
2022/02/17 - 2022/02/17
16位(同エリア171件中)
へびおさん
熊本旅2日目はメインの1つとして考えていた古墳巡りです。
熊本には日本の歴史を裏付ける銘入り鉄剣が出土した古墳や、全国一の数を誇る装飾古墳などがあり、古墳好きには堪らない聖地となっています。(多分)
また、古墳巡りの途中で立ち寄った山鹿温泉の街並みはとても素晴らしく、オススメのスポット!
本編は県立装飾古墳館~山鹿温泉街を散策した旅行記となっています。
≪ 往路・飛行機 ≫(ANA公式HPより予約)
ANA2471便(スーパーバリュー75N)
羽田空港 7:25 → 鹿児島空港 9:25 6790円
≪ 復路・飛行機 ≫
ANA2416便(スーパーバリュー75L)
熊本空港 13:10 → 羽田空港 14:40 12290円
≪ 旅程 ≫
1日目:御輿来海岸
2日目:山鹿~玉名 古墳巡り
3日目:阿蘇・大観峰、草千里周辺
4日目:阿蘇神社周辺散策 → 天草に移動
5日目:天草オルレ
6日目:本妙寺周辺散策
≪ 宿泊 ≫
すべて楽天トラベルより予約
1~2日目 熊本;ザ・ニューホテル熊本 素泊り1泊6000円×2泊
3日目 阿蘇;阿蘇内牧温泉 蘇山郷 朝食付き14300円のところポイント利用で4300円+入湯税150円
4日目 天草;ホテルサンロード 素泊り 6800円
5日目 熊本;ダイワロイネットホテル熊本 素泊り 5020円
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 2.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩 ソラシド エア
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
2/17(木) 5:50
4時頃から目が覚めちゃって眠いです。
今日は1日歩き倒す予定なので朝ご飯をしっかり食べる。 -
昨日サクラマチスクエアで買っておいた1dayパス県内版(2000円)を使います。
日付の部分を硬貨で削って。 -
長年愛用していた運動靴がいよいよ駄目になってしまったので、今旅から新しい靴で挑みます。
奮発して好日山荘で買ったハイキング用シューズ。 -
7:00
空気はひんやり。
向かう山鹿の体感気温はマイナス2℃だって!! -
7:12発の長洲行きの電車に乗ります。
電車が来るまで時間があったので改札内に居たくまモンを撮影。
熊本出身の後輩曰く、「くまモンは熊本者のことだからイントネーションが本当は違うんですよ」とのことでした。
私たちは熊+モンで発音しちゃってますよね。 -
熊本 7:12 → 玉名 7:41
駅前には謎の大きな鐘が。
世界一の大梵鐘がある蓮華院誕生寺があるからのようです。
駅前は時間を潰せそうなお店は開いていませんでした。
高校生たちはここまで電車で来たあと、自転車で学校へ通っているみたい。 -
バス乗り場。
大人たちは所在なげにここでバスを待っていました。
複数路線が走っていて同じ時間帯に次々とバスが来たので、行き先をよく確認して乗車しないといけません。 -
江田経由 山鹿温泉行き米の岳線58系統のバスに乗り込みます。
一緒に乗った2人の女の子は途中で下車し、またも乗客1人となりました。
熊本のバス会社の経営が心配になる・・・ -
サイクリングしても気持ち良さそうな風景だなぁ。
-
玉名駅前 8:00 → 県立装飾古墳館入口 8:58
時刻表より10分近く遅れての到着でした。 -
「古墳館入口」とか言っておきながら、古墳館まではバス停から20分歩きます。
開館が9:30~なので、ちょうど着く頃に見学可能になりそうですね。 -
時間があれば物産館にも寄ってみたいなー。
-
昨日の御輿来海岸や熊本市内が寒かったので今日は耳当て装着していますが・・・
北風が強くて耳当てが外れそうなほど!!(゚Д゚)
北関東に吹く特有の強い北風・空っ風を受けながら歩いているような感覚でした。 -
古代遺跡のモニュメントと遠くに古墳が見えたー!
