＃5アールヌーボー探し2005ＧＷ～バルセロナのモデルニスモお宅めぐり♪～

2005/04/30 - 2005/05/06

くろねこツーリストのしるくんが2005年のＧＷに行ったバルセロナ5連泊のフリーツアー。
バルセロナ滞在４日目は、ディアゴナル大通りのモデルニスモ建物を愛で、カサ・ミラとカサ・バトリョを堪能し、おやつも含めおいしいバルセロナでお腹いっぱい♪になったのでした。

くろねこツーリストは、おもにアールヌーボー建物を見にヨーロッパをウロウロしてま～す。添乗員のしるくんが案内するタビを楽しんでね♪
【日程】
4月30日　成田空港からアムステルダムを経由しバルセロナへ
5月1日～4日　バルセロナ街歩き、モンセラートへも
5月5日　バルセロナ空港からアムステルダム経由
5月6日　成田空港着

エリア バルセロナ(スペイン)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 友人
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行なし）
• 利用旅行会社: 近畿日本ツーリスト

朝ごはん前に、昨晩食べなかったモンセラートチーズケーキやらサラダをいただいておりました。
も～疲れてごはん食べずに寝てしまったんですけど、同行者のみんながいろいろと残してくれておりました。チーズケーキなんか買ってたんですね。山の上で。
写真はコロニア・グエルで買ったモデルニスモの建物ガイド。しかも日本語！　ひゃっほ～♪

昨晩の残りを食べつつもしっかりホテルの朝ごはんも！　食べ過ぎ…？

モクシー バルセロナ ホテル

今日は一日建物ざんまい♪　みなさん、付き合わせてすいませ～ん。
地下鉄でディアゴナルへ出て、まずは当時のカサ・アジアへ。

もとはカドラス男爵邸で、1906年にカダファルク設計で建てられたもの。

バロン デ クアドラス宮殿 (カサ アジア) 博物館・美術館・ギャラリー

当時はここにカサ・アジアというスペインとアジア太平洋地域の交流を目的とした団体が入居してたんですよね。現在はここから移転しています。

ちょこっとだけ内部も見学できました。
壁のタイルがちょっとイスラム模様っぽい気が。

吹き抜け部分の天井もステンドグラスで凝ってます。ステキ♪

当時は１階にZen Cafeというカフェも入っていました。
以前はこちらの建物、美術館だったこともあったそうで、その時代だと全館見れたのかなあ。いいなあ。
Avinguda Diagonal, 373

ディアゴナル通りを渡って反対側へ。
ちょこっと見えている三角の塔はCasa de les Punxesかな。

次のお目当てはこちらの建物。カサ・コマラ(Casa Comalat)。
1911年にSalvador Valeri i Pupurull設計で建てられた、わわわわわ！な建物。
ちょっと骨っぽいところがカサ・バトリョっぽい気もするけど、色といい質感といいなんとも不思議な感じです。

上部もなんだかすごい。
窓は全部ステンドグラスはまってますよねえ。ココ。
あ～、中から見てみたい！

こちらの建物、２つの通りに面しておりますが、大通りに面した方はこちらのような「え？同じ建物なの？」と思っちゃうようなつくりです。
あ～、新緑はきれいでいいんだけど、建物が見えない！
Avinguda Diagonal, 442

グラシア通りを南下してカサ・ミラへ。

ちょ～っと(かなり？)並んでたかな。
この時は、入場料は７ユーロ、オーディオガイド付きだと10.50ユーロでした。
荷物チェックを受けて中へ。

山あり、谷あり、煙突ありの屋上。

お～、サグラダ・ファミリアも見える～。

最上階にあるモデルニスモの家具で飾られたお宅。部屋自体も仕切りや壁も曲線で飾られています。うねうね

書斎の机にお邪魔しちゃいました♪
わ～い

先ほどまで見ていたお部屋は６階かな。
大通りのベンチ付き街路灯もモデルニスモ！

カサ ミラ 現代・近代建築

お昼はこちらのタパス屋Cerveseria Catalanaで。

セルベセリア カタラナ 地元の料理

カウンター席で、現物を見ながら「これください！」
小魚のフリットとか、

こちらはサラダか、何かのマヨネーズ和え…かな。
他にはサラミのバゲットサンド、イカのフリット、いわしのマリネなどをたのんでおりました。ん～、一人10ユーロぐらいだったか…。
人数が多いといろいろとシェアできて楽しい！

