2019/10/30 - 2020/10/30
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ニースを拠点に、小さな村を回ります。
公共バス『Lignes d'Azur』を利用。
乗車賃は1.5ユーロですが、
10回券は10ユーロとお得です。
コアラーズは、フランスの美しい村にも選ばれた有名スポットで、
コンテで乗り換えが必要ですが、運賃は1回券で大丈夫です。
ジャン・コクトー、オーギュスト・ルノワール、
マルク・シャガールに触れる旅でもあります。
- 旅行の満足度
- 5.0
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お世話になった宿
目の前はプロムナードデザングレプロムナード デ ザングレ 散歩・街歩き
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ヨーロッパ的朝食
イチジクのジャム最高です。 -
宿の横の丘に登ります。
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クルーズ船が停泊
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かつての砦
ニースの城跡 (城跡公園) 城・宮殿
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市街を望む
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バスでカーニュシュールメル(Cagne Sur-mer)ヘ。
鉄道と比べて移動時間は何倍もかかりますが、
低価格にして途中の町の空気を運んでくれる
好きな路線です。 -
シュール・メル(sur mer)とは、海の上という意味。
オード(haut de)は高い、高地という意味です。 -
グリマルディ城の周りに広がる町並みは、情緒あふれます。
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細部まで画になります。
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サボテンは、サラセン伝来でしょうか
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一度住んでみたい町です。
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細部も素敵。
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自然と調和した生活。
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うらやましいです。
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美しき花たち
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鉢植えも素敵
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対岸の丘へ移動
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広大な敷地のルノワール邸
印象派は、堅実な家庭人が多い印象です。ルノワール美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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内部は美術館に。
写真は息子をモチーフにした作品。ルノワール美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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聖ジャンヌダルク教会
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カトリックとしては
かなり攻めているエキソジックな建物です。 -
丘の上の修道院の庭園。
ハーブ栽培は、薬剤の原料調達という実用的目的がありました。シミエ修道院 寺院・教会
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綺麗な庭園です。
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とてもシンプルな博物館。
写真は、修道士の衣装。シミエ考古学博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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公園の木もオリーブ
シミエ地区は山の手に位置し、高級住宅街として知られます。
かつてケメネルムというローマ都市があり、西暦63年にアルペス・マリティマエ州の州都となりました。 -
促成乳しぼり機
フランス人は頭は良いのかアホなのか分かりかねます。 -
化け物級のサイズの乳牛。
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園内にある美術館。
天才芸術家を量産するアシュケナージ(東欧系ユダヤ人。複数形はアシュケナジム)の作品。
写真は、パラダイス(楽園)
平和を乱す蛇が線のみの描写で、よく観察しないと見えないのが印象的。シャガール美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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失楽園。
神の指示に従い天使ケルブが、アダムとイブを荒野へ追放。
右下は、出産時の苦しみが増すという宣告を暗示。 -
ノアの箱船
1966年にシャガールはフランス政府に「聖書の物語」という連作を寄贈。
それらを展示するために建設された国立博物館です。 -
ノアと虹
箱船を出たノアとその家族
神の約束のしるしである虹が見える
虹は、二度と大洪水で世界を滅ぼさないという神からの約束の保証。
平安のシンボル。 -
天使とは知らずに客人としてもてなすアブラハム夫妻。
この後、天使を通して子孫を殖やすという神からの祝福のメッセージが伝えられます。
ユダヤ人の始祖であるアブラハムは、ユダヤ教徒が最も重んじている預言者。 -
