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ヴァチカン美術館は,20以上の美術館から構成され,見学コースの全長が7kmにもおよぶ,巨大な美術館です<br /><br />毎年、1800万人以上の来場者,ほぼ,ディズニーシーが出来る前のディズニーランドなみの入場者数を誇ります<br /><br />それなりに,事前勉強はしたつもりですが,こうやって振り返ると,有名作品の見落としが結構ありますが,ご容赦を<br /><br />今回の後半編はタペストリーのギャラリー: Galleria degli Arazzi<br />地図のギャラリー: Galleria delle Carte Geografiche<br />,ラファエロの間: Stanze di Raffaello<br />が中心になります<br /><br />システィーナ礼拝堂は撮影禁止なので,写真がありません<br /><br />この後,サン・ピエトロ大聖堂に抜ける攻略ルートで退館したので,バチカン図書館には行ってません<br /><br />

*:.。.ローマの思い出 ☆★バチカン美術館の後半.:*゜

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2019/05/23 - 2019/05/23

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旅行記グループ ローマの思い出

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mitsu

mitsuさん

ヴァチカン美術館は,20以上の美術館から構成され,見学コースの全長が7kmにもおよぶ,巨大な美術館です

毎年、1800万人以上の来場者,ほぼ,ディズニーシーが出来る前のディズニーランドなみの入場者数を誇ります

それなりに,事前勉強はしたつもりですが,こうやって振り返ると,有名作品の見落としが結構ありますが,ご容赦を

今回の後半編はタペストリーのギャラリー: Galleria degli Arazzi
地図のギャラリー: Galleria delle Carte Geografiche
,ラファエロの間: Stanze di Raffaello
が中心になります

システィーナ礼拝堂は撮影禁止なので,写真がありません

この後,サン・ピエトロ大聖堂に抜ける攻略ルートで退館したので,バチカン図書館には行ってません

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
徒歩
旅行の手配内容
個別手配

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  • タペストリーのギャラリー( Galleria degli Arazzi )に来ました<br /><br />27枚の巨大なタペストリーが展示されている

    タペストリーのギャラリー( Galleria degli Arazzi )に来ました

    27枚の巨大なタペストリーが展示されている

  • 16世紀にラファエロの弟子達が下絵を描き、ブリュッセルで織り上げた物<br /><br />「 キリストの生涯 」がテーマ

    16世紀にラファエロの弟子達が下絵を描き、ブリュッセルで織り上げた物

    「 キリストの生涯 」がテーマ

  • 東方三博士の礼拝

    東方三博士の礼拝

  • キリストの昇天

    キリストの昇天

  • キリストの復活

    キリストの復活

  • 少人数での最後の晩餐みたいですね!

    少人数での最後の晩餐みたいですね!

  • 地図のギャラリー( Galleria delle Carte Geografiche )<br /><br />幅6m、長さ120mの大きさの「 地図のギャラリー 」は、教皇グレゴリウス13世が天文学者「 イニャーツィオ・ダンティ 」の下絵を元に、1580年から3年かけて造らせた<br /><br />ギャラリーの両側の壁面には、イタリアや教皇領の地図がフレスコ画で40枚も描かれている

    地図のギャラリー( Galleria delle Carte Geografiche )

    幅6m、長さ120mの大きさの「 地図のギャラリー 」は、教皇グレゴリウス13世が天文学者「 イニャーツィオ・ダンティ 」の下絵を元に、1580年から3年かけて造らせた

    ギャラリーの両側の壁面には、イタリアや教皇領の地図がフレスコ画で40枚も描かれている

  • 煌びやかに輝く黄金のスタッコ装飾の丸天井<br /><br />「 ジローラモ・ムツィアーノ 」と「 チャーザレ・ネッビア 」によって制作された。<br /><br />あまりにも,美しく,肝心の地図を余り見てない

    煌びやかに輝く黄金のスタッコ装飾の丸天井

    「 ジローラモ・ムツィアーノ 」と「 チャーザレ・ネッビア 」によって制作された。

    あまりにも,美しく,肝心の地図を余り見てない

  • じっくり見たら,ここだけで数時間掛かりそう

    じっくり見たら,ここだけで数時間掛かりそう

  • 一体,何枚の絵があるのだろうか

    一体,何枚の絵があるのだろうか

  • ずっと,見上げていたので,首が痛い<br /><br />やっと,終点

    ずっと,見上げていたので,首が痛い

    やっと,終点

  • 地図のギャラリーの出口扉上部で見られるバチカンの紋章とレリーフ

    地図のギャラリーの出口扉上部で見られるバチカンの紋章とレリーフ

  • ソビエスキ王の間( Sala Sobieski )<br /><br />ポーランドの画家 ヤン・マテイコ<br /><br />「 ソビエスキ、ウィーンを解放する 」

