2022/03/05 - 2022/03/05
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トゥーバーズさん
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忙しさにかまけてほったらかしにしている「何か」はありますか?今回の旅は、そういった「何か」のギャザリングをする旅です。
週末を使って、名古屋で瀬戸ノベルティ倶楽部に行き、名阪特急ひのとりにと乗ることが出来ました。せっかく関西まで足を伸ばしたので、2日目は長年気になっていても行く機会の無かった「お饅頭の神様」にお詣りに奈良に向かいます。
その3は最終編「奈良編」です。
ここまでの旅程
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出発
4日新宿出発~瀬戸ノベルティ★~名古屋駅
近鉄特急ひのとり★乗車~難波駅
~高岡福信~WHGグレイスリー大阪なんば ←イマココ
5日難波出発~近鉄奈良~奈良市内観光
~近鉄四日市~アクアイグニス~名古屋駅~東京
*-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 新幹線 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
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翌朝。朝食無料キャンペーン中で、サービスの朝食バイキングで腹ごしらえです。
「お饅頭の神様いくだけなのに、こんな朝から行かなくてもいいじゃない」
「奈良まで1時間かかるからね。早く出ないと」
「お饅頭の神様いくのに、そんなかからないわ」
「春日大社って結構鳥さんがいるみたいなんだよ、普段見れない子がいるかもしれないじゃない。お饅頭の神様だけじゃなくてどうせなら奈良の観光もしよう」
「そうだけど、のんびりしないの?」
「早めに動いたほうが、後でのんびりできるんだよ」
「ふーん、そんなものかしらね」 -
ご飯をいただいてから、ホテルグレイスリー大阪難波を8時過ぎに出発します。
ホテルグレイスリー大阪なんば 宿・ホテル
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近くの近鉄なんば駅までは3分くらい。地下に入ります。
大阪難波駅 (近鉄) 駅
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近鉄奈良線を使って、奈良行の快速急行に乗り込みます。奈良まではだいたい1時間。乗車券は1人570円。ひのとりの乗車券2410円と合わせると、2980円。今回乗車券代わりに購入した近鉄フリーパス券、2日目で早くも3000円の元を取った形になります。
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近鉄奈良駅に到着。ホームに鹿と、えーと…せんとくんでしたっけ。並んでいます。背景の看板も含めて、なんかシュールな絵です。
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駅を出て、まずは春日大社に向かいます。
近鉄奈良駅 駅
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春日大社へは色々なルートはありますが、今回は東向商店街を抜けて、猿沢池→荒池→鷺池(浮見堂)を歩いて抜けつつ、水辺を鳥さんを探しながら歩きます。
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商店街を抜けると猿沢池です。
猿沢池 名所・史跡
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池にカイツブリをみつけました。
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うわ、かわいい!
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池に降りていく階段で、鹿さんにも早くも初遭遇です。
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一之鳥居が見えてきました。奈良公園に入り、斜めに荒池に向かいます。
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荒池園地には鹿さんがたくさん。大きい群れを見つけました。
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親子の鹿さん、
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毛づくろいしています。
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歩いていると、時々鳥さんも見つかります。今度はネクタイちゃん。
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荒池園地を抜けると浮見堂が見えてきます。鷺池までつきました。
鷺池 自然・景勝地
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大正5年に出来た建物を平成6年に再建したとのことですが、木材もいい具合に枯れていて雰囲気あります。
「奈良って修学旅行以来なんだけど、こんなとこ来なかったわ」
「僕は遠足かな、今日は裏道歩いてるようなもんだものね」浮見堂 名所・史跡
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イチオシ
浮見堂から梅林に向かう坂道の途中で、見慣れない鳥さんに遭遇しました。
ビンズイです。
「はじめて見る鳥さんだね!」
「クチバシピンクでかわいい」
羽膨らませて丸々していてかわいいです。 -
斜面に何羽かいるのを見つけました。
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イチオシ
お腹の模様がカワイイ子ですね。
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地面のうえをちょんちょんと動いてエサを探しているみたい。
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アップにすると眉毛凛々しい。
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ビンズイに別れを告げて、そのまま片岡梅林を抜けて歩きます。
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道を渡り、飛火野に入りました。広い芝生の空間で、鹿の群れと、たくさんの鳥さんがいます。木の根元に止まっていてなんだろうと思って取ってみましたが、ツグミみたいです。
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イチオシ
こっちにも親子の鹿ちゃん、かわいいです。
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飛火野は起伏にとんでいて、浅いながらも谷があり谷に沿って森が続いています。谷を超えられないので、芝生の広場の間に南下しないと、南に向かっては渡ることができなくなります。
歩きながら、森を抜けていきます。中にはトラツグミがいるかもって期待したんですが、見つかったのはツグミばっかりでした。 -
南側にはささやきの小径が整備されていますが、今回は斜めに北上して、鹿苑の北側から植物園のほうに向かって森の中を谷に沿って歩きます。谷沿いでチラチラ鳥さんが飛んでいくので、しばらく待ってみます。森の中なのでなかなかうまく撮れませんが、どうやらエナガが飛んできているみたい。
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森の中をずーっと歩くと、チラホラと鹿の群れと遭遇します。
鹿園を超えたあたりから春日大社の参道と合流します。 -
イチオシ
鹿さんと見つめ合う時間。
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参道に出ました。この子たちは静かにしていましたが、たまにドドドドッと音を立てて群れが走り抜けていきます。話には聞いていましたが、結構この子たち好き放題の野生です。
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二之鳥居につきました。ほぼ公式の正規ルートというかメインの参道と同じようなルートで歩いているのですが、微妙に池と裏山を回ってきたような感じです。
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イチオシ
二之鳥居から先は、苔むした石灯籠が立ち並んだ参道が素敵な空間です。ちらっと鹿さんが顔を出しています。
鹿さんを探せ!
