小諸の市内散策してから秘湯高峰温泉へ。③冬は雪上車でしか行けない秘湯・高峰温泉にチェックイン！

2021/12/11 - 2021/12/12

人気の秘湯である高峰温泉。
特に土曜宿泊はなかなか取れません。
それが、帰りのみ小諸までJRバスチケット付きで予約できました。

土曜の朝、小諸駅近くの駐車場に車を停め、小諸市内観光を楽しんだ私たちは、車に戻って一泊分の荷物を小さなリュックに詰めて、ダウンジャケットを着て、再び車を小諸駅に置いたまま出発です。
JRバスでアサマ2000スキー場の駐車場まで行き、そこには高峰温泉が雪上車で迎えに来てくれています。

1泊ですが、真冬に雪上車でしか行けない標高2000mの秘湯を楽しんできました。

エリア 小諸・御代田(長野)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 旅行の手配内容: 個別手配

１泊分の荷物を小さなリュックに詰めて、小諸駅前に戻ってきました。
小諸駅13時45分発アサマ2000スキー場行きのJRバスに乗ります。

ココで乗車した方は数組。
ほとんどの方が高峰温泉のお客様でした。

定刻より少し遅れて駅前ロータリーにJRバスがやってきました。

小諸市の郊外を抜け、少し山を上り始めたら周りには雪が。。。

アサマ2000スキー場は何度か訪れたことがあります。
いつもは自分の車で。
今回は小諸からバスにしました。

今回はスキーをヤル気が無かったのと、アサマ2000の駐車場は朝一でないとすぐに満車になっちゃうからです。

八ヶ岳方面が綺麗に見えます。

JRバスがアサマ2000駐車場に到着しました。

高峰温泉の雪上車が宿泊客を待ってます。

さあ乗りましょう。

宿泊者の名前を確認して乗車。

中はこんな感じです。

屋根の上にも～～
希望者が２人乗りました。
寒いだろうに～～

スキー場の駐車場を出発～～

外はアサマ2000スキー場です。

ゲレンデのリフト横を進みます。

傾斜があるところを登り始めました。

かなりの傾斜を登っています。

音と振動が凄い！

雪上車に乗ること約20分。
高峰温泉に到着！

宿の雪上車が数台、停まってます。

空気がピリッと冷たく気持ちいいです。

積雪30㎝

それにしても寒い。
宿の中に入りましょう。

標高2000mの宿です。

日本秘湯を守る会会員である宿です。

氷点下2度。

お世話になりま～す。

若い元気なスタッフが多い。

広いロビーです。
すごく温かい。

検温して消毒してチェックイン手続き完了。

これが天然ガスの暖炉ですね。
このお陰で広いロビーは温かい。

スノーシューで歩いてきた方々がここで装備を干しています。

天然ガスの灯は青いんですね。

１階の休息スペース「朝霧」

入り口に自販機。

ビールが380円。
こんな秘湯なのに良心的な価格にビックリ。

休息スペース「朝霧」はこんなスペースです。

スノーシューを終えた方々が荷物の整理をしていらっしゃいました。

バードウォッチング用のカメラや双眼鏡が置かれています。

外はこんな冬景色です。

スタッフが中を案内してくださいます。

傾斜地に建っているので、小さな階段があります。

階段にはランプ。
そう言えばこの宿は「ランプの宿」という副題が付いていました。

２階の食事処「雲表」の入り口です。

夕飯は18時から
朝食は8時から

洗面は共有スペースにあります。

２階の休息スペースです。

この休息スペースでは温泉を飲むことができます。

チョロチョロと注がれる温泉です。

紙コップで飲みます。

温泉卵の匂いがしました。
この温泉は飲用として身体にいいそうです。

胃腸、糖尿、痛風、便秘に効果があるようです。

昔の登山装備などが展示されています。

多くの本も。。。。

この休息スペースには、外に向かって大きな望遠鏡が据えてあります。

かなり本格的な望遠鏡です。

遠くに小諸の街、奥には八ヶ岳。

日本カモシカが見えることもあるようです。

部屋に案内されました。

この廊下、夜中にルンバが働いていました。

私たちのお部屋は「うぐいす」という部屋です。
部屋の名前は、山、花、木、鳥から付けられていました。

こんなお部屋です。
あったかーい！

和室です。

すでに２人分のお布団が敷かれています。

部屋の外には巨大なツララ

こんな大きなツララ見たの久しぶりです。

お部屋のサッシはなんと３重です。

翌朝、外はマイナス10度でした。
