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2014年の9月にクロアチアとスロヴェニアを旅行してきました。<br />旧ユーゴスラヴィア内線から20年余りが経過し、いまや観光客に絶大な人気を誇る国となったクロアチア。以前から行きたいと思っていました。<br />アドリア海の真珠と言われる美しい街ドゥブロヴニク、古代ローマの城跡が残るスプリット、美しい湖で知られるプリトヴィツェ国立公園、古都ザグレブなど魅力的な観光地は枚挙に暇がありません。<br />ただ、残念なことに鉄道の便は非常に悪く、沿岸部のスプリットとザグレブを結ぶ路線は1日2往復しか走っておらず、有名観光地のドブロブニクには鉄道自体が走っていません。必然的にクロアチア国内の移動はバスが主体となります。<br />一方で隣国のスロヴェニアはイタリアの隣国だけに鉄道が発達しており、主だった町は鉄道で移動することができます。<br />ドゥブロヴニクからは入り江の奥にある港町コトルやイスラムの影響が残るモスタルに足を伸ばすのですが、鉄道はおろか路線バスもほとんど無いので、現地の日帰り観光ツアーに申し込みました。<br /><br />訪問したのはクロアチアではアドリア海の真珠ドゥブロヴニク、古代ローマの城跡が残るスプリット、美しい湖で知られるプリトヴィツェ、古都ザグレブ。隣国スロベニアは首都のリュブリャナとブレッド湖。駅前広場が国境と言う不思議な街ノヴァ・ゴリツァ、カムニク。さらにはドブロブニクから足を伸ばしてモンテネグロの歴史ある港町コトル、イスラムとキリスト文化が融合する町であり、今なお内戦の傷跡が残るボスニア・ヘルツェゴビナのモスタルにも足を伸ばしました。<br /><br />今回の日程はまずクロアチア沿岸部のドブロブニクに向かい、ドゥブロヴニクやコトル、モスタルを3日間で観光。<br />5日目はバスで北上しスプリットへ向かい、6日目は朝のバスでプリトヴィツェ湖群国立公園へ。<br />7日目の昼まで公園を散策し、バスで首都ザグレブへ。<br />8日目は鉄道で国境を越えてスロヴェニアの首都リュブリャナへ。<br />9日目は絵のように美しいブレッド湖を散策。<br />10日目はリュブリャナ周辺を観光し、夜の飛行機でミュンヘンへ。乗り継ぎで羽田へと向かうというプランです。<br /><br />ホテルと鉄道の切符はインターネットで予約したものの、バスの切符は現地で買わなければなりません。満席ということは無いでしょうけど、少し心配です。<br />しかしトラブルもまた旅の醍醐味。美しい景色を精一杯楽しみましょう。<br /><br />■ 日程<br /><br />2014年9月13日~2014年9月23日<br /><br />9/13 成田→フランクフルト→ドゥブロヴニク<br />9/14 ドゥブロヴニク観光<br />9/15 コトル日帰り観光<br />9/16 モスタル日帰り観光<br />9/17 ドゥブロヴニク→スプリット・トロギール観光<br />9/18 スプリット→プリトヴィツェ湖群国立公園<br />9/19 プリトヴィツェ湖群国立公園→ザグレブ<br />9/20 ザグレブ→リュブリャナ<br />9/21 ブレッド湖観光<br />9/22 リュブリャナ・カムニク観光 リュブリャナ→ミュンヘン→羽田<br />9/23 羽田着<br /><br />※ブログ『マリンブルーの風』に掲載した旅行記を再編集して掲載しています。<br />ブログには最新の旅行記も掲載していますので、ぜひご覧下さい。<br /><br /> 『マリンブルーの風』<br />http://blog.livedoor.jp/buschiba/<br /><br />2014年クロアチア・スロヴェニア旅行記 目次<br />http://blog.livedoor.jp/buschiba/archives/52448899.html<br /><br />クロアチア・スロヴェニア旅行記の第47回です。<br />最終日の10日目はリュブリャナ近郊の町へ。<br />休日運休のローカル線に乗って中世の面影を残すカムニクという町に向かいました。

