＃3アールヌーボー探し2006夏～フィヨルド観光で自然を満喫！～

2006/08/23 - 2006/08/30

くろねこツーリストのしるくんが2006年の夏に行った北欧4カ国8日間のツアー。
滞在3日目は、オスロから列車を乗り継ぎフロムの街へ。そこからフェリーでフィヨルド観光へ。グドヴァンゲンからくねくね山道を上り、絶景にたつスタルハイムホテルに泊まりました♪

くろねこツーリストは、おもにアールヌーボー建物を見にヨーロッパをウロウロしてま～す。今回は少ないけど…。
添乗員のしるくんが案内するタビを楽しんでね♪

【日程】
8月23日　成田空港からヘルシンキを経由してコペンハーゲンへ
8月24日　コペンハーゲン市内とお城を観光し、船でオスロへ
8月25日　オスロ到着後、市内の街歩き
8月26日　列車で移動し、フィヨルド観光へ。渓谷に建つホテル泊
8月27日　若返りの滝に寄ってベルゲンへ。雨のベルゲンを散策
8月28日　ストックホルムへ移動し、市内観光
8月29日　午前にヘルシンキへ移動し、サクっと観光後ヘルシンキ発
8月30日　成田空港着

エリア ソグネフィヨルド周辺(ノルウェー)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: クラブツーリズム

6時半にホテルで朝ごはん。しゃけ♪しゃけ♪
ツアーは7:15に出発なので、のんびりはできません。
ちょっとアセアセ。

ラディソン ブル スカンジナビア ホテル オスロ ホテル

オスロ中央駅からまずはベルゲン鉄道に乗ります。
今日はフィヨルド観光しつつの移動なので、スーツケースはホテルからホテルへ別送されるのでした。ほ～。

「あ、トラくんにゃ。どこ行くにゃ？」
オスロは愛称がトラの街なんだそうで、2000年からここにいるとか。「都会は危険」ってことで危険＝トラのようなんですけど、観光局の説明では「危険というより刺激的な街」。
まあ、どこも首都はトラの街かも。

駅前にちょっと気になるステキ建物が。黒っぽいところが北欧文様
っぽいなあ。
Karl Johans gate 1

さすがに大きい駅はミニスーパーやコンビニ、美容室なんかもある～。
本屋には村上春樹の『海辺のカフカ』。さすが人気です。村上春樹。

オスロ中央駅 駅

乗るのは8:11発のベルゲン鉄道。
「5時間近く乗るんだよ♪　お昼も列車の中で食べるにゃ♪　楽しみ♪」
なんでか、ちょっと遅れて8:20ぐらいに出発しておりました。

座席は、たまたまだと思うんですけど、車両の半分がカフェになっているところ。
トイレも近いので、なんかあった時にも安心(!?)な座席です。ははは

カフェのお値段はこんな感じ。ビールがコーヒーの３倍するのはちっと高い気もするなあ。フツウサイズのコーヒーが20クローネ＝約400円というのは、物価の高い北欧の乗り物の中でならそんなものかも。

オスロ駅を出る時にはすんごい霧でもやもやもやだったんですけど、どんどん晴れてきた♪

ベルゲン鉄道の内装は木が多用されておりまして、窓と窓の間のパネルも木製。座席シートは深めの赤で、落ち着いた感じです。

途中のGol駅。オスロから直線で130Kmぐらいのところです。11時過ぎなので、もうちょっと行ったらお昼にしようかな～。
到着は1時前だけど、食べてバタバタしたくないし。

ツアーで用意してくれたお昼はこちら。
サンドイッチ３点は、鶏、ローストビーフ、ハムと鶏・牛・豚と好き嫌いに配慮した(？)中身。あとはミニサラダ、ブルーベリーマフィン、オレンジジュース付き。
温かいものが飲みたいのですぐのところにあるカフェで20クローネのコーヒーを調達。ホっ

このランチボックス。北欧にしては珍しく、環境に悪そうな素材に見えるなあ。安いからかな。

こんな景色を眺めながらのランチ♪
ここは氷河が見えますよ、と言われたとこかな。雪も残っていてわかりにくいんですけど、真ん中右寄りの水色っぽいところが氷河だったかと。
ほ～

海抜1222mでベルゲン鉄道で最高地点のFinse駅からの景色。
このあたりは1年中雪が残っているところがある、ということで、この時(8月下旬)も結構見えているんですけど、地球温暖化でだんだん厳しくなっているんだろうなあ。

いつの間にか峠(？)を下って海抜866mのミュールダール駅に到着。ここからフロム鉄道に乗り換えます。

ミュルダール駅 駅

フロム鉄道の車内は天井が高く、かなり「ひろびろ」とした印象。
路線の4分の1はトンネルだというのに、こんなに車体が大きくていいのかしら、とちょっと思ったり。
ミュールダールからフロム駅まで約20Kmで、高低差が864m。こ～んな景色の中を下って行くのでした。ちょっと下見てられないです。コワっ

