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地図を見るとインヴァネスから東に50kmくらいの所にエルギンという町があった。小さな何もない町だと思ったが、どうしてどうして、スコッチウイスキーの蒸留所があり、加えてエルギン大聖堂という廃墟の遺跡があることを知った。<br /><br />宗教改革の名のもとに徹底的に破壊しつくされたという。破壊は何日にも及び瓦礫は道を塞ぎ、放置され、夏草が生い茂った。<br />こんな聖堂があるなら是非訪れたい、そしてこの目でその愚かな行為の跡を見てみたい、そんな気持ちが私を突き動かした。<br /><br />エルギンという小さな駅に降り立つと、頭の中に叩き込んだ地図を描きながら歩きだした。途中一度だけ大聖堂の場所を訊いたが、順調にたどり着いた。<br />日本なら鬱蒼とした木々に囲まれ、甍のみが遠くから見渡せる寺院が普通であるが、このエルギン大聖堂は樹木一本なく、明るい芝生が墓石を包み、廃墟の聖堂は、明るい日差しの中に建っていた。<br />バラ窓はばらばらに壊れ周りの円だけが形として残っているのみだ。聖堂の横の壁面を美しく飾った窓のアーチが外郭のみ残し、他のアーチはアーチコーチに散らばっている。<br />春とは思えない強い日差しはこのアーチの影を芝生の上に投げかけている。<br />1600年代の宗教改革による破壊の瓦礫が未だにあるわけはなく、観光地化した境内はきれいに整備され、廃墟の憂愁は皆無であった。<br />

エルギン大聖堂 晴天は似合わない

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2015/04/21 - 2015/04/30

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pedaru

pedaruさん

地図を見るとインヴァネスから東に50kmくらいの所にエルギンという町があった。小さな何もない町だと思ったが、どうしてどうして、スコッチウイスキーの蒸留所があり、加えてエルギン大聖堂という廃墟の遺跡があることを知った。

宗教改革の名のもとに徹底的に破壊しつくされたという。破壊は何日にも及び瓦礫は道を塞ぎ、放置され、夏草が生い茂った。
こんな聖堂があるなら是非訪れたい、そしてこの目でその愚かな行為の跡を見てみたい、そんな気持ちが私を突き動かした。

エルギンという小さな駅に降り立つと、頭の中に叩き込んだ地図を描きながら歩きだした。途中一度だけ大聖堂の場所を訊いたが、順調にたどり着いた。
日本なら鬱蒼とした木々に囲まれ、甍のみが遠くから見渡せる寺院が普通であるが、このエルギン大聖堂は樹木一本なく、明るい芝生が墓石を包み、廃墟の聖堂は、明るい日差しの中に建っていた。
バラ窓はばらばらに壊れ周りの円だけが形として残っているのみだ。聖堂の横の壁面を美しく飾った窓のアーチが外郭のみ残し、他のアーチはアーチコーチに散らばっている。
春とは思えない強い日差しはこのアーチの影を芝生の上に投げかけている。
1600年代の宗教改革による破壊の瓦礫が未だにあるわけはなく、観光地化した境内はきれいに整備され、廃墟の憂愁は皆無であった。

同行者
一人旅
交通手段
鉄道 徒歩
航空会社
ブリティッシュエアウェイズ
旅行の手配内容
個別手配
  • エルギン大聖堂は明るい春の日差しの中に平和な顔をして、まどろんでいる。<br />「宗教改革?なにそれ」忘れてしまったのかっ、考え方が違うからといって、破壊という行為が許されるのか?島崎藤村も書いているじゃないか「破壊」を。あれは「破戒」だっつうの!!<br /><br />https://www.youtube.com/watch?v=JijccJrBCMU

    エルギン大聖堂は明るい春の日差しの中に平和な顔をして、まどろんでいる。
    「宗教改革?なにそれ」忘れてしまったのかっ、考え方が違うからといって、破壊という行為が許されるのか?島崎藤村も書いているじゃないか「破壊」を。あれは「破戒」だっつうの!!

    https://www.youtube.com/watch?v=JijccJrBCMU

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この旅行記へのコメント (10)

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  • 前日光さん 2021/06/16 09:36:42
    昨夜書いたのに(T_T)
    おはようございます、師匠。
    昨夜コメントを書いて、さあ送ろうと投稿ボタンを押したとたんに、消えました(T_T)
    師匠、掲示板に何か仕掛けましたか?

