フランス物語　15日間　No.6

2019/10/07 - 2019/10/21

旅も10日目に入り、ここからは「モンサンミッシェル」「美しい港町オンフルール」「ジャンヌダルクが処刑された街ルーアン」を訪れます。

エリア モンサンミッシェル(フランス)

• 同行者: 社員・団体旅行
• 交通手段: 観光バス
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

早朝トゥールを出発し、モンサンミッシェル地区へ向かいました。車窓には綺麗な朝焼け風景が広がっていました。モンサンミッシェル地区までは270Km、約3．5時間です。

車窓から遠くにモンサンミッシェルが見えてくるとやはり感動しました。モンサンミッシェルは、カトリック巡礼地の1つです。フランスとイギリスの戦争（百年戦争）の時には要塞として、またフランス革命時には監獄として使われたそうです。年間の観光客数は250万人だそうです。

モンサンミッシェルの様子　その1
付属教会

モンサンミッシェルの様子　その2

モンサンミッシェルの様子　その3
回廊に囲まれた中庭

モンサンミッシェルの様子　その4
修道院内にある西テラスからの眺め。

モンサンミッシェルを取り囲むサン・マロ湾は潮の干満の差がヨーロッパで最も激しい所で、その差は15ｍ以上になるそうです。多くの巡礼者が潮に飲まれて命を落としたそうです。写真は干潟を渡って来る観光客。

かつて巡礼者の旅の疲れを癒した名物「ふあふあオムレツ」です。柔らかくてとても美味しく頂きました。

宿泊したホテルの部屋からの眺め。夜のライトアップの姿が綺麗とのことでしたが、見ることなくベッドに沈みました。

第二次世界大戦において、ノルマンディー上陸作戦が行われた海岸を訪れました。1944年6月、アメリカ、イギリス、カナダ等の連合軍がドイツ占領下の北西ヨーロッパへの侵攻作戦を行ったところです。
作戦当日だけで15万人の兵士がノルマンディー海岸に上陸したそうです。連合軍の制圧には、ドイツ軍の抵抗により2か月以上を要したと言われています。

上陸作戦が行われた海岸に建つ記念碑。

ノルマンディーから次の訪問地、オンフルールに向かいます。途中車窓には美しい街が見えて来ました。リゾート地として有名なドーヴィルか？

港街「オンフルール」にやって来ました。12世紀中頃まで、ルアーンからイングランドへ商品を運ぶための重要な中継地点として栄えた町です。人口は約8000人。

オンフルールは観光の街としても知られ、旧港の風景はモネなど芸術家が愛した、穏やかで美しい街です。（表紙の写真もそうです）

１６０８年以降、港はカナダ、アフリカ等との貿易により繁栄し、またフランスの５大奴隷貿易港の1つだったそうです。

作曲家サティの家。

昼食は地元で取れた魚介類の料理でした。

木造建築のサン・カトリーヌ教会。当時の船大工達が、造船技術を応用して建築したそうです。

サン・カトリーヌ教会

サン・カトリーヌ教会

ルーアンの旧市街地を巡りました。ここはルーアン大聖堂です。モネが描いた大聖堂として有名です。

1876年～1880年の間、世界で最も高い（151ｍ）建築物でした。

ルアーン大聖堂

ルーアンの旧市街地には沢山の木組みの家が残っています。１階から2～3階に行くにつれて、家がせり出しています。土地が高いため上で面積を広くし、狭い土地を有効に活用していたそうです。下方は日当たりが悪く、風通しも悪く、しかもトイレがなかったため、汚物を入れた尿瓶の中身を外に捨てたため、ネズミが増えペストが流行し、人口の3分の1が死亡したそうです。そのため1520年に、この建築法は禁止されたそうです。

ルーアンのシンボルになっている大時計。針は短針だけで500年間時を刻み続けているそうです。

ルーアンはフランスの英雄であり、聖女として崇められているジャンヌダルクが処刑された町として有名です。ここはジャンヌダルクが火あぶりの刑に処されたところです。

16歳で村を旅たち、3年間の華やかな栄光もつかの間、イギリス軍に引き渡され19歳で火刑台に立たされたジャンヌダルク。その後（500年後）聖女として認定されることになります。処刑時には誰の助けもなく政治に翻弄されたジャンヌダルクの像が建っていました。

処刑場の前に広がる街並み。

夜のメインディッシュです。
旅はこれからベルサイユ宮殿、及び終日に及ぶパリの自由行動等いよいよ佳境に入って行きます。