いざ鎌倉へ　衣張山と頼朝の墓

2022/02/03 - 2022/02/03

2月3日(木)　節分の日
ホントはこの日から2泊3日の予定で宮古島へ行くはずだったのに、オミクロン大流行で取りやめ。

友人から鎌倉散歩しようよとlineでお誘い。
『鎌倉殿の13人』大河ドラマのゆかりの地で混んでいるのかな、とにかく行ってみようということになり、まず衣張山に登り、湘南の海と富士山の眺望を楽しんだ。

衣張山への巡礼古道は、源頼朝や実朝が杉本寺、岩殿寺を参拝する際に通ったとされる道。

エリア 鎌倉(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 徒歩

9：50
鎌倉駅東口みどりの窓口に隣接している観光案内所へ。
そこで観光マップを手に入れることが最初のミッション。
3/1から、鎌倉文華館鶴岡ミュージアムで『鎌倉殿の13人』大河ドラマ館が開催される案内のリーフレットや鎌倉殿・13人の重臣 ゆかりの地周遊マップ、鎌倉湘南ガイドマップの冊子などをバックパックにつめ、バス停へ。
他の人のブログで5番乗り場だと勘違い。
ほんとは4番乗り場だった。
10：05ギリギリセーフ！

鎌倉駅 駅

京急バス金沢八景駅ゆき・またはハイランド循環。
バスは5・15・25分…と10分間隔。

10：18
浄妙寺でバスを降り、道路を渡り報国寺方面へ。

報国寺(竹寺) 寺・神社・教会

報国寺
寺の境内、ご本堂までは拝観料無料。
竹の庭見学は300円、休耕庵で竹の庭をながめながら抹茶（干菓子付）をいただくには別途600円。

山門手前に駐車場あり。

報国寺は1334年創建。
開基は足利家時(足利尊氏の祖父)
禅宗寺院。

山門を潜って、すぐに境内の清らかさに気づきました。
枯れ葉1枚落ちていない。
ピンセットのような物で異物は見逃すことなく拾い上げている様子。
心洗われる気がします。

枯山水の「中庭」
写真では分からないですが、白砂に波紋が描かれています。

竹の庭の奥にある裏山
足利一族のやぐら。

庭に配置された石や石灯篭などが苔むしていて美しい。

冬でも青々しい竹。

石仏群

竹の庭はそれほど広くはない。
10分もかからず１周。

報国寺の鐘楼

10：33
報国寺を後にして、衣張山へ向かいます。
しばらく舗装した道を上っていくと、旧華頂宮邸の門が開いていました。
邸宅内は見学不可ですが、庭園は自由に入れます。
きゅうかちょうのみやていと読みます。

昭和4年、華頂博信侯爵邸として建てられた洋館。
平成18年4月には鎌倉市の景観重要建築物、同年10月に国の登録有形文化財（建造物）に登録。
「日本の歴史公園100選」に選ばれているそうですが、バラの開花シーズンではないし、噴水の水も抜かれていたのでなんだかなぁ～といった感じ。

裏庭から邸宅を撮影。

旧華頂宮邸 名所・史跡

舗装した道から、いよいよハイキングコース山道に差し掛かるところで、お菓子や飲み物をいただきながら休憩。
この日は真冬とは思えない穏やかな天気、ぜんぜん寒くない。

衣張山への登山道は色々なコースがありますが、私達は報国寺から巡礼古道を鎌倉逗子ハイランド住宅街に向かって歩き、右手にある公園の中を通り、平成巡礼道を衣張山山頂へ。
下りは平成巡礼道を杉本寺の方へ下山。
山頂から材木座海岸の方に下っていくこともできます。

山登りというより、のんびりハイキング。

グーグルマップには山道の記載がないので、この度YAMAPのアプリをインストール。
これ便利、行く山の地図を事前にダウンロードしておけば、自分が今コース上を歩いているのか確認できる。

神奈川県の山は、東京都の山に比べれば標識が少ないと思う。
まず登山道の入口がどこなのか分からない。
分かれ道にも案内板無いところが多い。

これはじめて見つけた案内板。

友人たちとは１０代のころからの付き合い。
先頭を行く友人は、意見を取り纏めてくれ決定を下すテキパキ派。
真ん中を歩く友人は、頼りになる存在、酒豪だし健脚だし。
私は後方　あまり役立つこともない調査・記録などに時間と手間を費やしても苦にならない、むしろ楽しい。
どうかなって提案する役目かな。

