2021/12/18 - 2021/12/27
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呑ん兵衛ヴァガボン(ド)さん
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ヘッセン州、ドイツそして欧州の交差点であるフランクフルト、を流れるマイン川を約30km下るとライン川に合流しますが、その地点の左岸がラインラント-プファルツ州の州都・マインツです。
マインツには、中世に神聖ローマ帝国の王を選ぶ権利を持つ選挙候でもあった大司教がいて、その権力の象徴である荘厳な大聖堂があります。
ここでは、その前の広場で開かれた2021年のヴァイナハツマルクト(クリスマスマーケット)の様子をお知らせします。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 3.5
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 2.0
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ここはマインツのライン川の対岸(東側)にある、マインツ-カステル(Mainz-Kastel)の同名の駅です。
停車中の列車は、フランクフルトから空港経由でマイン川の左岸を走るS9です。
川の向こうに、マインツ大聖堂のアタマが見えてます。
ここは「マインツ」の名前があるものの、マインツ市には属さず、しかも州も違ってヘッセン州の州都であるヴィースバデーン市の一地域(Stadtteil)です。
なおこの列車は、本来ヴィースバーデン中央駅行ですが、6月に街の南の高速道路橋の損傷が見つかったために、その橋本体のほか下を走る鉄路も閉鎖されていて、この列車もこの駅で折り返しです(12月22日に平常運転再開)。
https://4travel.jp/travelogue/11715115 後寄り -
上の駅からライン川を渡ってマインツに行きますが、その橋の手前の景色です。
やはり大聖堂が見えてます。 -
ここは大聖堂と隣接する広場への川側からの入り口です。
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こちら側は人が少ないです。
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今回のここのクリスマスマーケットでは、新型コロナ対策のために入場者が制限されていて、罹患快復者(半年以内)かワクチン接種完了者のいずれかの証明書の提示が求められました(2G規則)。
この小屋は、その審査場です。
なお、背後の建物は、近代的活版印刷技術を発明したグーテンベルクの博物館(Gutenberg-Museum)です。 -
上で審査が完了すると、腕にこのような紙製の小バンドが括り付けられます。
これがないと、屋台での飲食物の購入ができません。
また、認定係員による抜き打ち検査のあるそうで、違反者は退去を命じられ、懲罰の対象になる可能性もあります。 -
バンドの全体です。
破損しないように溶剤で剥がしましたが、それで印刷が滲んでしまいました。 -
ちなみに、ここはシュースター通りからの会場です。
ここにも門番代わりの係員がいて、証明書の確認とバンドの括り付けをしていました。 -
西側の入り口に相当するホェーフヘン(Höfchen)です。
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上のコマの中央に見えてるクリスマスピラミッドです。
普通のこの手の人形のほか、この地に本拠を構えるZDF(ツェット デー エフ/ Zweites Deutsches Fernsehen/ 第2ドイツテレビ)のマスコットも添えられています。 -
そのマスコットは、Mainzelmännchen(マインツェルメンヒェヘン)のひとつであるDet(デート)です。
この画像は、ZDFサイトのPC用壁紙ダウンロードサイト
https://www.zdf.de/mainzelmaennchen
からのものです。
(C)ZDF -
その意匠は、マインツ市内の歩行者用信号機にも使われていて、マインツェルメンヒェヘン-アムペル(Mainzelmännchen-Ampel)と呼ばれています。
ベルリン他で使われているアムペルマンが、日本でもにわかに有名になって来ていますが、その対抗馬になるか?!
https://4travel.jp/travelogue/11702336 中ほど -
大聖堂に添うように造られた、お約束のクリッペです。
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かなりマトモ。
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会場の様子です。
人相互間の間隔を最低1.5m取れとあちこちに掲示されていますが、全然保たれていない週末です。 -
大聖堂をバックに。
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ドイツではワクチン崇拝の傾向が強いようで、ここでもそれを打っていれば間隔も必要ない状態です。
尾身苦労ん株が出て、少し変わったような気がしますが、日本とはまた別の大義名分を拠り所にするドイツ人にとっては、無くては生きていけない酒を呑むための免罪符であることには変わりないでしょう。 -
これは上のコマと同じ店ですが、平日なので混雑の度合が低いです。
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ライトアップされたグーテンベルク博物館をバックに。
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クリスマス後の様子です。
電飾は残っていますが、屋台は片付けられ、人も疎らです。 -
私同様、写真を撮る人も。
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この旅行記で掲げた屋台の中で、唯一呑み喰いとは関係ない店です。
クリスマスマーケットとは、元来この時期に一年で最も大切な行事であるクリスマスに向けて、それを盛り上げるためにいろいろなものを仕入れるための市です。
つまり、このような(実際にこの店で売っていたものがそれに該当るかどうかは置いといて)店が主役であり、呑み喰いはそれに付随するべきものであるはずですが、今はジモピーにとって反転している、と私は思っています。 -
さぁ、現代の実質的本題である、「呑み喰い」をご紹介します。
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この屋台は、冷静に考えると、単なるクリスマスマーケットのほぼ定番呑み喰い屋ですが、アタマに音楽時計(Spieluhr)載っかているため、実際に買うかどうかはともかく、写真を撮る人は多いです。
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「Dombraten」(大聖堂ロースト)の文字に惹かれて試してみました。
