2021/10/21 - 2021/10/22
35位(同エリア132件中)
玄白さん
八幡平の野趣あふれる混浴露天風呂の魅力にすっかり嵌ってしまった連れ合いから、県内の近場の混浴露天風呂がある温泉に行きたいとせがまれた。栃木県内にもいくつか混浴露天風呂がある温泉はあるが、今回は栃木県の秘境と言われる奥鬼怒温泉郷の一つ、加仁湯に出かけることにした。
おりしも、紅葉の季節なので、途中いくつかの紅葉の名所を訪ねながらの一泊温泉旅行記である。
今回の温泉旅行の一番のサプライズは、宿の近くで特別天然記念物のニホンカモシカに出会ったことだった。ニホンカモシカに遭遇したのは2回目だが、逃げる様子もなく、今回はじっくりと貴重な写真を撮ることができた。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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自宅を早朝6時に出発。最初に2年ぶりに湯西川ダムの水没林を見に行ってみた。ダムの上流に架かる天狗岩大橋の上から見下ろす、比較的よく知られた撮影ポイントである。2年前には、水没した枯れた幹が白化して湖面の青とのコントラストが美しかったのだが、今回は幹が褐色になってしまっていた。
参考 「美瑛の青い池風の水没林と幻想的な湯西川温泉かまくら祭り」
https://4travel.jp/travelogue/11455302 -
橋のたもとに駐車場があるのだが、なぜか閉鎖になっていた。やむを得ず、短時間の路駐で撮影。
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橋の反対側にも夥しい水没林がある。ダムの水位が下がっているときは、ダムに沈んだ集落の電信柱などが見えることもあるらしい。
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ちょっとがっかりの湯西川ダム水没林の後は、瀬戸合峡へ。川俣ダムの下流側に遊歩道と「渡らっしゃい吊り橋」という観光用の橋が架かっている黄葉の美しいところである。
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駐車場からダムに向かう歩道から見た川俣ダム。、昭和41年に完成した鬼怒川の最も上流に位置し、洪水による下流河川の氾濫を防ぐための洪水調節、農業用水の供給、発電のためにつくられた、アーチ式の多目的ダムである。高さ117m、幅131mというサイズである。ダムの上を自由に歩くことができる。
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ダムが作られている高さ100m強の渓谷が瀬戸合峡と呼ばれている。ダムの完成直後は、瀬戸合峡の水は干上がってしまい、渓流の景観、自然環境が損なわれたため、常時一定量の放水がされるようになった。
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イチオシ
ダムの上から下流を見ると、「渡らっしゃい吊り橋」が正面に見える。ダムからこの吊り橋まで、往復一時間ほどのミニハイキングコースになっている。400段ほどの階段があり高低差30mほどある。スニーカーでも難なく歩ける。
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深さ100mほどの瀬戸合峡。松の緑とカエデの黄色、ナナカマド、ツタウルシの赤が混在した紅葉の名所である。例年だと見頃を迎えているのだが、今年は少し色づきが遅れているようだ。
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日光連山を彼方に遠望する。このところの冷え込みですでに雪をかぶっている。
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晴れてはいるが雲が多い。日差しが射すと色づき始めた山の木々が美しい。
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ダムによってできた川俣湖の畔の黄葉。見ごろになるには数日後だろうか。
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瀬戸合峡の岩壁
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まだ、青々としたモミジも散見される。
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瀬戸合峡は地質的には凝灰岩なので比較的浸食されやすいため、これだけ急峻な峡谷が形成されたのであろう。
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渡らっしゃい吊り橋まで歩く。
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長さ70mの橋。吊り橋であるが、全く揺れはない。橋の反対側は行き止まりで、まさしく観光のためだけの橋である。
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橋の反対側から振り返る。
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イチオシ
放水を橋の上から見下ろす。
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川俣ダムを正面から眺める。
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下流側の瀬戸合峡
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橋の上から日光連山を望む。中央のとがったピークは女峰山かな?
