船に乗って福岡へ　1日目

2021/11/13 - 2021/11/15

ワクチン接種と体調管理で日々の状況を見ていましたが、国内の感染状況も落ち着いてきたタイミングで旅行することにしました。
できるだけ安全を確保するにはと考えた結果、片道を船の個室で移動することに。

「船に乗って福岡へ　1日目」は、神戸で時間を過ごしてから新門司港行きの船に乗った記録です。

表紙写真は六甲アイランド行きのバス乗車前に三宮で撮影したマンホールです。

エリア 兵庫

ここはJR新神戸駅、新幹線でやってきました。
初めて降りる駅でちょっとどきどき。

新神戸駅 駅

新神戸駅のすぐ近くからは、ロープウェイで移動。ここはハーブ園山麓駅です。
旅行の荷物は新神戸駅のロッカーへ預けて身軽に。
船の出発は夜なので、屋外で1日ゆっくりしよう計画です。
ロープウェイ往復チケットを購入し、神戸布引ハーブ園へ向かいます。

神戸布引ハーブ園/ロープウェイ 公園・植物園

ロープウェイからは見事な景色が堪能できます。
大きく窓がとってあるので山の様子も海の様子も街の様子もバッチリです。

上がっている途中右下に、布引の滝が見えました。
こちら先ほど降りた新幹線の駅からも歩いて行けるそうで迷ったのですが、階段が多いので旅行初日に疲れ果ててはと思いロープウェイから楽しむことに。
水量は少なくなっていますが、滝、滝つぼ、そこから流れ落ちる水の様子が伺えました。

布引の滝 自然・景勝地

そして進行方向左手にはダムも見えました。
水量は少な目と思ったけれど、壁や木々の映る様子が綺麗でした。

布引五本松ダム 名所・史跡

ついた！
ちょうどこの日からクリスマス仕様になったようで、ツリー風の飾り付けや大きなクリスマスリースもあり良い雰囲気です。
写真手前側から園内を散策できるようになっています。歩いた中で結構時間をかけて見たくなったのはハーブのエリアで、姿かたちを見るだけでなく顔を近づけて香りを確かめることもできました。

ハーブ園中間駅まで歩いて下ると、再びロープウェイに乗って山頂駅に向かいます。
徒歩20分の割ときつい傾斜な道のりも、ロープウェイならラクラクです。
写真は途中で休憩したハンモック、日が差している間は暖かくてのんびり心地よく空を眺めていられます。
ハンモックすごくいいです。

山頂駅まで戻ったのは予約していたレストランで昼食をとるため。
ザ・ハーブダイニングではメイン料理を選ぶ方式のレストランで、写真奥の前菜セットがついてきます。これとってもおいしかった！
ひとつひとつが丁寧な味わいで、追加注文したワインと交互に大変楽しませていただきました。

ザ・ハーブダイニング グルメ・レストラン

食後の散策、見つけたのは受粉のお手伝いの（？）虫さんと菜の花。
園内散策をしていると必ずどこかで手入れの音がしていて、広い敷地を丁寧に管理されている様子にすごいなと思いました。

途中見つけた日時計らしき設置物。ヨットの帆で測るものは初めてみました。
ハーブ園は屋外だけでなく、屋内での植物や飾り付けの品もいろいろあって楽しめました。

なるほどー、と思った展示。
中央の像もすてきだし、その背景にある植物も花が色付けば形が浮かび上がるようになっていそうです。

風の丘中間駅手前のカフェ、評判を聞いて食べてみたかったラベンダーソフトクリームとてもおいしかった！
ハーブティーも食べられる花びらなどが入っていて実によかったです。寒い中歩き疲れた身体にしみるおいしさ。

最後にお土産をと再び山頂駅へロープウェイ、その後奥の建物を見ていないことに気付いてうろうろ。
写真はその時見つけた六甲アイランドが見える場所から撮ったものです。
左にかかる半円形の橋の右上あたりに、船が見えました。この後はそこまで移動して、乗船する予定です。
この頃には日差しも雲に覆われだいぶ寒くなっていました。クリスマスイベント初日で点灯式もあるとのことだったのですが、早々に引き上げることに。

新神戸駅からもバスが出ていたのですが、時間に余裕があったので地下鉄で三宮駅へ。そこからバス乗り場まで行き、乗車しました。
神戸三宮から神戸ベイシェラトン前まで大人ひとり380円。
写真は車内から見えた景色、中央の山部分に、さきほどまでいた神戸布引ハーブ園が見えます。遠い！

進んで行くと船が見えました。手前はさんふらわあごーるど、奥に阪九フェリーせっつが停泊しています。
このバスは神戸ベイシェラトン前で降りました。送迎バスが出る六甲ライナーアイランド北口駅まで歩いても数分でつきます。バスの時間までしばらくあったので、シェラトンホテルで買い物やお茶をして過ごせよかったです。

