株主優待券の期限が切れそうなので、急ぎ航空券購入し西郷どん＆世界遺産＆城を見に行く実質鹿児島日帰り旅

2021/05/28 - 2021/05/29

何とか旅行記ネタまだ残っていますので、少しずつ出していきます。

すっかり下落してしまった某航空会社の株価ですが、一応株主なので半年に一回株主優待券は送られてきます。
その内、1枚が有効期限5月一杯との事だったので、急ぎチケット予約をして、なるべく遠い所に行こうと思います。
とは言え今沖縄は微妙な感じなので、少し手前の鹿児島で妥協。
現地宿泊は止めにして、羽田のファーストキャビンに前泊し、朝イチ＆ラスイチの飛行機で鹿児島往復する事にしました。

なんちゃって日帰り旅行ですが、西郷どん関連＆城＆世界遺産を中心に周ってきましたので、ご覧頂ければと思います。

エリア 鹿児島市(鹿児島)

• 旅行の満足度: 3.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 2.5
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 3.0
• 交通: 3.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝一の便なので羽田に前泊。
2回目の利用となるファーストキャビン羽田ターミナル1で、前回使用したのも鹿児島朝一便に乗るためでした。

ファーストキャビン羽田ターミナル1 (FIRST CABIN) 宿・ホテル

前回起床はフロントに起床時刻知らせて起こしてもらう形であったが、今回はそういったサービスは無さそう。

どうやらアラーム音を鳴らさずに起きなければならないという事で、スマホのアラーム（バイブ）で起きなければいけないのだが、とても不安。

ファーストキャビン羽田ターミナル1 (FIRST CABIN) 宿・ホテル

何とか起きられました。
時刻は朝6時10分前、そこそこ人います。

羽田空港 第1旅客ターミナル 空港

羽田空港第一ターミナルで朝一番に出発する6:25発鹿児島行き、こちらに乗ります。
調子に乗って席をクラスＪにしたのだが、人が一杯で結構ギュウギュウ。これなら普通席予約して、様子見て空いている座席に移動した方が良かったよ。

4月岡山行った時に、クラスJの方が混んでるなぁ～思っていたんだけど、予約するタイミングではその事すっかり忘れてました。

羽田空港 第1旅客ターミナル 空港

空港の歓迎看板シリーズ第九弾。

鹿児島空港は色々アピールしたい事一杯で、お茶と牛肉の日本一アピールと、いわさきホテルズの宣伝。

鹿児島空港 空港

8番乗り場からバスに乗って市街地まで移動。

エアポートシャトル 鹿児島空港リムジン 乗り物

殆どの乗客が鹿児島中央駅と天文館で降りてしまい、終点の鹿児島市役所で降りる客は私を含めて2，3名といった所。
まぁここで降りた方が、私にとっては鹿児島城とか行きたい所に近いのでね。

どうせ空港では時間的に朝飯食えないだろうという事で、鹿児島市役所バス停付近で朝食食べれそうな店をGoogle Mapで事前検索しており、バス停対面に付近にあるこちらのカフェ（ベジカフェロー：4トラスポット登録なし）で朝食を頂くとする。

モーニングプレート的なのがメニューにあったので無難にそれを注文。
ベジカフェという肩書の如く、サラダの分量が多くなっておりました。

エネルギーも入った所で、早速鹿児島散策と参りましょう。
こちら鹿児島市役所本館は昭和12年竣工で、国の登録有形文化財に登録されている代物との事。

これでもかという位に薩摩藩出身の偉人の銅像がある鹿児島市街、こちら小松帯刀像は宝山ホール（鹿児島県文化センター）前に設置。

そしてその側にデーンと鎮座する西郷隆盛像。
像と道を挟んだ反対側には撮影用スポットがあるのですが、これ犬とどう絡めたらいいんだ？

西郷隆盛銅像 名所・史跡

西郷像前の通りをしばらく歩いて行くと、城の石垣らしき跡発見。

そしてそのまま進むと、完璧に城の石垣と堀（蓮だらけ）へと到達。
この旅の目的の1つ、鹿児島城（鶴丸城）へ到着です。

7年前に訪れた時は無かった御楼門が復元されていました。

これが同じ場所から撮った7年前の写真。
この時は御楼門が復元されるという話があったというだけでしたが、立派な建物が建ったものです。

7年前の旅行記
https://4travel.jp/travelogue/10952473

門をくぐった先の石垣には、西南戦争での弾痕跡が多数残っています。っていうかボコボコじゃん。

鶴丸城跡 (鹿児島城跡) 名所・史跡

銅像シリーズ第3弾、天璋院篤姫像にご挨拶

天璋院篤姫像 名所・史跡

今回の目的はここ黎明館で、鹿児島城の百名城スタンプを頂く事。
前回訪問時は収集前だったからね。

鹿児島県歴史 美術センター黎明館 美術館・博物館

折角なので中を見学。
展示内容は相当充実していて、これでもかと薩摩藩の歴史をアピールしていました。
最近色々わかってきて幕府側に同情しているというか、正直薩長両藩にあまりいい印象無くなりつつあります。

