2021/12/20 - 2021/12/20
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あの街からさん
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京都初日、随心院から醍醐寺を経由して
祇園の街の中にある
『建仁寺』にやってきました。
襖絵「舟出」を前に収録された
テレビ番組の対談で
染色画家 鳥羽美花さん(舟出を描かれたご本人)
『建仁寺』浅野俊道さんへの
インタビューでのお話しを
ベースにして話しを進めます。
「襖絵」の鑑賞の手引きの一助
としていただけたらと思い載せてまみした。
更には
タイミングよく一般公開となっていた
「細川護煕 美の世界」で細川氏の書を鑑賞したり
「雲龍図」をあわせて鑑賞・拝観することができました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
京都最古の禅寺『建仁寺』
鎌倉時代建仁2年(1202年) 将軍源頼家が
寺域を寄進して開基。
寺名は当時の年号から名づけられました。
※〈開基〉かいき~基礎を築くこと。
寺院を創立すること。
それを成した僧。
歩いてきたら南に位置する勅使門に出ました。
住持や寺僧・参詣者は西門又は北門から
が入口になるので
ぐるりと迂回しました。 -
諸堂は、中国の百丈山を模して建立されました。
800年の時を経て、今も禅の道場として
広く人々の心のよりどころとなっています。
『建仁寺』拝観 冊子より -
「方丈」〈ほうじょう〉
1丈(およそ3m)四方の部屋の意。
禅寺寺院の住持や長老の居室をさす。
『建仁寺』方丈は重要文化財指定。
建立は室町時代。 -
グルリと回って境内(屋敷内)入口に
着きました。 -
拝観 玄関口に
「細川護煕 美の世界」のポスターが
掲げられてありました。
瀟湘(しょうしょう)八景図襖絵
奉納特別公開
6月6日~12月31日
拝観料 600円 -
先ずは
琳派の祖 俵屋宗達の最高傑作として名高い
国宝「風神雷神図屏風」を拝観しました。
最新・最先端の技術を駆使した
高精細複製品です。
本物は、京都国立博物館に寄託されています。
制作・奉納は、TV番組「世界遺産」の提供社
でもありますCanonとNPO法人京都文化協会が
社会貢献として取り組む「綴プロジェクト」の活動の
一環として制作。
屏風は二曲一双で、風神・雷神はそれぞれ
縦154.5センチ、横169.8センチ。
これを高性能ミラーレスカメラ
EOS(イオス)R5で168分割のうえ撮影。
およそ42億画素の高解像度を実現。
専用の和紙にインクジェットプリンターで
12色を使って印刷。
その後、京都の匠の職人が金箔をはり
表装を手がけ仕上げた。
2011年にも奉納されていますが
このほど、10年の時を経て
撮影・プリントなどの技術が更なる向上により
オリジナルへの負担を低減しつつ
前回の2.4倍の高解像度データ取得が可能となり
新たな作品が完成したもの。
※〈琳派〉桃山時代後期に興り近代まで活躍した
同傾向の表現方法を用いる造形芸術上の流派。
江戸時代に定着。(Wikipedia) -
『風神雷神図屏風』の複製画と
隣り合わせの部屋には
画家〈牛丸和人〉さんが風神雷神をテーマに
した絵画4点を奉納。
現代アートとして表現する牛丸和人さんの
こちらは、〈夏の京〉
同行の友人は、こちらの作品が一番
インパクトがあり良かった。と
この夜の夕食後 ホテルのラウンジでの話しで
言っていました。
“あの街から“は、抽象画法は うといので(⌒-⌒; ) -
こちらが
〈冬の京〉
どちらも、ポップな色使いで
風神雷神が躍動しています。
アクリル絵の具を絞り出す手法で
20号サイズです。 -
イチオシ
ここから【風神雷神図屏風】と絵師【俵屋宗達】について
※数年前に録画した番組〈風神雷神~俵屋宗達〉をベースに
話しを進めます。
~絵師俵屋宗達と風神雷神図屏風~