３人で東南アジアに旅に出ようと行く気満々だけど、はたして元気なうちに海外旅行に行くことできるのか、宮古島にだっていつになったら行けるのやらと、ぶーたれるばかり。

衣張山(きぬばりやま)
暑い夏、源頼朝が夫人の北条政子のために、白い衣で山を覆って雪山に見立て涼をとったという伝説が名の由来。

衣張山中央峰から湘南の海、逗子方面の眺め。
この場所は、映画『海街diary』のロケ地だそうです。

衣張山は南北に三つのピークが並んでいる山塊。
最初のピークで、展望が開けここが山頂かと思ったが、海が見えないし、何も標識無いからここじゃないねって。

２番め中央峰の山頂にある五輪塔と石仏。
私達はここが山頂だと信じていたんだけど。

中央峰の近くで、三等三角点も見つけました。
（標高119.9m）

それからもアップダウンがあり、あれれ～って思っているうちに３番めのピークヘ。

11：30
北峰（標高120.2m）に到着。
西側の展望が開け、鎌倉市街、遠く三浦半島、江ノ島、相模湾、うっすらではありますが富士山も見えました。

北峰の山頂に立つお地蔵さん

コンデジ望遠でギリ富士山と分かる程度。
肉眼でもくっきり見えたわけではないし、仕方なし。

平成巡礼道の足下には、コケやシダが多く繁茂。
途中泥濘んでいるところもあり、滑ってすってんころりんしないよう、ゆっくり下山。

倒木多く、荒れ果てている道。
傾斜もキツイので、杉本寺の方からこの道を登るのは大変かな。

ようやく民家があるところまで下りてきました。

平成巡礼道の案内があります。

奥にあるやぐらも覗いてみた。

11：53
上杉邸址の石碑
「上杉朝宗(ともむね)及氏憲(うじのり)邸址」と書かれた石碑

鎌倉は一般道に出れば、案内板が出ているので、土地勘なくても迷うことはありません。

バスが通る金沢街道を行かず、滑川に沿って田楽辻子のみちを歩くことに。

途中で釈迦堂切通しに向かって左折しましたが、現在はグーグルマップに臨時休業と書かれている通りに通行止めの状態。
鎌倉を代表する景観なだけに近くまで行くことできず、残念。

この周辺は釈迦堂ｹ谷と言われ、鎌倉幕府執権三代目の北条泰時が、先代執権義時を供養するために、釈迦堂を建てたとされています。

『鎌倉殿の13人』二代執権の北条義時は、小栗旬さん、姉の北条政子を小池栄子さんが演じているんだよね。
今年の年末に総集編を見てみようかな。

滑川に鯉が泳いでいるのをしばらくながめ、橋を渡りバス通りの金沢街道へ。
友人のまゆみんが住んでいる某市では白鷺だっているんだよって。
自然が残る美しい街に住んでいるって幸せなことだ。
私の住む街に美しい景観は残されていない、人工的な物しか目に入らない。

滑川の景色
この滑川は相模湾、由比ヶ浜方面に流れていきます。

12：15～13：25
金沢街道沿いにあるラポルタでランチ。
雪ノ下にあるイタリア料理店。
まん防期間中なので、まずアルコールの提供があるか確認。
クラフトビールやワイン、カクテルなど種類も豊富。

ラ・ポルタ グルメ・レストラン

店内入った時は私達３人だけ。

3人とも違うパスタを注文。
真ん中が私の白身魚と白菜のパスタ
美味しくいただきました。

源頼朝の墓へ。
1185年に平家を滅ぼし、鎌倉幕府を大蔵(現在の雪ノ下)に開いたのが武家政治のはじまり。
53歳で没すると法華堂に葬られましたが、後に廃絶。
この丘の上一帯がその跡地。

法華堂跡(源頼朝の墓 北条義時の墓) 名所・史跡

鎌倉殿の13人の
のぼり旗が揺らめいています。

これが頼朝の墓。
この塔は島津藩主島津重豪が整備したものとされています。

隣の原っぱでしばし休憩。
友人が作った金柑の甘露煮、うまし！
疲れ吹っ飛んだ(^o^)ｻﾝｷｭ

清泉小学校の脇を通って、金沢街道に出て鶴岡八幡宮方面へ。
車の交通量は多いし、歩道が狭いので注意が必要。
乗ってきたバスは普通の京急バスだったけど、こんな外観の金沢八景駅ゆきのバスも走っているんだ。