-
6世紀後半の築造と考えられている小型の前方後円墳・横山古墳。
もとは植木町にあったものを移転復元したものです。
こんな小型でも装飾が施されていたそう。
コロナ禍の今は難しいでしょうが、時期によっては内部見学もできるみたいです。 -
風が強いけど、良い天気だぁ。
-
坂を上がると・・・
綺麗な丸形の古墳が! -
わ~
壮観です!
この景色を見て興奮していても、なかなか人には理解されない。。 -
この辺り一帯の古墳を岩原(いわばる)古墳群と言います。
小型の古墳群なんですね。 -
はにわ公園。
舟形の埴輪もありました。 -
いぬ?
-
美しい風景だ。
-
開館時間までまだ5分ありますが入口に行ってみます。
-
ちょっと早かったけど中に入れてくれました。
見学時に名前や住所、健康状態を書くのはもう当たり前の世の中になりましたね。
見学料430円。
担当の方が張り切っておられ、「時間はありますか?10時から映画を上映しますので是非見ていってください!」とのこと。
映画の上映!?
そんなのもやってるんだー。
内心驚きつつ、バスの時間もあるのであまり悠長に見ていられないけど、上映時間20分くらいなら大丈夫だろうと返事をしました。 -
古墳の模型。
一般的に有名なのは方墳や円墳、前方後円墳ですが、前も後ろも四角い前方後方墳や円墳がくっついた双円墳など面白い形のものもあるんですよね。
いつか見てみたいな~ -
では地下の展示場へ。
ここに色々な装飾古墳のレプリカが飾ってあるんです。
どんな装飾古墳があるのでしょう。
興奮するな~ドキドキ -
永安寺東古墳 国指定史跡 玉名市
6世紀末から7世紀前半に築造されたと考えられる円墳です。
永安寺古墳は東西に二基並んでおり、石室内は赤の顔料で描かれた三角文・円文で飾られています。
東古墳では船や馬も描かれていますが西古墳の装飾は色が失われてしまっており外郭線だけが残っている状態とのこと。
平成28年4月の熊本地震、令和2年7月の熊本豪雨においてかなりの損傷を受けてしまったそうです。 -
弁慶が穴古墳 国指定史跡 山鹿市
6世紀後半築造の円墳もしくは前方後円墳とされています。
「円文、菱形文、三角文を復合した幾何学的な文様の他に赤色によって馬を乗せた舟、屋形を配する舟等の復雑な図様も施されており、古墳壁画の中においても極めて優秀なものである」とのこと。 -
大坊古墳 国指定史跡 玉名市
6世紀前半から中頃に造られた前方後円墳と考えられています。
石室内は赤・黒・青(灰色)などの顔料で描かれた連続三角文・円文で飾られています。
玄室には遺体を安置する石屋形が設けられており、見事な装飾が良好な状態で残っているそう。
土器類のほか、金製の垂飾付耳飾りや水晶製勾玉をはじめ玉類などの装身具、鞍金具や鐙(あぶみ)、杏葉(ぎょうよう)などの馬具、直刀や鉾などの武器が出土していることから、それなりの地位の男性が葬られていたのでしょうね。
年に2回(10月・3月)に一般公開を行っているそうです。 -
チブサン古墳 国指定史跡 山鹿市
6世紀築造と考えられている前方後円墳。
正面の二つ並んだ円が女性の乳房に見えることから「チブサン」という名がついたと言われています。
装飾古墳というとまずこの古墳の名前が挙げられるほど有名。
あとで現地に行って墳丘を眺める予定です。 -
千金甲1号墳 国指定史跡 熊本市
5世紀築造の円墳。