このサッシのお陰で中はポカポカ。

部屋の中にあるトイレ。
綺麗！

１階の案内図

手書きで可愛い。
お客さんに色々な部分で楽しんでもらいたいという宿の方々の気持ちが判ります。

雲上の野天風呂への行き方。

２階の案内図。

雪上車側の部屋は鳥の名前のお部屋が５つ。
渓谷側の部屋は山の名前のお部屋が７つ。

宿から50m離れた野天風呂の案内です。

ポツンと山のてっぺんに男女別にに風呂桶と小さな脱衣場があるだけです。
定員は４人。
宿を出るところに置いてある脱衣駕籠の数で判断します。

面白そう～

排水に自然に影響があるため、石鹸や洗剤の使用はできません。
その代わり、蛇口から出てくるのは創生水。

創生水だけで、キチンと汚れが落ちるんですね。

創生水での身体の洗い方。

さあ温泉に入りましょう。

部屋備え付けのこのメッシュバッグにタオルと着替えを入れます。

まずは内湯へ。

こちらは女湯

ずっと家内一人で入っていたようです。

湯船はなかで２つに分かれており、36度の冷泉と加熱泉。

これは翌朝7時頃の男湯です。
私一人の貸し切りでした。

このお湯に色、独特ですよね＝

左側が36度の冷泉です。
右側は加熱泉です。

創生水での身体の洗い方。

創生水については先ほど部屋で説明書きを読んできました。

お風呂でもランプが灯っています。


続く

この旅行記へのコメント （2）

• picotabiさん 2021/12/20 12:42:52

  創生水

  ここの温泉ではシャンプーはだめなんですね。
  はじめて創生水というものを知りました。
  
  前から気にはなっていた温泉ですが、お風呂、星空観察、野鳥観察、などなどお客さんを飽きさせないイベントがたくさんですね。
  
  nichiさんが撮ったコガラちゃんかわいい。よく撮れてますねー!
  北海道で見た時は動きが早くて自分の写真はどれもこれもボケてました涙
  野鳥は募金のイラストに5種類描かれてたけど、その子たちが来るんだろうなぁ。
  この子たちの中ではエナガを一度見てみたいです。
  
  大旦那さんのお話は衝撃的でした。いろいろ大変な苦労があったんだなぁ
  
  宿を作ってきた方達のあたたかみを感じられて、素敵なところですね。
  やっぱりいつか行ってみたいです。

  nichiさん からの返信 2021/12/21 11:20:51

  Re: 創生水

  picotabiさん
  こんにちは。
  いつもありがとうございまうす。
  
  創生水は私たちも知りませんでした。
  お風呂ではシャンプーやボディーソープは使用禁止。
  館内の蛇口から出るのはすべて創生水。
  水道水は油と分離しますが、創生水は分離せず、白く（乳化）します。そのため、頭皮や体の油を洗い流すことができるのです。
  家内が言うには、ファンデーションやマスカラもスルッと落ち、洗った後、肌もしっとりとのこと。
  洗い始めは違和感があります。
  これ、ただの水じゃないの？
  でも信じて洗っているうちにあら不思議。
  ４代目が採用した創生水ですが、地元上田に創生水を作る機械メーカーがあったとのこと。
  自然を守るために排水に気を遣った結果の表れですね。
  
  星空音痴、鳥音痴の私たちですが、専門スタッフの判りやすく詳しい説明に真剣に耳を傾けました。
  アンドロメダ大星雲なんて巨大な望遠鏡越しに生で見たの初めて。
  小さなレンズの中に大宇宙を感じ、寒さも忘れてました。
  鳥はカケスとコガラの２種しか見れませんでしたが、ご指摘の通り、普段は６種の鳥がよく見れるようです。
  スタッフはその鳴き声も録音から聞かせてくれます。
  
  ３代目のお爺ちゃんのお話は衝撃的でした。
  かなりお年を召したいらっしゃるので、同じ話が繰り返される部分もありますが、９０歳を過ぎて立派だと思います。
  ご苦労の連続で聞き入ってしまいました。
  特に昭和53年の火災は放火であったことが最近わかったようですが、犯人からの謝罪の手紙でご本人もショックでいらしたようでした。
  当時は宿の失火で処理されたようですが、犯人からの手紙を持参のうえ、警察に行ってもあまりにも昔の話で取り扱ってもらえなかったようです。
  
  このように「自然との共生」を実践しているお宿は応援したいです。
  今度は違う季節に行ってみます。
  
  picotabiさんも機会があれば是非！
  新宿のバスタからの直行JRバスもあるようです。