2019/10/07 - 2019/10/21
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旅 夢太郎さん
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旅は9日目に入り、トゥールからロワール流域の古城巡りを行いました。
「ロワール流域」は百年戦争に勝利した、シャルル7世がシノン城に宮廷を移してから160年間フランスの政治・文化の中心となり、多くの貴族たちがこぞって城を建て、華やかな宮廷絵巻を繰り広げられたところで、パリからも近いことから多くの観光客が訪れるところです。
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古城めぐりの地トゥールにやって来ました。
夕刻のトゥール駅です。
トゥールはロワール県の県庁所在地。人口は135千人
ルイ11世時代、フランスの首都が置かれていたところで、当時建てられたお城などがそのまま残っており、また古城巡りにやって来る観光客で賑わう街です。 -
宿泊したホテルの近くを散策してみました。「サン・ガシアン大聖堂」が近くにあるので行ってみました。1547年に建てられたそうで、大聖堂内は美しいステンドグラスが沢山あるそうです。
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ロワール川流域
車窓から見るロワール川流域では、鷺が餌を漁っている姿も見え、自然がそのまま残っている大変綺麗な流域でした。ロワール川は全長1020Kmとフランスで最長を誇っているそうです。 -
ロワール河畔に佇む「アンボワーズ城」
アンボワーズ城の起源は古く、ローマ時代に築かれた砦が始まりとされています。やがて、アンボワーズ家が所有すると、400年間拡張し続けます。15世紀になると、シャルル7世の手に渡り、以降王宮の居城となり、歴代の王に愛され増改築が繰り返されました。フランス革命の時には、大部分が火災で消失しますが、その後、幾度も修復工事が行われ現在の姿になっているそうです。 -
アンボワーズ城の近く(裏手)にある「クロ・リュセ城」
もとは1471年国王ルイ11世のお抱えの料理人のために建てられた城だそうです。
1490年シャルル8世によって買い取られると、王妃にこの城を与えて住まわせたそうです。なおアンボワーズ城とクロ・リュセ城は地下道で繋がっています。 -
フランソワ1世の代になると1516年に晩年のレオナルド・ダ・ヴィンチを招き住まわせました。ダ・ビンチは1519年に亡くなるまでの3年間、ここで過ごしたそうです。(67歳の生涯)ダ・ビンチはここで未完の絵に手を入れ、また、さまざまな技術の発明に情熱を傾けたそうです。
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館内の様子 その1
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館内の様子 その2
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館内の様子 その3
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館内の様子 その4
食卓の隣には暖炉があります。 -
館内の様子 その5
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館の前に広がる庭園です。晩年のダ・ビンチが憩いの場所とした所です。
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続いて訪れたところは、ロワール地方でも1,2の人気を争うシュノンソー城です。城は大きなプラタナスの並木道を通り過ぎたところにありました。
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綺麗なシュノンソー城が目前に現れました。
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シュノンソー城
ロワール川の支流、シェール川をまたいで建つ姿がとても優美で、広大な庭園の中に気品を漂わせるルネッサンス様式の傑作といわれています。約400年間、6代に渡る城主はすべて女性であっことから「6人の奥方たちの城」と呼ばれています。ベルサイユ宮殿に次ぐ人気の城だそうです。川辺から城を眺めていると「見てごらん、魚がいるよ」と外国観光客が教えてくれました。大変透明度の高い川でした。 -
全長60m、幅6mの廊下は、華やかな舞踏会場だったそうです。
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ルイ14世のサロンに飾られている自画像。
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フランソワ1世の居室
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アンリ2世の愛人「ディアーヌド・ポワティエ」です。1547年に第二の奥方になった人です。愛人ポワティエと正妻である3代目カトリーヌの間に繰り広げられた、愛憎劇は有名だそうです。
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城に隣接する広大な庭園です。愛憎劇を演じた二人の名前が冠されており、美しいフランス庭園が競うように対峙していました。
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庭園の側には、静寂な森が広がっており、綺麗な花が咲きほこっていました。
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シュノンソー城に隣接するレストランで、昼食を取りました。
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ロワール地方最大の城「シャンボール城」を訪れました。(表紙の写真)
当時24歳だったフランソワ1世の命により1519年に着工され、20年の歳月をかけて造られたものです。しかしフランソワ1世は完成を見る事無く世を去ったそうです。城は狩猟の際に滞在する場所として造られたもので、居住するには暖房等の効果が少なく不向きだったようです。城には440個の部屋があり、暖炉は282個あるそうです。 -
城内の様子 その1
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城内の様子 その2
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城内の様子 その3
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城内の様子 その4
ルイ14世の寝室 -
城内の様子 その5
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貴族について関心を持ったので、少し調べてみました。ヨーロッパ貴族の特筆すべき特徴としては特権を「世襲」出来ることです。その特権には「免税」「政治参加」「土地所有」「名誉」「司法上の義務、奉仕義務の免除」「酒類の独占的生産」「狩猟をする権利」等です。また、こうした特権貴族は血統を背景にしたものと、国家のために奉仕した、十字軍遠征時代の騎士系貴族があったようです。
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城の周りは32Kmの壁に囲まれた、ヨーロッパ最大の公園「シャンボールの森」が広がっています。周りには高層ビルや鉄塔等の建築物はなく、昔ながらの風景が保たれていました。(ルノワール流域全体にいえることです)
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