箱根思いつき温泉旅・その3.車齢71才！箱根登山鉄道の旧型電車に乗ろう

2021/10/22 - 2021/10/22

第204部-906冊目　3/3
(令和3年12月9日配信)

皆様、こんにちは。
オーヤシクタンでございます。

なんとなく思いつきで、箱根宮ノ下温泉へ1泊で行ってきました。
本編は、残り少なくなった箱根登山鉄道の旧型電車で箱根の山を下ります。

拙い旅行記ですが、ご覧頂けたら幸いです。

表紙画像‥車齢71才！昭和25年製の箱根登山電車。

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令和3年10月21-22日　1泊2日

10月21日(木) 第1日目-2　はれ
10月22日(金) 第2日目-1　あめ

①箱根登山:箱根湯本行
宮ノ下:10:49→箱根湯本.11:17
▼
②箱根登山:小田原行
箱根湯本.11:25→小田原.11:41
▼
③小田急:急行.新宿行
小田原.11:55→海老名.12:38
▼
④相鉄:特急.横浜行
海老名.12:54→横浜.13:20

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箱根登山鉄道‥590円
小田急電鉄‥462円
相模鉄道‥250円

エリア 宮ノ下温泉(神奈川)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

9:42
箱根宮ノ下温泉/四季倶楽部 ヴィラ箱根80です。
1泊2食6,930円と、格安に泊まり温泉でのんびり寛ぎました。

ヴィラ箱根80 宿・ホテル

9:45
令和元年10月12日の台風19号(令和元年東日本台風)により道床流出や橋梁流出などが発生した蛇骨川橋梁です。
懸命な復旧作業が進められ、不通となった箱根登山鉄道は、9ヶ月ぶりに全線開通しました。

蛇骨橋梁 名所・史跡

あの高さから土砂が崩れ、線路を押し流しました。
自然の脅威を感じますね。

9:55
強羅行きの電車が通過していきます。
こうして見ると電車が斜めになっており、きつい勾配を登っているのがわかります。

9:58
ガタンゴトン‥
続いて、箱根湯本行が通過します。

10:00
そろそろ行きましょうか。
ここからは、小涌谷駅が近いのですが、宮ノ下駅へ歩いていきます。
国道1号線から右の旧道に入ります。

もう椿の花が咲いていますよ。

生憎の天気ですが、霧の箱根もまた良いです。

宮ノ下の旧道をテクテク‥
この界隈にも、昔からの湯宿があります。

箱根宮ノ下温泉　月廼屋旅館 宿・ホテル

ここ、入ってみましょう。

左の塀の向こう側は富士屋ホテルの敷地です。
人があまり歩かない裏路地ですが‥

こんな所に、宮ノ下自治会が営む共同浴場/太閤湯の案内板がありました。

シールで料金400円となっていますが、令和3年10月現在.600円です。
私の知る範囲だと、30年前は200円でした。
時代の流れと共に300・400・500円・600円と推移していき、昔は休憩もできましたが、今は入浴のみのようです。

宮ノ下の街が見えて来ました。
正面の電柱を見ると‥

おぉ！
木の電柱ですよ。
今ではすっかり見られなくなった木製電柱が残っていました。

ややっ！
ここにも奴がいるのね。

富士屋ホテルの建物脇に着きました。

富士屋ホテル 宿・ホテル

=王堂文庫跡地=
王堂文庫は、明治6年に来日した英国人バシル・ホ－ル・チェンバレン（Basil Hall Chamberlain（1850～1935）の書庫があった場所です。
チェンバレンは、海軍兵学寮の英学教師として招かれ、のちに外国人として最初の東京帝国大学（現・東京大学）名誉教師になった人です。
日本滞在中は、和歌や日本語について深く研究し、日本文化を広く世界に紹介されたそうです。

10:12
=熊野神社=
宮ノ下にある温泉の守護社として創建されました。

旅の安全を祈願して‥
パンパン.礼。

熊野神社 (宮ノ下) 寺・神社・教会

国道1号線が見えてくると‥

明治11年創業.嶋写真店の脇に出ました。

明治24年の富士屋ホテルの写真。
周りになにもなく、ホテルがひときわ目立っていますね。

宮ノ下の谷底にある堂ヶ島温泉。
かつては私設ロープウェーがある大和屋がありましたが、閉館してしまいました。

駅前坂を登り‥

10:25
宮ノ下駅に着きました。

宮ノ下駅 駅

海老名まで乗ります。
運賃は1,060円ですね。

箱根登山鉄道でも、交通系ICカードが使えます。
ピッ！

10:30
電車が来ました。
平成元年に登場した、2000形.サンモレッツ号です。
スイスレーデッシュ鉄道との姉妹提携にちなんで、サンモレッツ号として親しまれているそうです。