挑戦してみてください。春日大社石灯籠参道 名所・史跡
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答えはここでした。
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さほどかからずに春日大社御本殿に到着しました。第一柱はタケミカヅチの命だそうです。
春日大社 寺・神社・教会
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ここから先、神域につき撮影はありませんが、御本殿にお参りして、春日山原生林も見て、ぐるっと回廊を回ってきました。
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撮影禁止ゾーンを抜けて、出口近くにある藤波之屋にも立ち寄りました。なんでも沢山ある燈籠に火をつける万燈籠を再現してあるのだとか?
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丁寧に入り方までサジェスチョンがあります。帳も降りていて覗きにくいので、とても親切。なかなか神社で帳の向こうを覗き込んで「ごめんくださ~い!」とはやり難いですものね。
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中はこんな感じで奥まで燈籠の灯りが続いています。綺麗ですが、壁がガラス張りで数の水増しになっているのが興醒めです。再現なので、たくさんの燈籠に火を入れた感じを出したいのはわかりますが、そこはかとなく「これじゃない」感を出しています。
やっぱり実際に火の入ったところを見てみたいですね。節分の時や8月14、15のお盆には実際に飾られている万の燈籠に火が入るのでしょう。 -
境内で結婚式も挙げておられました。写しておりませんが、花嫁の方お綺麗でした。
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参拝も終えて、駅方面に参道を戻ります。いよいよ饅頭の神様に向かいます。
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イチオシ
木の虚の向こうに鹿さんを見つけました。参道周りには鹿せんべい狙いの鹿さんがたくさん集まって来ていて、買い与えている方もチラホラとおられました。
もっととせがむ子たちが多いようで、参道を鹿引き連れて歩いてる方は大概せんべいをあげた方です。なかにはあまりしつこく付き纏われて鹿さんの鼻面をハンドバッグでバチーンとくらわせて追い払ってる方もいたりして。
「鹿せんべい、昔あげた時はこんな人気じゃなかった気がする」
「そうだね…あの人鹿トレインになってる」
「美味しいのかしら?」
「昔のはアホみたいな味だったけど」
「食べたの?」
「食べたよ。昔あげた時に気になって自分も食べた。こんなんじゃ美味しくないだろうと思って、鹿にもたこ焼き買って食べさせた」
「ダメじゃない」
「当時はこんな注意書きなんか無かったし」
「噛まれて怪我したとか、色々書いてあるけど、鹿せんべいもなかなか難しいな」
「どうする?あげる?」
「うーん…僕はいいや。昔あげたし」
「私もパスね。カワイイと思ってせんべいあげたらついてこられて追い払うとかして攻撃されたら、あげる方も悲しいし」
※手元の鹿せんべいが無くなったら、手を広げてナイナイするのがルールで周知されています
※鹿に鹿せんべい以外のものを与えないでくださいというルールがあります -
参道を引き返していくと、十字路に出ます。北に向かえば東大寺、まっすぐ歩けば駅方向です。目指す饅頭の神様は駅方向です。
「どうする?東大寺寄る?」
「大仏見たいわね。お土産屋さんもいっぱいあって、人通りも多くて賑やかだし」
「こっちが表玄関って感じだね」
「大仏見ていきましょ、修学旅行以来よ」
時間的にはまだ余裕もあるので、東大寺にも寄り道することにしました。 -
南大門が見えてきました。そろそろお昼。いい天気です。
東大寺 寺・神社・教会
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まーっすぐに目指すは大仏殿。
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鏡池にいた亀さん。夜店の亀が育った子です。
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イチオシ
天気も良く、まるでパンフレットのような大仏殿です。
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大きいですね~
でも元々はもっともっと大きかったのだとか。
東大寺の建立にかかわったのが行基。その1で行った瀬戸の岩屋堂公園で聖武天皇の病を治そうとした僧侶です。
717年には、いわゆる新興宗教のカリスマで全国指名手配の”お尋ね者”になっていた行基。
