2022/01/30 - 2022/01/30
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2022年1月最後の週末に、宮城県大崎市の鳴子温泉郷へ一泊二日の一人旅に行ってきました。
年明けから若年層を中心に新型コロナ・オミクロン株の感染が拡大して、各都道府県の都市部でまん延防止措置法が適用されている時期ではありました。
そんな憂鬱になりそうな空気を払拭しようと宮城・山形県境に近い温泉旅館を予約して、雪深い山里の温泉と温かいおもてなしに心を癒されてきました。
本編は後編の2日目の鳴子温泉街の旅行記です(立ち寄り湯めぐりもあります)
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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この前編は『2022年1月冬の週末一泊一人旅~宮城県鳴子温泉郷①:中山平温泉~』です。
前日宿泊した中山平温泉の旅館『三之亟湯』さんのご主人が運転される車に乗車して、鳴子温泉駅前まで送っていただきました。鳴子温泉駅 駅
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鳴子温泉駅舎に併設されている足湯です。
鳴子温泉駅 駅
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駅舎の中には鳴子温泉特産の鳴子こけしが展示されています。
鳴子温泉駅 駅
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旅の2日目の1月30日(日)は、ここ鳴子温泉街を散策することにしました。
温泉街なので、立ち寄り湯込みです。
駅舎内の観光案内所に立ち寄り、共同浴場や日帰り入浴施設、立ち寄り入浴が可能なホテル・旅館の案内MAPを頂きました。
案内MAPは、鳴子温泉だけでなく周辺の川渡(かわたび)・東鳴子・中山平・鬼首(おにこうべ)温泉と、お隣山形県の赤倉・瀬見温泉を含めたJR陸羽東線・国道47号線沿いの温泉を網羅しています。鳴子温泉観光案内所 名所・史跡
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2日目も鳴子温泉周辺は雪が降ったり止んだりの天候でした。
駅の近くの交差点にあるこけし型の柵のポールの上には、雪が乗っかってまるでモヒカン頭の様でした。 -
人や車の通行量の多い駅に近い場所の道路は、除雪が済んでいましたが…
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駅から近い公園『ゆめぐり広場』は、ご覧の通り雪の中でした。
やはり、鳴子温泉付近の積雪は50㎝くらいでしょうか。 -
ゆめぐり広場の中にある回廊に入ってみることにしました。
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回廊の天井には、星の形をした照明が吊るされています。
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回廊の奥に手湯があります。
手を入れてみると、温めの湯加減がちょうど良かったです。
白濁はしていませんでしたが硫黄泉らしく、室内は卵臭が漂っていました。 -
次に鳴子温泉の鎮守様、鳴子温泉神社に向かいました。
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除雪された坂道を上っていきました。
鳴子温泉は近代的な大型ホテルが多いです。 -
共同浴場『滝の湯』の近くにある参道の入口から、神社の境内に向かいました。
鳴子温泉神社 寺・神社・教会
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境内に向かう傾斜の急な階段の上には雪がかなり残っていて、一歩一歩足下を確認しながら注意深く上っていきました。
鳴子温泉神社 寺・神社・教会
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イチオシ
階段を上がり切ると、鳥居と社殿が見えました。
参道はかなりの雪が積もっていました。鳴子温泉神社 寺・神社・教会
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参道の途中にある手水舎の周りは雪に囲まれて、中に入れなかったです。
鳴子温泉神社 寺・神社・教会
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社殿の前に到着し、神妙な気持ちでお参りさせていただきました。
お願い事の一つは、もちろん『コロナ禍終息』です。鳴子温泉神社 寺・神社・教会
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社殿近くの社務所の屋根は、厚い雪に覆われていました。
まるで白い布団を掛けられたようでした。鳴子温泉神社 寺・神社・教会
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温泉神社の参詣を済ませて、元来た道を戻っていきました。
途中で滝の湯に配湯する湯樋を撮影しました。滝の湯 温泉
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次はその滝の湯で立ち寄り湯です。
温泉の熱で屋根に積もる雪が少なかったです。滝の湯 温泉
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滝の湯の泉質は、酸性の含硫黄・ナトリウム・アルミニウム・カルシウム・鉄(II)・硫酸塩泉です。
と言ってもピンと来ない方が多いと思いますので、『白濁の硫黄泉』と理解して下さい。
源泉から湧出した時は無色透明ですが、時間が経つと白く濁るそうです。滝の湯 温泉
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入浴料は大人200円です。
営業時間は朝7時30分から夜21時までです。滝の湯 温泉