    ソビエスキ王の間( Sala Sobieski )

    ポーランドの画家 ヤン・マテイコ

    「 ソビエスキ、ウィーンを解放する 」

  • 無原罪のお宿りの間( Sala dell’Immacolata )<br /><br />イタリア画家フランチェスコ・ポデスティ<br /><br />「 無原罪のお宿り 」を記念するフレスコ画

    無原罪のお宿りの間( Sala dell’Immacolata )

    イタリア画家フランチェスコ・ポデスティ

    「 無原罪のお宿り 」を記念するフレスコ画

  • 無原罪のお宿りの間( Sala dell’Immacolata )の天井画

    無原罪のお宿りの間( Sala dell’Immacolata )の天井画

  • ここからは,ラファエロの間( Stanze di Raffaello )<br /><br />ユリウス二世時代に、当時25歳の「 ラファエロ 」が装飾の全てを託され,1508年~1524年まで16年の歳月をかけて、ラファエロとその弟子達で制作された<br /><br />残念ながら,左右が布で覆われ,修復中のようでした

    ここからは,ラファエロの間( Stanze di Raffaello )

    ユリウス二世時代に、当時25歳の「 ラファエロ 」が装飾の全てを託され,1508年~1524年まで16年の歳月をかけて、ラファエロとその弟子達で制作された

    残念ながら,左右が布で覆われ,修復中のようでした

  • 第1室 コンスタンティヌウスの間 コンスタンティヌスの寄進状<br /><br />皇帝コンスタンティヌス1世が、教皇シルウェステル1世に寄進する場面<br /><br />本作はラファエロの弟子の作

    第1室 コンスタンティヌウスの間 コンスタンティヌスの寄進状

    皇帝コンスタンティヌス1世が、教皇シルウェステル1世に寄進する場面

    本作はラファエロの弟子の作

  • 第2室 ヘリオドロスの間 教皇のプライベートスペース<br /><br />1512年から1514年のラファエロ生存期間中に制作<br /><br />「 教皇レオとアッティラの会談 」<br /><br />ラファエロの死後に弟子たちによって描かれた作品<br /><br />北アジアの「 フン族 」の王「 アッティラ 」のローマ侵攻を、教皇レオ1世が停戦交渉によって食い止めた場面<br /><br />フン族の王「 アッティラ 」は、現在のロシア・東欧・ドイツを結ぶ一帯に大帝国を築き上げた人物

    第2室 ヘリオドロスの間 教皇のプライベートスペース

    1512年から1514年のラファエロ生存期間中に制作

    「 教皇レオとアッティラの会談 」

    ラファエロの死後に弟子たちによって描かれた作品

    北アジアの「 フン族 」の王「 アッティラ 」のローマ侵攻を、教皇レオ1世が停戦交渉によって食い止めた場面

    フン族の王「 アッティラ 」は、現在のロシア・東欧・ドイツを結ぶ一帯に大帝国を築き上げた人物

  • 天井画<br /><br />創世記の物語「 イサクの犠牲 」「 燃える柴 」「 ヤコブのはしご 」「 ノアの前に現れたヤハウエ 」

    天井画

    創世記の物語「 イサクの犠牲 」「 燃える柴 」「 ヤコブのはしご 」「 ノアの前に現れたヤハウエ 」

  • まともに見ようとすると,これだけで,90度づつ移動しないといけないので,大変だ

    まともに見ようとすると,これだけで,90度づつ移動しないといけないので,大変だ

  • ボルセーナの奇跡<br /><br />「 聖変化 」を信じていなかったボヘミア司教が、ローマに巡礼に向かう途中に「 聖変化 」を目の当たりにしたという「ボルセーナの奇跡」が描かれている<br /><br />「 聖変化 」とは、パンとぶどう酒がイエス・キリストの体(聖体・聖体血)に変化する現象

