利尻・礼文島の花めぐりの旅Ⅷ（５日目）利尻島観光編

2021/07/01 - 2021/07/06

今年の２月に旅行会社からの案内で利尻/礼文島のツアーを発見し、申し込んだのですがすでに満席。
それでは個人で行こうと思い、飛行機･宿･レンタカーなどを予約しました。
ところが1ヶ月前の６月に新型コロナの影響で利尻･礼文島間のフェリーが減便となり、当日に新千歳空港から利尻空港経由礼文島への移動ができなくなってしまいました。
そのため当初の計画より１日早く出発し、５泊６日でゆっくりと利尻/礼文島を散策することにしました。
今回の旅程は、
７月１日（木）神戸空港から新千歳空港経由、利尻空港に移動して鴛泊に宿泊。
７月２日（金）定期観光バスで利尻島を観光後、フェリーで礼文島に渡って、レブンウスユキソウ群生地を散策して香深で宿泊。
７月３日（土）定期観光バスで礼文島を観光後、昼からはレンタカーで午前中に行かれなかったところを観光して宿泊
７月４日（日）午前中に桃岩展望台コースを散策後、フェリーで利尻島に移動して、レンタカーで島内観光して鴛泊に宿泊。
７月５日（月）午前中、自転車で島内観光後、沓形に移動して宿泊。
７月６日（火）午前中、沓形の町を散策後、利尻空港から新千歳経由神戸空港へ移動して帰宅。
今回はこの時期不順な天気を考慮して、かなりゆったり目の観光となりました。
しかし比較的天気に恵まれたため、きれいな花を沢山見ることが出来、写真も沢山撮りました。
そのため、今回の旅行記は９回に分けて紹介させていただきます。
この第８回目は、利尻島での1日観光を紹介させていただきます。
この日の天気予報は雨でしたが、午前中晴れてくれたので自転車で姫沼など、サイクリングロードを走ってきれいな利尻島を堪能することができました。

エリア 利尻島(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 20万円 - 25万円
• 交通手段: バイク

7月5日（月）、早くも旅行5日目。
明日は帰宅するので観光最終日になります。
ただ天気予報は朝から雨。
ただ朝目を覚まして外を見ると、利尻富士がきれいに見えます。

朝食まで時間があるのでホテル周辺を散策します。
天気も青空が見えます。

これが今回宿泊した利尻マリンホテルのロビーです。
まだ朝早いので誰もいません。

これが利尻マリンホテルの外観で、港に近く、後ろ側にはペシ岬があります。

こちらは鴛泊港。
港にはイカ釣り船が停泊しています。

利尻富士もくっきりと見えます。

青空がどんどん広がって絶好の天気になりそう。
天気予報が外れてくれたかな？
日頃の行いのおかげです。

新造船の大漁旗もたなびいて絵になります。

天気が良く、朝食まで時間があるのでとりあえずはペシ岬に向かいます。

ここはペシ岬の中腹にある会津藩士の墓です。
私も知りませんでしたが、会津藩は1808年江戸幕府よりロシア側の襲撃に備えるため1,600名が松前・宗谷・利尻・樺太に出陣し、この利尻島には梶原平馬以下252名が駐屯したそうです。
警備中ロシアとの交戦はなかったそうですが、厳しい環境の中、病死や船の漂着事故などで多くの藩士達が亡くなったそうです。
この利尻島には8名の会津藩士の墓が有り、ここには3名の藩士の方のお墓があります。
それにしても会津藩士は、幕末の頃といい、損な役回りばかりしているようです。

ここからの眺めは抜群。
真っ正面に利尻富士が望めます。

そしてこちらは夕日ヶ丘展望台方面。
遠くに見える島は、礼文島です。

青空が広がってきれいです。
この後標高９３ｍのペシ岬に登ろうと思ったのですが、ガレ場や急斜面もあるので断念しました。

沖では小さな船でウニを捕っています。
この日は風が強くなって、ウニ漁は7時前に中止になりました。
小舟での漁のため、風が吹くと即中止になります。
この時期のウニ漁は、朝5時頃から9時頃までと決められていて、乱獲を防止しています。

