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八幡平の紅葉と秘湯を巡る最終日、前半2日間の天気が悪い場合の予備日としていた最終日だが、昨日までの2日間好天に恵まれ、この日は八幡平は濃霧に包まれた日となった。さて、どうしたものかと思案の末、黄葉には時期尚早だが、近くの安比高原に足を延ばし、ブナ林で手軽に森林浴をしようということになった。

紅葉と秘湯を巡る秋の八幡平(3) ~エピローグ 安比高原ブナ2次林で森林浴~

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2021/10/05 - 2021/10/05

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玄白

玄白さん

八幡平の紅葉と秘湯を巡る最終日、前半2日間の天気が悪い場合の予備日としていた最終日だが、昨日までの2日間好天に恵まれ、この日は八幡平は濃霧に包まれた日となった。さて、どうしたものかと思案の末、黄葉には時期尚早だが、近くの安比高原に足を延ばし、ブナ林で手軽に森林浴をしようということになった。

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  • この日は八幡平は霧。アスピーテラインを上るにつれて霧はどんどん濃くなり、頂上付近はホワイトアウトとなり、辺りの景色は全く見えない。スピードを落として頂上付近を通りすぎて・・・

    この日は八幡平は霧。アスピーテラインを上るにつれて霧はどんどん濃くなり、頂上付近はホワイトアウトとなり、辺りの景色は全く見えない。スピードを落として頂上付近を通りすぎて・・・

  • 岩手県側に入って、標高が下がってくると徐々に霧は薄れてきた。

    岩手県側に入って、標高が下がってくると徐々に霧は薄れてきた。

  • 安比高原のリゾート施設が立ち並ぶ辺りを通り過ぎ、奥地に向かう。<br />10時ごろ、中の牧場(まきば)にあるブナの駅に到着。地元の農産物直売所のような施設があるのかと思いきや、この辺りを管理する営林署(?)の事務所とトイレがあるだけの簡素な建物。<br />午後は遠路宇都宮まで帰るので、昼までの滞在を予定して、ブナ林の散策へ。<br />案内図の左半分のブナ2次林を歩き、アスナ沢の橋を渡って駐車場に戻るコースを歩く。ハイキングというより散歩である。

    安比高原のリゾート施設が立ち並ぶ辺りを通り過ぎ、奥地に向かう。
    10時ごろ、中の牧場(まきば)にあるブナの駅に到着。地元の農産物直売所のような施設があるのかと思いきや、この辺りを管理する営林署(?)の事務所とトイレがあるだけの簡素な建物。
    午後は遠路宇都宮まで帰るので、昼までの滞在を予定して、ブナ林の散策へ。
    案内図の左半分のブナ2次林を歩き、アスナ沢の橋を渡って駐車場に戻るコースを歩く。ハイキングというより散歩である。

  • 中の牧場<br />昭和初期には、この辺りは牛の放牧が行われていた。また周辺のブナ林は木炭や漆器の材料にするため、ほとんどが伐採されてしまった。

    イチオシ

    中の牧場
    昭和初期には、この辺りは牛の放牧が行われていた。また周辺のブナ林は木炭や漆器の材料にするため、ほとんどが伐採されてしまった。

  • 牧場だった草地には野芝とレンゲツツジが生育している。レンゲツツジは毒があるので、家畜は決して食べない。そのため、牧場にはレンゲツツジだけが残っている。

    牧場だった草地には野芝とレンゲツツジが生育している。レンゲツツジは毒があるので、家畜は決して食べない。そのため、牧場にはレンゲツツジだけが残っている。

  • さっそく、ブナ林の散策に出発。

    さっそく、ブナ林の散策に出発。

  • アスナ沢を渡ってブナ林に向かう。

    アスナ沢を渡ってブナ林に向かう。

  • ブナ林までの途中は、ススキの草地やダケカンバの木が散在している。道はいたって歩きやすい。

    ブナ林までの途中は、ススキの草地やダケカンバの木が散在している。道はいたって歩きやすい。

  • 遊歩道には20~25mおきに、しつこいほど案内板が立っている。これなら濃霧の中でも迷う心配はない。逆にこれがないと、どこでも歩けるので濃霧の中では迷ってしまうかもしれない。

    遊歩道には20~25mおきに、しつこいほど案内板が立っている。これなら濃霧の中でも迷う心配はない。逆にこれがないと、どこでも歩けるので濃霧の中では迷ってしまうかもしれない。

  • このあたりもかつては牧場だった?<br />赤い実をつけた紅葉はマユミorウメモドキ? ナナカマドではない。

    このあたりもかつては牧場だった?
    赤い実をつけた紅葉はマユミorウメモドキ? ナナカマドではない。

  • ブナ林に入ってきた。ここのブナ林はブナ2次林と呼ばれている。先に述べたように昭和初期にほとんどブナは伐採されたが、切り倒すことが難しいわずかの大木が残り、その種からブナの幼木が芽を出し、80年近くの時を経てブナ林が再生したのである。

    ブナ林に入ってきた。ここのブナ林はブナ2次林と呼ばれている。先に述べたように昭和初期にほとんどブナは伐採されたが、切り倒すことが難しいわずかの大木が残り、その種からブナの幼木が芽を出し、80年近くの時を経てブナ林が再生したのである。