石障内壁と屍床仕切り石には同心円文や対角線文、靭などが刻まれ赤・青・黄の顔料を用いて塗り分けられています。
幾何学文と具象文が共存している装飾古墳。 -
こちらは福岡県にある王塚古墳のレプリカ。
王塚古墳は昨年の福岡旅行で訪れた古墳で、初めて装飾古墳というものを知れた個人的に思い入れのある古墳です。
王塚装飾古墳館のレプリカよりも色のトーンが抑えられていました。 -
王塚古墳発見当時の新聞記事も展示されていました。
国益と史跡保護のどちらを取るかの問題で揺れていたそうです。
今これだけたくさんの色々な古墳が遺っているのは、地元の方の大変なご努力があってのことなんですよね。 -
県立装飾古墳館の設計は、建築家の安藤忠雄さんが担当したことから安藤さんのファンの方も訪れるそうです。
10時近くになったら担当の方が探しに来てくれて映画の上映が始まりました。
福岡の八女にある岩戸山古墳の成り立ちや「筑紫君磐井の乱」、なぜ福岡と熊本に装飾古墳や石人が多いのかをタイムスリップドラマで学ぶという設定の映画でした。
岩戸山古墳は昨年ちょうど見に行っていたのでなかなか勉強になりました。 -
いただいたパンフレット類。
埴輪や装飾文様のシールまでありました。
装飾古墳は全国に約600基。
そのうち200基が熊本にあり全国一の数を占めるそうです。 -
この後バスでまた移動するのですが、行きに下車したバス路線は5時間も来ません。
熊本旅の計画段階で地図とにらめっこしてどうしようかと考えていたところ、古墳を越えて行った場所に違う路線のバス停があることを発見しました。
そこへの近道を古墳館の方が教えてくださったので、古墳を眺めながら移動します。 -
岩原双子塚古墳 国指定史跡
5世紀後半築造の前方後円墳です。
この古墳群の中で1番大きい古墳。 -
教えていただいたのは岩原横穴墓群を抜けていく道です。
-
矢印をつけたルートの階段や石畳の道を歩きます。
雨だと滑りやすいので注意が必要。
5分ほど下って行ったところに横穴墓がありました! -
岩原台地の北側から南西側にかけて崖面に6群、131基の横穴墓があります。
横穴墓というと、我が埼玉にある吉見百穴も一応有名です。 -
ここ一帯を『肥後古代の森』と呼ぶらしい。
-
写真を撮ったときには気づかなかったのですが、この横穴墓にも装飾が施されているんです。
-
これ!
靭(ゆぎ)と言う矢を入れる道具が彫られているんです。
これ以外にも内部に装飾が施されているらしいですよ! -
道路の向こうにも横穴墓が見えます。
-
10:40
思ったより早くバス停に着いてしまいました。
古墳を色々眺めながら歩いても20分で着いてしまったので、物産館を見てから来ても良かったなーと思いました。
県立装飾古墳館は公共交通機関利用ではなかなか行きづらいですが、古墳館入口バス停とこの長岩バス停を併用すればちょっとは行きやすくなると思いますよ♪ -
バスが来るまで約30分。
凍えながらバスを待ちます。
バス停そばに溜め池(?)がありました。
鯉も泳いでいて澄んだ綺麗な水。
熊本って水が綺麗なイメージですよね。 -
長岩バス停11:06発着のバスに乗り込みます。
ここでもお一人様乗車。 -
温泉街に入ってきました。
街灯が山鹿灯籠!!!
明かりが灯ったところを見たかったな~ -
11:15
定刻通り山鹿温泉に到着。 -
このポスターの女性が美しくて!!
