2019/10/29 - 2020/10/29
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gianiさん
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この旅行記スケジュールを元に
ニースを拠点に、小さな村を回ります。
公共バス『Lignes d'Azur』を利用。乗車賃は1.5ユーロですが、10回券は10ユーロとお得です。
鷹巣村の代名詞であるエズへは112系統
穴場中の穴場リュセラム・レスカリーヌへは、340系統
- 旅行の満足度
- 5.0
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地元民のための港
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港に面したノートルダム・ドュ・ポール教会は、マントン行など幹線バスの発着場です。
ポール ランピア 観光名所
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112番のモナコ行バスでエズへ。
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東へ移動するので、右側の座席がおすすめ。
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コートダジュールを縦断する3本の道のうち、
一番上(山側)を通ります。有名なドライブコースでもあります。 -
グレースケリーが命を落とした急カーブが続きますが、
運転手さんはプロ。 -
クラシックな国道です。
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車窓からエズが見えてきました。
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これがリアル鷹巣村。
エズの旧市街 旧市街・古い町並み
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アトリエもおしゃれ
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10月は、再びスミレの花が咲き誇ります。
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サラセン人の攻撃から逃れるために、崖上に建設した村々が
狭義の鷹巣村。 -
サラセン人がやってくる海側からは、町並みが見えないように配慮しているが特徴。
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村内の移動手段は、徒歩のみ。
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数時間で、全ての路地を制覇できるコンパクトな村です。
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聖堂よりも、景色の良さが印象に残る教会です。
聖母被昇天教会 寺院・教会
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鷹巣村の標高を体感します。
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これから海岸線まで徒歩で降ります。
ニーチェの道 建造物
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ザ・地中海という景観と日差し!
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19世紀に開通した鉄道は海沿い、
高速道路は山の裏を走ります。 -
映画ジャッカルでは、イタリア側のヴェンティミリアから国境を越えてマントンへ抜けるシーンがありましたね。
シェンゲン条約前の話です。 -
線路がはっきりと見えてきました。
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プチ空中降下気分を味わえます。
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麓には駅があります。
私はバス停から、ニース・マントン間の101番バスに乗りましたが、
混んでいました。
鉄道は運賃高くて本数も少ないですが、早くて座れます。 -
ニースへ戻って、
谷沿いに広がる村Lucéram行のバス340系統に乗って終点まで。
本数が少ないうえに変則的な運行ダイヤ。
人口1800人の小村です。 -
名所が無いので
ガイドブックにも載っていない
そんな村がリュセラムです。
でも、青銅器時代やローマ時代の遺跡は見つかっています。
1057年の記録には、現在の名前が登場。
1108年には要塞化された場所として、
1156年にはヴェンティミリア伯爵家の城の存在が言及。
このころプロバンス伯が周辺に進出しています。
1258年のリュセラム条約で、プロバンス伯へ売却されます。 -
城壁の跡。塔は1395年築。
1391年以降、リュセラム周辺はサヴォワ伯領になります。
ニースから山間部のサヴォワ(トリノ等)へ通じる塩の道を守る必要から建設。
ニース近辺が最終的にフランス領になったのは1860年。 -
写真は、聖マルグリット(英語:マーガレット)教会の尖塔。
かつての城跡に1487-1523年にかけて建設。
後代にバロック調に装飾。 -
現在の村は、中世の遺物を活用して建設されています。
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庭ではなく、道路です。
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谷を挟んだ村の反対側は果樹園。
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ミモサの木立の日差しがまぶしい。
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村の教会を望みます。
植生がいかにも地中海的。 -
村の全容
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砦の塔と教会の尖塔の位置関係が一目瞭然。
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この時期、パリでは紅葉がピークです。
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コートダジュールでは、緑、黄緑、黄色、赤のミックスした紅葉が魅力。
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濃いも淡いも、全てが素敵な調和をもたらします。
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とにかく、のどか。
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ガイドブックに載せようにも、
特筆すべき内容がありません。 -
さきほどの木立。
日差しがダイレクト。 -
想像力を掻き立てる橋
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一応、レストランがあります。ランチで10ユーロ少々。
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唯一の小さなミュージアム。
見学の際は、観光案内所を兼ねるMaison de Payに申告します。
鍵を開けてもらって見学。
一応パンフレットありました。 -
村の中心。住民の自動車は、ここへ停めます。
旧市街は鉄壁の守り。
侵略者は、銃撃で蜂の巣状態にされるのがオチです。 -
谷口の新市街は広場もあります。
住民も気さくで、非常に珍しいツーリストに手招きして、会話の輪に入れてくれます。 -
ヴェスビー渓谷を下ります。中世の塩の道のメインルートです。
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谷を下ったところにある小さな村。
レスカレーヌ村です。レスカレーヌ 散歩・街歩き
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聖ペテロ教会。
1656年築 -
谷を挟んで街道と対峙。
優れた防衛性。
古い橋ことポン・ヴュー -
ここもガイドブックに登場しない村。
勝手に村と言っていますが、
日本で市町村に該当する地方自治体を、フランスではコミューン(共同体)と言います。
コミューンの9割は人口2000人未満なので、
昭和30年代の村の大規模合併を行う前の日本の姿に近いです。
大都市のパリやニースも、小さなリュセラムやレスカレーヌも、
法的にはいずれもコミューンです。 -
タンド線が通過します。
フランス編入後に建設され、イタリアまで繋がる風光明媚な国鉄路線。タンド線 鉄道系(地下鉄・モノレールなど)
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村を見下ろす。
人口2,500人の小さな村です。 -
コラボした景色。
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ニースへ通じる街道。
ここまで来れば、ニースまで一直線。 -
南国情緒あふれるニース。
マセナ広場 広場・公園
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芸術的
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壁のレリーフ
通称「アダムとイブの家」
ニース旧市街は、古くはギリシャの植民市、ローマ帝国時代にはニカイアという都市名で、属州(植民地)ではなくイタリア(本土)扱いでした。
ちなみに市内のシミエ地区は、皇帝属州アルペス・マリティマエの州都でした。
数キロの距離で大違いです。二ース旧市街 旧市街・古い町並み
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1584年の作品だそうです。
旧市街は、不思議なものがいっぱい。
ちなみにニースは、イタリア独立の父ガリバルディの出身地。
1860年に念願の統一&独立を果たした際に、イタリア国王がニース地方をフランスへ割譲したことを不服に思っていたそうです。
路線バス紀行続き↓
https://4travel.jp/travelogue/11700109
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