乗り換えた送迎バスでやってきましたフェリー乗り場、これから乗船する阪九フェリーせっつです。

阪九フェリー神戸のりば 乗り物

まずは部屋でひとやすみ、今回はテラス付きの部屋が予約できたので早速外に出て景色をぱちり。
外、寒いです。窓をあけたら換気もできていいなと思っていましたが、特に航行中はビュワワワーっと強い風が吹きつけるので開けっ放しの写真というのは取れませんでした。

次は、避難経路の確認。
デッキに出て、ボートなど避難用具のある旅客脱出集合場所を見に来ました。
出発前なので、そこまで風は強くありません。寒いですが。
部屋に戻ると救命胴衣装着方法のビデオ鑑賞。万一のときにどこまでできるかわかりませんが、やらないでいるよりは心構えが持てていいかなと思っています。

デッキから見た風景。雲が出ていましたが、月はきれいです。
港のガントリークレーンが本当にキリンのようで、みんなで月を見上げているみたいだと思いました。

部屋でゆっくりしていると、ぶおーっという大きな音が。
あれ、出発まであと少しあるのになと思ったら別の船、さんふらわあごーるどでした。出発地は同じ神戸港ですが、ごーるどの行先は大分です。

夜のお楽しみ、お夕飯タイムです。
あらかじめ予約注文していたお弁当を新神戸駅の淡路屋で受け取ってきました。船内で購入した白ワインと一緒に楽しみます。
阪九フェリー評判のシュークリームも早々に購入して準備。デザートにいただきました。おいしかった！

ワインの隣にいるとらじまは阪九フェリーキャラクターのふねこ、記念にと買ってきました。
反対側は同じくキャラクターのみけやん、ゲームコーナーでゲットできました。まさか取れると思わなかった。奇跡的。ありがとうおめでとう。

新門司港行きの船は、３つ橋をくぐります。
神戸港を出て最初の橋は明石海峡大橋。出発からだいたい1時間ぐらいでくぐりぬけるのですが、多少前後するようなのでしばらく前からテラスで様子を見ていました。
寒いです。
11月半ばでこんなに寒いなら、真冬はとんでもなく寒いのだろうと思いました。

この画像は、容赦なく吹き付ける暴風、極寒、そして船自体の揺れを4分間耐えた唯一の写真です。
オリオン座の腰から下が写っているのがわかります。もうちょっと取り直ししたかったとも思うのですが、4分間スマホと三脚を必死で押さえることで精神的に疲れ果てました。
「スマホが海に落ちてしまったら」という超恐怖との戦い、再挑戦無理無理でした。

天体撮影から2時間ほど、なんなとなく目が覚めたらこんな案内がテレビで流れていました。
やった！　丑三つ時だから無理だろうと思っていた来島海峡大橋のくぐり抜けが体験できる！

テラスのおかげで、身支度が適当でも橋のくぐり抜けが楽しめました。ありがたやー、でも寒いのでさっさと部屋にはいって就寝。

以前の旅行（https://4travel.jp/travelogue/11531216）で瀬戸大橋はくぐっていたので、これで３つすべての橋を下から眺めることができました。
昼夜の違いもあるし、くぐったからといって何があるわけでもないのですがとても満足。

朝になりました。時刻は6時半。朝食は前日地上で買っておいたヨーグルトと、船上で買っておいたアップルパイをいただきました。
が、撮ったつもりで撮っていなかったらしく画像はありません。

写真は日の出前だからか雲が多いからか、ちょっと暗い感じの窓の外です。

福岡の日の出は6時49分、そこから5分経ったあたりの空をぱちり。
日の出の雰囲気！　だけでも！　なんとなく！
そして左端に写っているのは大阪南港発の名門大洋フェリーです。目的地は同じく新門司港。

もうすぐ九州に到着します。到着予定時刻は8時半、画面で刻まれている時刻は8時12分。
あっという間に感じます。もうちょっと船旅を楽しみたい、と思えるのは瀬戸内でそう揺れの激しくない航路だったからでしょうか。
いろいろな体験談や動画を見るに、台風前後の太平洋や日本海冬の荒れ具合はすごそうです。テラスでの強風で恐怖だった自分ではそちらは無理そう。

新門司港に近づいてきました。写真は手前に停まっていた泉大津からの阪九フェリー。
中央の建物は第2ターミナル、反対側から見るとわかるのですが船の煙突部分を模した形だそうです。

そして神戸港からの船旅終了の地、新門司港第1ターミナル。
なんだか奈良っぽい建物と思ったら、奈良の平城京大極殿を模しているそうです。
（九州にも平城京があるのかと驚きました）
この後バス乗車にいそぐあまりじっくりは見ていませんが、天井の雰囲気など良い感じでした。

今回のメイン船旅はここまで、これから旅行2日目が始まります。

阪九フェリー 乗り物