まだ時間あるので海岸に行ってみます。
この船は先ほどのウニ捕り漁の船で、一人乗りです。

これはこの日捕ったバフンウニ。
浜辺にいた漁師さんに見せてもらいました。
この日は風が出てきて途中でやめたので量は少ないとのこと。

漁師さんといろんなことを話していると、ウニをさばいて食べさせていただきました。
感謝です。
採れたてのウニは海の塩水が付いていたので甘みが増してとても美味しかったです。
結局捕れたてのウニを二つもいただきました。

その後、ホテルに戻って朝食をいただきます。
朝から散歩したのでお腹が減っていて、美味しくいただきました。

部屋に戻って天気予報を見ると、前日は朝から雨の予報が昼まで晴れに変わっていました。
ラッキーです。
そのため午前中だけでも自転車で観光しようと思い、ホテルの方にお願いして無料の自転車を借りることにしました。

このフェリーは臨時便かな？
定期便の朝一番のフェリーは稚内7時15分発、鴛泊8時55分着ですが、まだ8時前です。
やっと観光客が増えてきて臨時便が出たのかも知れません。

こちらが宿泊したホテルのロビーと売店です。
取りあえずはチェックアウトし、荷物を預けて借りた自転車で観光します。

天気が良いのでサイクリングに最適。
まずはサイクルロードまで向かいます。

鴛泊港から高山植物展示園そばにあるサイクリングロード入り口まではズーと上り坂。
ママチャリなのでシンドイ。
何度も自転車を降りて押して進みます。

ここがサイクリングロードの入り口。
鴛泊から姫沼まで約５Km。
約25分で行けるようです。
この案内板だと鴛泊から沓形までは空港経由で約１５Km、1時間20分程度で行けるようです。

とりあえずはこのサイクリングロードを走って姫沼に向かいます。

サイクリングロードの両側にもいろんな花が咲いています。

サイクリングロードの途中から利尻富士も望めます。

サイクリングロードは整備されていますが、姫沼まではズーと上り坂。
日頃自転車に乗っていない私は、かみさんからどんどん引き離されてしまいます。
しかも何度も自転車を降りて押していくのでますます離されます。
日頃の運動不足がたたります。

ここはサイクリングロードの橋の上。
ここからの眺めが最高です。

鴛泊港とペシ岬が見えます。

そして振り返ると利尻富士。

しばらくすると稚内からのフェリーが向かってきます。

この日は天気が良いので気分も最高。
ただ上り坂の連続だったため、汗だくです。

しばらくすると稚内からのフェリーが鴛泊港に入ってきます。

稚内から沢山の観光客を乗せてきているのかな？

さらに姫沼を目指して進みます。

サイクリングロードから途中一般道の上り坂を登ってやっと姫沼に到着。
途中、休憩したり、自転車を押していったのでホテルから何と1時間もかかってしまいました。
このペースだと当初計画していた自転車による利尻島1周はとても無理だったと思います。

さっそく、姫沼に向かいます。

姫沼の写真がこれです。
この景色が見たかったのです。
姫沼は今回の旅行で3度目ですが、やっとこの絶景が見られました。
この日は天気が良く、風も無かったので利尻富士が沼面に写って絵になります。
もうちょっと残雪があれば良かったのに、ちょっと残念です。