    ボルセーナの奇跡

    「 聖変化 」を信じていなかったボヘミア司教が、ローマに巡礼に向かう途中に「 聖変化 」を目の当たりにしたという「ボルセーナの奇跡」が描かれている

    「 聖変化 」とは、パンとぶどう酒がイエス・キリストの体(聖体・聖体血)に変化する現象

  • 聖ペトロの解放<br /><br />ラファエロが手がけた作品<br /><br /><br />ヘロデ王によって投獄された「 聖ペトロ 」が、神々しい光と共に現れた神の御使によって、鎖を解き放たれる場面が描かれている

    聖ペトロの解放

    ラファエロが手がけた作品


    ヘロデ王によって投獄された「 聖ペトロ 」が、神々しい光と共に現れた神の御使によって、鎖を解き放たれる場面が描かれている

  • 宮殿から追放されるヘリオドロス<br /><br />シリア王のフィロパトルに、エルサレム神殿の財宝を奪うように命じられた「 ヘリオドロス 」が、神の使わした騎士と戦う姿が描かれている

    宮殿から追放されるヘリオドロス

    シリア王のフィロパトルに、エルサレム神殿の財宝を奪うように命じられた「 ヘリオドロス 」が、神の使わした騎士と戦う姿が描かれている

  • 第3室 署名の間(アテナの学堂・聖体の議論)<br /><br />ラファエロの間で最初に完成したのがこの「 署名の間 」<br /><br />部屋名の「 署名の間 」は、もともと図書館兼書斎であったこの場所で、教皇が公式文章に署名する作業を行っていた事に因んでいます<br /><br />「 アテナの学堂 」<br /><br />アテネの学堂は、古代ギリシャ・ローマ時代の偉大な哲学者や科学者たちが、一堂に会する場面を描いた作品<br /><br />作品上部中央アーチの下に描かれているのは、左側が「 プラトン 」、右側が「 アリストテレス <br />」<br />プラトンは知識の源としての最高点である天を指さし、アリストテレスは物理の確実性を示す様に地に手をかざしている<br /><br />右下側には、作者のラファエロ自身が、こちら側に目線を向けている

    第3室 署名の間(アテナの学堂・聖体の議論)

    ラファエロの間で最初に完成したのがこの「 署名の間 」

    部屋名の「 署名の間 」は、もともと図書館兼書斎であったこの場所で、教皇が公式文章に署名する作業を行っていた事に因んでいます

    「 アテナの学堂 」

    アテネの学堂は、古代ギリシャ・ローマ時代の偉大な哲学者や科学者たちが、一堂に会する場面を描いた作品

    作品上部中央アーチの下に描かれているのは、左側が「 プラトン 」、右側が「 アリストテレス

    プラトンは知識の源としての最高点である天を指さし、アリストテレスは物理の確実性を示す様に地に手をかざしている

    右下側には、作者のラファエロ自身が、こちら側に目線を向けている

  • 「 署名の間の天井画 」<br /><br />署名の間の天井画はラフェロの弟子達が手がけたもの

    「 署名の間の天井画 」

    署名の間の天井画はラフェロの弟子達が手がけたもの

  • 「 署名の間の天井画 」<br />

    「 署名の間の天井画 」

  • 枢要徳<br /><br />「 枢要徳 」とは、あらゆる徳を基礎づける4つの徳「 剛毅 」「 賢明 」「 節制 」「 正義 」の事<br /><br />左側で樫の枝を持つのが「 剛毅 」、中央で鏡をのぞくのが「 賢明 」、右側で手綱を握るのが「 節制 」<br /><br />なぜか,「 正義 」だけが、天井画に描かれている

    枢要徳

    「 枢要徳 」とは、あらゆる徳を基礎づける4つの徳「 剛毅 」「 賢明 」「 節制 」「 正義 」の事

    左側で樫の枝を持つのが「 剛毅 」、中央で鏡をのぞくのが「 賢明 」、右側で手綱を握るのが「 節制 」

    なぜか,「 正義 」だけが、天井画に描かれている

  • 「 聖体の議論 」<br /><br />上下に異なる2つの場面が描かれているのが特徴<br /><br />上部の天上界では、中央のキリストの周りには,聖人や預言者達,キリストの頭上には父なる神が、左右には聖母マリアと養父ヨハネが描かれている<br /><br />また、キリストの真下のハトは聖霊を象徴し、聖霊の左右には4つの福音書が描かれている<br /><br />絵画の下部では、祭壇の周りで,聖職者たちが「 聖体の意義 」について議論中

