園・植物園

散策していたらそろそろ集合時間なので受付へと戻る。

祖谷渓 紅葉

参加者は私たちの他にも数組いてる模様。
まず最初はこの器具を腰につけるとのこと。

当然どうやってつけるのかなんて全くわからないので係員さんにされるがまま状態で無事装着。
これがジップラインの時に必要なのか？と思ってたらこのフォレストアドベンチャーはどこでも必要だった(^_^;)

全員の装着が終わったところでインストラクターさんの「出発しますよー」の声にぞろぞろと移動。

ここからフォレストアドベンチャーに行くらしい。
なんか明らかに山の中。

山の中だけどしっかり道は整備されている。
これ雨降ったら絶対キャンセルだったな…と思える場所。
よかったお天気良くって。

で、上を見上げると…なんじゃこりゃ！？
え？もしかしてあそこを歩いたりするの？
アスレチックするのかな？程度の気持ちだったけど名前の通りアドベンチャー。
大冒険だわ。

フォレストアドベンチャー祖谷 テーマパーク

最初に器具の使い方、このフォレストアドベンチャーの遊び方のレクチャー&実習をしてからいざコースへ。
この階段を番号順に右に行ったり左に行ったりするといろんなアドベンチャーコースが楽しめる仕掛け。

腰につけている器具はこのように遊具(？)についている金具と接続。
この器具のお陰で万が一足を滑らせても地面に落下！とはならない。
とはいえぶら下がり状態にはなりそうなのであんまり足を滑らせたくもないけど。

最初は初心者コース。
足元揺れるけどそこまで難しくない。
同じコースでも簡単コース、難しいコースと2種類ある場合もあってレベル（？）に合わせてコースを選べるのもよい。

そして挑戦している人を見てなかなか大変そうと思ったのが写真中央の挑戦している人がいるつり輪に足を入れて進む部分。
間違いなくこれがこのフォレストアドベンチャーでの最難関。
正直運動神経はいい方ではない自覚があるので無理なことは本能的にわかる(;^_^A
これは絶対無理！と頭で警報が鳴り響いたのでこのコースは回避。
挑戦したクサポンさんはなんとかクリアしたものの翌日えらい筋肉痛になってたので私だったらきっとクリア出来なかったかも(~_~;)

こっちは連なったブランコを渡っていくエリア。
命綱があるから足を滑らせても大丈夫だけどできれば滑らしたくない！
頑張ってクリア。

こっちはターザンごっこエリア。
この写真には写っていないお立ち台からこの写真の左に写っている網に向かってターザンのように縄を握って向かっていく。
当然網にあたるけど網なので痛くない。
要所要所には係員さんがいてお手伝いしてくれるので安心して遊べる。

ここも網を伝っていくと…

木の上のお立ち台に到着。
こうやって写真で見るとえらい高いところにいるな…。
よく平気だったな…私…。

で、このお立ち台の先が…

メインイベントのジップライン！
ケーブルだけを頼りに祖谷川を超える360メートル以上のジップラインが楽しめる。
行く前ドキドキ。
やってる最中もドキドキだけどあっという間に終わっちゃった。

で、行ったら当然戻るの2回ジップラインが楽しめる。
といっても1回目の方が高い場所を通ってたけど。
前を向きたいんだけど体のバランスが悪いのかなぜか途中から絶対に後ろ向きになってしまう。
慣れたら前向きになれる、とインストラクターさんが言ってたけど…ホントかな。

写真だと楽しさが伝わりきらないような…。

こんな雄大な景色を見ながらのジップライン、楽しくないわけがない！

腰に謎の器具をつけたのが14時前でアドベンチャーコースを終了したのが16時前。
約2時間たってる。
びっくり。
最初の30分くらいは準備やら説明だったから実際にコースを回ってたのは1時間半くらいかな。
想像以上にいい運動だった。

ちなみにジップは「おかわり」もOK。
心惹かれないわけではないけどそろそろ暗くなりそうだし十分楽しんだし年も考えてやめておこう(笑)。

思っていたより本格的なアドベンチャー。
時間に余裕があればぜひどうぞ。
覚悟していた筋肉痛は…意外と大丈夫だった。
つり輪を避けたのが正解だったのかも。

が、このままおとなしく帰らないのが私たち(笑)。
入り口部分にあったこの乗り物が気になって…気になるなら乗っちゃおう。
というか誰もいないけどこれ営業してるの？と思ったら小屋の中におじちゃんいてた。
券売機でチケットを買って…