今日は天気が良く、観光客もいないので姫沼を1周します。

周辺の木々も新緑でとても爽やか。

こんな天気なのに、本当に昼から雨が降るのかな？

この日はまだ団体の観光客が来ていないのでユックリと散策できます。
先ほどフェリーが港に着いたので、しばらくすると観光客でいっぱいになるのかも知れません。

それにしても絵になる景色です。

姫沼を散策後、来た道を引き返して富士野園地に向かいます。

その途中、面白いものを発見。
一般道の車用反射板がフクロウの形になっていました。

そしてこちらはキツツキの反射板。
遊び心があっていいかな。

サイクリングロードは今度は下り坂なのでとても楽ちん。

サイクリングロードには、途中このような休憩所もあります。

ここは富士見休憩所。
この利尻富士利尻自転車道は、野塚から沓形まで片道２４Kmで、2時間ちょっとで走れるようです。
ただ私はそれ以上かかりそうです。
利尻島1周が約６０Kmですので、１周する場合は島の１／３はこのサイクリングロードで行けるようです。

それにしても景色は絶景です。

サイクリングロードの道ばたにはこのような花も咲いています。

帰りは下り坂ですのでスピードを出して進みます。
爽快な気分。

鴛泊の高山植物展示園を過ぎると今度はなだらかな道になります。

振り返ると利尻富士も見えます。

正面の小高い山は夕日ヶ丘展望台です。

自転車専用道路なので自動車が走っておらず安心して進めます。

富士野園地に到着。
ここは『北のカナリアたち』のロケ地だったようです。
ここはエゾカンゾーの大群落地で、そのシーンを撮るためわざわざ満開の時期に合わせて来島し、撮影したそうです。

ここでは自転車を降りて周辺を散策。

この展望台の向こう側にポンモシリ島があります。

これがポンモシリ島で、ウミネコが集団でコロニーを作っています。
よく見ると沢山のウミネコがいて、夏場にかけて子育てをしています。

例年6月下旬～7月中旬頃にエゾカンゾウが満開になるそうですが、今年はもう咲き終わっていました。
ちょっと残念です。

さらに上にある展望台に向かいます。

ここからの景色が絶景。
利尻富士がきれいに見えます。
これでエゾカンゾウが咲いていたら絵になるのにちょっと残念です。

そしてポンモシリ島の展望台や夕日ヶ丘展望台も一望できます。
この日は天気が良かったのでとてもきれいです。

礼文島は下側が雲に隠れています。
まさしく花の浮島です。

この展望台には、日本百名山を一筆書きで全山登頂した田中陽希さんの碑がありました。
それにしてもたった２０８日で全山登頂するなんて信じられません。
２０１４年４月に屋久島　宮之浦岳から北上し、最後に利尻山を１０月２６日に登頂したようです。

これが今回ホテルで借りた自転車です。
ママチャリだったので坂道はしんどかったです。

その後ホテルに戻ります。
ここは夕日ヶ丘展望台。
鴛泊には２泊しましたけど、ここから夕陽が見られなかったのが残念です。

ホテルで荷物を受け取り、お昼だったので鴛泊フェーリーターミナル２階にある食堂『丸善』に入ります。

これがこの店のおすすめ品。
３日前にここで私がウニめし丼、かみさんがほたてラーメンを食べたので、今度は逆に私がほたてラーメン、かみさんがウニめし丼を注文しました。

これは私が注文したホタテラーメン。
ホタテが新鮮で大きく、スープにもホタテの味がしみて美味しくいただきました。

こちらはかみさんが食べたウニめし丼。
このウニめし丼は数量限定のようで、お昼を過ぎると食べられなくなる日もあります。
３日前は私が残り１個（最後）のウニめし丼をいただきました。

これはフェリーターミナル２階には記念撮影用のコーナ。

こちらはフェリーの待合所です。
乗船時間にはまだ早いので誰もいません。

食事をしていると利尻富士の上に虹のようなものを発見。
これは太陽の回りにできる虹色現象のようです。

昼食後は本日泊まる沓形のホテルの方に送迎をお願いしているので、その時間が来るまでフェリーターミナル周辺を散策します。
このフェリーは礼文島の香深港行きの船かな？
フェリーには２階から乗船するようになっています。

