7つの秘湯巡りとＳランクホテルなどで過ごす４日間①1日目　東京～元湯夏油

2021/10/24 - 2021/10/24

　2021年10月24日（日）～27日（水）阪急クリスタル主催「夏油温泉と新玉川温泉に泊まる7つの秘湯巡りと5つ星の宿・Sランクホテルで過ごす4日間」に参加しました。足・膝・腰の痛みを少しでも和らげたいのと、美しい紅葉、美味しい食事に惹かれての参加でした。往復東北新幹線を利用しての、「トラピックス」より1ランク上の「クリスタル」での初めてのツアーでした。主な行程は以下の通りです。
１日目　24日（日） 東京駅～北上駅　東北新幹線　やまびこにて
　　　　　　　　　 秘湯１夏油温泉「元湯夏油」宿泊7つの湯巡り①②
２日目　25日（月） ～瀬美温泉～秘湯２松川温泉松川荘（貸切）～
　　　　　　　　　 秘湯３新安比温泉静流閣（昼食・入浴）～
　　　　　　　　　 秘湯４新玉川温泉泊③④
３日目　26日（火） ～秘湯５乳頭温泉大釜温泉～田沢湖共栄パレス
　　　　　　　　　（昼食）～秘湯６国見温泉～鶯宿温泉ホテル森の風
鶯宿泊⑤⑥
４日目　27日（水） ～道の駅十文字（WC・買い物）～
　　　　　　　　　 秘湯７須川温泉栗駒山荘～ホテル武蔵坊（昼食）～
　　　　　　　　　 一ノ関駅　東北新幹線　やまびこにて東京へ⑦⑧
　海外旅行に行けない昨今、指先がふやけるほど、体の水分がなくなるほどの温泉三昧の4日間でした。紅葉真っ盛りの岩手と秋田で心の充電をし、美味しいものでお腹も満足できた4日間でした。
　数字の①②・・は旅行記の番号です。①～⑧まであります。よろしければ最後までお読みください。

エリア 八幡平（岩手側）(岩手)

• 旅行の満足度: 4.5
• ホテル: 3.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 社員・団体旅行
• 一人あたり費用: 10万円 - 15万円
• 交通手段: 観光バス 新幹線 徒歩
• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）
• 利用旅行会社: 阪急交通社

　2021年10月24日（日）晴れ　旅行1日目
8：10集合。東京駅の日本橋口。通勤時間帯ですが、日曜なので、電車は空いていて座れました。逆に、キャリーを持って通勤時間帯の満員電車に乗車することを考えて、それを避けて日曜出発のツアーを選びました。
　うっすらと中が見えますか？人でごった返しています。密。すべてツアー参加客。何十ものツアーが催行されるようで、皆さん引きこもりに飽きた、旅好きな方たちばかり。どこに私の参加するツアーの添乗員さんがいるのか、探しました。ピンクのジャンパーを着た、そのための係の方さえ数人いました。

東京駅 駅

　初めての「クリスタル」参加です。いつもは一番お安いトラピックスですが、その上の少しお高いクラス。参加人数30名。添乗員さん（以下Z氏）がくれました。座席案内表。３－２の3人席の通路側ということですね。周りが紅葉の模様の座席案内表です。

　ぞろぞろとホームへ。今回、杖持参の方、歩行器持参の方、白髪の方もいて、平均年齢はかなり高そう。この中なら私でも「若い」部類かな？もっとも、「温泉巡り」だから、当然と言えば当然です。足・膝・腰の痛みの緩和が目的の一つなので、体は「若い」と言えないのが、残念です。
　8：48発　やまびこ53号　盛岡行き

　鼻先の長い「やまびこ」が入線してきました。
　今回の参加者男性14名、女性16名。一人参加は男性2名女性1名。息子夫婦と姑、女友達同士が1組。後はすべてご夫婦。
　この女性同士が、通路席を挟んでの座席になり、やはり通路越しにしゃべるしゃべる。途中でＺ氏が、車掌に頼んだようで、その隣に座っている、ツアー客ではない、一般サラリーマン？氏に言って、空席に移動してもらっていました。ツアー客の中に一人だけ混じっているうえ、おばさんズのおしゃべりでは、あまりにお気の毒ですものね。おばさんズは隣同士に座って、まだまだおしゃべりを続けていますが、通路越しではないので、漏れ聞こえる声は小さくなりました。やれやれ。

東京駅 駅

　トイレはウォシュレット。
　

　私は機内持ち込み用サイズの小さなＲＩＭＯＡを横にして、足置きにしてらくちん。車輪分だけ通路にはみ出しますが、車内販売もないし、足がむくまなくてすみます。冬物衣類は嵩張るので、もう1サイズ大きいキャリーにしようかも考えたのですが、着たものはできるだけ捨ててくることにして、その分お土産用にスペースを作りました。
　宿泊する「元湯夏油」のお部屋割り表。4階とありますが、2階と後で訂正されました。エレベーターはなく、階段しかないので4階でなく2階でよかった。

　お風呂が7つもある旅館です。女性専用の時間帯もあるので、事前に回る順番を考えます。③の滝の湯はいつでもＯＫ。内湯の⑥白猿の湯⑦小天狗の湯は男女別だからこちらもいつでＯＫ。ぬるめの表示が嬉しい。熱いのは苦手です。
　地図が読めないのは自覚していますが、④⑤への道が途切れている？？？川の中を歩くはずはないよね？どうやったらたどりつけるの？う～ん？半分だけ心の準備ができました。