乗車。
1人乗りのテントウムシのミニコースターでぐるぐる周る。
私たちが乗っていることが呼び水になって忙しくなるおじちゃん。

コースターはゆったりなので写真も余裕で撮れる。
紅葉も綺麗。

大満喫したところでホテルへと向かう。
橋の真ん中に小便小僧。
周りには小銭が。
みんなこういうの見るとお賽銭感覚でコインを投げるのはなぜかしら？

ホテルまでは行きと同じく徒歩。

近いと全景がよく見えないけどフォレストアドベンチャーからは全景がよく見えた。
見ての通りの大型ホテル。
コロナの前は団体旅行の宿泊客も多かったんじゃないかな？

祖谷渓温泉　ホテル秘境の湯 宿・ホテル

とっくにチェックインできる時間になっていたのでチェックイン。
ついでにホテルの主催するかずら橋ライトアップのツアーにも申し込み。
ホテルの公式HPから宿泊予約した場合は割引があるけど私たちはagodaで予約したので
1人660円。
お手頃価格。
そしてライトアップツアーに申し込むとレンタル浴衣も付いてくるらしい。

料金に込みなら浴衣もお借りしようかとこちらのシックな柄をチョイス。

私たちの部屋は別館とのこと。
このホテル作りがかなりややこしくて…今いてるロビーは本館の1階で別館に行くにはエレベーターで本館の６階まで行って渡り廊下を渡って別館に行ってそこからさらにエレベーターで部屋のある階まで行かないといけない…。
案内図はこんな感じ。
…難しい…。

まずは最初にこちらの本館のエレベーターに乗る。
部屋まで遠かった(Ｔ＿Ｔ)
安いプランだから仕方ないか。

で、こちらがagodaで予約したお部屋店員3名までOKなので部屋の広さはそこそこある。
８％割引券使って一泊二食付き2人で32,146円。
が、これ…ホテルじゃないよね？
どう見ても旅館なんだけど。
「ホテル秘境の湯」じゃなくて「旅館秘境の湯」にした方がいいと思う。
そしてWi-Fi別館にはないとは聞いていたけどなんと手持ちのWi-Fiルーターも全く繋がらず。
これは結構困った。
本館のロビーは繋がるので何度か本館のロビーに行く羽目に。

さてまずはジップラインで流した汗を流しに行こうと大浴場へ。
どう見ても旅館のお風呂セットを持っていざ大浴場へ。

館内には今日乗った四国まんなか千年物語のポスターが。
今日はこれに乗ったんだなぁ。

一昔前の温泉旅館にありそうなゲームコーナーには誰もいない。

さて早速お風呂に。
もちろん温泉。
なかなかいいお湯。

お風呂の後は夜ご飯。
お昼が豪華でお腹いっぱいだったけど不思議とまたお腹が空いている。
お安いプランだからあんまり期待してなかったけど肉ありお魚ありでなかなか豪華。

焼きたてのお魚や最後には祖谷そばも出てきてこれまたお腹いっぱい。
初日からこんな贅沢して大丈夫かな？

が、まだ今日は終わってない。
本日の締めはかずら橋のライトアップ。
20時にホテルのロビーに集合。
ツアー代金600円でホテルからマイクロバスで連れてってもらえる。
このマイクロバスが満席になるくらいの参加者がいてた。

そしてバスで10分程でかずら橋到着。
ライトアップはなぜか緑色。
なぜこの色？と思ったら後日テレビで愛媛のライトアップが紹介された時に「緑色のライトだと虫が寄ってこない」と言っていた。
虫は基本光に集まるから普通の色のライトだと虫が寄ってきてしまうらしい。

祖谷のかずら橋 名所・史跡

当然この時間は渡ることができないので貴重な誰もいないかずら橋の写真が撮れる。
明日はここを渡る予定。
こんな時間でこんな山中なのにこの辺り一帯だけは人がいっぱい。
多分ちょっと離れたら真っ暗で人もいないとは思うけど。

そして少し歩いて琵琶の滝。
こちらもライトアップ。

琵琶の滝 自然・景勝地

次は星空を見に行くということだったけど…今日は満月で星があまり見えないとのこと。
なのでみんな近くにあったライトアップされた紅葉に夢中(笑)。

車のない個人で行くのは難しいかずら橋のライトアップが見られて満足してホテルに戻ってきた。
ツアーの所要時間は50分程だった。

お出かけもしたので再びお風呂へ。
さっと入ってあったまる。

この日の歩数は13918歩。
半日は電車に乗っていた、というのもあってそんなに歩いてないかな。

祖谷渓温泉　ホテル秘境の湯 宿・ホテル

さて翌日。
朝風呂に入ってから指定されていた朝食会場へ。
朝食は宴会場みたいなところ。
多分いくつかの食事会場があるんだと思う。
なかなか立派な朝食御膳でテンションが上がる！
小鍋は湯豆腐でお魚（ブリ）は網の上で焼いて温めて食べられる。
って…この朝ごはんもどう見ても旅館の朝ごはん。
やっぱりここホテルじゃないよ(笑)。

また卵かけご飯フェア開催中ということでセルフで選べるこだわりの卵。
四国４県の卵が４種類用意されていた。

クサポンさんとは違う卵を選んだことは覚えているけど…なに選んだっけ？
名前に惹かれて高知県のコロンブスの茶卵だった気がしないでもないけど…定かではない(;^_^A。
美味しかったことは覚えている。

この続きの旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/11745178/