2017/07/22 - 2017/08/01
17位(同エリア205件中)
マンボウのお城さん
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2017年までに登録されたイタリア本土(シチリア島を除く)の全ての世界遺産を4回に分けて踏破しました。
移動手段は、基本的にレンタカーです。
今回の旅行記は、その4回目となります(過去3回分は全て旅行記に掲載済み)。旅行期間は、往復の国際線を合わせて、10日間でした。
スケジュールは以下の通りです。右端にホテル名を記入しておきました。
(凡例 ★世界遺産(今回の旅行記)/ □:世界遺産(再訪)/■:世界遺産(次回以降の旅行記)/ ●:世界遺産(過去の旅行記))
1日目:成田→フランス-パリ(エールフランス航空)/ Hilton Paris CDG Airport→荷物を置いて市内へ
2日目:Hilton Paris CDG Airport→イタリア-ミラノに移動 / Milan Linate Airport (LIN)→(レンタカー)→●ベルモンテのサクロ・モンテ→●トリノ(サヴォイア王家の王宮群)/ B&B Alba in Langhe
3日目:●ピエモンテのブドウ畑の景観:ランゲ=ロエーロとモンフェッラート→●ポルトヴェーネレ、チンクエ・テッレと小島群(パルマリア島、ティーノ島、ティネット島)/ Hotel La Scaletta, Florence
4日目:□フィレンツェ歴史地区(再訪)ウフィッツィ美術館/サンタ・クローチェ聖堂→●トスカーナ地方のメディチ家の邸宅群と庭園群(ピッティ宮殿のボーボリ庭園)→●サン・ジミニャーノ歴史地区 / NH Siena
5日目:●シエナ歴史地区→●ヴァル・ドルチャ / Vico Del Poeta→●ピエンツァ市街の歴史地区
6日目:●アッシジ、フランチェスコ聖堂と関連修道施設群→●ウルビーノ歴史地区→●サンマリノの歴史地区とティターノ山 / Mosaico Hotel, Ravenna
★7日目:★ラヴェンナの初期キリスト教建築物群→■フェラーラ:ルネサンス期の市街とポー川デルタ地帯→■パドヴァの植物園(オルト・ボタニコ)/ B&B Il Melo
8日目:■ヴィチェンツァ市街とヴェネト地方のパッラーディオのヴィッラ→■ヴェローナ市街 / Albergo Giulia Gonzaga
9日目:■マントヴァとサッビオネータ(サッビオネータ→マントヴァ)→■クレスピ・ダッダ→Milan Linate Airport (LIN)→フランス-パリ(CDG)→
10日目:→成田(エールフランス航空)
今日は、日本を出発して7日目となりました。本日最初の世界遺産訪問となります。
実は、今回の4回目となるイタリア観光の最大の目的は、前回訪問時、休館で入れなかった「ウフィッツィ美術館」とここ「ラヴェンナの初期キリスト教建築物群」を見ることでした。
「ラヴェンナ」は、NHKの番組「千年の帝国 ビザンチン(~砂漠の十字架に秘められた謎~)」でたまたま見たのですが、あまりにも美しい映像で素晴らしいモザイク画が紹介されていました。
そこで、「ウフィッツィ美術館」と共に、いつか行ってみたいと真剣に考え始めました。
数年、我慢しましたが、どうしても見たくなり、4回目のイタリア再訪を決めました。
また、今回予定通りの観光ができれば、2017年までに登録されたイタリア本土の世界遺産を全て攻略することになります。
ただ「アルプス周辺の先史時代の湖上住居遺跡群」と「カルパティア山脈のブナ原生林」は、多くの国が登録している世界遺産のため、この2つを除いた51リスト中、43リストの世界遺産が攻略することになります。
残るは、シチリア島⑥世界遺産/エオリア諸島①世界遺産/サルデーニャ島①世界遺産の合計⑦世界遺産のみとなります。
おそらく、一度に行ける距離なのですが、マルタ島にも行くと、シチリア島、サルデーニャ島往復に時間がかかるので、次回で(2017年までに登録された)全世界遺産攻略は、難しいかもしれません。
因みに、既に来年の夏の航空券は購入済みで~す。←コロナ収まっていてほしい!