古い電車に乗りたいので‥

運用がわからず、いつ来るかわかりませんが、古い電車を待ちます。

あっ！
強羅行の電車が来ましたよ。

10:37
昭和56年登場の1000形ベルニナ号。
鉄道友の会からブルーリボン賞を受賞した栄誉ある電車です。
この編成は、デビュー当時の塗装車ですね。

箱根登山電車 乗り物

次の電車が来ましたよ。

あっ！
あれは‥

10:49
おぉー！
お目当ての古い電車が来ました。
1本待ちで来るとはラッキー！

①箱根登山:箱根湯本行
宮ノ下:10:49→箱根湯本.11:17
[乗]箱根登山:104

車番104号車に乗りました。
日の字の窓が今となっては貴重な形だ。

このつまんで窓を開けるシステムも絶滅器危惧種。

箱根の山は天下の険♪
登山電車はガタンゴトンと山を下っていきます。

11:00
大平台に停車。
この駅はスイッチバックなんです。

大平台駅 駅

列車交換で5分停車。
ここで、撮影タイム。

左からもカシャカシャ。
この古さがいいねぇ。

撒水装置。
箱根登山鉄道では、各車両両端部に容量360Lの水タンクを設け、レールと車輪の間に撒水することによってレール磨耗を防いでいます。
急カーブや勾配の多い登山電車ならではの設備です。

昭和25年生まれの71才。
私より大先輩だ。

客室と乗務員室を仕切るドアがまた、アンティークに見える。

11:11
沿線のハイライト。
早川橋梁(出山の鉄橋)全長61mを渡ります。

早川鉄橋(出山の鉄橋) 名所・史跡

11:20
宮ノ下から28分。
箱根湯本に到着。

箱根湯本駅 駅

古い電車、良かったです。
この先も現役で頑張ってほしいな。

箱根湯本で乗り換えです。
特急ロマンスカー.はこね110号.新宿行が来ましたが‥

私が乗るのはコチラの一般電車です。

②箱根登山:小田原行
箱根湯本.11:25→小田原.11:41
[乗]箱根登山:1067

11:41
箱根湯本から16分。
箱根登山鉄道の終点、小田原に到着しました。

同じ敷地内の小田急線に乗り換えます。

小田原駅 駅

あっ！
さっきの特急ロマンスカーはこね110号.新宿行が来ましたよ。

小田急70000形 Graceful Super Express (GSE)。
2018年3月デビューの、最新型ロマンスカーです。

11:50
特急はこね110号は富裕層の方々を乗せて、新宿へ向けて小田原を後にしました。
バーミリオンオレンジのロマンスカーは、昔の名鉄パノラマカーみたい。

小田急ロマンスカー 乗り物

11:52
特急はこね110号と入れ替わりに、私が乗る無課金の急行電車が来ましたよ。

小田急小田原線 乗り物

令和2年3月にデビューした、新しい小田急5000形です。
では、乗りましょう。

③小田急:急行.新宿行
小田原.11:55→海老名.12:38
[乗]小田急:5004

12:41
小田原から43分。
爆睡して、目が覚めたら海老名に着いていました。

海老名駅 駅

海老名で相鉄に乗り換えです。
金券屋から250円で購入した、相鉄株主優待乗車証を使います。
海老名→横浜IC314円より、64円安くなりました。

相鉄本線 乗り物

ヨコハマネイビーブルー色を纏った20000系。
相鉄最速の特急電車(無課金)に乗りましょう。

④相鉄:特急.横浜行
海老名.12:54→横浜.13:20
[乗]相鉄:20004

13:20
海老名から26分。
横浜に到着。

横浜駅 駅

相鉄横浜駅は4トラ鉄道組合絶賛！
行き止まりの頭端式ホームです。

以上を持ちまして「ぶらり箱根温泉旅」は終了です。
旅の支出は、10,912円でした。

拙い旅行記をご覧下さいまして、誠にありがとうございました。
次作はバス旅「ぶらり南房総」です。

- 完 -

この旅行記へのコメント （2）

• まるきゅーさん 2021/12/09 20:37:14

  車歴71年…

  オーヤシクタン様。こんにちは。まるきゅーです。
  車歴71年はすごいですね…
  JRなら平成になってから30年前後で捨てる車両が多いのでなんか悲しいです。
  でも確かですが鶴見線にも平成初期まで大正生まれの国電が居たと聞いたことがあります。案外身近にいました。
  これからも頑張って欲しいと思います。
  10月って箱根だともう寒いのではないでしょうか。
  日本の冬が恋しくなってきます。
  最後になりますがほぼ毎日旅行記を出してくださりありがとうございます。
  外の皆様が土曜に固まるなか毎日出されているのは尊敬します。
  これからもよろしくお願い致します。

  オーヤシクタンさん からの返信 2021/12/10 10:16:17

  Re: 車歴71年…

  まるきゅー様、こんにちは。
  オーヤシクタンでございます。
  
  箱根登山鉄道の旧型電車‥
  ひと昔前まで、たくさん走っていたのですが、今残るのはご覧の1編成だけになってしまい、これは乗っておかなくては‥
  待っていればそのうち来ると生き込んだのはいいものの、10月の箱根は寒かったです。
  1本やり過ごしただけで、旧型が来たのはラッキーでした。
  
  鶴見線の旧型電車は大川支線で運用していたのが最後と聞きます。
  私が小学生の頃は、南武線でも茶色の旧型電車が多く、その中に黄色の101系が走っていたのですよ。
  東海道線や横須賀線は113系。
  その中に80系と言う湘南色全面2枚窓の旧型電車や寝台特急は20系だった時代です。
  いやぁ、懐かしいです。
  
  只今、1日おき配信をしております。
  まだまだネタがたくさんありますので、異国の地でお楽しみ頂けたら幸いです。
  ありがとうございました。
  
  オーヤシクタン。