大人の階段を登った旅（1日目）

2021/07/02 - 2021/07/02

50歳以上んが入会出来るJR東日本ビューカードの「大人の休日倶楽部」ですが、ようやくなのか？ついにと言うのか入会出来る年齢に達したので入会しました。

何数回設定されている、JR東日本が乗り放題になる「大人の休日倶楽部パス」の設定期間になり禁断？の「ジジババきっぷ」(笑)を使ってみることにしました。

しかし、コロナ禍と言うことで日帰りによりなるべく人混みを避けての旅となりますが、少しでも経済復興になるように出掛けてきました。

まずは一日目は青森日帰りの旅です。

エリア 青森

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 新幹線 JRローカル

東京駅9:36発の新函館北斗行き「はやぶさ11号」に乗車するため、ラッシュが一段落した東京駅にやって来ました。

普段、東北新幹線に乗車する際は特急券が210円安くなる上野駅を利用することが殆どなので東京駅から乗車するのは久しぶりです。

東京駅 駅

はやぶさ11号は、東京を出ると大宮、仙台、盛岡、新青森と速達タイプの新幹線で宇都宮を過ぎると最高速度320km/hで順調に北上します。

東京は朝から降っており傘持参で出掛けましたが、盛岡を出ることには青空も見えていい天気になりました。

東北新幹線 乗り物

東京から2時間58分で東北新幹線の終点、新青森駅に到着です。
3時間を切るのですから早いですね～。学生時代は19時過ぎに出る急行八甲田で12時間位かけてやって来たものですが・・・

新青森駅 駅

新青森駅から国道バイパスへ出て徒歩１０分程のとこにある「長尾中華そば」に向かいます。
津軽と言えば煮干しで出しをとったラーメンです。
青森でも有名なお店で最近は東京にも支店を持つなど勢力を拡大しています。

長尾中華そば 西バイパス本店 グルメ・レストラン

醤油ベースの昔ながらの中華そばが定番ですが、ニボラーとしては煮干しががっんと来たのが食べたいとので、メニューの裏に載っている「ごくにぼ」（８８０円）にトッピングでモモチャーシュー（３００円）を追加しました。

以前は駅前は何もなく、何回かバイパス沿いにある健康ランドに宿泊したことがありますが、最近東横インが出来たりと少しは発展しているようです。

ランチの後、初めて北海道新幹線に乗車します。
今回の大人の休日?楽部パスは東日本用なのでここからは別途乗車券が必要になります。
新青森から奥津軽いまべつまでの乗車券と特定特急券を購入しホームに上がります。
表示をみると１３番線がこれから乗る「はやぶさ１９号」ですがその隣が帰りに乗車する「はやぶさ４２号」になっています。
帰りもこのホームなのね・・・

新青森駅 駅

新青森からは１駅の乗車になりますがこの区間の特定特急券が1310円と高くなっています。隣までは900円程度の他の新幹線と違うのは建設コストによるものなのでしょうかね。

乗車前に新青森駅の旬味館で買ったアップルパイで食後のデザートにします。これを買うときに大人の休日?楽部カードを見せたら８％割引となりました。

陸奥湾を眺めながら北海道新幹線は北に向かいますが、思ったより速度が出てません。

暫くすると旧津軽海峡線・中小国信号所から分かれる在来線のアプローチ線路が寄り添い、標準軌と狭軌の三線区間に入ります。
青函トンネルは貨物列車も通るので共用区間となり新幹線の速度も抑えられてしまうのです。
これを解消するにはもう一つトンネルを掘るのが一番なのですが・・・

新青森から約15分、14:15に奥津軽いまべつ駅に到着しました。
新幹線の秘境駅とも言われてますが、どれどれとホームに降り見渡すと自分の他1名しか下車しませんでした。
乗車は判りませんでしたが新幹線は北海道を目指して発車していきました。

奥津軽いまべつ駅 駅

まだ本州なんですがココはJＲ北海道の駅です。
津軽海峡線時代には津軽今別駅があってJR北海道管内で当時は無人駅でした。それが新幹線駅に格上げになったのですから凄い進化？です。

