2021/12/13 - 2021/12/15
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ドクターキムルさん
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昨年(2020年)は師走になってからは鎌倉を訪れていないので、昨年師走の大祓式の写真はなかった。しかし、一昨年(2019年)の12月16日には鶴岡八幡宮を参拝しており、その写真には設営された大祓会場が写っているが、茅の輪は写ってはいない。すなわち、コロナ禍前までは師走の大祓では茅の輪がなかったものと思われる。
たとえば、鶴岡八幡宮では、6月の「大祓」と8月に行われる夏越祭(なごしさい)でも茅萱(ちがや)で作った「茅の輪」が設けられる(https://www.yoritomo-japan.com/gyoji-maturi/ooharae.htm)とある。
また、天然素材の茅萱は夏場であれば青々と茂っているであろうが、冬場では枯れてしまっているだろう。それを考えると師走の大祓で茅の輪くぐりが行われていたとは考えられない。事実、茅の輪を検索すると、そのように記載されている。
それがこのコロナ禍で、師走にも夏場の大祓や夏越祭と同じように茅の輪くぐりを行なっているのだろう。参詣(さんけい)者が茅の輪をくぐると災いを避けることができるといわれているからだ。
実際に今年の師走の茅の輪は夏場の茅の輪ように青々とはしていない。
1191年が創建としている鶴岡八幡宮は実際には1180年に遷座しており、800年を超えて続いているのは、このように、庶民に寄り添って祭祀を行って来ているからであろう。来年以降もコロナ禍が続くようであれば、師走の茅の輪も固定され、鶴岡八幡宮では年に3回茅の輪くぐりが出来るということになろうか。そうして歴史が紡がれて行くのだ。
(表紙写真は鶴岡八幡宮の師走の茅の輪)
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