彼が岩屋堂で権力者中の大権力者、聖武天皇の回復を祈祷したのが725年。
その後740年にはこの大仏さまの公共工事を仕切ることになるのですが、こうやって並べると権力者にすり寄る目的を感じるところが人間臭いというか…”大徳”とは違う”ブラック行基”の顔をなんとなく感じませんか?ちょっと興味深いです。 -
中に入ると大仏さまにお会いできます。
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「修学旅行で来たときにね、大仏さまの頭のグルグルみて、ショックでね~」
「確かに頭グルグルだね」
「マジ!大仏の頭グルグル!?みたいな」 -
この表情が良いのよね~
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蓮の花と掌と。
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この角度もいい感じ。
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大仏さまの左隣に虚空蔵菩薩像。
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大仏さまの右側には如意輪観音菩薩像。三尊なんだとか。
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大仏さまの背中。こんな感じで支えてるんですね。
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こっちからのほうがかっこいいかも。
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しばらくすると住職さんの読経が始まりました。
なんでも今は、Covud-19の早期終息と罹患された方々の早期快復、並びに亡くなられた方々の追福菩提を祈って、毎日お昼に大仏殿の壇上で勤行をしているそうです。 -
よろしくお願いします。大仏さま。一所に手を合わせてまいりました。
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”柱の穴くぐり”はCovud-19感染拡大防止のため蓋が締まっていたので残念です。
「そろそろ行こう。お昼回ったしさ」
「そうね。大仏さまも見たし、ここからが本命のお饅頭の神様よ」
東大寺を後にして、ようやくお饅頭の神様に伺います。 -
近鉄奈良駅付近まで戻り、奈良公園側とは反対側にしばらくいくと、漢國(かんごう)神社に到着します。神社のホームページによると推古天皇の頃の593年から大物主大神を祀っておられたとのことなので、由緒あるお社です。
漢國神社 寺・神社・教会
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その境内に、饅頭の神様・林神社も祀られています。林神社の祭神は「林浄因命」。日本で最初に饅頭を作った方です。
タイムリーというかなんというか、林浄因さんについては、この旅行記を書いている途中、BRUTUSに先を越されてしまいました。( https://brutus.jp/shiose_story/ ) -
林浄因さんのお饅頭は、奈良では「千代乃舎竹村」さんが奈良饅頭として現代風にアレンジして製造されています。また一方で、京都に移った34代を数える林浄因さんところの子孫があの塩瀬総本家だったりもして。脈々と和菓子屋さんを続けておられます。
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漢國神社にまずはお参りします。祭神は大物主大神です。
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「漢國神社はお参りしたし、林神社はどこかな?」
探しながら境内をぐるっと歩いてみると、奥まったところに小さな祠がありました。
「これ?」
「うーん?もう少し探してみよう」 -
こっちはどうかな?
建物の裏を回り込んで、反対側を探索します。 -
その先に、お目当ての林神社が鎮座していました。
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林神社では、毎年饅頭祭が開催され、今年は4月19日(日)の予定になっています。例年饅頭のおふるまいがあるのですが、今年はCovid-19の影響でおふるまいは中止になります。
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お社の隣の……?????
御鏡ですかね? -
境内は梅の花が咲いていて、メジロが時折飛んできていました。この梅の木も、林浄因さんの子孫の7代目林宗二さんの奉納なのだそう。
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近くに饅頭塚もありました。売れ残りの供養なんでしょうか?
