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香港のベストシーズンは11月と聞いていて、いつも香港には11月に訪れていたんですが、今回は思い切って夏の暑い盛りに行ってみました。<br />今回は、沢木耕太郎「深夜特急」でも有名な、チョンキン・マンション(重慶大厦)に泊まってみました。また治安が悪いと散々脅かされてきた大陸(深圳)にも少しだけ足を延ばしました。<br /><br />チョンキンマンションに泊まる蒸し風呂の夏の香港・深圳3泊4日の旅①は<br />https://4travel.jp/travelogue/11698357<br />をごらんください。

チョンキンマンションに泊まる蒸し風呂の夏の香港・深圳3泊4日の旅②

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2015/07/17 - 2015/07/20

755位(同エリア1184件中)

旅行記グループ 香港!

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18

Yukiさん

この旅行記のスケジュール

2015/07/19

  • 尖東→(MTR)→羅湖

  • 中国に入境

  • 罗湖→(地下鉄)→福田口岸

  • 落馬洲→(MTR)→元朗

  • 元朗→(LRT)→屯門碼頭

  • 屯門碼頭→東涌碼頭

  • 東涌碼頭→東涌

  • 東涌→(MTR)→旺角

  • 旺角→尖沙咀

2015/07/20

  • 尖沙咀→(MTR)→中環

  • 香港→機場 エアポート・エクスプレス

  • 香港国際空港(15:40発)→成田空港(20:05着)バニラエア304便

この旅行記スケジュールを元に

香港のベストシーズンは11月と聞いていて、いつも香港には11月に訪れていたんですが、今回は思い切って夏の暑い盛りに行ってみました。
今回は、沢木耕太郎「深夜特急」でも有名な、チョンキン・マンション(重慶大厦)に泊まってみました。また治安が悪いと散々脅かされてきた大陸(深圳)にも少しだけ足を延ばしました。

チョンキンマンションに泊まる蒸し風呂の夏の香港・深圳3泊4日の旅①は
https://4travel.jp/travelogue/11698357
をごらんください。

旅行の満足度
3.0
グルメ
3.5
交通
3.5
同行者
一人旅
一人あたり費用
1万円未満
交通手段
鉄道 高速・路線バス
航空会社
バニラエア (運航停止)
旅行の手配内容
個別手配
  • 3日目。<br />尖東から羅湖行のMTRに乗り、終点まで乗って行きました。<br />羅湖駅で改札を出ると、駅の外へ出ることはできず、中国への入境地点まで歩いていくルートしかありません。<br />まずは香港側の出境手続きを済ませ、渡り廊下のようなところを数百メートル歩きます。途中、免税店のようなお店があります。

    3日目。
    尖東から羅湖行のMTRに乗り、終点まで乗って行きました。
    羅湖駅で改札を出ると、駅の外へ出ることはできず、中国への入境地点まで歩いていくルートしかありません。
    まずは香港側の出境手続きを済ませ、渡り廊下のようなところを数百メートル歩きます。途中、免税店のようなお店があります。