素晴らしい1枚ですよね。
灯籠温泉卓球とは頭に山鹿の金灯籠を乗っけてラケットの代わりに山鹿市鹿本町来民の来民渋うちわを使って試合をするらしいです。
※コロナ禍で休止中 -
現在地を確認。
さくら湯の入口は反対側になります。 -
山鹿市のマンホール ①
山鹿灯籠祭で、浴衣姿の女性たちが頭に掲げる金灯籠(かなとうろう)がデザインされています。 -
雰囲気のある街並みですね~
-
さくら湯前飲泉塔。
成分表もありました。
さくら湯に入ってみたかったけど、この後も歩くし湯冷めしちゃうリスクもあるので諦めました。 -
山鹿温泉ではまずお昼をいただきます。
事前に調べて来てみたかった『彩座(いろどりざ)』。 -
なんか高級そうな店構え・・・
-
扉を開けると・・・
階段で受付に行くのですが、高い天井にはド派手な天井絵が!!
お店のロゴもそうですが、八千代座を真似ているんですね。
テンション上がる~
くまモンのぬいぐるみも居たww
奥はお座敷席で、何組もの方たちがいらっしゃっていました。 -
こちらのお店は馬肉料理がメインなんです。
熊本と言ったら馬肉・馬刺しですよね~ -
お魚料理もありましたよ!
-
じゃーん♪
私が頼んだのは馬重(1200円)。
馬肉なんて初めて食べます。 -
軽く炙った馬肉にお好みで甘口タレをかけていただきます。
うん、肉肉しい。
美味しいんでしょうけど、生肉系があまり得意で無いことが分かりました。
お肉好きだけど、ステーキとか焼肉系の味付けの方が好きなのよね。
昨日のあか牛丼と似たお昼になってしまいました(*_*) -
山鹿市のマンホール ②
国指定重要文化財の八千代座の前で女性が金灯籠を頭に掲げて踊っているデザイン。
寒すぎたのでここでホッカイロを1枚背中に貼って歩くことにします。 -
八千代座だけを見に行くつもりでしたが、あまりに素敵な雰囲気だったのでちょっと街ブラしてみることにしてみます。
-
金木金物店。
店名の頭に「木」って付けているのは粋なジョーク的なものなんでしょうか? -
金木金物店は明治初期には建設されていたということ。
-
雰囲気のある建物がたくさん!
(くまモン管理の土地も) -
この通りは八千代座通りの中の下町商店街。
-
アートギャラリーのお店。
-
どれも重厚な造りでカメラのシャッターが止まらない!
-
鍼灸院。
-
身体のツボのことですかな。
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古い建物が建ち並ぶ風景は壮観。
日本人だけでなく海外の方にも喜ばれる街並みです。
早くコロナが収束して、この美しい景色と日本文化を世界の人にも見てもらいたいですね。 -
惣門方面に向かって歩きます。
-
この辺は天保年間(1831~1845年)から続く麹屋や造り酒屋が並び、訪れる人を魅了しているのだそう。
-
こちらはお酢やお味噌のお店。
-
その隣に酒屋さんがあったので店内を覗いてみます。
明治創業の『千代の園酒造』。
山鹿は古くから米の一大集積地として知られ酒造りの町でもあるそう。
この千代の園酒造さんは漫画『美味しんぼ』の中でも紹介されたことでも知られる名酒蔵なのだとか。
敷地内には「酒造資料館」もあり、無料で見学ができるようです。 -
せっかく山鹿まで来たので何か限定のお酒を買おうと思ったのですが、小サイズがなかったので諦めました。
選んだのは熊本市内でも買えてしまう『吟醸 神力(300ml 520円)』を2本。
「アルコールに強い人へだったらコレですね」と勧められた日本酒です。
因みに『黒松 千代の園』という銘柄がここでしか買えない限定酒だそうですよ。 -
惣門までは行かず、この辺でUターン。
-
参勤交代の道として栄えた熊本から北九州へ続く豊前街道。
その途中にある温泉街が山鹿温泉です。
大変な賑わいだったのでしょうね。 -
山鹿温泉(八千代座入口)バス停近くまで戻ってきました。
足湯場。
温泉が湧く街って羨ましいな~ -
九日町商店街を通って八千代座に向かいます!
・・・③につづく・・・
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