ワンブロック南側のステキ薬局を見に行こうと歩いていたら目的地のはす向かいにもステキな建物が♪
角部分が丸く出っ張ってるなんて。
Rambla de Catalunya, 74

お目当てのボロス薬局(Farmàcia Jordi Bolòs Giralt)。
1902年にAntoni de Falguera i Sivilla設計で建てられています。

入口入って、中から見るとこんな感じ。ランプも花を模しててカワイイ♪

間仕切りもステンドグラス。ちょこっと枠が見えているように、什器も木製なんですけど、カーブがイイ感じなんですよ～。うっとり

現役の薬局で、お店のサイトをみたら、今(2021年)はヒアルロン酸専門薬局となっているようです。
Rambla de Catalunya, 77

バルセロナで一番古いモデルニスモ建物のアントニ・タピエス基金博物館。モンタネール設計で元は出版社だったんですね。へ～。

アントニ タピエス美術館 博物館・美術館・ギャラリー

アントニ・タピエス基金博物館のあるタラゴ通りからカサ・バトリョの内側(？)が見えるところがありました！ちょっと得した気分。

2005年に訪れた時はカサ・バトリョ100周年記念だったんですね。こんなポスターが貼られておりました。
ガウディがここをリフォームしたのが1904～1906年だから、そこから100年。

16ユーロのチケットには「PLANTA NOBLE + GOLFES | XEMENEIES」の文字。日本語のパンフレットによれば「ノブレの階」と「屋根裏部屋と暖炉の部屋」です。

こちらが「ノブレの階」。バトリョ邸のメインフロアです。家具などは残ってないものの、木製の窓枠とか部屋のつくり自体がとっても魅惑的♪

あ～、なんともおいしそうな天井だ～…って思うのはミルククラウンに見えるから？

上階の賃貸住宅部分の階段の青いタイルを、仕切りのガラス越しに見ると…

なんだかゆらゆらと海っぽい気がするんですよね～。いいなあ。

「暖炉の部屋」という名前の屋上。煙突があるから「暖炉の部屋」なのかしらん。
「ぼくもオーディオガイドで説明聞いたにゃ。英語は難しいにゃ…」

手動で開けるクラシカルなエレベーター！　なんだか楽しい♪

外観はちょっとおどろおどろしい感じで、ん～どうかなあ…、好き♪とは言いがたいかなあ…なんですけど、内部は青いタイルの使い方とか木のやわらかい曲線とか、すんごいステキで好き♪なカサ・バトリョ。
ち～っと入場料がお高いな～、なんですけど、まあ、保存のための資金と考えれば…ですね。

カサ バトリョ 現代・近代建築

続けてお隣りのカサ・アマトリエール(Casa Amatller)へ。カダファルクによって1900年に改装されたもの。こうやってバルコニーをじっくり見ると、鉄の細工もすごいし、下から見たバルコニーもタイルモザイクがすごかった！

当時は１階の一部が無料で開放されておりました。

吹き抜けの天井がステキ～♪
同じカダファルク設計だからかカドラス男爵邸と壁のタイルの使い方とかこの吹き抜けのガラス天井とか似てる～。

カサ アマトリェール 現代・近代建築

一休みしにカカオサンパカへ。

カカオサンパカ (バルセロナ本店) 専門店

当時はまだ高カカオで甘くないチョコ、なんていうのが全然メジャーじゃなかった時代。
こちらのカカオ70％のココア＝ホットチョコレートは、今まで飲んだココアとはまったく別物。衝撃だった～。感じとしては、おしる粉かな。
「ココアしる粉だにゃ♪」
１杯2.50ユーロとお手頃価格でしたよ～。

デパートなんぞに寄ってから、本日の夜ごはんどころへ。
ガイドブックにも載っている、バルセロネータ地区にあるセッタポルテス(７ＰＯＲＴＥＳ)。←てきと～な自己流の読み。

セッテ ポルタス 地元の料理

お店に入ったのは８時過ぎ。たぶん、予約して行ってます。６人ですし。
日本人が多いお店なんですね。ちゃんと日本語のメニューがありました。

えびやら、

有名な黒いリゾットとかとか、いただきました～。デザートもつけて、かなりご～かに♪　スペイン、おいしい。

夜も11時と遅くなったのでホテルへはタクシーで。まあ、こちらだとフツウの時間ですかね。
明日の最終荷造りに向けて、遅いけどちょっと荷物詰め。こちらは本日買ったお土産ものです。カレンダー買うと翌年１年間、旅を思い出せるのでいいですね♪

モクシー バルセロナ ホテル