これが鴛泊フェーリーターミナル。
１階が観光案内所や定期観光バス、フェリーの乗船券売り場、２階には先ほどの食堂、待合室とフェリーの乗船口になっています。

こちらがフェリーターミナル１階で、ここは観光案内所と定期観光バスのチケット売り場です。
この観光案内所にはアジア系の人が観光案内していました。

そして先ほどのフェリーターミナル前には食堂やおみやげ屋さん、レンタカー屋さんがあります。

こちらがその食堂です。
こちらでも生ウニ丼がいただけるようです。
こちらのほうがメニューが豊富だったので、こちらで食べた方が良かったかな？
ここの生ウニ丼は４，８００円でした。

そしてこちら側は、海産物直売所とレンタカー屋さんが入っています。
ここのレンタカーは３時間で５，４８０円でした。

稚内からのフェリー到着に合わせて、本日宿泊する『アイランド　イン　リシリ』の送迎車に乗せていただき、沓形に向かいます。
これがホテルの外観で、ここは冬場はクローズで、観光シーズンのみ営業しているホテルです。

こちらがフロント・ロビーです。
ちょっとおしゃれな感じです。

まだチェックイン時間ではありませんが、部屋の清掃が終わっているとのことで部屋に入ることができました。
ちょっと広めのビジネスホテルのような客室です。

こちらが洗面所。

浴室・トイレは独立しています。
お風呂はホテルの大浴場に入りました。

これが客室からの眺めで、沓形港が望めます。
そのため客室からでも夕陽が見られます。

まだ１６時前、部屋にいても仕方が無いので周辺を散策します。
この建物は宿泊した『アイランド　イン　リシリ』です。
この頃になると雲が広がって雨が降ってきそう。
今日の天気予報は当たりそうです。

ここは沓形港。
このフェリーは礼文島の香深港からのもので、昨日まではコロナの影響で運休しており、この日が再開初日です。
ターミナル前には定期観光バスの利尻Ｂコースのバスが停まっています。
この定期観光バスも本日が再開初日で、コロナの影響か、乗車した観光客は数名でした。
そのためバスガイドさんから乗車しないかと誘われました。

そしてこれが沓形フェリーターミナルの１階で、船便が礼文島との１日１往復だけですので鴛泊よりひっそりとしています。
ちょうど観光案内所の方がいたので、翌日のお勧めのお食事処を聞きました。
その後雨が降ってきたので慌ててホテルに引き返しました。

ただしばらくすると雨も止んで利尻富士が顔を出し始めました。
ここは天気がコロコロとよく変わります。

この後お風呂に入って夕食をいただきます。
この日の食事はビュッフェスタイルですが、それ以外に一品料理として次の料理がいただけました。
まずはこの写真のお刺身。

それと前菜。

ホタテとカニのバター焼き。

飲茶が個別にいただけました。
飲茶は好きなだけいただけます。

それ以外はビュッフェスタイルで、好きなものがいただけます。
この日もお腹いっぱいいただきました。

このホテルの売りは、『絶景のサンセットが見られる宿』、楽天トラベルで第５位を受賞しています。
この日は天気が悪かったので夕陽は無理かなと思ったのですが、ホテル屋上から眺めると何とか夕陽が見られました。

天気が悪いので期待していなかったのです、結構きれいな夕陽でした。

後ろを振り返ると利尻富士も何とか見えます。

５泊６日の利尻/礼文島の旅も明日は帰宅。
比較的ゆっくりした旅でしたが、なんかまだ見残したような気がします。
特に礼文島は季節毎に花が変わっていくので、好きな人は２週間おきに訪れる人もいるようです。
ただそこまではできないけれど、もう一度訪れたいものです。
明日の天気は雨。
利尻空港から新千歳空港行きの飛行機が飛ぶか心配です。
そんなことを思いつつ、この日はやすみました。
この日の歩数は９，９０８歩。
自転車に乗ったせいか、思ったより歩いていませんでした。