2021/10/30 - 2021/10/30
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Tokyo 634さん
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ご覧いただきありがとうございます。
今回は「一筆書ききっぷ」で、特急を乗り継いで、秋の車窓を楽しんできました。
※一筆書ききっぷとは?
JRのきっぷ(乗車券)は、基本的に経路が被らない限り、自分で好きな経路を選び発券する事ができます。
普段であれば最短経路で往復するところ、わざわざ大回りした経路で片道きっぷとして発券する事も可能です。
JRの乗車券は距離が伸びれば伸びるほど加算運賃が減額される「遠距離逓減制」と呼ばれる制度なため、単純往復よりも、少し大回りして片道きっぷで旅する方がお得な場合があります。
今回はお得に、違う景色を楽しめるという一石二鳥の「一筆書ききっぷ」を使って旅をしました・・・
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一筆書ききっぷの一例。※今回使用した乗車券ではありません
往復を大回りして片道きっぷにする場合、出発駅と到着駅が同じになる事が多く、特に大都市内出発だと、画像のように東京都区内→東京都区内という訳の分からないきっぷになります(笑)
画像は東京発北陸周りで京都、東海道線で折り返して東京に戻る経路の一筆書ききっぷ。
きっぷ表示はこちらのサイトを利用↓
http://ticket-generator.dyndns.org/ -
2021.10.30 (土)
@JR東日本 新宿駅
おはようございます。今日は、土曜の朝の新宿駅からスタート。
新宿駅は世界一のターミナル駅。土休日は各観光地に向けた列車の始発駅でもあります。
新型コロナウイルスの感染拡大が抑えられてきたこの頃、各方面へ向かう人も増えて久しぶりの日常が戻ってきたようにも感じます。新宿駅 駅
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中央線快速電車に乗ってまずは八王子へ。
土休日ダイヤだと、杉並3駅(高円寺、阿佐ヶ谷、西荻窪)は、快速列車は全て通過。
駅員のアナウンスでも何度も通過についての注意喚起がありました・・・ -
先発列車は武蔵小金井行。武蔵小金井に車両基地がある関係で、朝夕に多くの列車が設定されています。
武蔵小金井以遠の国分寺、立川、八王子、高尾へは行かないので少し待ちます... -
快速八王子行に乗って、終点の八王子まで向かいます。
中央線の主力車両E233系は、3297両が製造された大所帯。平成、令和の103系的な存在です。
E233系が最初に登場したのが中央線。2006年から運用が始まり、15年も走ってるんですね~ -
中央線新宿~八王子間は前回の旅行記で紹介してるので、今回は省略。
こちらの旅行記も併せてご覧ください。↓↓
https://4travel.jp/travelogue/11711580
豊田~八王子間では富士山がきれいに見えましたが、写真に収めるのは難しい...(汗) -
■八王子駅 (東京都八王子市)
八王子に到着。
八王子駅は多摩地方のターミナル駅。JR中央線、横浜線、八高線と京王線(京王八王子駅)が乗り入れます。八王子駅 駅
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乗ってきた列車は、八王子駅の副本線(中線)で折り返し東京行きになります。
中央線では、多くの列車が八王子より西の高尾で折り返しますが、日中の快速電車の一部(1時間に1本程度)とむさしの号(武蔵野線に直通し大宮まで至る普通列車)や特急成田エクスプレス、特急はちおうじ(中央ライナーの特急格上げ)が八王子始発終着になっています。 -
八王子での用事を済ませて、駅近くのスタバで休憩・・・
土曜の午前中だったので、空いていてのんびり過ごせました。 -
八王子駅に戻り、鉄道旅再開。
八王子からは特急あずさに乗車。
今回乗車するあずさ17号は新宿11時ちょうど発の下り最速列車。
停車駅は新宿を出ると八王子、甲府、茅野、終点松本。
物凄く停車駅を絞っているので他のあずさ号より15分ほど所要時間が短いのが特徴です。
ちなみに、中央線の特急で最も速いのは上りのあずさ18号。松本~新宿225kmを2時間23分で駆け抜けます。これは全国的にも早い特急※のひとつですね...