14：03
鶴岡八幡宮
2月3日は節分、神社で豆まきの日。
芸能人が豆まきに来るのかな、もしかして小栗旬さんとか小池栄子さん、頼朝役の大泉洋さんとかって友人と話が弾んだんだけど、豆まきは中止になったって。
「鳴弦の儀」は行われたそうで、後片付け中。

鶴岡八幡宮 寺・神社・教会

階段を上り本殿でお参りするのはパスして、この茅の輪くぐりで疫病退散 自祓い。
100円を箱に納め、白い紙でできた人形をいただきます。

茅の輪を左回り、右回り、最後にまた左回りしてから、参拝場所に進みます。
白い紙人形で体を撫で息を吹きかけ、参拝の作法通り、二拝二拍手一拝し、自祓い人形納め箱と書かれた赤い箱へ紙人形を納めます。

これ昔っから気になっていたんだけど、奉献された酒樽か～
ビールもある。

まだまだ友人二人とも元気いっぱいで、北鎌倉まで歩こうかって言っていたんだけど、まずは小町通りへ。

小町通りに入ってすぐに、川喜多映画記念館の看板を見つけ、入館。

鎌倉市川喜多映画記念館 名所・史跡

14：25
川喜多映画記念館
入館料は200円。
映画好きなら間違いなく楽しめる。

川喜田夫妻は明治生まれ、日本映画の発展に大きく貢献したご夫妻。
映画文化の発展を期して、旧邸宅跡にこの川喜多映画記念館を開館。
映画史に残る海外の映画のポスターや、私の生まれる前の映画スターたちと川喜田夫妻の撮影された貴重な写真などが展示されています。

スターウォーズが映画館で上映された時は、マーク・ハミルではなくハリソン・フォードに夢中になったっけ。
オープニングクロールの遠い昔 はるかかなたの銀河系”でのお話
( A long time ago in a galaxy far....）文字がどんどん小さくなって宇宙の果てに流れていく最初の場面が印象深い。
ジェダイとかフォースとか1作目を見ただけでは理解できていなかったけど…

このポスター、折り目がついていて、なんだろうと近寄ってみたところ、サインしてあるんだ、超貴重なポスター。

情報資料室には映画関連の書物が、自由に閲覧できるようになっているので、軽く1時間は楽しめます。

映画いっぱい見に行ったよね、懐かしいねって、高校時代の思い出話に花を咲かせた。

庭園から邸宅を撮影。

小町通りを鎌倉駅に向かって歩いていくと、豆柴カフェ、猫カフェ、フクロウカフェもあり、ここは原宿竹下通りかって。

鎌倉 小町通り 名所・史跡

木曜の小町通りの様子。
けっこう混み合ってる。

小町通りから鎌倉駅東口に向かって右角の不二家さんで、友人こづえっちが鎌倉限定のペコちゃん焼きを買いたいと入店。
売り切れで、買えずじまい。

15：42鎌倉駅東口着。

夕食を食べてから帰ろうって。横須賀線で横浜駅へ。
鎌倉駅15：55発～横浜駅16：22着

そごうを通って横浜ベイクォーターへ。

横浜ベイクォーター ショッピングモール

まん防期間中なので、アルコール提供していない店もあり、入店前に確認。
17時からだって知らなかったから、時間まで待つように言われビックリ。

ベイクォーター5F
CHUTNEY（チャトニー）
はば広いアジア食を楽しめるエスニック・レストラン。
右の写真はアジアン料理が5種類盛り合わせてあるアジアン・サンプラー。

CHUTNEY Asian Ethnic Kitchen グルメ・レストラン

お腹いっぱい食べて飲んで。
2時間1,650円飲み放題の時間切れとなり、お会計。

どうなるんだろうねこれから、いつマスク生活は終わるのか、海外旅行はいつから許されるのか、はたして生きてるうちにコロナ以前の生活に戻ることできるのか、誰も分からないことアレコレ悩んでもしょうがない。

一緒に山歩きしてくれる友人がいて幸せ(⌒▽⌒)*
友人たちと「またねっ」と手を振り合いお別れ。

この日の歩数
横須賀線最寄り駅まで2,117歩
帰り道、別の最寄り駅から自宅まで1,370歩。
計19,705歩
20：35自宅着。