    羅湖口岸 その他の交通機関

  • 私のiPhoneは、香港にいるときは「3」という携帯キャリアの電波をつかんでいましたが、渡り廊下を渡っている途中で、中国本土の携帯キャリア、China Unicom(中国連通)の電波を拾うようになります。<br />中国側の入境審査の窓口まで来ると、ここで並んで順番を待つのですが、途中いろんな人が「ちょっと先に行かせて」などと言いながら割り込んできて、おとなしく待ってるといつまでたっても順番がやってきません。こういうところも香港とは勝手が違います。<br />そうこうしているうちに自分の番が来ると、パスポートをあらためられ、中国の入境スタンプが押されて返されてきます。これで晴れて中国入境です。<br /><br />https://youtu.be/BJc6Saes-L8<br /><br />香港側から数百メートル歩いただけなのに、もう香港とは雰囲気がまるで違います。<br />近くに中国銀行のATMがあったので、中国元をおろしましたが、百元単位でしかおろせないようになっています。<br />近くの両替所で手持ちの香港ドルも少し中国元に替えてもらおうとしましたが、なにせ英語がまったく通じず閉口しました。<br /><br />中国語は全く喋れないし特に深圳ですることも観たいものもないので、地下鉄に乗ってもうひとつの国境、福田口岸まで行って、そこでまた香港に戻ることにし、地下鉄の切符を買おうとしましたが、運賃は数十元ぐらいしかしなくて、切符の自販機は百元紙幣を受け付けてくれません。<br />そこで、あらかじめ用意していた、「互通行」というデュアルプリペイドカード、これはオクトパスカードと深圳通という、香港と深圳の地下鉄用のプリペイドカードがそれぞれあるのですが、それを1枚にまとめて、どちらの地下鉄も使えるようにするカードがあり、それに中国元をチャージして、それで地下鉄の改札を通ろうとしたのですが、通れない!<br />近くの係員に訊いてみても、英語はまるで通じず「ハァ?」と聞き返され、早口の中国語でおかまいなしにまくしたててくる始末。よくよく聞いていると、「バス、バス」と言っています。どうやらこのカード、バス専用らしいみたいでした。<br />近くでは自動小銃をさげた人民解放軍の兵士が隊伍を組んでパトロール。<br />香港側から数百メートル隔たっただけなのに、この落差。<br />ここで暮らしている人には失礼な言い方かもしれませんが「人外魔境」といった趣でした。<br /><br />もう雰囲気も味わったし早く香港に戻ろうと思い、とりあえずなんとかしてお金を崩して地下鉄の切符を買い、羅湖から地下鉄で福田口岸まで行きました。<br />地下鉄の改札では上海と同じように手荷物検査がありました。駅や車内は香港のMTRや上海の地下鉄とよく似ていて、それほど違和感はありませんでした。

    私のiPhoneは、香港にいるときは「3」という携帯キャリアの電波をつかんでいましたが、渡り廊下を渡っている途中で、中国本土の携帯キャリア、China Unicom(中国連通)の電波を拾うようになります。
    中国側の入境審査の窓口まで来ると、ここで並んで順番を待つのですが、途中いろんな人が「ちょっと先に行かせて」などと言いながら割り込んできて、おとなしく待ってるといつまでたっても順番がやってきません。こういうところも香港とは勝手が違います。
    そうこうしているうちに自分の番が来ると、パスポートをあらためられ、中国の入境スタンプが押されて返されてきます。これで晴れて中国入境です。

    https://youtu.be/BJc6Saes-L8

    香港側から数百メートル歩いただけなのに、もう香港とは雰囲気がまるで違います。
    近くに中国銀行のATMがあったので、中国元をおろしましたが、百元単位でしかおろせないようになっています。
    近くの両替所で手持ちの香港ドルも少し中国元に替えてもらおうとしましたが、なにせ英語がまったく通じず閉口しました。

    中国語は全く喋れないし特に深圳ですることも観たいものもないので、地下鉄に乗ってもうひとつの国境、福田口岸まで行って、そこでまた香港に戻ることにし、地下鉄の切符を買おうとしましたが、運賃は数十元ぐらいしかしなくて、切符の自販機は百元紙幣を受け付けてくれません。
    そこで、あらかじめ用意していた、「互通行」というデュアルプリペイドカード、これはオクトパスカードと深圳通という、香港と深圳の地下鉄用のプリペイドカードがそれぞれあるのですが、それを1枚にまとめて、どちらの地下鉄も使えるようにするカードがあり、それに中国元をチャージして、それで地下鉄の改札を通ろうとしたのですが、通れない!
    近くの係員に訊いてみても、英語はまるで通じず「ハァ?」と聞き返され、早口の中国語でおかまいなしにまくしたててくる始末。よくよく聞いていると、「バス、バス」と言っています。どうやらこのカード、バス専用らしいみたいでした。
    近くでは自動小銃をさげた人民解放軍の兵士が隊伍を組んでパトロール。
    香港側から数百メートル隔たっただけなのに、この落差。
    ここで暮らしている人には失礼な言い方かもしれませんが「人外魔境」といった趣でした。

    もう雰囲気も味わったし早く香港に戻ろうと思い、とりあえずなんとかしてお金を崩して地下鉄の切符を買い、羅湖から地下鉄で福田口岸まで行きました。
    地下鉄の改札では上海と同じように手荷物検査がありました。駅や車内は香港のMTRや上海の地下鉄とよく似ていて、それほど違和感はありませんでした。