  • 平地なので、ワイフの足取りも軽い。

    平地なので、ワイフの足取りも軽い。

  • 気のせいか、林の中はかすかに霞んでいるように見える。フィトンチッドが満ち溢れているのだろうか。

    気のせいか、林の中はかすかに霞んでいるように見える。フィトンチッドが満ち溢れているのだろうか。

  • 黄葉にはまだ10~14日ほど早いので、訪れる人はほとんどいない。たった一組の年配の夫婦に出会っただけである。

    イチオシ

    黄葉にはまだ10~14日ほど早いので、訪れる人はほとんどいない。たった一組の年配の夫婦に出会っただけである。

  • 2次林なので、そんなに大きな木はない。

    2次林なので、そんなに大きな木はない。

  • これは、巨大なブナが寿命が尽き、残った株だろうか?

    これは、巨大なブナが寿命が尽き、残った株だろうか?

  • ごくわずかだが、こんな大木もある。昭和初期に切り倒されるのを免れ、2次林育成の種をまいた一次林の生き残りだろうか?

    ごくわずかだが、こんな大木もある。昭和初期に切り倒されるのを免れ、2次林育成の種をまいた一次林の生き残りだろうか?

  • 幹回り3~4mほどはあろうか。

    幹回り3~4mほどはあろうか。

  • 根元にしゃがみこんで、見上げるようなアングルで。

    根元にしゃがみこんで、見上げるようなアングルで。

  • しばらく進むと、また別の大木が現れた。

    イチオシ

    しばらく進むと、また別の大木が現れた。

  • 倒木更新

    倒木更新

  • 途中、また林を抜けて見通しの良い場所に出た。

    途中、また林を抜けて見通しの良い場所に出た。

  • 地味ではあるが、黄葉が見られる風景。かつては、この辺りも放牧地として使われていたのであろう。

    地味ではあるが、黄葉が見られる風景。かつては、この辺りも放牧地として使われていたのであろう。

  • ツツジの紅葉。

    ツツジの紅葉。

  • 再びブナ林の中へ。<br />入り口の案内図では、白いブナ林と書かれていたエリアである。

    再びブナ林の中へ。
    入り口の案内図では、白いブナ林と書かれていたエリアである。

  • 前に歩いてきたブナ林との違いがあるわけではない。晴れていると、木漏れ日で林が白く輝いているようにみえているから白いブナ林と呼んでいるようだ。

    前に歩いてきたブナ林との違いがあるわけではない。晴れていると、木漏れ日で林が白く輝いているようにみえているから白いブナ林と呼んでいるようだ。

  • 3本目の大木

    3本目の大木

  • ほとんどブナはまっすぐな姿だが、たまにこんなにねじ曲がった枝を持つブナもある。

    イチオシ

    ほとんどブナはまっすぐな姿だが、たまにこんなにねじ曲がった枝を持つブナもある。

  • 根元から曲がりくねったブナ

    根元から曲がりくねったブナ

  • ブナの幹には地衣類が寄生している。関東地方で見られるブナには黒っぽい地衣類が付着していることが多いが、東北地方のブナの地衣類は白っぽい。東北のブナ林が美しいのは、こんな理由かもしれない。

    ブナの幹には地衣類が寄生している。関東地方で見られるブナには黒っぽい地衣類が付着していることが多いが、東北地方のブナの地衣類は白っぽい。東北のブナ林が美しいのは、こんな理由かもしれない。

  • まがりくねった幹

    まがりくねった幹

  • WBをいじって緑を強調してみた。

    WBをいじって緑を強調してみた。

  • 車道との合流点まで来た。ブナ二次林の説明板が立っている。

    車道との合流点まで来た。ブナ二次林の説明板が立っている。

  • 橋の上からアスナ沢という小さな渓流を見下ろす。

    橋の上からアスナ沢という小さな渓流を見下ろす。

  • ブナ林に別れを告げ、車道経由でブナの駅に戻る。

    ブナ林に別れを告げ、車道経由でブナの駅に戻る。

  • ブナの駅、中の牧場に戻ってきた。

    ブナの駅、中の牧場に戻ってきた。

  • よく見ると草地には名残りの山野草が所々に咲いている。これはウメバチソウ

    よく見ると草地には名残りの山野草が所々に咲いている。これはウメバチソウ

  • ヨメナの蜜を吸うタテハチョウの仲間。エルタテハかな?

    ヨメナの蜜を吸うタテハチョウの仲間。エルタテハかな?

  • ツリガネニンジンかな?<br /><br />のんびり森林浴をして12時前にブナの駅駐車場に戻ってきた。後は松尾八幡平ICから高速道に入り、帰路につく。久しぶりの遠出ドライブだったが、好天に恵まれて、良い旅行であった。

    ツリガネニンジンかな?

    のんびり森林浴をして12時前にブナの駅駐車場に戻ってきた。後は松尾八幡平ICから高速道に入り、帰路につく。久しぶりの遠出ドライブだったが、好天に恵まれて、良い旅行であった。

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