ということで、「ラヴェンナの初期キリスト教建築物群」の私がハマってしまったラヴェンナブルーと呼ばれる深いブルー色の緻密で繊細なモザイク画をご覧下さ~い!
素材は、あの宝石で有名なラピスラズリ。それだけでもパワーを感じつつ、豪華さにも目を奪われてしまいます。
ちなみに、ラヴェンナブルーは、欧州のクルマの色によく使われるほど、一般的に知れ渡っているんですよ。
ラヴェンナ参考HP
https://tabi-travell.com/ravenna/
https://worldheritagesite.xyz/ravenna/
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 航空会社
- エールフランス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- エクスペディア
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駐車場付きのホテルを探したところ、街の中心から少し離れた3★の「Hotel Mosaico(ホテル モザイコ)」がありました。世界遺産の構成資産である『テオドリック廟』に徒歩数分で、街の中心にも約1Km前後の好立地でしたが、見どころの多いラヴェンナで全ての構成資産を徒歩で周るのは、少々疲れます。
しかし、このホテルは自転車を無料で貸し出してくれました。そのおかげで、ほぼフラットなラヴェンナを楽に隈なく巡ることができました。ホテル自体も価格以上に広くて快適で、評価がそれほど高くないことが不思議なくらいです。
レンタカーでラヴェンナを訪れる方には、本当におススメのホテルでした。
そこで、最初に訪れたのが、ホテルにほど近い『テオドリック廟』でした。 -
ラヴェンナは、410年の西ゴート族によるローマ侵略の後、西ローマ帝国、そして東ゴート王国の首都、さらには東ゴート王国を滅ぼした東ローマ帝国(ビザンチン帝国)が、イタリア統治の拠点にした都市です。
ホノリウスが、ミラノから防衛の容易なこの街にやってきた時には、すでに交易都市として栄えていて、751年まで東ローマ帝国の西の首都であり続けました。
今日残る聖堂や礼拝堂は、この繁栄の時代だった、1500年も前に建設されたものなんですよ! そして、750年までに、この街には60以上の聖堂が建設されました。
しかし、8世紀末になるとラヴェンナは政治的重要性を失って、急速に衰退してしまいました。その後も歴史の表舞台に立つことはなく、経済活動も失速したため、建て替えがほとんど行われず、当時の建築・美術が手つかずの状態で残ったそうです。 -
また、第一次世界大戦の際、サンタポリナーレ・ヌオヴォ聖堂のファサードが破壊され、第二次世界大戦最中も空爆を受けるなどの被害はあったものの、地理的に戦略上の重要性を持たなかったため、壊滅的な被害を受けることはありませんでした。このため、1世紀当時そのままの姿を現代に伝える同じくイタリアの都市ポンペイにラヴェンナがなぞられ「初期中世のポンペイ」と呼ばれることも・・・。
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ただ、5世紀から6世紀までの都市の全体像は、発掘があまり行われていないこともあり、明確にはつかめていません。
とは言え、世界遺産に登録された聖堂を含む、1568年に取り壊されて近年再建された「サン・ジョヴァンニ・エヴァンジェリスタ聖堂」や再建されたガッラ・プラキディア廟堂の本体にあたる「サンタ・クローチェ聖堂」、ラヴェンナ司教ウルススによって建設された「大聖堂バシリカ・ウルシアーナ」等々の宗教建築物が、いくつか再建されています。 -
『テオドリック廟』は、東ゴート王国の創始者テオドリック1世により造られたテオドリック自身の霊廟です。現在は、写真の通り、とても広い公園となっています。入り口にはインフォメーションが設置されていて(他の構成資産にはインフォはありません!)、ラヴェンナの情報もここで最初に得られたのは、とても助かりました。ちなみに、全員ではありませんが、私が尋ねたスタッフは英語が堪能でした。
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霊廟らしく、中は何もありません・・・。
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霊廟の2階に入るための通路は、意外に高く、公園全体が眺められます。
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霊廟は、切り石による組積構造で、ドームは巨大な一枚岩でできています。
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こんなに広い公園は、市立公園の役割と、エコロジーパークとしての役割を担いながら、2箇所のオートキャンプ場が併設され、アミューズメントパーク(多分、アスレチックパーク)もありました。
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霊廟の内部に石棺が残るされていますが、遺品や副葬品などはありません。
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ラヴェンナの世界遺産の構成資産は、以下の通りです。
・ネオニアーノ洗礼堂洗礼堂
・サン・ヴィターレ聖堂
・ガッラ・プラキディア廟堂
・アリアーニ洗礼堂
・サンタポリナーレ・ヌオヴォ聖堂
・アルチヴェスコヴィーレ礼拝堂
・サンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂
・テオドリック廟 -
霊廟の全景です。
※ちなみに、自転車でラヴェンナ中心部に行くためには、線路を越える必要があります。霊廟の前の東西に走る道に「Ponte Teodorico」という橋がかかっているので、ここを越えれば線路は越えられます。私は、事前にルートを確認していなかったため、駅まで行ってしまいましたが、欧州は自転車でもエレベーターに乗れるため、駅ナカを自転車で越えましたが、時間がかかるため、「Ponte Teodorico」を越えることをおススメします。 -
ここは、「San Giovanni Evangelista, Ravenna」という5世紀に建てられた市内で最も古いバジリカ(教会)で、世界遺産の構成資産ではありませんが、非常に貴重な教会です。外観は、ラヴェンナスタイルです。
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もともと、ここには入る予定はなかったのですが、当時、GoogleMapを今ほど活用していなかったため、構成資産のピンポイントの位置がよくわからなかったため、ラヴェンナスタイルの大きな教会を見つけたら、入ってみるという非効率的なことを繰り返してしまい、最終的に構成資産を見逃したことが、後からわかるという大失態を犯していました。その失敗を皆さんには味わってほしくないので、下記に、最適ルートを記入しておきます。参考にしてください。
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教会はシンプルですが、ここのモザイク画は、貴重なものばかりです。
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自転車の場合、下記のルートで周ると最も効率的に、サンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂以外の全ての世界遺産の構成資産(●印)とおススメのスポット(〇印)をより少ない時間で周ることができます。
ホテル モザイコ(Hotel Mosaico)→
●テオドリック王廟→(Ponte Teodorico:線路を越える橋)→
●ガッラ・プラキディア廟堂→(〇サンタ・マリア・マッジョーレ聖堂)→●サン・ヴィターレ聖堂→
●ネオニアーノ洗礼堂洗礼堂→●アルチヴェスコヴィーレ礼拝堂→
(〇Cripta Rasponi e i Giardini Pensili del Palazzo della Provincia)→(〇サン・フランチェスコ聖堂)→(〇ダンテの墓 Tomba di Dante)→
●アリアーニ洗礼堂→
(〇San Giovanni Evangelista, Ravenna)→
●サンタポリナーレ・ヌオヴォ聖堂→
100m南に下り、東西の道Via Giulio Alberoni(ジューリオ・アルベローニ通り)を東へ行くと「Mix Markt」が左手に見えます。そのまま進むと線路を越えられますので、道なりに左に曲がると左手側に線路が見えますので、線路を見ながらひたすら北に進むとホテルに戻れます。
サンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂は遠いため、ホテルに戻って最後にクルマで行くことをおススメします。 -
※自転車で●サンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂に行く場合、
●サンタポリナーレ・ヌオヴォ聖堂(まで同じです)→
(ヌオヴォ聖堂前の南北の道であるローマ通りを南に下ると道はチェザーレア通り、ロメア通りと名前は変わりますが、同じ道なのでひたすら南に下ります。いずれロータリーに入りますが、来た道とほぼ同じ方向に進む道を選択するとロメア通りのままです。次のロータリーも同様に来た道と同じ方向に進む道を選択すると、フィウーミ・ウニーティという川を越えます。川を越えて100mほど進むとまたロータリーがありますが、今度は斜め右か斜め左にしか進めません。
これを斜め左に進むとVia Romea Sud(ロメア・スッド通り)に入ります。さらに1.5Km弱進むと左側にサンタポリナーレ・ヌオヴォ聖堂が見えます。
全工程片道約5Kmあり、往復で約10Kmもあるため、レンタカーがある方は、ホテルからクルマで行くことをおススメします)
●サンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂→
帰りは、逆に進み、東西の道Via Giulio Alberoni(ジューリオ・アルベローニ通り)に出たら、後は前半書いた行程と同じです。
Mix Marktを左手に見たら→道なりに左に曲がると左手に線路を見ながらひたすら進むとホテルに戻れます。
(注意!)歩道がある場合もありますが、基本的に交通量の多い車道を通ることになりますので、十分気を付けて安全走行してくださいね! -
結構な枚数のモザイク画が展示されていました。
1つ1つを丁寧に見ると、それぞれのモザイク画の色合いが微妙に異なるため、モザイク画が好きな方にはおススメの教会です! -
※GoogleMapに下記の名前で検索後、保存しておけば、ピンポイントで簡単に行くことができます。日本名以外で書いている資産は、日本語では探せないので、下記の右側だけをコピペして探してください。
以下、全ての世界遺産構成資産名
・ネオニアーノ洗礼堂洗礼堂:Battistero Neoniano (o degli Ortodossi)
・サン・ヴィターレ聖堂:
・ガッラ・プラキディア廟堂:
・アリアーニ洗礼堂:
・サンタポリナーレ・ヌオヴォ聖堂:
・アルチヴェスコヴィーレ礼拝堂:Archbishop's Chapel of St. Andrew