2014年クロアチア・スロヴェニア旅行記 第47回 中世の雰囲気を残す小さな町カムニクへ

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2014/09/13 - 2014/09/23

134位(同エリア552件中)

kunyu

kunyuさん

2014年の9月にクロアチアとスロヴェニアを旅行してきました。
旧ユーゴスラヴィア内線から20年余りが経過し、いまや観光客に絶大な人気を誇る国となったクロアチア。以前から行きたいと思っていました。
アドリア海の真珠と言われる美しい街ドゥブロヴニク、古代ローマの城跡が残るスプリット、美しい湖で知られるプリトヴィツェ国立公園、古都ザグレブなど魅力的な観光地は枚挙に暇がありません。
ただ、残念なことに鉄道の便は非常に悪く、沿岸部のスプリットとザグレブを結ぶ路線は1日2往復しか走っておらず、有名観光地のドブロブニクには鉄道自体が走っていません。必然的にクロアチア国内の移動はバスが主体となります。
一方で隣国のスロヴェニアはイタリアの隣国だけに鉄道が発達しており、主だった町は鉄道で移動することができます。
ドゥブロヴニクからは入り江の奥にある港町コトルやイスラムの影響が残るモスタルに足を伸ばすのですが、鉄道はおろか路線バスもほとんど無いので、現地の日帰り観光ツアーに申し込みました。

訪問したのはクロアチアではアドリア海の真珠ドゥブロヴニク、古代ローマの城跡が残るスプリット、美しい湖で知られるプリトヴィツェ、古都ザグレブ。隣国スロベニアは首都のリュブリャナとブレッド湖。駅前広場が国境と言う不思議な街ノヴァ・ゴリツァ、カムニク。さらにはドブロブニクから足を伸ばしてモンテネグロの歴史ある港町コトル、イスラムとキリスト文化が融合する町であり、今なお内戦の傷跡が残るボスニア・ヘルツェゴビナのモスタルにも足を伸ばしました。

今回の日程はまずクロアチア沿岸部のドブロブニクに向かい、ドゥブロヴニクやコトル、モスタルを3日間で観光。
5日目はバスで北上しスプリットへ向かい、6日目は朝のバスでプリトヴィツェ湖群国立公園へ。
7日目の昼まで公園を散策し、バスで首都ザグレブへ。
8日目は鉄道で国境を越えてスロヴェニアの首都リュブリャナへ。
9日目は絵のように美しいブレッド湖を散策。
10日目はリュブリャナ周辺を観光し、夜の飛行機でミュンヘンへ。乗り継ぎで羽田へと向かうというプランです。

ホテルと鉄道の切符はインターネットで予約したものの、バスの切符は現地で買わなければなりません。満席ということは無いでしょうけど、少し心配です。
しかしトラブルもまた旅の醍醐味。美しい景色を精一杯楽しみましょう。

■ 日程

2014年9月13日~2014年9月23日

9/13 成田→フランクフルト→ドゥブロヴニク
9/14 ドゥブロヴニク観光
9/15 コトル日帰り観光
9/16 モスタル日帰り観光
9/17 ドゥブロヴニク→スプリット・トロギール観光
9/18 スプリット→プリトヴィツェ湖群国立公園
9/19 プリトヴィツェ湖群国立公園→ザグレブ
9/20 ザグレブ→リュブリャナ
9/21 ブレッド湖観光
9/22 リュブリャナ・カムニク観光 リュブリャナ→ミュンヘン→羽田
9/23 羽田着

※ブログ『マリンブルーの風』に掲載した旅行記を再編集して掲載しています。
ブログには最新の旅行記も掲載していますので、ぜひご覧下さい。

『マリンブルーの風』
http://blog.livedoor.jp/buschiba/

2014年クロアチア・スロヴェニア旅行記 目次
http://blog.livedoor.jp/buschiba/archives/52448899.html

クロアチア・スロヴェニア旅行記の第47回です。
最終日の10日目はリュブリャナ近郊の町へ。
休日運休のローカル線に乗って中世の面影を残すカムニクという町に向かいました。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
5.0
交通
5.0
  • ■ 2014年9月22日 月曜日<br />朝7時に起床。クロアチアやスロヴェニアなど、旧ユーゴスラビア諸国をめぐる旅も今日が最終日です。<br />リュブリャナからのフライトは19:25ですから夕方までは観光できます。<br />そこで、リュブリャナの近郊にあるカムニクという小さな町に行ってみることにしました。<br />カムニクはユリアンアルプスの渓谷にある歴史ある町で、旧市街にはオーストリア・ハンガリー帝国時代の面影が残っています。