※表定速度でのデータ -
使用車両は、中央線特急の全定期運用を担うE353系。
E351系、E257系の置き換え用として登場した車両です。
今回乗車するのはS117編成、総合車両製作所・横浜事業所で製造され2018年から運用が開始された編成です。 -
E353系は先代のあずさ・E351系のカラーを受け継ぎ、紫の塗装が一部に施されています。
大部分の白い塗装は、南アルプスの雪山をイメージした「アルパインホワイト」の塗装が施されているそうです・・・ -
11:29
時刻通りに八王子を発車。この先甲府まで約1時間弱無停車で走り続けます。 -
車内はそこそこの混雑。新宿11時発があずさ号の最速達便なので、この時間帯の利用が多いのでしょうか・・・
土曜日ということで、出かける人や家族連れが多い印象でした・・・ -
E353系の車内設備をご紹介。
普通席はこんな感じ。グリーン車でなくとも可動枕がついていて、全席コンセント完備、さらにはwifiもあり、昔の特急に比べて格段に設備が良くなっています。 -
E353系は基本編成(9両)と付属編成(3両)からなり、あずさ17号はフル編成(12両)でした。
基本編成のみでのあずさ号、かいじ号もあり、その場合は先頭車両(新宿方)が4号車になるので、座席指定時に注意が必要です。 -
車端部のデッキはこんな感じ。
大体2両に1箇所お手洗いがあります。 -
洗面台もきれいで使いやすそうですね~~
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東京都最後の駅、高尾を過ぎるとガラリと雰囲気が一変。
東京駅から続いた市街地も終わり、山の中を走ります。 -
■相模湖駅 (神奈川県相模原市緑区)
高尾の次駅、相模湖を通過。
中央線は東京都を過ぎると山梨県内を走行するイメージですが、ここ相模湖駅周辺(隣の藤野駅まで)は神奈川県・相模原市。
中央線が神奈川県内を走行するのはあまり知られていませんね~相模湖駅 駅
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上野原駅付近からは山梨県へ。
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時より中央道とも並走します。
中央道は中央本線よりも高いところを走っていますね~
(画像上部の遮音壁が連なっているところが中央道です) -
■梁川駅 (山梨県大月市)
梁川(やながわ)駅を通過中。
中央本線の大月までの区間は、E233系の運用があるので、大月までの各駅では12両編成対応工事が進んでいます。
のどかな雰囲気の中を走る12両編成の通勤電車、楽しみです・・・梁川駅 駅
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梁川~鳥沢間の新桂川橋梁を通過中。
山に囲まれながら走ってきましたが、ここの橋梁部分だけ一気に開けた景色に・・・
この橋梁は中央本線の有名な撮影地になっていて、珍しい列車が走ると多くの撮り鉄が押し掛けます。 -
相変わらず近くに山がありますが、大月市の中心街へ近づいてきます。
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■大月駅 (山梨県大月市)
この列車は、特急停車駅の大月は通過。大月には一部のあずさ、かいじ号と富士回遊号が停車します。
また、富士急行線が当駅から分岐し、富士山観光の乗り換え駅であるので、コロナ禍前は、多くの外国人観光客で賑わっていました。
ちなみに、ここ大月がオレンジ色のE233系が乗り入れる西限※。当駅までが都心への通勤圏と言えそうですね。
※朝夕、富士急行線河口湖まで乗り入れ列車有大月駅 駅
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景色の美しい路線ですが、山岳区間ゆえにトンネルも多いのが特徴的。
中央本線のトンネルは、非電化時のままの規格で維持されているので、通常のトンネルより小さく、極小トンネル対応車でないと通過できません。
中央本線を日常的に走るE353系、E233系(中央線用)はもちろんですが、長野の総合車両センターに回送できるよう、E231系などJR東日本で活躍する多くの通勤電車が対応しています。
トンネル区間内では長らく携帯の電波が届かない状態でしたが、トンネル内でも電波が通じるようになっていました・・・ -
山と山に囲まれた僅かな土地を縫うように甲府を目指して進みます。
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■勝沼ぶどう郷駅 (山梨県甲州市)
山岳地帯を抜け、甲府盆地に向けて下る途中にある駅です。
1965年まではスイッチバック駅として利用されてきたので、その名残が整備された公園として残っています。
中央本線には他にもスイッチバックの遺構が多く見られますが、高速で駆け抜ける特急からだとあまり見えないのが残念なところです。勝沼ぶどう郷駅 駅
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甲府盆地と奥には南アルプスの山々が見えてきました。
勝沼ぶどう郷~塩山駅間は、甲府盆地を見下ろしながら走るので、とても景色がいい区間です・・・ -
中央本線は山間部を抜けて、甲府盆地へと入りますが、勾配を緩和するために、少し北に大回りしながら、甲府を目指します。
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高度も低くなり、甲州市の街並みが見えてきました・・・
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甲州、山梨といえばぶどう。山梨県はぶどうの生産量、全国一位を誇っています。
勾配を下りきり、甲府盆地に入ると、両側にぶどう畑が広がり、山梨らしい風景です・・・ -
■山梨市駅 (山梨県山梨市)
山梨市駅を通過中。
!?!?