・サンタポリナーレ・イン・クラッセ聖堂:
・テオドリック廟 -
教会には、非常に古くて価値の高いフレスコ画も残されています。
世界遺産の構成資産ではありませんが、時間があれば、是非行くことをおススメします。 -
これから訪れる聖堂のモザイク画とは、規模も美しさも異なりますが、私は古いモザイク画にも見せられているので、このバジリカはお気に入りになってしまいました。
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内装の装飾もユニークなものばかりでした。
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さらに絵画も古いものが多く、長時間見とれてしまいました。
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特筆すべきは、天井が木造だった点で、これはラヴェンナでも珍しい構造でした。
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では、しばらくこのラヴェンナで一番古いバジリカの芸術作品をご覧ください。
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このバジリカは、柱の下が水で満たされている不思議な構造になっていました。
後に訪問する「サン・フランチェスコ聖堂(Basilica di San Pietro Maggiore in San Francesco)」には、祭壇下に水に沈んだ10世紀の地下室があり、当時のモザイク床の一部を水面下に見ることができます。 -
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まだ2か所目で、これほど心が落ち着く、素晴らしい教会を発見できてしまったため、残された時間が大幅に減ってしまいました。ただ、目の覚めるような美しいモザイク画も素敵ですが、ラヴェンナ最古の教会は、それ以上に心に残るものがありました。
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次に訪れたのは、世界遺産の構成資産『サンタポリナーレ・ヌオヴォ聖堂(Basilica di Sant'Apollinare Nuovo)』です。
このモザイク画は、「クラッセ港」を描いたものですが、この写真の左側に船が描かれているので、港だとわかります。 -
サンタポリナーレ・ヌオーヴォ聖堂は、490年頃、東ゴート王国国王テオドリックの命により、アリウス派の聖堂として建設されました。しかし、ラヴェンナが東ローマ帝国に支配されると、アリウス派は異端であったため、皇帝ユスティニアヌス1世の命により、異教徒と戦った聖マルティヌスに捧げる聖堂として改修されました。
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『サンタポリナーレ・ヌオーヴォ聖堂』には、壁一面に描かれた美しいモザイク画が残っています。キリストの生涯と聖者と予言者、名作「聖女の行列」など、どれも人々を魅了する素晴らしいモザイク画ばかりです。
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祭壇は、シンプルですが、細かな装飾が当時としては、かなり豪華な仕様だと感じました。
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様々なモザイクで彩られた聖堂ですが、特に有名なのが、殉教者の列です。正面向かって左側には女性の殉教者、右側には男性の殉教者が描かれています。
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いずれも地面の緑と背景の金。鮮やかで繊細で、ラヴェンナらしい空間表現がなされています。
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祭壇に向かう天井も見事な装飾が施されていて、思わず声が出るほど素敵な内装でした。
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殉教者だけではなく、それぞれの背景に描かれた建物のモザイク画も緻密で、特にこのカーテンの表現は素敵でした。
これらのモザイク画は、太陽の動きとともに反射する光によって刻一刻とその表情を変えるため、写真では到底その美しさをお伝えすることができません。
また、1歩動く度にも表情が変わるため、この素晴らしい作品は、是非ラヴェンナでご覧いただきたいと願う次第です。
世界の錚々たる美術館で、錚々たる作品を見た方でも、これらの作品をご覧いただくと、わざわざラヴェンナに来る価値が共有できると思います! -
『サンタポリナーレ・ヌオーヴォ聖堂』は、モザイク画だけではなく、最高の宗教芸術を楽しむことができます。
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まるで3Dアートのような作品も描かれていることに驚いてしまいます。
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天井画も見事なものが描かれています。
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「殉教者の行進」は王宮パラティウムから出発し、救世主イエスへ向かって行進しています。
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ここまでが『サンタポリナーレ・ヌオーヴォ聖堂』です。