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訪問当時、浴場は利用客の方達が頻繁に出入りされていて、比較的混雑していました。
従って浴場内の写真はありませんので、説明します。
内部は更衣室と浴室に分かれていて、更衣室は脱衣棚と籠だけです。
更衣室に貴重品を保管する小さなロッカーがありますので、使われたい方は入口の番台でカギを借りて下さい。
浴室には更衣室に近い場所に掛かり湯と広くて浅めの浴槽、その奥に狭くて深めの浴槽があります。
浴室内にカラン・シャワーなどの洗い場はありません。
木造の建物内部は昔ながらの湯治場の雰囲気です。滝の湯 温泉
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お風呂は完全掛け流しで、高い所にある湯樋から2つの浴槽に滝の様に温泉が注がれています。
手前の大きな浴槽が熱めの43℃程、奥の小さな浴槽が温めの41℃程です。
交互浴をすると身体に良さそうですが、やはり卵臭のする白濁の湯に浸かると温泉に入っているという実感が湧きます。滝の湯 温泉
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イチオシ
湯上がりに、滝の湯の近くの旅館『鳴子風雅』さんの敷地内にある滝を見ました。
鳴子温泉 鳴子風雅 宿・ホテル
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人為的に造られた滝と思いますが、結構本格的です。
雪と氷と水と岩の織りなす冬景色です。鳴子温泉 鳴子風雅 宿・ホテル
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温泉街の中心部に戻り、12時前でしたが『ふじや食堂』さんで早めの昼食を頂くことにしました。
ふじや食堂 グルメ・レストラン
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『かしわそば』とおにぎり1個、税込940円を注文しました。
温かいごはんで握られた梅干し入りのおにぎりは、口に入れるとほろっと崩れるくらいの硬さで美味しかったです。
かしわそばも鶏肉がゴロゴロ、この時期は温かいそばが美味しいですね。
ところで鶏肉を『かしわ』と呼ぶのは、私の出身地の関西や九州をはじめ西日本では一般的で、東日本では聞かないのですが、遠く離れた東北の食堂で何故この名前を使われているのか、疑問に思いました。ふじや食堂 グルメ・レストラン
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ふじや食堂さんで昼食を頂いた後は、同じ通りに面した『餅処 深瀬』さんに行っておやつを買いました。
みたらし餡のかかった『栗だんご』のお店として有名です。餅処 深瀬 専門店
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そして、鳴子温泉駅前のカフェ『喫茶まるゆ』さんに来店して、食後のコーヒータイムです。
喫茶まるゆ グルメ・レストラン
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お昼時の店内はお客さんもチラホラ、BGMがかかっている以外は静かでした。
落ち着いた雰囲気の中でブレンドコーヒー税込450円を頂きながら、駅の観光案内所で頂いた案内MAPを見て午後の立ち寄り湯の候補を探していました。喫茶まるゆ グルメ・レストラン
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立ち寄り湯をする訪問先を決めて出発です。
温泉街のメインストリートを中山平温泉方面に向かって歩きました。
途中で『桜井こけし店』さんの店頭にある大きなこけしを見ました。
道路を歩いていると時折屋根の雪が滑り落ちて、『ドスン』と道路に叩きつけらる音を聞きました。
あれが身体に当たると大けがをします。
足下だけでなく頭上も注意を払いながら歩かなければなりません。桜井こけし店 専門店
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温泉街から見える周辺の山々も黒と白の雪山仕様でした。
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陸羽東線の踏切を渡り、突き当たりを右折して坂道を下りていきました。
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坂道を下りきった所に次の訪問先の『姥の湯』さんがあります。
創業から400年余り、湯治宿も兼営される鳴子温泉きっての老舗旅館です。
お宿の屋号は鳴子温泉にゆかりのある源義経の伝説にちなんでいます。鳴子温泉 義経ゆかりの湯 姥乃湯 宿・ホテル
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館内に入ってみると、玄関先の応接セットに懐かしさを感じるThe昭和の温泉旅館の佇まいです。
鳴子温泉 義経ゆかりの湯 姥乃湯 宿・ホテル
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前日の宿泊客のチェックアウトも済まされて、照明も消えたお昼の広い館内は薄暗く、人の気配が感じられない分心細くなりそうでした。
玄関先で大声で呼び出しをしてみましたが、返事がありませんでした。鳴子温泉 義経ゆかりの湯 姥乃湯 宿・ホテル
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中から何の反応もなく途方に暮れていましたが、その後宅配の配達員の方が訪れて呼び出しをされると、ようやく女将さんが出てこられました。
配達員さんには感謝しましたが、私の声は小さ過ぎるのでしょうか。鳴子温泉 義経ゆかりの湯 姥乃湯 宿・ホテル
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早速、日帰り入浴の利用を申し込みました。
入浴料は利用時間1時間30分で800円、鳴子温泉のホテル・旅館の日帰り入浴の相場としてはややお高めです。