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黄葉最盛期になれば、見ごたえがあろうが、ちょっと時期は早かったのが惜しまれる。HPでは見頃となっていたのだが・・・
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これから奥鬼怒の最深部に向かうのだが、昼食を摂る店はなさそうなので、10分ほど引き返して、「そば処瀬戸合峡」でイワナの天ぷら付きの蕎麦でランチ。あまり期待していなかったが、香りがよい美味な蕎麦であった。
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瀬戸合峡を通り過ぎ、川俣温泉方面へ。途中、川俣大橋で紅葉撮影。ここもまだ色づき始めといったところ。
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橋の反対側の川俣湖湖岸
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見頃の紅葉も散見される。
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キラキラと輝く水面と紅葉。
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川俣温泉の紅葉。
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鬼怒川の最上流である。
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イチオシ
県道23号から分かれて山王林道に入る噴泉橋の上から、川俣温泉の見どころ間欠泉を見下ろす。一時間に一回、高さ20mほど吹き上がるのだが、東日本大震災以降、勢いが衰えたらしい。10分置きくらいにボソッと湯気が上がるが、なかなか噴泉がこない。30分ほど待ったが、寒いし、待ちくたびれたので早めに女夫淵に向かうことにした。
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女夫淵駐車場。かつて12の露天風呂を擁する女夫淵温泉があったが、20213年2月の震度5の日光大地震で、多大な損害が発生、再建は困難ということで、今は取り壊されてしまった。県道23号は、ここが行き止まりである。この先にスーパー林道があり、奥鬼怒温泉峡まで続いているが、一般車は入れない。
そのため、奥鬼怒温泉峡に行くには、宿の送迎車を利用するか、歩いていくしかない。歩くと1時間半のトレッキングとなる。 -
今回は今宵の宿泊先である加仁湯の送迎車を利用。
奥鬼怒温泉には、ほかに八丁の湯、日光澤温泉、手白澤温泉があるが、加仁湯が一番規模が大きく、予約が取れやすい。八丁の湯も送迎してくれるが、日光澤、手白澤の両温泉は送迎がなく、歩いて行くしかない文字通りの秘境の湯である。 -
3時半にチェックイン。ロビー替わりの和室には、付近で仕留めた鹿、熊などの野生動物の剥製が所せましと展示されている。
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お目当ての第3混浴露天風呂。他にも2つの混浴露天風呂、女性専用の露天風呂、貸切露天風呂があるが、これが一番広く、心地よい露天風呂である。他にも男女別の内湯、利き湯ロマンの湯など5つの源泉がある。泉質は炭酸硫黄泉-ナトリウム・塩化物・炭酸水素塩温泉(硫化水素型)。源泉は透明らしいが空気に触れることで白濁する。
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イチオシ
目の前は断崖絶壁の紅葉の絶景だ。なお、女性はバスタオルはOKだが、水着、湯浴み着は禁止となっている。八幡平の混浴露天風呂のために贖った連れ合いの湯浴み着は、出番がなかった。
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たっぷりと混浴露天風呂を楽しんだ後は夕食。奥深い山中なので、山菜が多いが、イワナの塩焼き、鱒の生き造り、手作り豆腐など。メインはカモの陶板焼き。
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翌朝、朝食前に散歩。近くに鉄橋があり、そこから鬼怒川源流を見下ろす。奥に見えるのが加仁湯。
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渓流のそばに、動くもの発見。なんとニホンカモシカである。驚かさないように、できるだけ接近して、カモシカ君をモデルにして撮影タイム。
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イチオシ
朝の食事タイムで、葉っぱをムシャムシャと食べている。時折警戒するように、こちらをじっと見つめるが逃げる気配はない。
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まだ若いカモシカで、人間を恐れることを知らないのかもしれない。
よくスラッと引き締まった女性の細い足のたとえで、カモシカのような足と形容するが、実際のカモシカの足は、太くて逞しい。 -
イチオシ
さらに接近。つぶらな瞳がキュートだ。遠目には目の下の白い斑点と真ん中の黒い部分が目に見える。
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こちらが気になり警戒しながらも、葉っぱを食べ続けている。
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ようやく満腹になったのか、向きを変え、渓流沿いに立ち去り、姿を消した。
朝いちばんの素晴らしいひと時だった。 -
山の斜面にも日の光が下に降りてきた。
宿に戻って朝食だ。 -
朝食。イワナの一夜干しを焼いて食べると、香ばしくて、美味だった。
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帰りは、山王林道経由で奥日光へ。
車がすれ違うのがやっとという林道だが、舗装されているので悪路ではない。台風19号の影響で不通が続いていたが、昨年全線開通した。 -
所々、駐車スペースがあるので、きれいな紅葉があるところで止まっては撮影しながら、戦場ヶ原をめざす。
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青空に白樺の枝が映える。
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山王峠を越え、奥日光側に入ってきた。日光白根山も、すでに冠雪している。
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葉を落としたダケカンバの林が山の斜面に広がっている。
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光徳牧場付近のカラマツ林。カラマツの黄葉も始まっている。
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葉っぱが緑と赤のグラデーションになっている。
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秋の戦場ヶ原、小田代ヶ原には、よく撮影で訪れているが、この辺りには来たことはない。
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光徳沼付近も、たくさん撮影スポットがありそうだ。このあと、西ノ湖、千手が浜の紅葉ハイキングのつもりだったが、昼前から雨が降り始めたので、歩くのはやめて、まっすぐ帰宅することにした。
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途中、今市の蕎麦処「一庵」で、2日連荘でそばランチ。
なんといっても、今回の一泊温泉旅行の最大のサプライズは、ニホンカモシカとのご対面であった。貴重なショットをものにできて、大満足!
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