誰もが知る名画を描きながら誰もその正体を知らない
謎に満ちた絵師 俵屋宗達
およそ400年前の江戸時代前期に京都で活躍したと言われています。
京都には宗達の描いた絵が数多く残っています。
ただし、俵屋宗達についての詳しい資料が余り残されておらず
その人物像には謎の部分が多いのです。
国宝「風神雷神図屏風」
金色の大空を駆け回る神々。
この作品は、発想も技法も描かれた当時の常識では
考えられないものばかりだった。
神々を屏風の左右に目いっぱいに押し上げ
画面からはみ出させる大胆な構図。
ふわりと浮かぶ雲が伝える浮遊感。
ここには独自に編み出した技法が使われている。
その表情はどこか楽しげ。
一度観たら忘れられない
日本絵画の傑作と言われています。
ところが、この絵には署名がない。
それにもかかわらず、作者は俵屋宗達とされている。
それは、何故なのか。
実はこの宗達正体がほとんど掴めない。
いつ生まれいつ死んだのかさえ記録がない。
解っているのは、江戸(※前期)時代に作品を残したことだけ。
なのに何故、宗達が描いたといえるのか。
そして、宗達とは一体どんな人物だったのか。
日本美術史上最大とも言われるミステリー。 -
雷神の太鼓や風神の衣を、画面に収めずに切り取っています。
宗達は、あえて画面に収めないことで絵の広がりを表現する
稀有な絵師だったと考えられています。
画面に収めてしまうとどうなるのか。それが分かるのが
宗達からおよそ100年後の江戸中期に活躍した
尾形光琳の「風神雷神図屏風」
光琳は、宗達の作品を写しとったものと考えられていますが
構図を変えて全てを画面の中に収めました。
(※比較して見るとこじんまりとなった感がします。)
宗達の絵は
屏風の外にある天空の広がりまで感じさせるかのようです。
画面の外に広がる空間を描くそれが
宗達が描いたという証のひとつだだと言われています。 -
宗達が【風神雷神図屏風】を描く際に引用したと言われのが
鎌倉時代の「松崎天神縁起絵巻」に出てくる赤い雷神です。
宗達は自分なりに変更を加え全身を白くし表情も楽しげに変えました。
もう一つ宗達が参考にしたのではないかと言われているのが
三十三間堂にある風神雷神像です。
筋肉の質感や眉の上の盛り上がりなど
宗達が参照した可能性が高いと言われています。
(※この様に)立体の像からも引用するこれも
他の絵師にはほとんど無いことでした。
そして
金色の空に思い切り飛ばして遊ばせる。
どこから引用してもそれを最終的には
自分の独自の世界に作りあげるのが、
宗達の宗達らしさ。
この
『どこから引用してもそれを最終的には
自分の独自の世界に作りあげるのが、
宗達の宗達らしさ。』
を世間に認めてさせそれが後世まで
日本を代表する作品になる凄さ! -
後水尾天皇〈1596年~1680年)が
譲位してから宗達に絵を注文したことが
朝廷に残っている作品からわかりました。
それは作品の署名に〈法橋宗達〉と記載されてあり
〈法橋〉とは、優れた医師や絵師に朝廷が与える位。
それを宗達も贈られていたようです。
そもそも、何故、町の絵師だった宗達が
天皇や公家にまつわる人々に
重んじられたのでしょうか。
それは、それまでには無い新しい画風でした。
その新しい画風で描かれた作品の一つが
【風神雷神図屏風】なのです。
画像は、画家牛丸和人さんの作品です。 -
境内の案内板がありました。
「雲龍図」と鳥羽美華さんの襖絵は
『建仁寺』を訪れる前に録画しておいた番組を
見返してじっくりと鑑賞することができました。 -
「雲龍図」海北友松によって桃山時代に描かれた方丈襖絵。
重要文化財指定を受けています。
京都文化協会・Canonの協力で全50面を
高精細デジタルにて複製し、常設で一般公開しています。
〈建仁寺 拝観冊子〉 -
墨一色で描かれた迫力ある龍。8枚の襖いっぱいに描かれています。
桃山時代の絵師 海北友松(かほく ゆうしょう)の作品。
寺院では襖絵は、仏の教えや寺の歴史を伝える
宗教画の役割を果たしてきました。
現存する多くの名品は寺院に所蔵されています。
