2022/03/13 - 2022/03/13
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2022年3月中旬の週末に、静岡県伊東市の伊東温泉へ一泊二日の一人旅に行ってきました。
今回の旅の目的は、居住地から近く交通費がかからない代わりに、普段は泊まることのないややお値段の張る温泉宿に泊まって、いつもと違う旅のひと時を過ごすことです。
温泉好きにとって最高の贅沢は内風呂であれ露天風呂であれ温泉風呂が付いている客室に泊まることですが、今回温泉内風呂付きの客室で一人泊するプランを出されている伊東温泉の全室離れの旅館を見つけて、予約して利用させていただきました。
建家は古いながらも懐かしさを感じる落ち着いた趣きの離れで一晩思い思いの時間を過ごし、自分一人だけに用意された掛け流しの温泉のお風呂を誰気兼ねなく心ゆくまで楽しんで来ました。
旅の2日目は午前中に伊東市内の小室山公園を訪れ、午後は伊東市街に戻り情緒のある温泉街を散策しました。
本編は後編の伊東市小室山公園と伊東温泉街の旅行記です。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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この前編は『2022年3月春の週末一泊一人旅~静岡県伊東①:伊東温泉別荘風離れ家の旅館やまだ屋さん~』です。
https://4travel.jp/travelogue/11739437
『別荘風離れ家の旅館やまだ屋』さんを出て、伊東駅まで歩いて来ました。
前日も晴れていましたが、旅の2日目の3月13日(日)もいいお天気でした。
日中は20℃程まで上昇して、初夏を思わせる陽気でした。伊東駅 駅
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3年前に伊東を訪問した時は、1日目は伊東市内の観光、2日目は大室山と伊豆高原駅を経由して城ヶ崎海岸に行きました。
今回の旅では、午前中に前回の旅でまだ訪問していない小室山公園に行くことにしました。
伊東駅前のバスターミナルから、10時35分発の小室山リフト行きの東海バスに乗車しました。伊東駅 駅
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約20分余り乗車して、終点の小室山リフトバス停に到着しました。
運賃は大人片道430円ですが、ICカードは使えません。小室山公園 公園・植物園
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バス停のあるロータリーの側に立つ石碑と…
小室山公園 公園・植物園
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公園の案内板です。
小室山公園 公園・植物園
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まず、標高321mの小室山山頂へ観光リフトで行くことにしました。
小室山観光リフト 乗り物
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観光リフトの運賃は大人往復600円ですが、帰りは徒歩で下山するつもりでしたので、片道350円分だけの切符を自販機で買いました。
当日行列が長くなるほど利用客の方は多くなくて、直ぐにリフトに乗ることが出来ました。小室山観光リフト 乗り物
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山頂を目指して、リフトはゆっくりと進みます。
小室山観光リフト 乗り物
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約5分程で山頂に到着しました。
小室山観光リフト 乗り物
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小室山山頂は展望台『リッジウォークMISORA』として整備されています。
昨年2021年4月にオープンしたそうです。小室山リッジウオーク MISORA 名所・史跡
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小室山は太古の火山(スコリア丘)です。
山頂部を一周するボードウォークの上を歩きます。小室山リッジウオーク MISORA 名所・史跡
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山頂からの眺めです。
北側の伊東市街です。小室山リッジウオーク MISORA 名所・史跡
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東側の川奈ゴルフ場と東伊豆の海です。
晴れていると伊豆大島が比較的間近に見えるそうですが、春の陽気で空が霞んでいて見ることが出来ませんでした。小室山リッジウオーク MISORA 名所・史跡
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山頂には電波塔もあります。
小室山リッジウオーク MISORA 名所・史跡
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イチオシ
南側の眺めです。
中央には3年前に訪問した大室山の山頂、右奥には天城連峰が聳えています。小室山リッジウオーク MISORA 名所・史跡
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空気が澄んでいると、このようにくっきりと見えるそうです。
小室山リッジウオーク MISORA 名所・史跡
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山頂にお祀りされている小室山神社です。
小室山公園 公園・植物園
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リッジウォークMISORAのボードウォークの下にある『Cafe321』さんです。
屋外のデッキからの眺めも素晴らしいそうですが、外観のみの撮影です。Cafe 321 グルメ・レストラン