鹿児島県歴史 美術センター黎明館 美術館・博物館

かつての天文館通りを復原したジオラマなんてものもありました。
まぁ撮影できる展示がこの位しかなかったというのが正直な所。

鹿児島県歴史 美術センター黎明館 美術館・博物館

黎明館を出て、隣の鹿児島県立図書館の敷地へ。ここはかつては二ノ丸だった場所。
黎明館（本丸）との間に残されている石垣で、苔マニアにはたまらない感じで生えてます。

鶴丸城跡 (鹿児島城跡) 名所・史跡

復元建造物ですが、無いよりは見栄えいいです。

城の北東にあたるここが「鬼門」という事で、災いを避けるためにわざと角を凹ませているとの事。上田城でもあったな。

城の対面にある西南戦争の銃弾跡ですが、さっき城に入る時見たのでもう十分です。

西南戦争の銃弾跡 名所・史跡

薩摩義士碑。
これって西南戦争戦死者を弔っているものだと思っていたけど、全く違う事を学びました。江戸時代に幕府命令で大規模治水工事に駆り出され、そこで亡くなった人を弔っているとの事でした。

薩摩義士碑 名所・史跡

西郷洞窟に行く途中に見える鉄道トンネル。
トンネルの上には西郷隆盛が好んだ言葉「敬天愛人」の文字が刻まれています。

ちなみにトンネルの反対側には大久保利通が好んだ言葉「為政清明」の文字が刻まれているそうな。

そして初めて訪れた西郷洞窟、まぁこんなものかという感じでした。
ようここで何日も過ごせたなという狭さ。

西郷洞窟 名所・史跡

城山トンネルを横目に、西郷隆盛終焉の地へと向かってます。

西郷隆盛終焉の地に到達。

西郷隆盛終焉の地 名所・史跡

先程の西郷洞窟から戦闘の為、この坂を下りてきて、ここが終焉の地となった模様。いまじゃその雰囲気の欠片もありません。

西郷隆盛終焉の地 名所・史跡

なぜかDeathが上書きされていて、元々何と英訳されていたのか疑問。

西郷隆盛終焉の地 名所・史跡

仙巌園方面に向かうためにバス停へ向かっている途中にあった、石像「時標7　ウィリス、高木に西洋医学を説く」。とりあえずタイトル長。

時標7 「ウィリス、高木に西洋医学を説く」 名所・史跡

観光地を巡るバス、カゴシマシティビューに乗って仙巌園へ到着。
しかしコロナ禍で休館中。

仙巌園(磯庭園) 正門 名所・史跡

隣接する尚古集成館もコロナ禍で休館中。

というのは予め知っていて、なんでここに来たかというと

尚古集成館 美術館・博物館

桜島の綺麗な姿を見るため、ではなく

その側にあるこの建物、旧鹿児島紡績所技師館（異人館）へ行く為。
この建物、世界遺産に登録されている代物。

旧鹿児島紡績所技師館(異人館) 名所・史跡

鹿児島市内で世界遺産登録されている場所は、先ほど見た仙巌園の中にある反射炉、尚古集成館、そしてこちら旧鹿児島紡績所技師館となります。

後2つほど登録されている場所はあるのですが、それは後程。

鹿児島紡績所跡 名所・史跡

入館料200円払って中へ。
世界遺産登録された証が掲げられてました。

旧鹿児島紡績所技師館(異人館) 名所・史跡

15分程ボランティアの説明に耳を傾けた後、ブラブラと館内を見学。

紡績所という事で機織り機が展示されてましたが、実際の紡績所は隣にあり、この建物自体は、あくまでその紡績所の技術者として招聘された英国人の住居という位置付け。

旧鹿児島紡績所技師館(異人館) 名所・史跡

この辺り一帯で集成館事業として、島津斉彬によって起こされたアジア初の近代的西洋式工場群として残されている建物が、世界遺産として登録されているという事。

富岡製糸場もここを起源に建てられた工場の1つだそうな。

旧鹿児島紡績所技師館(異人館) 名所・史跡

一通り見たいもの見たので、ひとまずカゴシマシティビューに乗って、鹿児島中央駅付近で遅いランチと参ります。

バスの途中にあった銅像シリーズ第4弾
ディーンフジオカによりすっかり有名になってしまった五代友厚像。

五代友厚銅像 名所・史跡

そして鹿児島中央駅前に到着。
若き薩摩の群像という銅像というかオブジェですな。
薩摩藩が英国に派遣した留学生の一行の像だそうです。

若き薩摩の群像 名所・史跡

とりあえず何か食べ物をという事で、駅ビル内にあった「うまや」へ。
何でも良かったんだが、まぁ鹿児島といえば黒豚という事で、黒豚が食べられそうなこちらの店に。

うまや 鹿児島店 グルメ・レストラン

（この時は）普通にランチで生ビールが飲める幸せを噛みしめています。

うまや 鹿児島店 グルメ・レストラン

「うまや」ってＪR九州がやってる九州料理メインのレストランチェーンみたいで、東京にも展開しているみたい。

頼んだのはこちらの定食。料理名は忘れたが豚の炭火焼の定食とろろ付きみたいな感じだったはず。まぁ生ビールが飲めて黒豚が食べられただけで満足です。

うまや 鹿児島店 グルメ・レストラン

食事後はこちらのバス停から次の世界遺産を目指し移動。
先程訪れた集成館関連に加えて、後鹿児島市内には2か所世界遺産登録されている場所があり、その一つ「関吉の疎水溝」へと向かいます。