奥津軽いまべつ駅は橋上駅で出口へは高い跨線橋を渡っていきます。
跨線橋から在来線の津軽線津軽二股駅が見え。新幹線駅と隣接してますが別駅扱いになっています。

在来線の駅のように見える建物は「道の駅」で手前は屋内駐車場になっています。
この反対側には新幹線に保線基地があります。

跨線橋から地上へはエレベーターが設置されており、階段だと115段あります。
下りは良いけど上がるならエレベーターですね。

津軽二股駅へは屋内駐車場を通って行くのですが、立派な駐車場ですが閑散としています。地域振興の一環として駅が出来たのでしょうが、このあたりの住民は新幹線に乗るなら新青森まで車で出るのでしょうね。車でも1時間掛からない距離ですし本数も多いですからね。

津軽二股駅は無人駅です。
「道の駅」はレストランなどもあり意外（失礼）と賑わっていました。

津軽二股駅 駅

新幹線と津軽線の連絡は殆ど考えられて無いようでたまたま、はやぶさ19号から三厩行き337Dは14分で接続出来るので、今回あえて北海道新幹線経由で来たのです。

青森始発の337Dが到着します。
この時期ですから車内はこのパス利用者がそこそこ乗っており終点の三厩まで15分程なので運転台の後ろに立って展望を楽しむことにします。

JR津軽線 乗り物

14:42に終点の三厩に到着です。
駅前には町営バスが連絡待ちしており乗り換える乗客もいます。時間があれば竜飛岬まで行きたいところですが折り返しに乗車しなければならないので諦めるしかありません。

三厩駅 駅

でも折り返し発車まで1時間程あるので付近を散策することにしました。
駅は街の離れにあり中心部まで歩くと15分程掛かります。
御多分に漏れず街は静かです。

三厩港まで歩いてみましたが、まあ何もありません。
青森は良い天気でしたがこしらはどんより雲でいまにも雨が降りそうな感じです。

列車の発車時刻も迫ってきたのでこの辺で駅に引き返します。
最初は駅から「あじさいロード」を通ってみようと思ったのですが途中の橋が工事中で渡れるず引き返したので港まで時間が掛かってしまいました。

駅に戻ると折り返し蟹田行き発車15分前でした。
三厩駅に発車する列車は10本で最終が19:48に到着し、翌朝6:06発の始発になるので乗務員は滞泊となるのでしょう。
ココで泊まりはなんか寂しい感じがします。

蟹田行きに乗車し来た道を戻ります。

新中小国信号所で津軽海峡線から合流し少し行くと中小国ストレートと呼ばれた撮影地を通過します。
ココは今の時期には早朝に通過する急行「はまなす」を撮影する撮り鉄で賑わった場所で自分も1度撮影に来た事があります。
今は撮影する人も居ないのか、線路脇の雑草が結構伸びていました。

蟹田では青森行きの701系に乗り換えとなります。
ここからはロングシートの味気ない電車ですが、空いていると向かい側の窓を通して風景が良く見えるので割と好きなんですよね。
ただ混んでいると全くつまらないです。

蟹田駅 駅

油川駅手前の油川ストレートも有名撮影でした。
昔、新青森の健康ランドに泊まり早朝にこの場所に来て急行「はまなす」を撮影しようとしたら、貨物列車の脱線で「はまなす」が来なかった事がありました。
うーんそれも懐かしいなぁ。

終点の青森駅に到着です。
久しぶりに降り立ったら駅舎改良工事中で昔からあった跨線橋が取壊しの真っ最中でした。
改札の橋上駅舎内に代わり青森駅もココ数年でかなり変わりそうな感じです。

弘前行きで一駅乗車して新青森駅に戻りここからはやぶさ42号で帰京します。
日帰りの青森旅行と言うのも新幹線開業前なら考えられなかったことです。

青森駅 駅

小腹が空いたので旬味館で何か買おうと思い立ち寄ると、ミニ丼が目に留まりました。海鮮丼とネギトロ丼でちょっと悩んで安かった方をチョイスです。
ココでも大人の休日?楽部カードを提示で100円引きになりました。
ちょっとツマミとリンゴジュースを構内の売店で購入して14番線のはやぶさ42号に乗り込みます。

魚っ喰いの田 新青森駅店 グルメ・レストラン

17:44に発車したはやぶさ42号は七戸十和田、八戸、盛岡、仙台、大宮と停車して上野駅には20:57に到着しました。
東北新幹線から最寄り駅までは東京駅より上野駅の方が早く着くので上野駅を利用する事が多いです。
改札口まで長いエスカレーターに乗る必要がありますが、東京駅より空いていますので結構便利なんです。

さてこれで1日目が終わりました。

上野駅 駅