ここからTV番組「襖絵の世界」から
アナウンサーとの対談で
染色画家 鳥羽美花さんの解説を
ベースに話しを進めます。
ナレーション「一面だけでなく全体を
味わえるのも襖絵の魅力です。」 -
イチオシ
鳥羽さん「二頭の龍が圧倒的なスケールで
この部屋に風を起こしているようなそんな感じがします。」
アナ「たしかにそれだけの迫力を感じる襖絵ですね。
「雲龍図」を含めまして今、襖絵というものが
世界から注目されている理由魅力というのはどんなところに
あるでしょうか」
鳥羽「たとえば美術館のような閉ざされた空間というよりも
今日ももう直ぐ雨が落ちてきそうなのですけれども
自然と一体になって外界と通じて観られるというところ
が、魅力的なのじゃないかと思います。
雨の音ですとか、匂いですとか、鳥の囀りですとか
朝から夕刻まで陽がどんどん変わってきますので
光を取り込んで
また別な見方ができるのではないかと思います。」
※なる程、鳥羽さんの豊かな感性では
こんな鑑賞もできる。
という事を教えてもらいました。
雲龍図などは、開け放された座敷の襖絵が
外界と連なって観ることもできる。ことや
自然界の音や匂いや
小鳥の囀り等の空間の中で鑑賞する。
そんな鑑賞の方法があるのだ。
と教えてもらいました。
そう言えば、今回の旅では、
随心院の縁側に腰をおろししばし、
自然界の音を聞きながらお庭を眺めていた
あの時間がまさしくそれだなぁ。と思いました。 -
「竹林七賢図」(ちくりんのしちけん)
中国の普代に、俗世間を避けて竹林に集まり
酒を飲み琴を弾き、清談をした七人の隠者。
阮藉(げんせき)・嵆康(けいこう)
山濤(さんとう)・向秀絶対(しょうしゅう)
劉怜(りゅうれい)・阮咸(げんかん)
王戎(おうじゅう) -
※〈清談〉~せいだん
古代中国における知識人たちの哲学的な談話。
漢代末期から続く乱世で、儒教的教えに
反発を抱いた結果、清談に至ったとされる。
竹林は、彼らの理想とする清いことの象徴。 -
本坊・方丈の前に広がる石庭
「大雄苑」
昭和の天才作庭家の一人 加藤熊吉が手掛け
雄太かつシンプルな枯山水庭園。
白川砂の砂紋に、織田有楽斎が
兄織田信長の供養に建立した石塔や
赤松、七五三に景石がバランスよく配置されている。 -
昭和9年の室戸台風で方丈が倒壊。
昭和15年復旧した際に造られた
枯山水庭園。 -
方丈の長い縁側も
日本の建築美を感じさせてくれます。 -
法堂(はっとう)へ向かう
廊下に掲出してありました。
〈法堂〉
江戸時代中記の明和二年(1765年)建立。
仏殿兼用の「拈華堂(ねんげどう)」とも呼ばれ
五間四間・一重・裳階(もこし)付の禅宗様仏殿建設。
一般的に法堂は、寺院で僧侶が経典の講義や説教などをする堂塔。 -
法堂天井画「双龍図」小泉淳作筆
小泉淳作画伯が建仁寺
平成十四年(2002年)創建800年を記念して
二年がかりで描いた畳108畳の大きさで
迫力があります。 -
イチオシ
二頭の龍が重なりあって本尊である
釈迦如来坐像を守り続けている。
エネルギーの塊のような双龍が
今にも舞い降りてきそうな勢いがありました。 -
双龍図の解説に
〈阿吽の双龍〉の文字が何度も出てきました。
あうん も そうりゅう も
それぞれに漢字の意味はわかるのですが
もう少し踏み込んで見てみることに(⌒-⌒; )
阿は口を開いて出す音。
吽は口を閉じて出す最後の音。
このことから宇宙の始まりと終わりを表す
とも言われます。
このほかにも、阿は、真実や求道心。
吽は、智慧(ちえ)や涅槃(ねはん)に例えられます。
ですから、古来より龍は二頭でつまり阿吽で
描かれてきたのですね。
〈宇宙の始まりと終わり〉〈智慧と涅槃〉など
法堂に描かれる画題として正攻法
本流と言えるのだと分かりました。
〈涅槃〉ねはん
一切の煩悩から解脱した不生不滅の高い境地。
転じて、釈迦や聖者の死。
仏教が理想とする「悟り」の境地。
一般的な国語辞典より -
入口に説明の掲示板がありました。
-
この廊下の奥の間に
