青春18きっぷでぐるり山陰山陽、その１(観光列車〇〇のはなし）

2022/03/19 - 2022/03/21

3.12ダイヤ改正があり地方のローカル線は列車本数がどんどん削られていく
路線によっては普通列車より特急列車の方が運行本数が多い、今年も青春18きっぷが発売されましたがどれだけ使えるか？
特急は乗れないがこの切符で乗れる観光列車もあるので出かけてみた。

エリア 山口

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

始発列車を乗り継ぎ下関へ10時前に到着、久しぶりに下関駅を降りると駅下がきれいになりスーパーマーケットで車内用の飲食物を手に入れホームで観光列車を待つ

１０：０７「快速〇〇のはなし」が入線です、この列車は新幹線停車駅の新下関が始発です、下関駅の普段列車が停車する位置より随分と後方に停車する気がします

下関駅 駅

ホームにはこの列車が走る観光図がありました
週末土日のみ新下関から東萩まで1往復する観光列車です

最近は日本各地で観光列車が増えましたが、この列車は特急ではなく普通快速列車扱いですので指定券を購入すれば18きっぷで乗車できるのがありがたいです

観光列車 〇〇のはなし 乗り物

１０：１１下関駅を出発、車内は新下関からの乗客とですでに満席でした

早速先ほど買ったお惣菜とビールです

列車は海沿いの景色のいいところで観光停車してくれます

今日はあいにくの天気ですが車窓から見降ろす海は透き通っています

つまみと酒を飲みながら列車に揺られて景色を眺め、至福の時です

１１：１７　特牛駅に停車、難読駅名です

特牛駅 駅

１１：２２　阿川駅に停車、たしか以前にもこの列車は停車していましたが新しいおしゃれな建物ができていました

阿川駅 駅

当駅では15分の停車時間があるので、乗客はみなホームへ降りていきましたのでその間に車内をパチリ、2号車は座席がすべて海側に向いて配置された洋風の雰囲気です

おしゃれな駅舎はカフェになっていました

カフェのベンチで列車を眺めながら過ごすのもいいですね

停車時間を利用して列車の撮影も十分できます

1号車には沿線の特産物を展示したスペース

1号車は座席も畳と白木をふんだんに使った和風の車内で、2号車とは全く雰囲気が変わります

１１：５３　人丸駅に停車、近年人気の海沿いの赤い鳥居が並ぶ元乃隅神社の最寄り駅です

人丸駅 駅

１２：１６長門市駅に停車

長門市駅 駅

使われていない線路上に鳥居が並んでいました

絶景区間を行く列車は乗ることが楽しい
列車は再び眺めのいい海沿いで観光停車をしてくれます

１２：４６　萩駅に停車、観光協会の方々が垂れ幕をもってお出迎えがありました、この列車は次の東萩駅が終着ですがここで下車します

萩駅 駅

列車はエンジン音を響かせ、ほとんどの乗客を乗せて隣の東萩駅へと走り去りました

今や萩の中心駅は隣の東萩駅となってしまい、こちらの萩駅はひっそりとしておりますが、この古い駅舎がいいんです

萩駅 駅

昔の面影を残した駅の待合室は在りし日の鉄道に関する展示品もありました

タブレット交換に使われた機械

大正14年に萩の中心駅として建てられた立派な洋風建築の駅舎、しかし町の中心は東萩へと移り無人化、建て替え検討となるがJRから萩市に移管され内部を資料館として復元保存されている

萩駅 駅

向かいホームに長門市行のキハ４７が停車しました、東萩行は１５：２３までありません

萩駅 駅

駅前から萩市内の観光箇所を一回りしているバスがありましたので車窓からちょっぴり萩市内観光気分で東萩駅に移動

バスは市内を回り15分ほどで東萩駅に到着、こちらは駅舎も立派で人も多いです

東萩駅 駅

ホームには先ほどの「観光列車〇〇のはなし」が停車して折り返しの準備をしていました、帰りは長門市から仙崎に寄り長めの観光停車をして新下関へと向かいます

観光列車 〇〇のはなし 乗り物

しかし私は山陰本線をさらに東へと向かいます、１４：００発益田行に乗車

日本全国からキハ４７形車両は消えつつあります、先ほど乗車したのも元はこれと同じ形式の車両でしたが改装されて観光列車となり解体を免れたのですね

日本海の波打ち際を列車は橋梁を走る

１５：１２　益田駅に到着、向かいホームから１５：２２発の1両だけのキハ120に乗り換えです

益田駅 駅

山口線と接続する益田駅からは乗客も少しは増えるのでしょう、1両だけの列車は7割ぐらいの乗客率です

益田から浜田の間も海沿いの絶景区間を走ります

駅舎も海色

折居駅 駅

波打ち際を行く

列車後方から絶景を眺めるのも楽しい

街並みが見えてきたら

１６：１３　浜田駅に到着、向かいホームから１６：２９発の出雲市行に接続です

浜田駅 駅

１６：５３　江津駅に停車
かつては、江の川沿いに中国地方山中の三次駅まで伸びていた三江線の乗換駅でした

江津駅 駅

下り対向列車と、上りの特急列車待ちのために15分停車です、のんびり行くのがローカル線

列車は江の川を渡り、また海沿いを走ると遠くにいくつも並ぶ風車が見える

１７：２６温泉津駅に停車、かつて一泊したことがある情緒ある温泉地、世界遺産石見銀山の一角だ

温泉津駅 駅

列車は大田市を過ぎて海岸の景色も暗くなってきた

１８：４３　終点出雲市駅に到着、今日の乗車はここまで

出雲市駅 駅

数分後に向かいホームには「寝台特急サンライズ出雲」が入線してきた

個室ルームやのびのびシートなど多彩な客室を備えた寝台特急です

このまま東京まで行くのも面白いかなと思いながら見送りました

今夜は出雲で宿泊します

出雲そばでもいただこうかと思ったが蕎麦屋は閉店時間、のどぐろ専門店は満席、
駅前ホテルに併設された居酒屋さんでいただきます

日本海の海の幸と日本酒を

お店の定員さんのTシャツで笑いました・・・あしたに続く・・・