    「 聖体の議論 」

    上下に異なる2つの場面が描かれているのが特徴

    上部の天上界では、中央のキリストの周りには,聖人や預言者達,キリストの頭上には父なる神が、左右には聖母マリアと養父ヨハネが描かれている

    また、キリストの真下のハトは聖霊を象徴し、聖霊の左右には4つの福音書が描かれている

    絵画の下部では、祭壇の周りで,聖職者たちが「 聖体の意義 」について議論中

  • 「教令集の公布」<br /><br />フィレンツェ ドゥオーモのステンドグラスを手がけた「 ギョーム・ド・マルシア 」の作品<br /><br />中央の人物はグレゴリウス9世で、顔のモデルは教皇ユリウス2世

    「教令集の公布」

    フィレンツェ ドゥオーモのステンドグラスを手がけた「 ギョーム・ド・マルシア 」の作品

    中央の人物はグレゴリウス9世で、顔のモデルは教皇ユリウス2世

  • ここから,第4室 火災の間<br /><br />火災の間ははかつて教皇の食堂として利用されていた場所<br /><br />メディチ家出身のローマ教皇「 レオ10世 」の依頼で1514年~1517年にかけて制作<br /><br />「 カール大帝の戴冠 」<br /><br />レオ三世がカール大帝を皇帝として戴冠させる場面が描かれている

    ここから,第4室 火災の間

    火災の間ははかつて教皇の食堂として利用されていた場所

    メディチ家出身のローマ教皇「 レオ10世 」の依頼で1514年~1517年にかけて制作

    「 カール大帝の戴冠 」

    レオ三世がカール大帝を皇帝として戴冠させる場面が描かれている

  • 天井画(火災の間)<br /><br />イタリア画家で、ラファエロの師でもあった「 ペルジーノ 」が1507年から1年かけて制作

    天井画(火災の間)

    イタリア画家で、ラファエロの師でもあった「 ペルジーノ 」が1507年から1年かけて制作

  • 「オスティアの戦い」<br /><br />レオ4世の軍隊がサラセン人(イスラム教徒)の襲来に勝利した場面が描かれている<br /><br />本作はラファエロがデッサンを描き、それを元に弟子たちが完成

    「オスティアの戦い」

    レオ4世の軍隊がサラセン人(イスラム教徒)の襲来に勝利した場面が描かれている

    本作はラファエロがデッサンを描き、それを元に弟子たちが完成

  • 第4室 火災の間<br /><br />「 ボルゴの火災 」<br /><br />847年のレオ4世の時代にバチカン周辺で起こった火災の場面<br /><br />奥に見える建物は、当時の旧サン・ピエトロ大聖堂<br /><br />大聖堂の祝福のロッジャに立って十字を切る教皇が火災を消し止め、市民に讃えられている

    第4室 火災の間

    「 ボルゴの火災 」

    847年のレオ4世の時代にバチカン周辺で起こった火災の場面

    奥に見える建物は、当時の旧サン・ピエトロ大聖堂

    大聖堂の祝福のロッジャに立って十字を切る教皇が火災を消し止め、市民に讃えられている

  • ボルジア家の間( Appartamento Borgia )<br /><br />第4室「 自由七学芸の間 」の天井装飾

    ボルジア家の間( Appartamento Borgia )

    第4室「 自由七学芸の間 」の天井装飾

  • 「 現代宗教美術コレクション( contemporanea )」<br /><br />ほとんどの人は通り過ぎるエリアだと思いますが,シャガールがあったので,つい,立ち止まって鑑賞

    「 現代宗教美術コレクション( contemporanea )」

    ほとんどの人は通り過ぎるエリアだと思いますが,シャガールがあったので,つい,立ち止まって鑑賞

  • シャガールによる,宗教画

    シャガールによる,宗教画

  • シャガールによる,宗教画

    シャガールによる,宗教画

  • ここから,システィーナ礼拝堂ですが,残念ながら撮影禁止なので,ヴァチカン美術館の旅行記はここで終了です<br /><br />ここまで,ご覧下さりありがとうございます

    ここから,システィーナ礼拝堂ですが,残念ながら撮影禁止なので,ヴァチカン美術館の旅行記はここで終了です

    ここまで,ご覧下さりありがとうございます

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