拝観 玄関口に
「細川護煕 美の世界」が
待っています。
ワクワク♪( ´▽`) -
細川護煕(もりひろ)
熊本県藩主を務めた細川家の18代当主。
熊本県知事や首相を務め60歳で政界を引退。
絵画・陶器・書など
幅広い創作活動を精力的に行っていて
日本各地やニューヨークなど海外でも
個展が開催されています。 -
細川家と建仁寺には、深いご縁があるそうです。
その出会いは遠く鎌倉・室町時代まで遡ります。
建仁寺の住職と細川家のご先祖が境内でばったりと
出会い、禅問答を通して仲良くなった。と伝えられています。
以来、細川家から建仁寺の塔頭である正伝永源院には
細川家の始祖である細川頼有が祀られています。 -
掛け軸には
細川護煕の「落款」と「細川護煕の印」
がありました。
落款〈らっかん〉
落成款識の略語で、書画を作成した際に制作時や記名
識語、詩文などを書き付けたもの。 -
こちらの掛け軸の署名印は「細川」と姓のみ
署名印も何個も用意してあるのですね。
生け花も素敵でした。 -
襖絵奉納時には
細川護煕が以前奉納した
掛け軸「達磨」かけてある間で
記者会見が行われました。 -
建仁寺でも ほぼ貸し切り状態で
ゆっくり・たっぷりと拝観することができ(⌒▽⌒)でした。 -
このように色彩鮮やかな掛け軸も
良いものだなぁ。と
味わい深く観てきました。 -
掛け軸のブルーに
生け花の黄色が素敵な配色です。
壁紙をよ~く見ると
二引の桐文(建仁寺・寺紋)が
一面に描かれています。 -
「細川護煕 美の世界」
瀟湘(しょうしょう)八景図襖絵
奉納特別公開
6月6日~12月31日 -
自分が建仁寺を訪ねる前に観て臨んだ
テレビ番組「襖絵の世界」。
作家の感性の豊かさを感じることができる制作意図と
五感を研ぎ澄ませた芸術作品の鑑賞方法などを教えていただきました。 -
ここから TV番組の中で
染色画家 鳥羽美華さんと
アナウンサーとの対談で
語られていた制作意図などを
ほぼそのまま載せてみました。
アナ「襖絵はこうやって座って観るとより魅力的に感じられると
いうことですね。
まさに水面の先の延長上に自分がいるようにも
感じられる気がします。 -
イチオシ
アナ「この〈舟出〉という作品ですが
どういった情景を描いたものなのでしょうか。」
鳥羽「私はヴェトナムの風景を30年程描いている
のですけれども、それまでに見た風景の中で
農村地帯が非常に綺麗なんです。
そこの湖の様子を描いたものです。
静止した湖面に舟を浮かべて漕ぎ出すと
漣が立って広がっていく。
精霊の山に向かって漕いでいく訳ですけれども
遠くの方から僧侶の読経が聞こえて
それがこだましていくという
青い早朝の様子を描きました。 -
イチオシ
アナ「ヴェトナムの風景を日本の禅寺に描いたというのは
どうしてなのでしょうか。」
鳥羽「建仁寺さんの方から〈禅を組みたくなるような作品に〉
というお話しがありまして、
禅というのはお坊さんたちが人生を賭けて見出されてきたもの
だと思うのですけれども、私の作家人生の中に見てきた風景の
中に答えがあるのではないかと思ったのです。
それが
〈バンロン〉という風景だったのですね。
※ヴェトナム紅河デルタ地方Van Long湿地自然保護区。
ラムサール条約湿地に認定されています。
アナ「きっかけはヴェトナムの風景だったけれども
禅の世界の普遍的なものを感じられたと」
鳥羽「水というのは生命の根源ですから、
その風景を描きたいと思いました。」 -
アナ「どの様にして描いたのか、その技法に迫っていこうと思いますが
鳥羽さんは、型染という技法をお使いなんですね。」
鳥羽「型染というのは、染色技法の中でも日本独自の歴史のある
技法なんですね。例えば、武士の紋であるとか、着物の柄をつける
ために日本の衣装を彩ってきた。という技法の一つです。
それが、たまたま私はこの様に絵画の中に持ち込んだということなんです。
先ず、型染というのは絵を描いてから型紙を作るのですね。
(※着物の柄の型紙を示しながら)穴を開けた所を掘り込んでいって