  • 福田口岸にレストランっぽいのがあったので、香港に入境する前に中国の本場の料理を味わっておこうと、とりあえず入ってみることにしました。

    福田口岸にレストランっぽいのがあったので、香港に入境する前に中国の本場の料理を味わっておこうと、とりあえず入ってみることにしました。

  • 例によってローストダックのせご飯。そして、殻のついたままのゆで卵が半分。<br /><br />https://youtu.be/5SoKT3ITIZI<br />店の中はこんな雰囲気。<br /><br />ちなみに、中でiPhoneを使ってためしにGoogleにアクセスしてみようとしましたが、変な挙動起こして固まってしまいました。怖くなったのでそれ以上いじってません…。

    例によってローストダックのせご飯。そして、殻のついたままのゆで卵が半分。

    https://youtu.be/5SoKT3ITIZI
    店の中はこんな雰囲気。

    ちなみに、中でiPhoneを使ってためしにGoogleにアクセスしてみようとしましたが、変な挙動起こして固まってしまいました。怖くなったのでそれ以上いじってません…。

  • こんな伝票が置かれます。<br />会計のとき、レジに持っていくとおねえさんが処理してくれます。<br />英語はまったく通じないので雰囲気のままにお金を払って、次に何をすればいいのか分からず突っ立っていると、「バイバイ」と言われました。

    こんな伝票が置かれます。
    会計のとき、レジに持っていくとおねえさんが処理してくれます。
    英語はまったく通じないので雰囲気のままにお金を払って、次に何をすればいいのか分からず突っ立っていると、「バイバイ」と言われました。

  • 壁にはこんな注意書きのようなものが。<br />英語表記がないのでなんて書いてあるかわかりません…。なんかやっぱり怖い。<br /><br />ともあれ、食事を済ませるとすぐに深圳を出境しました。<br />羅湖の時とは逆要領で、まずは中国側の出境手続きで、パスポートに出境スタンプを押してもらいます。そのあと長い渡り廊下を渡ると、またiPhoneが香港の携帯キャリア「3」をつかみ始めます。香港側の入境審査窓口で入境カードに記入してパスポートと一緒に係官に提出すると、パスポートを確認され、感熱紙タイプの入境紙片を入境カードのカーボンコピーの控えとともにパスポートにはさんで返されます。<br /><br />そのあとはMTRの駅(落馬洲駅)につながっているので、そこからMTRに乗って、九龍塘で観塘線に乗り換えて東へ向かいました。<br />2004年に初めて香港を訪れたとき(https://4travel.jp/travelogue/11698300)、観塘線で進行方向左側の街を見下ろしていると、恐ろしいほどのスラムだと感じたものですが、香港に何度も旅行して慣れ、またさっきの人外魔境を経験した身としては、こんな街などなんとも思わなくなっていました。<br />思い立ったように観塘駅でMTRを降り、その街を実際に歩いてみましたが、こんなところを怖がっていた頃をなつかしく思い出しました。<br /><br />さていよいよすることがなくなってしまったのですが、あとは心のままにバスに乗ってみたり、MTRに乗ってみたりして、元朗に流れ着きました。

    壁にはこんな注意書きのようなものが。
    英語表記がないのでなんて書いてあるかわかりません…。なんかやっぱり怖い。

    ともあれ、食事を済ませるとすぐに深圳を出境しました。
    羅湖の時とは逆要領で、まずは中国側の出境手続きで、パスポートに出境スタンプを押してもらいます。そのあと長い渡り廊下を渡ると、またiPhoneが香港の携帯キャリア「3」をつかみ始めます。香港側の入境審査窓口で入境カードに記入してパスポートと一緒に係官に提出すると、パスポートを確認され、感熱紙タイプの入境紙片を入境カードのカーボンコピーの控えとともにパスポートにはさんで返されます。

    そのあとはMTRの駅(落馬洲駅)につながっているので、そこからMTRに乗って、九龍塘で観塘線に乗り換えて東へ向かいました。
    2004年に初めて香港を訪れたとき(https://4travel.jp/travelogue/11698300)、観塘線で進行方向左側の街を見下ろしていると、恐ろしいほどのスラムだと感じたものですが、香港に何度も旅行して慣れ、またさっきの人外魔境を経験した身としては、こんな街などなんとも思わなくなっていました。
    思い立ったように観塘駅でMTRを降り、その街を実際に歩いてみましたが、こんなところを怖がっていた頃をなつかしく思い出しました。