屋台の中です。 -
赤ワインで煮込まれ焼かれた豚肉で、柔らかく味も良うございました。
ただ、8オイロ(≒千円)と高め。そして、何がドームなのか分かりませんが、物の話には良いかも? -
ここはクリスマス村(Weihnachtsdorf)と称する、飲食スペースです。
ここに立ち入るにも小バンドの確認があります。 -
ワインの樽を模した造りです。本物のお古を改造したかどうかは分かりません(どなたかご教授くだされ)。
ドームをバックに。 -
どこぞのワイン醸造所がやっている、飲み物販売屋台です。
さぞかし旨いと思ってここの黒リースリング(Schwalzriesling)のグリューヴァインを試してみましたが、グリューワインとして考えると全然旨くない! -
上のドームブラーテンとともに。
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ここの会場でのグリューヴァインは、何軒か見た限りどこも3,50オイロと妥当な額(フランクフルトより0,50安)。そして、カップの保証金が1オイロなので、それを土産に持ち帰りたい輩には絶好です(フランクフルトでは3,-、ダルムシュタットで2,-)。
カップは、上の陶器のほか、ガラスのものあります。 -
ここはスープ屋です。
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多くのスープには、好みの具材を入れることができます。
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「おばあちゃんのじゃが芋スープ」(Oma's Kartoffelsuppe)です。ソーセージを添えてもらうこともできます。
写真のように中をくり抜いたパンに入れてもらうと7,80、普通の器だと6オイロです。 -
入れてもらった2種から選べるソーセージは イタリアの「カヴァロッティ」というちょっと辛いものだと聞きましたが、あとでネットで調べてみるも、そのような名のソーセージは(類似語を含め)見当たりませんでした。
まさか、桜肉じゃないでしょうねぇ?
このテーブルにも、1.5mの間隔を取るよう促すテープ(シール)が貼ってありました。 -
続いては、ディンネレです。
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これは、南西ドイツの一地方であるシュヴァーベンのものだそうで、今日本でも少し知られてきた仏アルザス地方のフラムクーヘンと同種みたいで、それより生地は少し厚く小さいです。
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この店には、週末、平日ともにいつも長い列ができていました。
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玉葱+ベーコン、
玉葱+チーズ、
じゃが芋+ベーコン、
じゃが芋+チーズ、
野菜+チーズ
がそれぞれ5オイロです。
その外、クリスマス特別ヴァージョンもあるそうです。
生徒学生は0,50引きというのが、素晴らしい! -
伸ばした生地に具が載り、焼かれるのを待つばかり。
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木のオーブンで焼きますが、初めは一番上に入れて、順繰り下に移動させていました。
奥に薪が置かれています。 -
上記のごとくいくつかの種類がありますが、好みのものがないときは次の仕上がりを待ちます。
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炉と焼きの管理、ブツ/カネの授受とけっこう大変そう。
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これが玉葱+ベーコン。
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【参考】仏・アルザス、ストラスブールでのフラムクーヘン。
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ライベクーヘン(Reibekuchen)屋です。
これは、ドイツ全般で見掛けるもので、一般にカルトフェッルプッファー(Kartoffelpuffer)と言われています。 -
自らは(ここでほか近年どこでも)食べていないのですが、ならなぜこれを示すかというと、とにかくドイツ人には人気だからです。(上の写真の列はコマからはみ出して続いています!)
これは、基本すりおろしたじゃが芋を揚げたもので、まぁ新鮮なら芋の美味さはありますが、多くの店で油の切れが良くなくべったり、身体に悪いこと必至!
典型的なドイツ人の喰いもんです。
これにビールを煽れば、痛風への早道? フランス人やイタリア人とは明らかに違う、ドイツ人の体型を想像してください。
軽食屋(イムビス)のみならず、レストランで付け合わせとして出されることもあります。 -
多くの場合、リンゴムースが添えられます。
ここもそうですが、普通一人前3枚です! -
会場のメインの入り口を遠巻きに。
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会場から離れて、ドーム裏手のアウグスティーナ通り(Augustinerstraße)です。
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同じ立ち位置から反対方向。大聖堂が見えてます。
この辺りには、木組みの家が見られます。
二股になる道に挟まれた家は、Weinhaus Zum Spiegelという食堂(呑み屋)で、このサイトのとんちゃん健康一番さんが好んで訪れていると紹介されていて、それを見るにつけ良さそうな店なので、いつかは行ってみたいと思っていますが、未だ果たせません。ヴァインハウス ツム シュピーゲル 地元の料理
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さらなる木組みの家です。
手前の家の電飾は、ドイツではどぎつく、少数派です。
一般的に、白熱燈色単色で、点滅もさせず静かなものが多いです。
これに馴染むと、例えば日本でもこの時期に流行るイルミネーションは、商魂たくましいニセ物に見えます。
もちろん、ドイツ人だってカネ儲けが好きで、クリスマスマーケットだってそのひとつですから。 -
街のあちこちにクリスマスツリーがあります。
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マインツ中央駅です。
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ここにもいくつかの屋台が出ています。
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ここは「会場」ではないので、2Gが求められていません。
これにて、2021年のクリスマスマーケットの報告は終わりです。
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