ここの上にもち米と糠で作った糊を置くんです。
日本の場合農耕文化ですので、昔糊を考えられた訳ですけれども
糊をつけると防染したところは
色が染まらないという技法なんですけれども。
非常に工程が複雑で沢山あって割と難しい技法です。」
アナ「型染ならではの表現できるものというのは
〈舟出〉でいいますとどんなところですか。」
鳥羽「いわゆるカッターで彫り込んでいきますので
非常にシャープなエッジが出るんです。
ですから水面のところ彫り込んだところが
非常にはっきりと際立って
形が綺麗に出ていきます。
アナ「凪の輪郭がはっきりとしていると、
一方で他の部分が
おぼろげな色の濃淡がありますけれども、
これはどの様にして描いたのですか」
鳥羽「対照的にモヤのような雰囲気を染めたいと
思いました。
染色というのは、非常に軽い濡れた状態だと
幾らでも拡散するんですね。
ぼかすという技法を使ってそれを型染のシャープな線と
対照的に使ってあります。」 -
〈襖の引き手〉
アナ「襖絵の全体を作られた時にも大事にされたそうですけれども
教えていただけますか」
鳥羽「引き手というのは、
襖に重要なポインになるアイテムなんですけれども
この作品が湖と舟を描いていますので
舟を漕ぎ出す時には、櫂(かい)オールが要る訳ですね。
この襖には櫂がふさわしいのではないかと思って
この形にしました。
中には七宝をはめ込んであります。
まるで宝石のような引き手にしたいなと思いました。
アナ「襖絵一つとっても、引き手のように様々な技術が
詰め込まれているのですね。」 -
アナ「実は、その型染の魅力が良く表れた作品が〈襖絵・舟出〉
の裏の襖絵に描かれているんですね。」
※鳥羽さんが襖絵を開くと〈凪〉という鳥羽さんの作品が襖絵と
なってあわられます。
私たちは、ぐるりとお部屋を回り込んで
〈凪〉の襖絵の間に行きました。 -
イチオシ
※襖絵・舟出の襖を鳥羽さんが開くと
鳥羽さん〈凪〉という作品の襖絵があわられます。
アナ「こちらには型染のどんな技法が生かされているのでしょうか。」
鳥羽「型染というのは、本来要らないものを削ぎ落としいく技法で
空と水の境界線を型染ではっきりと入れたのですけれども
明解に出ますので、余計にこのシーンはですね
ブルーの〈舟出〉時のシーンよりもっと早朝。
まだ夜が明けない時なんですけれども、静謐な静かな感じを出すのに
型染のキリッとした型を入れました。」 -
鳥羽「型染というのは、本来要らないものを削ぎ落としいく技法で
空と水の境界線を型染ではっきりと入れたのですけれども
明解に出ますので、余計にこのシーンはですね
ブルーの〈舟出〉時のシーンよりもっと早朝。
まだ夜が明けない時なんですけれども
静謐な静かな感じを出すのに
型染のキリッとした型を入れました。」 -
アナ「空や水面のあまり何も描かれていない所が
中央のラインとの対峙が際立っていて静謐な雰囲気が伝わってきますね。」
鳥羽美華さんの
「舟出」をゆっくりと鑑賞して -
イチオシ
再び〈舟出〉の前から
『建仁寺』の浅野俊道さんも加わってのインタビュー。
アナ「建仁寺さんほどの歴史のあるお寺さんですけれども
その襖絵に現代作家の方に描いていただくというのは
どんなお考えのことからなのでしょうか。」
浅野「これはですね。実は昔からよく行われていたことなのです。
昔から神社仏閣という所にはそういうシステムが存在しておりまして
ですね、信者さんという立場の方がいらっしゃると。
その方たちは、お世話になっているところを
有名にしたいという思いで
ご寄付をしてくださる訳なんです。
一方、芸術家の方達は、やはり
どんだけ凄い腕を持ってしてでもですね
材料が集まらないという状況があったのですね。
そこで我々は、この両者のご縁を結ぶばせていただく。
そうすることによって、
最高の材料と最高のものが出来上がるということです。
それがお寺に収められたら
今度は沢山の人が訪れてお寺は有名になり
芸術家たちは、その腕を存分に発揮したその作品を