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イチオシ
境内をチラチラと飛び回っていたメジロちゃん。もう少し表にいてくれればよかったのですが、メジロと金柑のコラボです。
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1610年……桃山時代。本殿、県指定有形文化財でした。
「ここがこれまで食べてきたお饅頭の始まりなんだね」
「饅頭の道のスタートだと思うと感慨深いわ」
「そうだねえ」
「奈良が起点として、昨日食べた大阪の高岡福信さんが大阪最古でしょ。この間行った福井の三国饅頭は大阪から伝わったって言ってたから…」
「おー!道が繋がったね!」
「こうやって繋がって、伊香保の清芳亭や山形の藤島まんじゅうとか栃木の武平まんじゅうになっていくのね」
極めて私的に盛り上がって、林神社を後にします。
元々お饅頭は好きですが、2021年の春から今までで各地のお饅頭72個を食べてきたぶんは記録していて、これからも増やしていくつもりです。
( https://www.instagram.com/koshiannomichi/ )
でも、すべてのお饅頭は、ここ奈良の林神社に通ずのです。 -
駅の向こうの東向商店街に戻り、奈良饅頭を販売する老舗、千代乃舎竹村さんを探していると、奈良漬のお店が目に留まります。
山崎屋 本店 グルメ・レストラン
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刻んだ奈良漬が生姜とかウリとか、3パックで1000円のお買い得品があったので、いただきました。奈良漬美味しいですよね~
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商店街を歩いて、千代乃舎竹村さんに着きました。
立派な看板に老舗を感じます。千代の舎 竹村 グルメ・レストラン
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カフェとしても利用できるようで、わらびもちを使ったソフトクリームやラテが飲めるそうです。
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お店の中にも古い看板が。「青丹よし」は体の通りの看板商品です。
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ありました!
奈良饅頭!
小豆の黒あんと、インゲン豆の白あんのセットです。
焼印が黒あんは「林」、白あんは「鹿ちゃんのイラスト」でかわいい出来です。 -
ちゃんとショーケースの中には林神社の木札も飾ってあります。
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ショーケースを順番に見ていた旦那が、葛粉とわらび粉のコーナーに釘付けになっています。
「どうしたの?」
「お饅頭もいいけど、こうやって売ってるってことは、ここのお店のわらび餅、ちゃんとしたわらび餅だと思うんだよね」
「吉野名産だものね」
「表にメニューあったよね。ラテ気になるわ~」
「食べてく?ちょうどお昼だし」
「お昼わらび餅は勘弁して欲しいけど、食べたい」
誘惑に負けて、一ついただいていくことになりました。 -
まずはわらび餅!本物のわらび粉で作った、緩い感じの食感が美味しいです。お茶とよく合います。うーん、これは幸せになるレベルです。
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旦那はわらび餅入りの抹茶ラテ!
これがまた、タピオカやゼリーとも違ったテュルンテュルンのわらび餅独特の緩い食感と濃厚ラテが絶品です。
「ヤバい、おいしくない?」
「美味しい」
朝から結構歩いて疲れていたこともあって、いい休憩になりました。とても美味しかったです。
こし餡の道、饅頭の始まりを訪ねる奈良でのミッションもこれで終了。一度来てみたかったので満足です。竹村さんの奈良饅頭もおいしかったですし、思い出深い1日になりました。 -
近鉄奈良駅に向かい、名古屋に向けて移動を開始します。
まずはアーバンライナーの止まる大和八木駅まで移動して、昼食を取ることにしました。運賃は乗車券450円。2980円にプラスすると3430円です。大和八木駅 駅
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本当は近鉄デパートの大和八木店に行こうかと思っていたのですが、伺ってみるとピンとこなかったので、駅のうどん屋さんに入ってみます。「大和名代うどん つくし」さんです。
八木店とありますがここ一店舗しかありません。パス会社の奈良交通が運営しています。 -
旦那は肉うどん。
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嫁は天ぷらそばをいただきました。
お出汁が美味しかったです! -
「せっかく大阪泊まって、お好み焼きもたこ焼きも食べれなかったからさ」
見つけたたこ焼き屋さんで旦那がイソイソとたこ焼きを買い込みます。 -
ご飯も食べて、また移動です。
「どこまで行く?」
「四日市においしそうなお饅頭屋さんがあるの」
「じゃあ次は近鉄四日市。アーバンライナー使おう」
アーバンライナーの特急券、デラックスシートで四日市まで1660円。乗車券は1590円。ということは、合計で5020円になりました。 -
アーバンライナーに乗り込みます。行きに使ったひのとりとどれほど違うものでしょうか。
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デラックスシートはゆったり3列シートです。
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椅子はバックシェルシートではないようです。
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手元でリクライニングや読書灯は操作できますが、比べるとシンプルですね。
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枕のホールドもしっかりしていて、席も余裕がありますが、ひのとりと比べてしまうと、差は歴然ですね。