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4番目に訪れたのが、「サン・フランチェスコ聖堂(Basilica di San Pietro Maggiore in San Francesco)」です。
ここは、イタリア文学最大の詩人で「神曲」で有名な『ダンテ』ゆかりの地です。フィレンツェ出身の『ダンテ』が、何故?と思われる方が多いと思いますが、その理由は・・・ -
1321年、『ダンテ』は外交官としてヴェネツィアに派遣されましたが、その帰路でマラリアに感染し、ラヴェンナに戻ったものの、同年9月14日、56年の生涯を閉じました。葬儀が行われたのは、『ダンテ』が通っていたとされるここ「サン・フランチェスコ聖堂」というわけです。
なお、この教会のすぐ北側に「ダンテの墓」があり、観光名所となっています。 -
世界遺産の構成資産ではありませんが、流石に『ダンテ』が通い、「ダンテの墓」も併設されていることから、ラヴェンナに来る多くの方が訪れる人気スポットでもあります。
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5世紀に創設されましたが、度重なる改修により初期キリスト教建築はほとんど残っていません。ただ、所々にその名残を感じることができます。
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前述の通り、「サン・フランチェスコ聖堂(Basilica di San Pietro Maggiore in San Francesco)」には、祭壇下に水に沈んだ10世紀の地下室があり、当時のモザイク床の一部を水面下に見ることができます。
ちなみに、魚が泳いでいるところを見ると、水は枯れないようですね。不思議です。 -
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まるで生きているように見える(感じる)、鋳像にビックリしました・・・w
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後で気づいたのですが、2件目の「Basilica di San Giovanni Evangelista」に心を奪われ、世界遺産の構成資産『アリアーニ洗礼堂』に行くことを完全に忘れていました。皆さんは、前述のラヴェンナのおススメ順路をお読みいただき、是非、訪問して下さいネ・・・シクシク
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「サン・フランチェスコ聖堂(Basilica di San Pietro Maggiore in San Francesco)」の外観です。
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次に訪れる予定の『アルチヴェスコヴィーレ礼拝堂=大司教館礼拝堂-サンタンドレア礼拝堂(Archdiocese Of Ravenna - Cervia=CAPPELLA ARCIVESCOVILE)』は、サインボードがあるようにその建物の真ん前まで行っておきながら、入り口を間違えて、「Cathedral of the Resurrection of Jesus Christ」に入ってしまいました。
これも後で気づいたのですが、同じ建物ではあるものの、中で区切られているため、見ることができなかったようです・・・ワナワナ -
道理で、お目当てのモザイク画がないわけです。
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覆水盆に返らず、後悔先に立たずとは、このことを指しますね。サインボードまで行っているのに、入り口が複数あるとは、気づかなかった・・・(泣)
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ということで、皆さんは絶対行かないであろう「Cathedral of the Resurrection of Jesus Christ」をご覧いただきました。
ある意味では、貴重なフォトになりました(と、自分で自分を慰めなければならないつらさ・・・どーにかしてくれ~!!!) -
行きたかった『Archbishop's Chapel of St. Andrew』は間違えて入った「Caritas Centro D'Ascolto」の東側に入り口があり、西側の「Caritas Centro D'Ascolto」に入ってしまった場合、この写真の円筒形の建物である「Archbishop's Chapel of St. Andrew」を出口から見ることになります。この建物が見えたら、あなたも私の仲間=おっちょこチームに所属できます・・・w
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ちなみに、この公園もおっちょこチームに所属すれば、見ることができます・・・
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この建物こそ間違えて入ってしまった「Cathedral of the Resurrection of Jesus Christ」のファサードです・・・( ノД`)シクシク…
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ラヴェンナブルーのモザイク画を見に来たのに、まるで5件目まで見ることができていない不憫な旅行者となってしまいましたが、これからが本番です!