息子イサクを捧げるアブラハム
100歳にして奇跡的に授かった息子が成人したある日、
愛息を犠牲として捧げるようにという不可解な指示が。
息子を差し出すことを厭わなかったため、イサクの代わりに茂みに引っかかった羊を差し出すことに。神はアブラハムに更なる祝福を与えます。
右上には刑柱のキリストが描かれています。
使徒パウロは新約聖書中でアブラハムとイサクの出来事は、神が最愛の独り子イエスキリストを人類の罪を贖うために差し出すことを厭わなかったことを預言的に示すための劇だったと解説しています。
シャガールはユダヤ教徒の家庭で育ちましたが、新約聖書を受け入れていたことを示す作品です。 -
ヤコブの見た夢
天使がはしごを上り下りして、せっせと働く様子。 -
天使と格闘するヤコブ
神からの祝福を求めて一晩中天使と格闘したエピソード。
神と人の姿をした天使と闘って優位に立ったので、「イスラエル(神と闘う者、神に対して粘り強い者という意味)」という別名を与えられたシーン。
以上が創世記の記述。 -
燃える茂み
ここより出エジプト記。
いつまでたっても燃え尽きないことを不思議に思い、茂みに近寄るモーセ。
神からイスラエル人をエジプトから救出する任務を与えられる場面。 -
紅海を渡る
モーセが先導して、紅海の底を歩いて渡るイスラエル人。
追いかけてきたエジプト軍が海底に差し掛かると水が元に戻り、全滅する。 -
十戒
モーセがシナイ山で神から十戒を授かる。
モーセがなかなか戻ってこないので、イスラエル人はモーセが死んだと思い込み、
金の子牛像を作って、われらの救出者として崇拝し始める。 -
岩を打つモーセ
喉が渇いたと不平をこぼすイスラエル人に対し、
怒りを抑えきれないモーセは、感情的になり岩を打って奇跡的に水を提供する。
民数記の記述。 -
ダビデ王
名もない羊飼いの少年が、王として神から召される。
竪琴の名手としても知られ、聖書の詩編の作者とされる。
統治中には、シオンの山にエルサレム市を建設。
サムエル記等の記述。
ちなみにイスラエル建国の父ベン=グリオン首相のファーストネームもダビッド。 -
預言者イザヤ
聖書の預言書筆頭のイザヤ書の筆者
ユダヤ教徒の間では、ザ・預言者という存在。
預言者として召された場面。
天使が神殿の祭壇から運んだ炭火をイザヤの口に当て、唇を清める。
イザヤの預言には、ユダヤ王国を滅ぼしたバビロニア帝国が崩壊し、ユダヤの地が回復することや、約束のメシア(イエスキリスト)に関する内容が多く含まれる。 -
預言者エレミヤ
イザヤ書に次ぐ長大なエレミヤ書の筆者。
天使がエレミヤの口を触れて、神からの啓示を口に入れる場面。
エレミヤは、バビロン捕囚を大々的に予告し、預言の成就として、ユダヤ人は流浪の民となる。
王族の出のイザヤがためらいもなく任務を受け入れたのに対し、内気な少年は若さを理由に初めは躊躇する。結局、預言の成就を目撃して、列王記や哀歌の筆者ともなる。 -
人間の創造
天地創造の最終工程。最初の人間アダムに命を与える。というのがメインの描写だが、
実際には失楽園からイエスの処刑までの聖書の歴史を描いている。 -
赤い馬
黙示録の記述。戦争を象徴する。ナチスによるホロコーストを含めて、多くの血なまぐさい戦いの時代を生き抜いたシャガールの気持ちが伝わる。
展示品の多くは聖書の場面が題材ですが、細部は作者が生き抜いた時代の人々や世相を反映している影を感じるのは、私だけでしょうか。一言で愛の画家と決めつけるのは、短絡的な気がします。 -
過去の写真より
ブルーサーカス
題名通り、青色をメインに据える。サーカスを主題にした作品が多いのも特徴。ところどころにキュビズムの影響を感じるが、同時代を生きたピカソとは犬猿の仲だった。
美術館の展示の仕方が素晴らしいことを言いたいがためにアップした写真。 -
バスターミナルから山間部の鷹巣村を目指します。
途中のコンテ(Contes)でミニバスに乗り換え、コアラーズへ向かいます。 -
バスターミナルは街道上にあります。
Coaraze村は、対岸の丘にあります。
村へ向かって、稜線上に道が通っています。
https://coaraze.fr/cadre-de-vie/patrimoine/ -
村を攻める前に、街道の奥へ足を進め、小さな礼拝堂を目指します。
通称ブルーシャペルです。 -
18世紀に設置され、「七つの悲しみの聖母(へ捧げられた)礼拝堂」というのが元々の名前である。
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「悲しみ」とは、十字架にかけられたイエスに対峙したマリアの感情。
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礼拝堂の内部には、ブルーシャペルと呼ばれる所以となった
フレスコ画が広がります。 -
幼子イエスのもとを訪れた東方三賢人。
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自ら刑注を運び、処刑されるキリスト。
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ピエタのシーン。
フレスコ画は、1962年にアンヘル・ポンセ・ド・レオンによって手掛けられました。
普段は礼拝堂の入口に鍵が掛けられています。 -
礼拝堂の日時計。
コアラーズは、太陽の村を謳っています。
日時計設置プロジェクトは、その一環です。 -
いよいよ村へ。
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ここは、20世紀に至るまで、唯一の広場でした。
一応、これでも広場です。 -
サンジャンバプティスト教会
日本風に訳せば、浸礼者ヨハネ教会 -
内部はバロック様式
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1452年の記録には、既に言及されている。
現在の建物は1717年築で、それまでに地震で3回倒壊と再建が繰り返された。 -
教会の壁には、日時計「ブルータイム」。
先述のポンセ・ド・レオン作 -
お洒落な麦穂のマークが。
パン屋?
いいえ、共同のパン焼き窯。20世紀まで機能していたとか。
西欧では途絶えた前近代的なコミュニティが存続していたなんて、びっくりです。 -
トカゲの日時計
ジャン・コクトー作
コミューンの役場の壁に設置。
トカゲはコミューンの紋章にも描かれ、
村の誕生経緯を伝える伝説に登場します。
コアラーズとは、直訳:尾を切った。で、
尻尾を切られたトカゲを指します。
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