皆さんに発信できる。
そういったシステムなんです。」
アナ「お寺にとっても、画家にとっても利点のある
まさに、システムということなんでしょうか。
だからこそ、京都には有名な襖絵があるということなんでしょうかね。
画家の立場から伺って如何ですか」
鳥羽「こういう大舞台を与えられるということは
画家冥利に尽きると言いますか、
ほんとうにありがたいことだと思います。」
アナ「なかなかこれだけの大きなキャンバスに
絵を描く経験というのはなかなか画家の方にとっても
珍しいのではないでしょうか。」
鳥羽「なかなかないことですので腕の振るいがいのある
ことでしょうか。」
アナ「浅野さん、鳥羽さんの作品が描かれたことによって
『建仁寺』さんにとっても、かなり多くの方に知られたという
実感がありますか。」
浅野「やはり、お問合せも多いですし、こちらの作品は
禅の思想であったり、そういったものを綺麗に体現していただいた
作品でもあるので、ご覧いただいてゆっくり禅を感じていただける
そういった空間になったのではないかなと思っております。」
アナ「鳥羽さんが考えられて描かれた世界を観ている方々が
まさに感じていらっしゃる絵ですね。」
インタビューを聞き終えて
教えの高貴さを専門用語などは全く用いずに
それらとは別に
わかりやすく現実に即した説明で
教えていただけました。
これを聞けば、友人と相方さんが
「随心院」で感じた疑問は払拭されると思いました。 -
お庭〈潮音庭〉を眺めながら
-
そろそろ建仁寺を失礼いたします。
-
拝観 冊子(パンフレット)に
略図が掲載されてあります。 -
こちらが本坊入口となっています。
-
花見小路も閑散としていました。
-
風景に溶け込んでいて素敵です(^ー^)
-
簾が下がっていて
なんともいい雰囲気を醸し出していますね。 -
京都の歳末には欠かすことのできない
南座「吉例顔見せ興行」のポスターが。
いいですね。
この町と歌舞伎界
相互にお客さまとなって支え合い
伝統を守り伝承してゆく。 -
京都の街歩きならでは
を感じながら。 -
歳末らしい玄関飾りを見かけました。
その中の「笑門」の文字が目に留まりました。
〈笑う門には福来る〉と言うからかな。
でも、自分の住んでいる所では見かけたことがない
ので、調べてみました。
諸説があるようですが、
どうやら、〈笑う門には福来る〉の意は間違いなさそう?
ですが、しめ飾りの材料には、ひとつひとつ意味が
ありました。
しめ飾りの真ん中に「笑門」と書いた木札が。
木札は、家内安泰や繁栄を望み
上から反時計回りで
橙(だいだい)ゆずり葉と併せて、だいたい譲る。となり
馬酔木(あしび)毒の木で悪魔を寄せ付けない。
裏白(うらじろ)裏まで白い気持ちで新年を迎える。
木札の下(中央)ゆずり葉 新葉が成長してから旧葉が落ちる。
この部分は画像には、ついてないようです。
四手(しで)神域を表す。
柊(ひいらぎ)悪魔を鋭い針で退散させる。
藁(わら)日本人の主食である米に感謝して使う。
こんな風に書かれてあるのを見ました。が
これもまた諸説もあるのだろうなぁ。と思います。
また
〈笑門〉しめ縄はお正月(松の内)だけ飾るものではなく
年中飾っておき、年末に新しいものと替えるそうです。 -
祇園の街は歳末の風景で
そこそこ人混みもありました。 -
ランチには軽めに(^ー^)
カレーうどんを食べて -
「大極殿」の本店にやって来ました。
-
食べる時崩してしまうのを
ためらってしまう程
美しい京都の季節が並んでいました。♪( ´▽`) -
「大極殿」の名物
月替わりの〈琥珀流し〉
前回やってきた時に美味かったので
友人を連れてきてみました。
今月は、〈黒みつ〉でした。
琥珀流しと
〈ぜんざい〉〈きな粉餅〉等
それぞれオーダーしランチ兼としました。
幸い友人にも好評でした。
第一日目の基本的な日程はこれで終え
ホテルに戻ります。
② 25,501
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