　11：45北上駅着　小さな駅です。車内で持参した早めのお昼も頂きました。
隣席のご夫婦は、いつもクリスタル利用（のセレブ）だそうで、30人は多いとぼやいていました。確かに8月のウィンザー洞爺泊の際は、トラピでしたが、20名でしたものね。クリスタルは30人って多いんだ、ふーん。
　鹿踊りの衣装の写真

　鹿踊りは民俗芸能。狩人が誤って殺した鹿の弔いのために踊ったと言われています。

　北上と言えば展勝地。今年はさくらまつりをやったのかしら？できたのかしら？
弘前城がきれいになったので、見てみたい気はします。来年の4月には来られるかしら？3回目のワクチン接種が終わっているかしら？

民族芸能　鬼剣舞の衣装

　もうニューデイズでお土産を買った方もいます。早い！私は、岩手土産にはどんなものがあるのかだけはチェックしました。帰りは別の駅発なので、心配な方は買った方が良いのかも？荷造りも早くできるし。あのセレブマダムは、鷗の卵栗バージョンや、羊羹を購入されていました。荷物持ちがいれば買ってもよいけれど、最終日まで持ち歩くのは重いので、下見だけということにしました。

　北上駅東口のバス乗り場に「元湯夏油」のお迎えのマイクロバスが2台、来ていました。
　一般のバスの時刻表、うーん。空港行きが1日4便、一関行きが1日3便・・・新幹線が止まる駅なのに、こんなに便数が少ないのね。皆さんマイカー？

　ひたすら山道を走ります。道幅が狭いので、大型観光バスでは、たどり着けないので、マイクロバス2台なのです。途中、道を譲りあう場面があり、前の軽乗用車が、うまく下がれず、なんと右側に寄っていました。自分を見ているようで、やはり私にはマイカードライブは無理だと思いました。

車窓から紅葉の山々が見えます。

赤い橋も見えます。

ススキももう終わりよね。

　北上駅から約50分。13：10今夜のお宿「元湯夏油」に着きました。携帯がつながらないことは、事前にわかっています。家族が心配してはいけないと思って、そのことは知らせています。テレビも部屋にはないことも知っています。明朝まで、テレビもなく、携帯もつながらず使えず、どうしよう？新聞をじっくり読もうと、持参しましたが、新幹線車内で読み終わってしまい・・・娘には「デジタルデトックスしておいで」と言われました。ふだんテレビとパソコンがお友達、暇つぶしにスマホなのに・・・。

夏油温泉 元湯夏油 宿・ホテル

　お部屋は413。エレベーターがないのでキャリーは運んでくれます。でも、早くほしくて、持って行こうと階段を数段上りました。が、途中でギブアップし、運んでいただきました。体力も力も、根性もお金もないシニアです。

　13時過ぎにもう布団が敷いてあるって？？そんなに早くからは寝られません。6畳一間の和室。

　座卓の上には左から、ティッシュ、リモコン、お茶菓子と茶器、懐かしいポット。明かりをつけようと、スイッチを探しました。入口の壁、部屋の壁、もしかして、引っ張るタイプ？？ありません。そう、このリモコンがお部屋の明かりのスイッチ。そうよね。テレビがないのに、リモコンがあるのは、なぜと疑問に思うべきでした。でも、部屋の外の廊下から、「電気のスイッチどこ？」と尋ねている声が聞こえたので、私一人でなくてよかったと思いました。

祖母の家にあったような、小さな鏡台。すべてがレトロ。

浴衣とタオル類。

寒ければ毛布を使いましょう。

こんな7つのお風呂があるのですね。

　Ｚ氏から貰ったのと同じ地図。いや、これはちゃんと道がつながっていて、お風呂にたどり着けそう。良かった。

まずは女性専用の滝の湯を目指します。右手に嶽館。

そして紅葉館。ふむふむ、この先よね。

③滝の湯みつけ。ただ時計が20時半って？今14時だけど？

　えっ、この階段を下りていくの？下りたらまた上らないといけないのよね。時間だけはたっぷりありますが、体力、特に膝に自信がありません。

　ここが、女性専用の滝の湯。シャンプー、リンスなどは内湯にしかありません。
浴衣だと寒いと思って、洋服を着てきたけれど、脱ぎ着が結構面倒。床が濡れているので、ズボンをはくのがちょっと大変。その点、浴衣は楽よね。次は浴衣にしましょう。
　お風呂が二つ、一つは適温。（私にはちょっと熱め）もう一つは激熱で、触っただけで終わり。
　

　自炊館もあります。
　

　次の女性専用風呂は16時から。お部屋でちょっとまったりします。あの階段を上って自室のある別館の2階へ。
　夏油のいわれなど書かれたファイルを見て、時間つぶしをします。
夏油って、アイヌ語から来たのね。冬は閉鎖するんだ。ふーん。

　モリアオガエルやヒメボタルが見られるのね。別に見なくても良いけど。お部屋になぜか入っていたカメムシだけで十分。
　Ｚ氏によると、定員は150名だけれど、ご時世で60名で、本日満室だそう。日曜ではあるけれど、こんなお宿が満室になるのね。

こんな行事もあるのね。
「日本秘湯を守る会」のメンバーなんだ。フーンの世界です。

地下から噴き出す温泉なので、日々温度が違うと。なるほど。

昭和の頃はこんな感じだったのね。

昭和生まれ世代としては、なんとなく、懐かしいような。

　なるほど。確かに、このお部屋。冷蔵庫もテレビも電話もなく、トイレも洗面所も共同。うん十年前の大学時代の下宿の感じ。あの頃は、4畳半一間で暮らしていたっけ。お風呂もトイレも共同だった・・・でも今は令和なのだから、ちょっとね。
せめてトイレと洗面所はお部屋に欲しい。外用や、トイレ内の共用のサンダル、このご時世、衛生面で大丈夫なのか気になります。