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帰りは観光リフトを使わずに、徒歩で下山しました。
小室山公園 公園・植物園
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螺旋状に整備された道を歩くと、ここからも雄大な風景が目の前に広がります。
小室山公園 公園・植物園
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さらに坂を下ると、目の前が開けて桜の林が広がります。
小室山公園 公園・植物園
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桜は『伊東小室桜』という、ソメイヨシノよりも早咲きの品種です。
3月中旬の頃は、満開でした。小室山公園 公園・植物園
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イチオシ
枝一杯に咲いていました。
小室山公園 公園・植物園
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桜の林の一角に建つ、太平洋戦争で亡くなられた方々をお祀りする慰霊塔です。
小室山公園慰霊塔 公園・植物園
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慰霊塔は日本の平和と豊かな社会を願って建てられたそうです。
2022年3月現在、ロシアがウクライナを侵攻していますが、日本だけでなく世界中が平和であってほしいですね。小室山公園慰霊塔 公園・植物園
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小室山公園はツツジの名所としても知られています。
公園の一角につつじ園がありますが、見頃は4月下旬から5月上旬とのことで、まだ1ヶ月以上先でした。
約10万本のツツジが咲き誇る景観は素晴らしいそうで、丁度その時期につつじ祭りが開催されます。小室山公園つつじ園 公園・植物園
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小室山リフトバス停から12時5分発の伊東駅行きの東海バスに乗車して、12時30分頃に伊東駅前に戻ってきました。
ここで昼食を頂きに、駅前近くの湯の花通りにある『伊豆鮮魚商 まるたか』さんに来店しました。
このお店は3年前の旅でも来店したことがあり、あるものを目当てに今回も訪問しました。まるたか グルメ・レストラン
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まるたかさんに来て頂きたかったものは、『うずわ定食』税込1,280円です。
うずわとは宗田鰹のことで、地元では漁師の方がよく食べられているそうです。
注文すると最初に食べ方を書いた栞を頂きました。まるたか グルメ・レストラン
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うずわ定食は、皿に薄く盛られたうずわのたたきと、小鉢2品と香の物、ご飯に青唐辛子と茶漬け用の薬味が付いてきます。
まるたか グルメ・レストラン
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3種類の食べ方でうずわ定食を味わいました。
最後のうずわの出汁をかけたお茶漬けが美味しかったです。まるたか グルメ・レストラン
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まるたかさんで昼食を頂いてから、近くの『備屋珈琲自家焙煎工房』さんに来店しました。
備屋珈琲自家焙煎工房 湯の花通り店 グルメ・レストラン
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食後に『冷たい珈琲』税込500円を頂きました。
お値段は高めですが、香り高い濃厚な味わいでした。備屋珈琲自家焙煎工房 湯の花通り店 グルメ・レストラン
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午後は3年前の旅の1日目の伊東温泉街の散策ルートを逆に辿ることにしました。
伊東駅から徒歩で12~13分の場所にある、前回の旅でお世話になった『陽気館』さんです。
高台にある伊東市街と海を見渡せる混浴の露天風呂と、本館と露天風呂のある高台の離れを結ぶ『登山電車(斜行エレベーター)』がご自慢の老舗旅館です。
玄関の佇まいは3年前と同じでした。伊東温泉 陽気館 宿・ホテル
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陽気館さんから徒歩で10~12分くらいのところにある音無神社です。
平安末期にこの地の豪族の伊東祐親の娘、八重姫と流人の境遇の源頼朝がここで逢瀬を楽しんだ伝説があります。
伊東は今年2022年のNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の舞台の一つですね。
ドラマの影響で新垣結衣と大泉洋を思い出してしまいます。音無神社 寺・神社・教会
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神社の境内に聳える、伊東市指定天然記念物のタブの巨樹です。
平安末期以前にそこに生えていたとすれば、八重姫と頼朝の出会いを目撃していたことになります。音無神社 寺・神社・教会
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音無神社に隣接して建っている最誓寺です。
曹洞宗の禅寺で、伊東七福神巡りの中の寿老人の札所に指定されています。最誓寺 寺・神社・教会
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こちらの境内には、ソテツの樹が生えています。
伊東市指定の天然記念物です。最誓寺 寺・神社・教会
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最誓寺は八重姫の発願で、鎌倉初期に建立されたそうです。