6件目となるのが、ここ『ネオニアーノ洗礼堂=大聖堂付属(正統派)洗礼堂(Baptistery of Neon=Battistero Neoniano (o degli Ortodossi))』です。
ここは、間違えずに入ることができました・・・ホッ! -
『ネオニアーノ洗礼堂』は、『大聖堂付属(正統派)洗礼堂』とも呼ばれ、ラヴェンナに残る最も古い建造物のひとつです。司教ウルススと次代の司教ネオンによって、バシリカ・ウルシアーナの付属洗礼堂として建設されました。建設当初は、ローマ人の浴場として使用されたとも伝えられており、その後洗礼堂へと改築されたといわれています。
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ネオン洗礼堂の最大の見どころは、ドーム(クーポラ)中央にある美しい青と金のモザイク画です。5世紀末のもので、洗礼を受けるキリストが描かれ、キリストを取り囲むように12使徒が描かれています。この題材は、私が行けなかった『アリアーニ洗礼堂』でも見ることができます。両方見て、違いを見比べることができますが、『ネオニアーノ洗礼堂』しか行けなかった私は、それができませんでした・・・(泣)
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ヨハネの洗礼を受けるイエスを拡大してみると、その技術の高さに脱帽してしまいます!
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多くの部分にラヴェンナブルーの石が使われています。
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ローマ人の浴場の跡も残っています。
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また、旧約聖書の預言者のレリーフもあります(写真真ん中の白い部分)。
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『ネオニアーノ洗礼堂』は右側の八角形の建造物です。
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そして、遂に「National Museum of Ravenna」の北側に位置する『ガッラ・プラキディア廟堂(Mausoleo di Galla Placidia)』と『サン・ヴィターレ聖堂(Basilica di San Vitale)』を訪れます。
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最初に訪れたのが、7件目となる『ガッラ・プラキディア廟堂(Mausoleo di Galla Placidia)』です。
サン・ヴィターレ聖堂に隣接するため、聖堂に付属しているように見えますが、本来はサンタ・クローチェ教会堂の付属建築物として5世紀に建設されました。 -
天井ヴォールト部分には美しいモザイク画が残されています。
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入り口上部の壁面には十字架を持つキリストと羊の群れが画かれています。
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これらに垂直に交差する部分の壁面には、アカンサスの葉に包まれ泉の水を飲む鹿が画かれていますが、旧約聖書に収められた150篇の神への賛美の詩(=詩編)の42篇を表現しているものと思われます。
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また、入り口正面の半円形の壁面には、書物と十字架を持ったヒスパニア(=イベリア半島)の殉教者聖ウィンケンティウスと4つの福音書を収蔵した棚、そして聖人が殉教した焼き格子が画かれています。
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十字平面の4つの腕にあたるヴォールト天井にはメダイヨン(=同形状の建築壁面装飾)や人物像を囲むように蔓模様(=つる模様=唐草模様)が画かれています。
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中央部の天井には、星がちりばめられた濃紺の天空の中心に黄金十字架が輝き、その4方には4人の福音記者を表すセラフィムが画かれています。
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部分的に修復されているものの、かなり良好な状態で残っており、画題は創建当時からほとんど変わっていないと考えられています。
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四辺のアーチは赤で縁取られ、その下の壁面には小窓と泉を飲む鳩を囲んで2組ずつの4人の聖人像が画かれています。
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このラヴェンナブルーのモザイク画を見るために来たので、感慨一入です。
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この空間は、不思議なことに光が縦横無尽に乱反射しているためか、カメラのオートフォーカスで焦点を合わせようとしてもなかなかピントが合わないのです。
ほぼ天井を写しているため、人は写っていませんが、実は多くの観光客が天井に向けて、NIKONやCanonのカメラを向けていました。その皆さんが、同じことを言っていたので、腕が悪いことを認めつつ、特に超望遠にした場合のショットをお持ちの方、または今度ラヴェンナに行かれる方、是非URLを教えていただきたくお願いいたします。 -
ラヴェンナのモザイク画は、いかがでしたか?