    ■ 2014年9月22日 月曜日
    朝7時に起床。クロアチアやスロヴェニアなど、旧ユーゴスラビア諸国をめぐる旅も今日が最終日です。
    リュブリャナからのフライトは19:25ですから夕方までは観光できます。
    そこで、リュブリャナの近郊にあるカムニクという小さな町に行ってみることにしました。
    カムニクはユリアンアルプスの渓谷にある歴史ある町で、旧市街にはオーストリア・ハンガリー帝国時代の面影が残っています。

  • というわけでホテルで朝食を食べチェックアウト。夕方まで荷物を預かってもらうことにしました。<br />駅の切符売り場でカムニクまでの往復切符を5ユーロで購入。今度のカムニク行は9:15。1時間に1本の運行です。<br />カムニクはリュブリャナから1時間弱。<br />帰りは12:18の列車でリュブリャナに戻り、午後はリュブリャナ旧市街を散策することにしました。

    というわけでホテルで朝食を食べチェックアウト。夕方まで荷物を預かってもらうことにしました。
    駅の切符売り場でカムニクまでの往復切符を5ユーロで購入。今度のカムニク行は9:15。1時間に1本の運行です。
    カムニクはリュブリャナから1時間弱。
    帰りは12:18の列車でリュブリャナに戻り、午後はリュブリャナ旧市街を散策することにしました。

  • ホームには2両編成のディーゼルカーが発車を待っていました。<br />カムニクは観光地なのですが鉄道は土日運休で、平日しか走りません。<br />バスは鉄道よりも本数が多いですから、カムニクへは皆便利なバスを使うのでしょう。

    ホームには2両編成のディーゼルカーが発車を待っていました。
    カムニクは観光地なのですが鉄道は土日運休で、平日しか走りません。
    バスは鉄道よりも本数が多いですから、カムニクへは皆便利なバスを使うのでしょう。

  • リュブリャナ駅構内に停車中の電車。落書きがひどいです。落書きされていない列車はほとんどありません。

    リュブリャナ駅構内に停車中の電車。落書きがひどいです。落書きされていない列車はほとんどありません。

  • リュブリャナ駅を出発。リュブリャナを出てしばらくは工場が集まる地域を走ります。<br />

    リュブリャナ駅を出発。リュブリャナを出てしばらくは工場が集まる地域を走ります。

  • ホームしかない無人駅。マンションが建っています。<br />

    ホームしかない無人駅。マンションが建っています。

  • この駅は立派な駅舎。乗客は多いですが、途中で降りる客が結構います。リュブリャナの通勤通学路線として利用されているようです。

    この駅は立派な駅舎。乗客は多いですが、途中で降りる客が結構います。リュブリャナの通勤通学路線として利用されているようです。

  • モダンなデザインのマンション。<br />

    モダンなデザインのマンション。

  • 赤い屋根の駅舎。雨が降ってきました。<br />

    赤い屋根の駅舎。雨が降ってきました。

  • リュブリャナの中心を抜けるとのどかな景色が広がります。<br />

    リュブリャナの中心を抜けるとのどかな景色が広がります。

  • 雲が低く垂れこめています。

    雲が低く垂れこめています。

  • 盛り土をしただけの簡易なホームの駅。周囲にはまばらに人家があります。降りる人がいました。

    盛り土をしただけの簡易なホームの駅。周囲にはまばらに人家があります。降りる人がいました。

  • 畑の向こうに建つ教会。<br />

    畑の向こうに建つ教会。

  • 屋根のないホームだけの駅で列車を待つ親子。乗り込まなかったところを見ると、リュブリャナ行きの列車を待っているようです。

    屋根のないホームだけの駅で列車を待つ親子。乗り込まなかったところを見ると、リュブリャナ行きの列車を待っているようです。

  • カムニク駅に到着。ややこしいですが、カムニクにはカムニクを冠する駅が3つあり、旧市街のある町の中心へは次のカムニク・メスト駅が最寄りです。終点はカムニク・グラーベン駅。当然終点まで行きます。<br />

    カムニク駅に到着。ややこしいですが、カムニクにはカムニクを冠する駅が3つあり、旧市街のある町の中心へは次のカムニク・メスト駅が最寄りです。終点はカムニク・グラーベン駅。当然終点まで行きます。