平家を恐れる父祐親に殺された、頼朝との間に生まれた男子『千鶴丸』の菩提を弔うためだったそうです。
境内の片隅に、他の場所から移転した伊東一族の墓所があります。最誓寺 寺・神社・教会
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最誓寺を出て、松川沿いの遊歩道を海岸に向かって歩きました。
松川遊歩道 名所・史跡
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3年前の旅は4月上旬で、その時の松川遊歩道のソメイヨシノは満開でした。
今回は1月早めなので、桜は蕾のままでした。松川遊歩道 名所・史跡
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遊歩道の途中にある、伊東出身の医師で翻訳家・詩人の木下杢太郎の句碑です。
『湯壺より鮎つる見えて日てり雨』
この付近にかつて北里柴三郎博士の別荘があり、そこにあった露天風呂から見た光景を詠んだ句だとか。松川遊歩道 名所・史跡
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イチオシ
松川の河口近くまで来ると、対岸に伊東温泉のシンボル『東海館』が建っています。
松川遊歩道 名所・史跡
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東海館のお隣の似た佇まいの建物は『K's House』さんです。
東海館と同様かつての老舗温泉旅館で、現在は訪日外国人をターゲットにしたゲストハウスとして営業されています。松川遊歩道 名所・史跡
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東海館・K's Houseさんの対岸付近の遊歩道にある手湯です。
松川遊歩道 名所・史跡
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かつての交番で、現在は観光案内所となっている『伊東観光番』です。
松川遊歩道 名所・史跡
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海岸沿いの国道135号線を渡り、なぎさ公園に到着しました。
園内は至る所にオブジェがあって、ちょっとした彫刻美術館の庭の様です。
オブジェは全て伊東在住の彫刻家の重岡建治氏の作品です。なぎさ公園 公園・植物園
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イチオシ
オブジェの一つと海の向こうに見える初島をセットで撮影しました。
小室山山頂から伊豆大島を見ることは出来ませんでしたが、初島は以外と近いんですね。なぎさ公園 公園・植物園
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違う場所でもう一枚。
なぎさ公園 公園・植物園
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なぎさ公園を後にして、先程松川遊歩道から見たK's Houseさんの前に来ました。
ここで、立ち寄り湯をすることにしました。 -
K's Houseさんは2007(平成19)年に閉館した老舗旅館『いな葉』を買い取って、外国人旅行客向けのホステルとして営業を再開されました。
築100年の建物は国の登録有形文化財に指定されています。 -
玄関先で湧いている温泉です。
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フロントで入浴料大人500円を払って、中に入りました。
元老舗温泉旅館の風格が感じられる佇まいです。 -
坪庭も情緒があります。
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K'sHouseさんのお風呂は、男女別の内風呂だけです。
浴場は撮影禁止ですので、説明だけとなります。
男湯の場合、中2階の更衣室と半地下の浴室の構造ですが、いずれもリフォームされていて新しくなっています。
昔話『分福茶釜』をモチーフにした石の湯口は地元出身の彫刻家の森田東光氏の作品で、ユーモラスで味わいがあります。
源泉の泉温は52℃で、泉質は弱アルカリ性のカルシウム・ナトリウム・塩化物泉です。
適温の浴槽でゆったりと湯浴みをして、2日目の旅の汗を洗い流しました。 -
K'sHouseさんを出て、帰宅の途につくことにしました。
お隣の東海館は3年前の旅で館内を見学済でしたので、今回は外観のみの撮影です。
館内の見学料は大人200円ですが、土日祝日だけに限定して大人500円で日帰り入浴が出来ます。東海館 名所・史跡
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玄関上の唐破風屋根に取り付けられた懸魚(げぎょ)の彫刻が見事です。
これも、森田東光氏の作品だそうです。東海館 名所・史跡
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1997(平成9)年に閉館した後、伊東市の観光施設として再開したかつての温泉旅館の外観や館内は、開業した頃の面影を随所に残しています。
東海館 名所・史跡
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伊東駅に向かう途中の湯の花通りで見つけた『お湯かけ七福神めぐり』の弁財天の石像です。
湯の花通り キネマ通り 名所・史跡
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帰りは16時22分発の熱海行き普通電車に乗車しました。
伊豆急行2100系(リゾート21)の『キンメ電車』仕様でしたが、伊豆急は今年開業60周年なのですね。伊東駅 駅
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山と入江が交互に入り組む海岸沿いを通るJR伊東線の車窓を眺めながら、伊東の街を後にしました。
次回は時期を変えて伊東から先の東伊豆、南伊豆方面を旅行してみたいと思いました。JR伊東線 乗り物
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