本当はもう一か所の「寺山炭窯跡」にも訪れたかったのですが、こちらはコロナと関係なく、単純に土砂崩れの影響で立ち入り禁止となっていたので断念。

駅からバスに揺られる事30分強、関吉の疎水溝入口バス停に到着。
どんどん山奥に入っていくような感じで、この辺り標高高そうです。

地味な世界遺産ですが、案内看板ありますし、鹿児島市もそこそこ気合入れているようです。

案内に従い、長閑な田舎道を進んでいくと

案内所発見。こちらにボランティアが待機していて、この先の道案内をしてもらえるようです。

関吉の疎水溝 名所・史跡

で、この「関吉の疎水溝」とは一体何者かという事で、案内に合った内容を要約すると、先程訪れた集成館に向けて、工業用水を供給していた水路の事で、ここから集成館まで約7kmの疎水溝が通っていたとの事。

関吉の疎水溝 名所・史跡

流れの急な川沿いに遊歩道があり、そこをボランティアの説明を聞きながら進むのですが、全体像がつかめず今一つピンとこない感じ。

関吉の疎水溝 名所・史跡

この場所が、とにかく水の流れが急である事は理解でき、ここから水を流すことで動力源となる事はなんとな～く理解できました。
奥の岩にも取水口の跡があったらしいのですが、今は石垣でふさがれているとの事。

関吉の疎水溝 名所・史跡

数少ない史跡と言えるポイントで、集成館への導水に使われてたとされる跡が川の左側に残っていました。岩が削られている部分がそれにあたり、水量の多い時はここまでの水位があったという事なのでしょう。

関吉の疎水溝 名所・史跡

歴史的な建造物を見に行ったというよりは、マイナスイオンを浴びに行ったような感じでした。疎水溝の全体像がわかれば、印象が少し違ったかもしれません。

関吉の疎水溝 名所・史跡

ちょうどこの辺り、紫陽花が大量に咲いていたので一枚撮影。

関吉の疎水溝 名所・史跡

バスは1時間に1本程度の頻度でやって来る感じで、ほぼ時間通りにやって来ました。これで鹿児島市街地へと戻ります。

鹿児島中央駅前まで行っても良かったんだが、ちょっと市電に乗りたくなったので、途中鹿児島駅近くのバス停にて下車。

鹿児島駅 駅

JR鹿児島駅隣接の停留所から市街地へ向かう市電に乗り込み、とりあえず天文館の辺りへと向かいます。

鹿児島駅前電停 駅

とりあえず入れるかと、一応白熊の本家「天文館むじゃき」をのぞいてみましたが、ご覧のような行列。並んでまで食べようとは思わないので、このままスルーします。

白熊菓琲 グルメ・レストラン

中央駅近くまで移動し、また銅像。こちらは大久保利通像。

大久保利通像 名所・史跡

その向かい側にあるのが歴史ロード　維新ふるさとの道。
今回の鹿児島旅行の締めという事でここをプラプラと歩いてみます。

歴史ロード 維新ふるさとの道 名所・史跡

歴史ロードは、この時間博物館も閉館してしまっており、あまりネタになりそうなものがありません。
なので、午前中西郷隆盛終焉の地を訪れたので、こちら西郷隆盛誕生の地を最後の訪問地として、とりあえずこれで一応取れ高OKとします。

西郷隆盛誕生の地碑 名所・史跡

川を眺めて黄昏てみる鹿児島の夕暮れ。

高麗橋 名所・史跡

もう帰りの飛行機の時間を意識する時間となってしまいました。
最終一本前のバスに乗り、少し早目に空港でまったりしようと思います。

南国高速バスセンター (バスターミナル) 乗り物

鹿児島空港到着。
しばしまったりできる場所（足湯）があったので、しばしこちらに浸かり和みます。

天然温泉足湯 おやっとさぁ (鹿児島空港) 温泉

足湯後、軽く食事をして出発ゲートへ向かいます。

そろそろここに行ってみたいな。

鹿児島空港 空港

鹿児島空港発羽田行き最終便に乗り込みます。
帰りも無駄にクラスＪに乗ってしまい、ギュウギュウ詰めでした。
国内線なら普通席乗った方が良さそうなだと反省しつつ、次はいつどこへ行ける事やらと模索中です。

鹿児島空港 空港