元気をもらいに香港弾丸旅行～Ａｐｐｌｅ　Ｗａｔｃｈもゲット～

2019/05/18 - 2019/05/19

仕事上その他もろもろストレスがあり、このところすっかり元気を失っていたこともあって、週末を利用して香港に突発的に旅立ったのでした。
香港はこれまで何度となく旅しましたが、香港は静かなところでまったりするよりも、むしろ活気があって騒がしい繁華街に身を委ねるほうが、元気をもらえていいのではないかと思います。
ということで今回は、香港の繁華街・旺角に宿をとり、西洋菜南街を中心に、思い切り香港人の喧騒を味わってきました。
ついでに、日本では使えなかったＥＣＧ（心電図）機能を搭載したＡｐｐｌｅ　Ｗａｔｃｈも、香港のアップルストアで買ってきました。
そして、ほどなく香港の情勢が悪化し、さらにコロナ禍が世界を襲ったため、これが最後の海外旅行となるのでした。

エリア 香港(香港)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 3.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 航空会社: 香港エクスプレス航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

今回は、羽田空港発着です。
ここは羽田空港の国際線ターミナルの日本橋です。

はねだ日本橋 名所・史跡

羽田の国際線から出発するのはこれが初めてです。

羽田空港 第3旅客ターミナル 空港

今回も香港エクスプレスです。
最近では飛行機の中でもＷｉＦｉが使えるところが増え、離着陸時もスマートフォンは機内モードにさえ切り替えておけばいいところが多くなってきましたが、この香港エクスプレスは、離着陸時にはスマートフォンの電源を切るように求められます。

香港空港の警告です。
２０１８年７月から、12万香港ドル以上の金品をハンドキャリーで港内に持ち込むには税関での申告が必要となりました。
申告なしで勝手に持ち込むと50万香港ドル以下の罰金または２年以下の懲役に処せられるとのことです。
それ以前に１００万円以上の現金を日本から持ち出すときは日本側に申告が必要ですが。
国を跨いで大金を移動させるのはだんだん難しくなってきているようです。

香港国際空港 (チェク ラップ コック空港) (HKG) 空港

機場駅 駅

今回はエアポート・エクスプレスではなく、路線バスで香港駅方面へ向かいます。
ここは東涌バスターミナル近辺です。
まわりのタワーマンション群が旅情をそそられます。

香港駅近くのアップルストアに入り、Ａｐｐｌｅ　Ｗａｔｃｈを買いました。
サイズが２種類あったのですが、使い勝手の良さそうな、小さいほうのサイズを選びました。
アップルストアにわざわざ来る日本人は珍しいとみえ、店員が何人もわらわらと寄ってきて、「私は日本語を勉強中です」などと話しかけてきました。まあアップルストアなんて日本にもあるんだし、わざわざ香港でアップルストアには行かないだろうけど。

購入後、その場でＥＣＧのセットアップ。無事に使えるようになりました。いったんセットアップしておけば、Ａｐｐｌｅ　Ｗａｔｃｈを日本に持ち帰ったあとも利用できます。

中環のどこかの地下のコーヒーショップのようなところで昼食。

そのあとは「Ａ＆Ｍ」（http://www.anmstores.com/）という、アメリカ製品を専門に売っている店に行き、スーツケースやら、その他アメリカ製品をゲットしてきました。
Ｐｕｒｅｌｌのハンドサニタイザーは一人では持て余すぐらい多量のパックで販売されていました。こんなにいらないと思いながらも買ってきましたが、のちのコロナ禍で役立つとは思いませんでした。

アメリカ製品の次は、近くのマークス＆スペンサー（https://www.marksandspencer.com/hk/）でイギリス製品や食品を物色。買ったばかりのスーツケースがもうパンパンになってしまいました。

そのまま旺角に出て、今日泊まる場所「旺角賓館」にチェックインします。

「独房」です。
重慶大厦よりは少しだけマシですが。
トイレはもちろん香港名物の、シャワーが便器の上方に備え付けられている形式です。

とりあえず荷物を置き、２００４年の訪港時（https://4travel.jp/travelogue/11698300）に行った黄大仙廟にまた行ってみます。

改装工事中のようで、まわりはフェンスでおおわれていました。

黄大仙駅 駅

再度、旺角に戻り、いつもの先達広場に入ります。

先達廣場 その他の店舗

かつてはここでノキアのスマートフォンを物色したものですが、ｉＰｈｏｎｅ、Ａｎｄｒｏｉｄ全盛の今のご時世では、あまり掘り出し物をここで見つける喜びは無くなってしまいました。今じゃ日本でもそれなりのスマホ買えるし、こんなところで買っても技適の問題で日本では（法律的に）使えなかったりするので；

