2021/12/10 - 2021/12/11
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まつじゅんさん
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COVID-19で深刻な影響を受けている観光業等の活性化を目指し始まった、兵庫県民割を利用したお出かけ第二弾の前編です。
第一弾は2021年11月13日に六甲アイランドから魚崎郷、芦屋を廻ってきましたが、次に九州へ温泉と大相撲観戦の旅に出かけていたので、12月までに4か所訪れる事としていた県内旅のアップは、後回しとなってしまいました。
県民割でお得に廻れるのは、当然ながら兵庫県内限定なので、場所探しは①今まで訪れた事が無いか時間が経過している場所。②温泉や美味しい食事がお得になっている所。というMyルールを元に、奥様と相談して「赤穂御崎温泉」といたしました。
赤穂は私の大好きな「忠臣蔵」の舞台でもあり、赤穂御崎温泉は30年位前に職場の旅行で訪れて以来です。
日帰り可能な場所で、詰め込み工程が大好きな私ですので、帰省の際中国自動車道から見えて気になっていた安冨稲荷・安志加茂神社に立ち寄り、龍野でランチしてから赤穂に向かいましたが、17時前にホテルに到着するという余裕の工程で、ゆっくり温泉に浸かり、美味しい食事を頂きました。
温泉に浸かりながら、瀬戸内海の夕焼けと日の出を眺め、ゆったりと休養し、充電する事ができました。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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倉吉への帰省で、中国道を走る度に安冨PAと山崎ICの間に見える大きな赤い提灯が気になっていました。
調べてみると、安志加茂神社の摂社である安志稲荷神社の大提灯が見えていたようです。
「神社明細帳」によると、1908年11月26日に、宮ノ谷から移転合併され、元笠守稲荷社と称され、安志藩陣屋に祀られ、小笠原家に厚く信仰されていて、第二次世界大戦後 現在地へ移り安志稲荷神社となったとの事です。
参道は、旧安志街道から北上し、入口には石燈籠、標柱には「加茂神社」(昭和6年建立)の記があり、中国自動車道路に架かる稲荷橋、稲荷大提灯、稲荷大鳥居をくぐり、馬かけ神事が行われていた長い参道を歩くと右手に稲荷社、正面に安志加茂神社があります。安志稲荷神社 寺・神社・教会
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この神社では、昭和52年より稲穂一反分を使用した巨大な干支のオブジェが奉納されています。
駐車場の脇にある寅は、高さ4m、全長7m、重さ2tという巨大なもので、台座の上で睨みを効かせています。
この寅は、地元の酒米 夢錦の稲穂等で、約1ヶ月かけて作られたもので、結構リアルな仕上がりです。
本殿の脇にも、三宝の上に巨大な寅が設置されています。
この干支の設置期間は2021年12月1日~2022年3月末日までのようです。(アップが遅いから、終わってしまっている・・・。) -
安志加茂神社は、京都上賀茂神社の分霊を奉祀し、播磨国安志庄の荘園鎮守・総社として建立された神社との事です。
境内には先の安志稲荷神社、神明社、小笠原神社、金刀比羅社があり、隣接した池の中には弁天社が祀られています。
色鮮やかな朱塗りの稲荷大鳥居や弁天社の渡り橋等が、緑に包まれて一際引き立っています。 -
こちらは、歌手 丘みどりさんの地元の神社で、新曲のヒット祈願や、毎年初詣に訪れている神社のようです。
小さい頃はこの辺で遊び、秋のお祭りの太鼓も叩いていたようで、今でもお祭りの音楽が流れたら叩ける自信ある、と言われていました。 -
左から、金刀比羅神社、神明社、小笠原神社の拝所です。
勧請年次不詳で、本社の左手に茅葺きの神明造の社殿に三神が並んであります。
下は「願い臼」で、12支の臼があり、心中で願い事を唱えながら、干支臼にお賽銭をいれて、年の数だけ杵で臼をついてお参りすると願いがかなうと言われているようです。 -
新池に浮かぶ弁天社です。
1969年に、農業用水・防災用水の溜め池である新池を改修された際に、末社として創立されたようです。
弁天橋を抜けると奥宮が祀られています。 -