最大のみどころがこちらのショースの滝。
観光客が下車して写真を撮れるよう停車してくれるんですよ。
「水しぶきがかかるにゃ」という迫力の滝でございますが、音楽が流れて岩棚で女性が舞う、というテーマパークみたいな演出は無くていいんじゃないかなあ。どうなんでしょう。もう、この滝の存在だけで敬虔な気持ちになんだかなっちゃうし。

↓今は赤い衣装の方が舞ってるんですね。2006年当時は青い衣装でした。やはり、赤の方がこの景色では目立つから変えたのかな。

ショース滝 滝・河川・湖

「わ～、絶壁にゃ」
途中、岩がガラガラ崩れたように見えるところもあったんですけど、防護柵というかそういう防ぐための設備がないように見えたんですよね。日本とは岩の性質が違うから大丈夫ってこと…？

フロム駅に到着。車両とホームは結構あいていて、階段を数段降りるタイプなので、ちっと足元が不安になりますね。両手は空けとかないと！
いや～、すごい山岳鉄道だった～。

「ここで列車から船に乗り換えるにゃ」

フェリー (フロム～グドバンゲン) 船系

大きな船という印象はなかったけど、船からフロム駅を撮ると意外と下に見えておりました。ほ～
ここから2時間、フィヨルドを行く船旅に出発！です。

スタートのフロムのあたりは斜面がなだらかな感じ。
山の中の湖？って気になったりもするんですけど、海抜0mなんですよねえ。海だから。不思議。

「みゃう」と鳴く鳥が船の周りに。きみはウミネコ？

フロムを出て30分ぐらい行ったところの村。Aurlandってところかな。
ちょっと雲行きがあやしくなってきた感じも…。

お～、なんだか後光がさしてきた！って感じ。
このあたりは斜面がとても急。

海でもフィヨルドはあまりにも内陸で波は無いわけで、船の跡だけが波紋となって残って行くんですよね。船の音がなければどういう音が聞こえるんだろう。

おお、滝だ。
…とこのあたりからパラパラと降られました。せっかくスケッチでもしようかと思ったのに。ざんねん

途中、お腹が空いてきたのでお昼ごはんの残りのマフィンをオレンジジュースとともにいただいたのでした。おやつと雨具は必携かもしれません。

フィヨルドの上というかこの山の上ってどうなってるんだろう…。と船に乗っているときに疑問に思ってたんですけど、ググってみたら山登りももちろんできるんですね。途中でみたAurlandはその拠点にもなっているらしい。なるほど
高いところから見たい気もするけど、自分の足で行かないと！なので、まあいいか。

グドヴァンゲンで下船。
いや～、長かった。世界遺産にもなるすごい景色を見ているということは頭ではわかってるんですけど、正直なところ飽きた！
やっぱり、大自然よりヒトがつくった建物の方が好きだ～♪

グドヴァンゲンから13の坂を一気に上がって本日のお泊りどころ、スタルハイムホテルへ。
この坂ですが、対向車が来たらどうするんだろう…、という狭さ。下見てるとコワイです。大型バスの運転手ってスゴイ！

こちらがスタルハイムホテル。建物の中を抜けて展望できるスペースがあるんですよね。フロムからグドヴァンゲンまで船で一緒だった団体はここで写真休憩ののち、ベルゲンまで行って宿泊するとのこと。ちょっと大変かも。

Stalheim Hotel ホテル

部屋からも同じような景色が楽しめる絶景ホテル♪

この館内の案内だと下側が渓谷。部屋の幅ほぼいっぱいに窓があって、しかも全開可能。わ～い
深めのバスタブもついてて、のんびり♪できていいホテルです。ちなみに当時は部屋にはテレビもなく、部屋の扉もオートロックじゃなかったな～。まあ、テレビはいらないけど、今だったらWi-Fiは飛ばしてほしいかも。

夜ごはんまですこ～し時間があったので、ホテルのまわりをちょこっとお散歩。
今回のツアーはこのホテル宿泊がセールスポイントの一つなんですけど、4月と9月後半出発だとVOSSの街に宿泊なので、ここは5月から9月半ばまでの営業なんですね。

夕食はビュッフェ。
ひたすら鮭♪鮭♪　スモークサーモンに、焼いたもの、チーズと思しきものとロールにしたもの、テリーヌ…とがっつりしゃけづくしで1皿目はいってしまいました♪
温かいものはピラフにクリームソースっぽいものをかけて炒めた野菜を少し。デザートも４種類ぐらい盛り合わせちゃいました。
ふ～。食べた～♪

食後のコーヒーはこちらのラウンジで(撮ったのは翌朝)。
暖炉にはもう火が入っていました。やはり夜は気持ち涼しめかな。