午後の立ち寄り湯の訪問先として姥の湯さんを選んだ理由は、同じ旅館で4種類の泉質の温泉が楽しめることです。
入浴料がややお高めな理由は、ここにあるようです。鳴子温泉 義経ゆかりの湯 姥乃湯 宿・ホテル
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最初に『義経風呂』に入ってみました。
のれんを潜るとその先に男女別の浴場の入口があります。鳴子温泉 義経ゆかりの湯 姥乃湯 宿・ホテル
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義経風呂の浴室です。
4種類の泉質のお風呂がそれぞれ館内の別の場所にありますが、温泉の湧出量も関係して各浴室は小さめに造られています。
温泉の湯気で浴室内が曇っていましたが、男湯の更衣室と浴室の間の引戸の滑りが悪く隙間が出来ていて、更衣室内も湿気で床や脱衣棚が濡れていました。
これは早く修理された方がいいですね。鳴子温泉 義経ゆかりの湯 姥乃湯 宿・ホテル
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浴槽も小さく、ストレスフリーで3人分入れる大きさです。
掛け流しで縁から絶えず温泉が溢れています。鳴子温泉 義経ゆかりの湯 姥乃湯 宿・ホテル
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義経風呂の泉質は、弱アルカリ性のナトリウム・カルシウム・硫酸塩・炭酸水素塩泉です。
姥の湯さんは旧称の『含土類・芒硝泉』で案内されています。
茶色い湯の花が舞う浴槽の湯温は温めの41℃程で、冬のこの時期長めに浸かって身体を温めるのに適したお風呂でした。鳴子温泉 義経ゆかりの湯 姥乃湯 宿・ホテル
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義経風呂を出て、湯上がり処に行きました。
義経風呂は少し離れた所にありますが、他のお風呂は湯上がり処周辺にあります。
湯上がり処の中に祠と『姥の湯』の石碑がありますが、かつてこの場所に源泉とお風呂があったことを示しています。鳴子温泉 義経ゆかりの湯 姥乃湯 宿・ホテル
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男女別の浴場『亀若の湯』は、清掃と浴槽の温泉の入れ替えで利用できませんでした。
泉質は鉄分を含む中性の単純泉ですが、4つの源泉の中で最もぬるいそうです(冬季は若干加温されているようです)鳴子温泉 義経ゆかりの湯 姥乃湯 宿・ホテル
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『こけしの湯』と染め抜かれたのれんの先には…
鳴子温泉 義経ゆかりの湯 姥乃湯 宿・ホテル
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男女別の小さな浴場があります。
温泉の泉質は中性の含硫黄・ナトリウム・炭酸水素塩・塩化物泉で、いわゆる『白濁の硫黄泉』です。
硫黄泉は午前中に滝の湯で入浴済でしたので、お風呂だけ記念に撮影させていただきました。鳴子温泉 義経ゆかりの湯 姥乃湯 宿・ホテル
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そして、最後に露天風呂『啼子(なきこ)の湯』に行きました。
鳴子温泉 義経ゆかりの湯 姥乃湯 宿・ホテル
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姥の湯さんの露天風呂は1ヶ所だけ、昼間の日帰り入浴の時間帯は混浴なのだそうです。
本来なら撮影は遠慮すべきなのですが、ここに来た時は他のお風呂と同様に誰も利用されていなくて終始貸切状態でした。
お風呂に屋根はなく降りしきる雪の中、雪見風呂というよりは雪中風呂でした。鳴子温泉 義経ゆかりの湯 姥乃湯 宿・ホテル
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浴槽もストレスフリーで3人分ほどの大きさでしたが、湯温は42℃程の適温で降る雪を頭上に受けながら、掛け流しのお風呂を楽しませていただきました。
鳴子温泉 義経ゆかりの湯 姥乃湯 宿・ホテル
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露天風呂の泉質は、中性のナトリウム・炭酸水素塩・硫酸塩泉です。
姥の湯さんは旧称の『含芒硝・重曹泉』で案内されています。鳴子温泉 義経ゆかりの湯 姥乃湯 宿・ホテル
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姥の湯さんでは4種類の内2種類の泉質の温泉に入浴しましたが、宿泊先の中山平温泉の三之亟湯さんや滝の湯を含めて、今回の旅で4種類の泉質の温泉に入ることが出来ました。
温泉旅として満足できる内容でした。鳴子温泉 義経ゆかりの湯 姥乃湯 宿・ホテル
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時刻は14時前ですが明日から仕事が始まりますので、早めに家に帰ることにしました。
さすが多種多様な泉質の温泉が湧く『温泉のデパート』鳴子温泉、次回はまた別のお宿に泊まってその奥深さを知りたいと思いました。 -
鳴子温泉駅に到着して乗車予定の列車の出発を待つ間、待合室で餅処深瀬さんで買った『ずんだ大福』をお茶請けに、お茶を飲んで水分補給をしました。
枝豆の餡は甘さ控えめで美味しかったです。
今度ここに来る時は、深瀬さんで名物の栗だんごを買いたいですね。餅処 深瀬 専門店
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14時13分発の小牛田(こごた)行き普通列車に乗って鳴子温泉を後にしました。
15時に古川駅に到着し、15時10分発の東北新幹線『やまびこ60号』東京行きに乗り換えて、帰宅の途につきました。鳴子温泉駅 駅
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