安冨稲荷周辺に農村ランチのお店があり、行こうと思っていたのですが、定休日という事で、赤穂に向かう事にしました。
ランチが遅くなったら夜に支障が出る、という事で、龍野で頂く事にしました。
以前、龍野を巡った時に色々お店があったのを記憶していましたが、何処にするかは街を歩きながらの嗅覚勝負。
2019年11月の龍野街歩きの忘備録↓
https://4travel.jp/travelogue/11562997
ということで、こちら「エデンの東」という雰囲気のあるお店で頂きます。エデンの東 グルメ・レストラン
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飛び込みで入ったのですが、なかなかのお味でした。
落ち着いた雰囲気のお店で、古くから龍野で愛されてきたお店のようです。
店名は映画「エデンの東」から取られているようで、ジェームズ・ディーンのポスターや、昭和の香りのする京の町家風のお店です。
日替わり弁当はコスパも良く、洋食のランチは、スープも美味しく、メインもきちんとした料理で美味しかったです。 -
食事を終え、少し龍野城下を歩きます。
「たつの市 醤油の郷 大正ロマン館」はいつ来ても、寅さんのイベントが行われています。
龍野は、男はつらいよ第17作 昭和51年7月封切りの「 寅次郎夕焼け小焼け」の舞台となった場所で、マドンナは、太地喜和子さん。
出演者に宇野重吉、岡田嘉子、寺尾聡さんという方々が名を連ね、宇野重吉、寺尾聡さんの親子共演も珍しいですが、寅さんシリーズの中でも、名作と呼べる作品だと思います。醤油の郷大正ロマン館 名所・史跡
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「寅さんサミットを龍野に誘致する会」の方々が頑張っています。
「寅さんサミット」は、「日本の原風景を守り、後世に伝える」をテーマに、映画「男はつらいよ」が繋いでくれた縁のもと、「地域と地域」「人と人」を繋ぐイベントとして、多くの人に愛されるイベントとして、毎年開催されています。
COVID-19の現状では、なかなか一堂に会する事は叶わないですが、2021年は24都市(ウィーン含む)の参加があったようです。
倉吉も参加して欲しいですが、龍野での開催が決まれば、是非訪れたいと思います。 -
龍野を出て赤穂に入る前に、坂越に寄り道です。
坂越は「さこし」と読むようで、都市景観大賞(都市景観100選)にも選ばれた伝統的建造物群による古い町並みが綺麗な街です。
また、生島は国の天然記念物、瀬戸内海国立公園特別保護地区、ひょうごの森百選に指定されていて、島を包む美しい坂越湾の眺望で有名のようです。坂越 名所・史跡
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坂越は、播磨灘の天然の良港で、秦河勝や児島高徳等の多くの偉人伝説が残る地のようです。
伝承記録によると、坂越は瀬戸内往来の重要な中継地として、長く栄えており、807年、中国からの帰途であった空海や、901年には、都から九州の大宰府へ下る途中であった菅原道真、1587年九州遠征中の豊臣秀吉を見舞った細川幽斎も帰途に立ち寄ったようです。 -
17世紀に入ると、瀬戸内海有数の廻船業の拠点として発展し、廻船業を営む豪商が誕生し、坂越浦には、西回り航路用の大型廻船31艘、内海航路用の小型廻船15艘余りが基地としていたらしいです。
また、西国大名の参勤交代や、オランダ船の入港記録もあり、発展を続けていたようです。
18世紀以降は、北前船の日本海諸港が台頭し、瀬戸内の港町が衰退する中、坂越は「赤穂の塩」の北前船の港として栄えていて、今でも、坂越浦から高瀬舟の発着場があった千種川まで続く「大道」通りの風格ある街並みは、当時の繁栄を残しています。
坂越まち並み館は、資料館兼観光案内所として名所・旧跡、特産品といった資料が展示されていて、大正時代の奥藤銀行坂越支店を修景整備した建物には、アメリカ製の大金庫が残されており、銀行として使用されていた当時の古い歴史を感じさせています。坂越まち並み館 名所・史跡
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坂越の街並みに溶け込んだ、こちらのカフェ「しあわせなより道」で小休止です。
古い町家をリノベーションしたカフェのようで、外観の歴史とお洒落なカフェが融合したお店です。