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大和八木駅で購入したたこ焼きが旅のお供です。たこ焼きうまい~!好きなんです。
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せっかくなので通常シートも確認します。形はデラックスと同じですが4列シートで、色が地味です。
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脚を乗っける台もちょっとコンパクト。
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手元のリクライニングはグッと原始的になりました。
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ガタゴト電車に揺られること1時間20分ほど。奈良から三重に入り、四日市駅に到着します。
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ダダダダダ…っと駅を駆け降りて、駅前の商店街を抜けていきます。
「湯の山温泉行きが乗り継ぎ30分だから、その間にお饅頭屋さん行かないと!」
「え~?急ぐの?急ぐんなら行かなくていいよ」
「そんなこと言わないの!ほら急ぐよ」近鉄四日市駅 駅
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はーはーはー…
「看板見えてきたよ」
「遠いよ!」 -
角地に立派な店舗を構えておられる岩嶋屋さんです。堂々御饅頭処の看板が嬉しいところです。
岩嶋屋 グルメ・レストラン
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うすかわ饅頭、黒糖と酒精で2種類あります。両方とも粒あんのお饅頭です。
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こんな雰囲気のある竹籠に入れてもらうこともできるんですよ。お味もなかなかのものでした。美味しかったです。
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饅頭を購入して、また急いで駅まで戻ります。17時25分の湯の山線に間に合えば、明るいうちに近鉄湯の山温泉に到着できます。
「一応、今回の旅行はさ、最初は温泉でのんびりする筈だったからね。名古屋に戻る前に、温泉くらい入りたいと思ってさ」
「なんて温泉だっけ?評判良いんでしょ?」
「えーと、アクアなんとかってとこなら駅から歩いて行けるみたい」 -
ぜーはぜーは言いながら、なんとか間に合いました。
近鉄カラーの電車です。 -
だいたい30分で、湯の山温泉駅に到着します。四日市→湯の山間は390円。合計で5410円まで来ました!
湯の山温泉駅 駅
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道に沿って何もない線路沿いを歩きます。さっき乗ってきた電車が折り返し運転で追い抜いていきました。
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よく見ると青い看板にアクアイグニスの名前が。どうやらもう少しです。
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お菓子屋さんの入った建物を歩いて抜けていきます。
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水が張ってあって、素敵な空間になっています。
片岡温泉 (AQUA×IGNIS アクアイグニス) 温泉
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片岡温泉の看板がみえてきました。
-
スタイリッシュなお風呂ですね。
-
ph8.5のアルカリ性単純温泉、源泉掛け流しです。ちょっとぬるっとした感じのいいお湯でした。朝から走って来た疲れをゆっくりお風呂に浸かって癒します。
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気が付けば真っ暗。何もない道を駅に向かって歩きます。お湯であったまった体に夜風が気持ちいいです。
「はー、気持ちいい」
「さあ、名古屋に戻るよ」
湯の山線で四日市に出て、再びアーバンライナーに乗り名古屋に向かいます。 -
名古屋発の”のぞみ”に乗れば、あっという間に東京です。
「結局、ばたばたと忙しくなったけど、楽しかったね」
「瀬戸ノベルティにも、お饅頭神社にもいったね」
「こういうのもいいかもね。”ひのとり”は思った以上に良かったわ」
「とりとめないけど、ずっと行ってみたいけどなかなか行けなかったしね」
近鉄の新型名阪特急「ひのとり」に乗って名阪をあっちにいったりこっちにいったり…忙しい週末でしたが、近鉄のフリー切符を使った素敵な旅行になりました。
ちなみに湯の山温泉駅から近鉄名古屋駅までは870円。5410円にプラスして6280円。3000円で購入しているので、半分以下になりました。
今回は私たちが「知ってはいたけど行く機会が無かった」ような場所ばかり回っていますので、あまり参考になりそうでもないですけれど、皆さんの旅行計画のお役に立てれば幸いです!名古屋駅 駅
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この旅行記へのコメント (2)
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- Marinさん 2022/06/29 11:53:30
- ステキな写真ですね。
- たこ焼き美味しそう。
鹿の親子の写真、ステキでした。
- トゥーバーズさん からの返信 2022/06/30 22:41:57
- RE: ステキな写真ですね。
- Marinさま
感想の書き込みありがとうございます!
奈良の鹿ちゃん、とてもかわいかったです。
いっぱいいてびっくりしました。
たこ焼き、好きなんです。
そういえばこのあいだ、LCCの機内食でたこ焼きを選べる夢をみたんですよね。
Peachが現実に出していたと思うんですが、廃止とかいわれてて。
一回、食べてみたいんですけど。
> たこ焼き美味しそう。
>
> 鹿の親子の写真、ステキでした。
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