  • 古い客車を使ったレストランがありました。<br />

    古い客車を使ったレストランがありました。

  • カムニクの中心に近づくと立派な教会や歴史ある建物が増えてきます。<br />

    カムニクの中心に近づくと立派な教会や歴史ある建物が増えてきます。

  • 立派なお屋敷ですね。<br />

    立派なお屋敷ですね。

  • カムニク・メスト駅。旧市街への最寄で、私以外の乗客が降りました。<br />

    カムニク・メスト駅。旧市街への最寄で、私以外の乗客が降りました。

  • 数分で終点のカムニク・グラーベン駅に到着。時刻は10:05です。<br />終点とはいえホームすら無い無人駅。降りたのは私一人でした。

    イチオシ

    数分で終点のカムニク・グラーベン駅に到着。時刻は10:05です。
    終点とはいえホームすら無い無人駅。降りたのは私一人でした。

  • カムニク・グラーベン駅の駅名票。周囲にはマンションや住宅が集まっています。<br />

    カムニク・グラーベン駅の駅名票。周囲にはマンションや住宅が集まっています。

  • 終点ですが、線路はさらに先へと続いています。<br />

    終点ですが、線路はさらに先へと続いています。

  • 気になるので歩いてみました。花がきれいです。<br />

    気になるので歩いてみました。花がきれいです。

  • 線路は工場の中へと消えていきました。<br />

    線路は工場の中へと消えていきました。

  • 駅からしばらく歩くとカムニクのメインストリートに出ました。この道を歩けば旧市街の中心に行けるはずです。

    駅からしばらく歩くとカムニクのメインストリートに出ました。この道を歩けば旧市街の中心に行けるはずです。

  • 田舎町ですが、歴史を感じさせる建物が多いですね。<br />

    田舎町ですが、歴史を感じさせる建物が多いですね。

  • 町の中心であるグラヴニ広場が見えてきました。<br />

    町の中心であるグラヴニ広場が見えてきました。

  • 小さなグラヴニ広場。霧に覆われた山々に囲まれています。<br />

    小さなグラヴニ広場。霧に覆われた山々に囲まれています。

  • 広場に面して観光案内所がありました。<br />

    広場に面して観光案内所がありました。

  • 雨は降ったりやんだり。旧市街をぶらぶら歩きましょう。<br />

    雨は降ったりやんだり。旧市街をぶらぶら歩きましょう。

  • 道を行くおばあさんから「日本人か?」と聞かれました。そうだと答えます。<br />

    道を行くおばあさんから「日本人か?」と聞かれました。そうだと答えます。

  • 小高い丘の上に城跡があります。<br />

    小高い丘の上に城跡があります。

  • 城跡には教会も建っています。後で登ってみましょう。<br />

    城跡には教会も建っています。後で登ってみましょう。

  • 落ち着いた雰囲気のカムニク旧市街。古い町並みがしっとりと佇んでいます。<br />

    落ち着いた雰囲気のカムニク旧市街。古い町並みがしっとりと佇んでいます。

  • 山に囲まれた旧市街はとてもいいですね。<br />

    山に囲まれた旧市街はとてもいいですね。

  • 古い家の窓を彩る花。<br />

    古い家の窓を彩る花。

  • 白い壁に赤い花がとてもよく映えています。<br />

    白い壁に赤い花がとてもよく映えています。

  • グラブニ広場にある小さな噴水。<br />

    グラブニ広場にある小さな噴水。

  • 立派な建物が並ぶマイストロヴァ通り。<br />

    立派な建物が並ぶマイストロヴァ通り。

  • バスターミナルがありました。町の中心から近く便利です。<br />

    バスターミナルがありました。町の中心から近く便利です。

  • フランシスコ会修道院があります。15世紀末に創設された修道院で、内部の見学ができます。<br />

    フランシスコ会修道院があります。15世紀末に創設された修道院で、内部の見学ができます。

  • 立派な礼拝堂です。<br />

    立派な礼拝堂です。

  • 小さな町には不相応な礼拝堂。かつてのカムニクはユリアンアルプスを越える街道の主要都市でした。<br />

    小さな町には不相応な礼拝堂。かつてのカムニクはユリアンアルプスを越える街道の主要都市でした。

  • 天井の装飾。<br />

    天井の装飾。

  • 宗教画が描かれています。<br />

    宗教画が描かれています。

  • マリア像。<br /><br />次回も古都カムニクを散策します。

    マリア像。

    次回も古都カムニクを散策します。

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