ジオ魂大噴火～千.東.静.神2

2021/10/03 - 2021/10/09

10/4 朝6時、大島・岡田港に着岸。
主要な港は元町港だが、10月から令和4年1月までターミナルの工事の為、岡田港を使うそうだ。って、これはレンタカー会社からの連絡で初めて知ったのだ。もっと早く知っていたら今夜の宿は岡田側に取ったのに…
駅前のレンタカー屋に行く。初めてレンタカーを借りるのだ、ドキドキ…。待っていたのは赤い軽自動車、ボロボロの。いやいいんです。ピカピカの最新車ならかえって乗りこなせないし。
恐る恐るスタート。加速がガクンガクンする(私のドライブテクニックが悪いのか)ブレーキを踏むとキーッと音がする。いいよいいよこのくらいの方が緊張感を持って運転できるぞ。

エリア 伊豆大島(東京)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 船 レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

まずは“泉津の切通し”　意外と道路の脇にいきなり在る。
あ、運転にいっぱいいっぱいで、港近くで朝ごはんを食べるつもりだったのを忘れてた。

“三原山” へ向かう。島内はバスで移動するつもりだったのだが、三原山方面のバスは日曜以外運休と知りレンタカーにしたのだ。

9時。登山口の店などで食料を買えるかも？と考えていたが、開いていなかった…空腹だが飲み物は持っているし、登るよ！

“パホイホイ溶岩”　ドロッと溶けた形で固まってる、比較的高温の滑らかなの溶岩。はぇ～凄いね～

“アア溶岩”　比較的温度が低く粘りがある溶岩。迫って来てるぅ！

下山して来る人と時折すれ違う。早くから上ってるんだな。

“アグルチネート”　マグマのしぶきが降り積もってくっつき合い固まったもの。それが転がって三原神社の鳥居のすぐ側で止まった。神パワーなのか?信じるか信じないかはあなた次第！

“ゴジラ岩”　色といい質といいゴジラっぽい。

“ホルニト”　冷えて固まり始めた表面を破って中の溶岩が噴出したもの。穴の中に数十メートルの空洞があるとか。

“表砂漠”　歩いて暑いが、吹き抜ける風が気持ちいい～～

10時。噴火口が見えたー！来れるかどうか自信がなかったが、溶岩を観察しながら歩いてるうち難無く来れた。

凄ーい！ダイナミック。煙？蒸気？が上がってたり、よく見ると猛禽類みたいな大型の鳥も飛んでたり、来て良かった～

“裏砂漠”　日本で唯一の砂漠がここ大島にあるのだ。(鳥取のは砂漠じゃなく砂丘だそう)

噴気が出てる。地下水などが熱せられて岩の隙間を通って出てくる。

“B火口列”　1986年の噴火で1kmに渡って8つの火口が出来たのだ。これは私もオンタイムでテレビで見た。

お？これもゴジラっぽくないかい？

火口一周お鉢巡りをして再び“三原神社”。

降りてきて12時ちょい前。登山口の“歌乃茶屋”で昼食。明日葉の天ぷら丼、蕎麦にも確か明日葉が練りこまれてたと思った。こんな山の上でこんなちゃんとしたものが食べられるとは！

展望台から。いや～楽しい登山だったよ。　この後町へ降りて“火山博物館”で復習ーと行ったら…まさかの休館日?　あがいても仕方ない、車を走らせー

“地層大切断面”　これまた大迫力！こんなはっきりした地層が630ｍ連なってる。地学好きにはもう、これ見て酒が飲めるくらいだ。このまま島を反時計回りに走る。

“波浮港”へ。　伊豆の踊子のモデルとなった芸人一座が働いていた“旧港屋旅館”　小説の一場面が人形で再現されている。

“旧甚の丸邸“　明治時代に建築された。大きな屋敷は1階が生活する場所で2階は蚕を飼育していたんだと。

“波浮の港見晴し台”　この湾は昔は火口湖だったが大津波で海と繫がりその後港を造ったそうだ。歌にもなった美しい港。

“筆島”　　この近辺ほっそーい道でビビりながら運転してたら地元の人はビューンって走り抜けていく。さすがだ…

“オタア・ジュリアの十字架”　1613年、バテレン追放令で島流しになった家康側室の侍女ジュリアおたあ(後に神津島まで流された)に因んで、キリスト教信者の有志が建てた十字架。

ヤバいヤバい、16時にレンタカーを返すのに余裕をかましてたら、島一周が意外と地図で見るよりくねくねして坂も多く時間がかかってしまった。ガソリンを満タンにし、乗捨ての駐車場まであと少しーと急いだら、大分行き過ぎた?　あー時間に遅れちゃうぅぅ！慌てて、だが安全運転で戻る…な、なんとか許される範囲で間に合った…　↑岡田港前メインストリート

バスで元町港側に行き、宿にチェックイン。　↑額に入った絵の様な島の夕陽(額じゃなく案内ボードが取れてしまったのか？)

夕食は“寿し光”でべっこう寿司の入った海鮮丼。もっと色々食べたかったけど一人だとついこういういっぺんに色々味わえるやつになっちゃうなぁ。