街は暑いのですぐにのどが乾き、そのたびに自販機で冷たい飲み物を買って飲む、ということを繰り返していると、お腹が痛くなってきました。
先達広場内のトイレは汚い上にトイレットペーパーが備え付けられていないので、外に出て探すことにしました。
海外ではなかなかきれいな公衆トイレはないので、こういうときは高級ホテルに行くのが定番です。ホテルならそれなりにきれいなトイレにありつけるのですが、近くにホテルらしきものはなさそうでした。そのうちどんどん催してきて余裕がなくなってきたので、「Ｔ．Ｏ．Ｐ．Ｔｈｉｓ　ｉｓ　Ｏｕｒ　Ｐｌａｃｅ」というファッションビルの地下にたまたまあった近未来的な風情のきれいなトイレにかけ込みました。
無事に用は済ませたのですが、なんと流せない！　レバーもボタンも、手をかざすところも見当たらないのです。ということで、どうしようとしばらく途方にくれてしまいました。あきらめてそのままこっそり出ようと立ち上がった瞬間、自動的に流れていきました。どうやら人が便器から立ち上がるのを感知して水を流すしくみになってるらしいです。それならそうと書いて教えてくれればいいのに…。このごろのトイレは新しすぎて、オジサンにはついていけません。

トイレから出たところに、なんとこんなお店が！

日本北海道札幌市時計台と書いてあります。

「味の時計台」。
札幌の時計台近くに本店があるラーメン店です。
こんなところで目にするとは…。

気を取り直して地上に出ます。
香港一の繁華街、西洋菜南街です。

西洋菜南街の実際の喧騒の様子を動画でごらんください。

https://youtu.be/RU3qf15RjKQ
https://youtu.be/FGtlBQaTY9k
https://youtu.be/pn7xoNVQkSU
https://youtu.be/d4goGtAhVx4

活気に満ちていて、細かいことでうじうじ悩んでいたのがどうでもよくなってきます。
すっかりエネルギーをもらい、もう来週からまた元気に仕事に復帰できると思います。

西洋菜南街 散歩・街歩き

近くの有名な観光地・女人街（通菜街）をそぞろ歩き、適当に見つけた食堂で夕食をとることにしました。

女人街 (通菜街) 散歩・街歩き

女人街の中の「標記樂園潮州粉麵菜館」という潮州料理のお店で夕食。
けっこう食べすぎて、散財しちゃいました。

翌朝は近所の「大家楽」で洋朝食。

チェックアウトは12時だったので、それまでホテルに荷物を置いたまま、また黄大仙廟に行き、中に入っておみくじを引き、入口近くの占いの店で占ってもらうことにしました。

おみくじの筒を借りて、礼拝する場所でひざまずきながら筒を上下に何度も振ると、そのうち竹の棒が一本出てきます。
その棒に書いてある番号を覚えておき、入口のところに軒を連ねる占い屋さんに行って、その番号を伝えると、運勢を占ってくれるしくみになっています。
私も占ってもらいましたが、何て言われたかよく覚えていません。あまり悪いようには言われなかったと思うので、まあこの先はいいことがあるかもしれない、と思うことにしました。
代金はけっこうそれなりにしました。一緒にお守りも買ったりしたので、全部で７００ＨＫ＄ぐらいかかったと思います。

黄大仙祠 寺院・教会

そろそろチェックアウトするためにホテルに戻ります。
黄大仙からバスを使うことにしました。
黄大仙バスターミナルから、九龍駅行きのバスに乗ります。

九龍駅 駅

九龍駅からまた旺角に向かい、荷物を取ってホテルをチェックアウトし、空港に向かいました。

https://youtu.be/KVtE0WAgUfQ
https://youtu.be/g6DzC2jvm1E
https://youtu.be/VGr4IRDSdMQ
https://youtu.be/TX4r1pava_o

空港に着きました。

香港最後の食事はイングリッシュ・ブレックファーストで。

羽田行きの搭乗口は２０３番ゲートです。

すっかり元気を取り戻して日本に帰ったのですが…。
これが最後の訪港になるとは誰が予想したでしょうか。

香港では抗議デモが勃発し、すっかり様変わりしてしまいました。これまでもオキュパイ・セントラルみたいなデモはあったのですが、今回の抗議活動はこれまでのとは全然違っていて、普通に道を歩いてても襲われそうな治安になってしまったのでした。

２０２０年には、コロナ禍がそれに追い討ちをかけ、そして香港では国家安全法が成立してしまい、香港はすっかり大陸の一部と化してしまったのでした。

https://www.sankei.com/article/20200701-FMHHXO74L5JN5GDX2R5ISZ6WVA/
香港は死んだ　目に見えない戦車がやってきた（産経新聞）
https://twitter.com/po1_si/status/1318834339812012032

これまでのような自由都市・香港ではなくなりました。香港、何度もリピートするほど好きだったんですが、その好きだった香港はもう死んでしまいました。コロナが終息したとしても、元の香港に戻らない限り、もう香港には行けないなと思ってます。
なんとも残念です…。

香港国際空港 (チェク ラップ コック空港) (HKG) 空港