私は、これ以上のモザイク画を見たことはありません。もし他にも存在するなら、是非、見てみたいと思っています。ご存知の方、教えて下さいね。 -
名残惜しく感じながら、本当に長い時間、楽しませていただきました。
素晴らしい世界遺産が多いイタリアの世界遺産の中でも、特別良かったサイトのひとつです。美術館級の感動が得られること、請け合いです! -
是非、ラヴェンナのモザイク画を見に来て下さい!!
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『ガッラ・プラキディア廟堂(Mausoleo di Galla Placidia)』に別れを告げて、とうとう最後になったお隣にある『サン・ヴィターレ聖堂(Basilica di San Vitale)』に向かいます。
ただ、はっきり言って足が棒状態です・・・w -
最後に訪れたのが、8件目となる『サン・ヴィターレ聖堂(Basilica di San Vitale)』です。
ビザンティン建築・初期キリスト教建築の代表的なカトリック教会の聖堂です。
6世紀前半に建設されたラヴェンナで非常に著名な聖堂ですが、司教座聖堂ではなく、聖ウィタリスの聖遺物を信仰するための巡礼者記念礼拝堂(マルティリウム)です。八角形の集中式平面という特殊な平面構成をもち、他のどのイタリア教会建築とも類似していません。 -
殉教者聖ヴィターレ(=ウィタリス)に捧げられた聖堂で、6世紀前半に完成しますが、その後、ユスティニアヌス1世やベネディクト会によって改修されました。
聖ヴィターレは、著名な殉教者ではなかったので、なぜその霊廟が今日にまで残る壮麗な教会堂に再建されたのかは現在も謎のままです。いろいろな説はありますが、私は謎のままの方が、間違っているかもしれないことを学ぶより面白いと思い、研究者の説はここに書かないことにしました。ご了承願います! -
聖堂の成り立ちよりも、聖堂内には、ビザンツ芸術を代表するモザイクが多く残されています。
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ドラムとドームは18世紀に画かれたフレスコ画で覆われています。
このフレスコ画も圧巻です! -
下部の大理石のモザイクも後に補填されたものだそうです。
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ドームの天井のフレスコ画にも見とれてしまいます。
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声も出ないくらい感動的な内陣の緻密で美しいモザイクは、ラヴェンナでしか味わえない壮大な規模でした!
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美しいというより先に、驚嘆してしまいます。
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モザイク画ならではの立体感と重厚さが、絵画とはまた違った感動が得られます。
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アブラハムの饗応
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光の射し方で、異なる色合いになるため、長時間見ていても、まったく飽きません。
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その上に金色が全体的に配色されているため、とても豪華に感じます。
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全体的に金色と緑色で構成されていますが、ラヴェンナブルーやイタリアンレッドの差し色がさらにモザイク画を引き立たせています。
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この色合いを6世紀にモザイク画として完成させた東ローマ帝国の芸術性に脱帽するしかありません。
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最も有名なモザイクが、後陣のものです。中心に全世界を表す球体にキリストが座り、左右には、キリストから殉教者の冠を受ける殉教者聖ウィタリス、聖堂の模型をキリストに捧げる司教エクレシウスが描かれています。5人の足元には花が咲き、川が流れ、頭上には虹の雲が描かれているため、楽園を表現しているといわれています。
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皇妃テオドラのモザイク画です。
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これほど荘厳な教会は、フィレンツェやローマでもなかなかお目にかかることは、ありません。
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皇帝ユスティニアヌスのモザイク画です。
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しばし、この美しい教会をご覧ください。
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遂に『サン・ヴィターレ聖堂(Basilica di San Vitale)』とお別れです。
『アリアーニ洗礼堂』と『アルチヴェスコヴィーレ礼拝堂(大司教館礼拝堂-サンタンドレア礼拝堂)』には行けなかったのですが、十分満足させていただきました。
では、これからフェッラーラに向かいます。
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