街と溶け込み過ぎて、見逃してしまいそうな佇まいです。
珈琲は量はたっぷり、ケーキやブリュレとの相性も抜群でした。しあわせなより道 グルメ・レストラン
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街並みには、他にもお洒落なお店があります。
こちらの「坂利太」はソフトクリームで有名なお店のようで、赤穂で人気のイタリアン「さくらぐみ」がプロデュースしたナポリ菓子のお店のようです。
築70年の民家をリノベーションした、ナポリの伝統菓子「アラゴスタ」を中心に、ナポリテイストなお菓子を提供されていますが、特にクロワッサンのような見た目のサクサクのパイ生地「アラゴスタ」に、丸尾牧場の生乳を使用したソフトクリームには行列が出来ていました。坂利太 グルメ・レストラン
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港沿いに少し歩くと大避神社があります。
坂越の山麓にある神社で、旧社格は県社です。
瀬戸内海の三大船祭りといわれている「坂越の船祭り」の神社で、大阪天満宮の天神祭、安芸厳島神社の管絃祭と共に三大船祭りの1つに数えられるお祭りで、江戸時代初期、祭神の秦河勝が渡来した伝承を再現した事から始まったと伝えられている、荘厳華麗かつ勇壮な、他に類をみない伝統的和船の船渡御祭と言われていますが、例にもれず昨年は中止になったようです。
時節柄か、狛犬もマスクをしていました。大避神社 寺・神社・教会
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石畳の坂越の街沿い、宝珠山にある真言宗の仏教寺院です。
山号は宝珠山と称され、本尊は如意輪観世音菩薩で、妙見寺観音堂と呼ばれているようです。
「太平記」児島高徳氏のゆかりの寺として有名ですが、神仏習合時代は同じく宝珠山麓にある大避神社の神宮寺となっていて、同神社と縁が深い寺でしたが明治時代の神仏分離令によって分離されました。
観音堂は、宝形造で本瓦葺 桁行、梁間共3間で、正面の1間は外壁が無く吹き放した懸造り形式で、江戸時代中期の寺院建築の遺構として貴重という事で、1997赤穂市指定有形文化財に指定されています。妙見寺 寺・神社・教会
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坂越を出て、今日の宿泊地「かんぽの宿赤穂」に向かいます。
かんぽの宿は初めてでしたが、風呂から見る瀬戸内海の景観が素晴らしく、清潔で気持ちの良い宿でした。
2022年4月からは、赤穂を含め28宿は㈱マイステイズ・ホテル・マネジメントに一括売却されるそうです。亀の井ホテル 赤穂 宿・ホテル
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料理も凝った装飾等は少ないですが、綺麗で美味しかったです。
冬の播州プラン
食前酒:柚子ワイン
山海の集い(前菜):チキンサラダ、海鮮セリー寄せ、干し柿、サーモン寿司、赤貝酢
御造里:鰈、茹で蛸、寒鰆、焼き穴子
(醤油:ふしいち桐、赤穂の塩、オリーブオイル)
お凌ぎ:エリンギのクリームスープ
蒸し物:鱈蕪蒸し、銀餡
揚物:蟹湯葉巻き、鮟鱇天婦羅
小鍋:冬の味噌鍋
止椀:清汁仕立て、蟹真丈
香物:二種
甘味:柚子シャーベット、林檎のワイン煮マスカルポーネホイップ添え
ご飯は、追加で牡蠣の釜めしでお願しました。 -
今回初めてのかんぽの宿でしたが、会員になるとドリンクサービスや記念品を頂けるプランがあり、小者の私は即会員になりました。
奥様と美味しいサービスのビールで乾杯です。
刺身の醤油は、最近どこのお宿も結構凝っていますね。
こちらでも、料理に使いやすい岡山県の甘口醤油という「ふしいち桐」は美味しかったです。 -
牡蠣の釜めしは美味しかったですね。
色々、播州の味を味わうことが出来て美味しかったです。 -
翌朝、部屋の窓から瀬戸内海を眺めています。
うっすらと明るくなりかけた頃、日の出を露天風呂から眺めにいそいそと向かいます。 -
露天風呂からの朝日を眺め、少しクールダウンして朝食に向かいます。
食堂の大きな窓越に瀬戸内海を見ながら、たっぷりの朝食を頂きました。
少し休んで、もう一度風呂に入り赤穂観光に向かいます。
前編これまで。
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