    さていよいよすることがなくなってしまったのですが、あとは心のままにバスに乗ってみたり、MTRに乗ってみたりして、元朗に流れ着きました。

  • 元朗から軽鉄に乗って屯門フェリーターミナルへ行ってみました。

    元朗から軽鉄に乗って屯門フェリーターミナルへ行ってみました。

  • 屯門フェリーターミナルは、公園が整備されており、まったりした場所でした。<br /><br />釣り人が糸を垂れてました。こんなところで何か釣れるのでしょうか。<br /><br />https://youtu.be/IO6RM2F5GBY<br /><br />屯門フェリーターミナルから、東涌行きのフェリーが出ていたので時間を調べ、乗ってみました。<br />フェリーは、ちょうど空港の滑走路の東端を通って行き、東涌に着くと、船頭さんが大声で「東涌!東涌!」と着いたことを乗客に知らせました。

    屯門フェリーターミナルは、公園が整備されており、まったりした場所でした。

    釣り人が糸を垂れてました。こんなところで何か釣れるのでしょうか。

    https://youtu.be/IO6RM2F5GBY

    屯門フェリーターミナルから、東涌行きのフェリーが出ていたので時間を調べ、乗ってみました。
    フェリーは、ちょうど空港の滑走路の東端を通って行き、東涌に着くと、船頭さんが大声で「東涌!東涌!」と着いたことを乗客に知らせました。

  • 東涌のフェリーターミナルからMTR東涌駅までは少し離れているようで、バスが出ていました。<br /><br />東涌からMTRで旺角の繁華街へ。<br />やっぱり旺角は活気があります。香港はまったりしたところよりも活気のある場所の方が元気がもらえていいのかもしれません。

    東涌のフェリーターミナルからMTR東涌駅までは少し離れているようで、バスが出ていました。

    東涌からMTRで旺角の繁華街へ。
    やっぱり旺角は活気があります。香港はまったりしたところよりも活気のある場所の方が元気がもらえていいのかもしれません。

  • そこらへんにあったマクドナルドで夕食。日本のマクドナルドとほとんど変わりませんでした。

    そこらへんにあったマクドナルドで夕食。日本のマクドナルドとほとんど変わりませんでした。

  • お店を変え、点心と麻婆豆腐もいただいちゃいました。

    お店を変え、点心と麻婆豆腐もいただいちゃいました。

  • ダメ押しで亀ゼリー。<br /><br />すっかり元気をもらったあと、バスでネイザン・ロードを南下し重慶大厦まで戻ってきました。<br /><br />翌朝、シャワーを浴びていると、床の排水口が詰まったらしく、水が逆流して客室まで溢れてきたので、急いでシャワーを出て、逃げるようにチェックアウトしました。溢れた水は廊下にまで染み出してきていました。<br />「日本の人はいつもきれいに部屋を使ってくれるから好きよ」とホテルの人が言ってくれてましたが…ごめんよ;<br /><br />中環まで出てしばらく買い物をしたあと、エアポート・エクスプレスで空港に移動しました。

    ダメ押しで亀ゼリー。

    すっかり元気をもらったあと、バスでネイザン・ロードを南下し重慶大厦まで戻ってきました。

    翌朝、シャワーを浴びていると、床の排水口が詰まったらしく、水が逆流して客室まで溢れてきたので、急いでシャワーを出て、逃げるようにチェックアウトしました。溢れた水は廊下にまで染み出してきていました。
    「日本の人はいつもきれいに部屋を使ってくれるから好きよ」とホテルの人が言ってくれてましたが…ごめんよ;

    中環まで出てしばらく買い物をしたあと、エアポート・エクスプレスで空港に移動しました。

  • ブランチは空港でまたいつもの香港粥。

    ブランチは空港でまたいつもの香港粥。

  • そして最後の香港の食事は点心で締めます。

    そして最後の香港の食事は点心で締めます。

  • 香港国際空港 (チェク ラップ コック空港) (HKG) 空港

  • 最後に今回の旅行を動画でまとめてみました。<br /><br />https://youtu.be/0g3Lthgfoj4

    最後に今回の旅行を動画でまとめてみました。

    https://youtu.be/0g3Lthgfoj4

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