中線に何やら見慣れない列車が・・・山梨市駅 駅
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シャンパンゴールドの車体と特徴的な窓枠、これはTRAIN SUITE 四季島に使用されるE001形ですね~
四季島は、JR東日本のクルーズトレイン。東日本各地を数日間かけて列車で巡ります。
四季島では、塩山駅で下車後、ワインの製造所を見学するコースがあるので、乗客が下車後、留置するために山梨市駅まで回送で来ているのでしょうか...
四季島、1回乗ってみたいと思いますが、かなりのお値段がするので当分先になりそう(泣)
寝台列車がほぼ廃止された今、我々寝台列車を殆ど知らない世代にとっては、列車で食事をして寝るという寝台列車ならではの旅は夢のまた夢になりそうです・・・ -
甲府盆地に入ると線形も良くなり、スピードを出すようになります。
この区間の最高速度は130km/hですが、今回は時刻通りの運転だったのか、最高でも120km/hくらいしか出しませんでした...
それにしても、新型特急の静寂性は凄いですね(驚)
120km/hを出していてもモーター音がほとんど聞こえず、50km/hくらいで走っているような静かさです。 -
■石和温泉駅 (山梨県笛吹市)
石和(いさわ)温泉駅を通過。
駅名通り、近くに温泉街があります。
あずさ17号は通過ですが、一部のあずさ号と全てのかいじ号は石和温泉駅に停車します。 -
■甲府駅 (山梨県甲府市)
進行方向左手に城壁が見えてくると、まもなく甲府に到着。
八王子からノンストップ、55分で甲府に到着しました。
八王子~甲府間86.7kmなので、平均時速約94kmで駆け抜けてきました・・・ -
あずさ17号の側面LED幕をパシャリ。
現在、中央線特急は全車指定席ですが、E353系に統一されるまでは自由席もあり、自由席表示も見られました、 -
乗ってきたあずさ17号をお見送り。
次の停車駅は茅野。36分、約60km無停車で走行します・・・ -
甲府駅の駅名標をパシャリ。
中央本線にもナンバリングが導入されたんですね~
JR東日本の首都圏路線は、路線ナンバリングが「J○」(JY→山手線、JK→京浜東北線など)の表記ですが、中央本線高尾以西は「CO」で表記。
ちなみに、Cから始まる路線ナンバリングは、JR東海が導入しているので、少し紛らわしいかもしれませんね(汗) -
甲府駅のホームはこんな感じ。
中央本線のホームは2面3線。甲府駅始発終着列車も多く、松本方に留置線が設けられています。
1984年までは貨物営業もしていましたが、現在は隣の竜王駅で貨物扱いをしています。 -
反対ホームに甲府始発のかいじ号が入線してきました。
甲府(一部列車は竜王)~新宿間はかいじ号、あずさ号が30分間隔で走っていますが、甲府以西は基本的に時間に1本のあずさ号のみの運転となります。
次の列車まで時間があるので、甲府駅周辺を散策しますが、今回はこの辺で・・・ -
ご覧いただきありがとうございました。
中央線は高尾を境に風景がガラリと変わり、山岳区間となれば、塩山手前で一気に景色が開け、甲府盆地を一望できるとても風光明媚な路線でした。
紅葉はまだまだな感じでしたが、色づいている木々もあり、秋の訪れを感じさせるような車窓でした。
さて、次回は甲府駅での乗り換え待ち時間を利用して、甲府駅周辺を散策します・・・
それではまた、次回。
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