    一夜明け気を取り直して、再びコメントしています。
    「バラ窓はばらばらに壊れ。。。」とか「アーチがアーチコーチに散らばって。。」とか(>_<)
    OH, My God! 前頭葉崩壊状態がずっと続いていますねぇ( ̄∇ ̄)

    さてエルギン大聖堂!
    宗教改革とか廃仏毀釈とか、いやはや宗教というのはくせ者ですね!
    世界の戦争の大部分は、宗教に起因していることが多い。
    人々の心の平安の為の宗教が、実は邪悪な闘争へと人を駆り立てるものなのかと、宗教が原因で破壊されたこれらの遺物を見ると、つくづく思います。

    師匠の旅行記を拝見すると、青天のスコットランドを見ることができて、爽快な気分になれます。
    私は二度スコットランドに行って、二度とも曇天か雨空でした(/_;)

    話は違いますが、今bs11でやっている「私立探偵ジャクソン・ブロディ」というのはご存じですか?
    今週の土・日で終わってしまいますが、最初に一目見たとき、ああ、エディンバラの町だと分かりました。
    ジャクソンは、元エディンバラ警察署の刑事でしたが、訳あって刑事をやめ、私立探偵をやっているという設定です。
    町並みも話も、エディンバラの空のように暗いですが、エディンバラの空気感がもろ伝わってきて、もうおしまになってしまうのが残念でなりません。
    もう一度海外に行けるとしたら、私はスコットランドに行ってみたいなぁと思っています。

    師匠の動画も板に付いてきましたね!
    動画もですが、音楽のチョイスが素晴らしいと毎度思います。
    いいものを見せていただき、ありがとうございました<(_ _)>


    前日光

    pedaru

    pedaruさん からの返信 2021/06/20 04:52:29
    RE: 昨夜書いたのに(T_T)

    前日光さん おはようございます!

    気合を入れて書いたメッセージが、一瞬にして消滅するなんて、誠に無情の世の中です。
    私も何度も泣かされました、一番多いのが送信ボタンを押した途端、ログイン画面になって、どこにも書いた文が見当たりません、もう同じものは覚えていなくて、気を取り直して再度書き込みの落胆さは皆さん同様かと思います。
    前日光さん、これに対して何か対策をなさっていますか?
    私はこれに懲りて、送信前に必ずコピーをしておきます、消えてしまったとき、白紙にペーストすれば、メッセージは再現できます。システムエラーに向かって叫びます、
    「ざまあみろ!」と。

    さてご指摘の前頭葉のシステムエラー、しばらくは鳴りを潜めていましたが、再発してしまいました。
    駆け足でスコットランド旅行記は終わりました。一度書いた旅行記の焼き直しというところに、後ろめたさを感じています。しかし、スクロールしなくて済む旅行記ということで
    これに免じてお許しください。
    次はイタリアになります。パソコンの不具合を誘発しないよう気を付けてアップロードしようと努力します。

    pedaru
  • j-ryuさん 2021/06/12 16:59:31
    敗者の美学
    pedaruさん、こんにちは。

    本日は当方へのご来訪&いいね&コメント、ありがとございました。

    >エルギン大聖堂 晴天は似合わない

    ≫エルギン大聖堂は全然知りませんでしたが
    pedaruさん、のおっしゃることは私も現地で感じたかも知れません。

    勝手な思い込みだとは思いますが
    遺跡には『夏草や兵ものたちの夢のあと』的な荒廃感が似合いますよね。
    あまりに完璧に修復されたり、公園化されるとそんな気持ちは失せてしまうかも。
    ましてや英国で青空では・・・

    日本人は知らず知らずのうちに『祇園精舎の鐘の声』とか
    『行く川のながれは絶えずして・・・』とか『ものの哀れ』的な
    敗者の美学的なものが染みついている気がします。

    せめて、どんよりした曇り空だったら
    もっと感傷に浸れたかも(^^;)。
    なんて人間(私)って身勝手なのでしょう・・・・


    ではまた。 j-ryu

    pedaru

    pedaruさん からの返信 2021/06/15 05:53:31
    RE: 敗者の美学

    j-ryuさん おはようございます。

    滅びゆくものの美というものを、欧米人が愛でるかどうかは分かりませんが、我々日本人の感性はもののあわれに代表されるようですね。
    日本には遺跡は多くありますが、廃墟が少ないのは建物の素材によるものでしょうか?
    スコットランドではたくさんの廃墟の城を見ました。しかも国は廃墟のまま修復しています。真っ白な壁などありません(笑)。案外、英国人の方が廃墟の美を貴ぶ心があるのかもしれません。
    廃墟を味わうなら早朝か夕暮れどきがいいかもしれませんね、昼間は寝ていて(シエスタかっ)

    pedaru
  • hot chocolateさん 2021/06/09 22:26:09
    廃墟
    pedaruさま

    こんばんは。
    エルギン大聖堂の旅行記にお邪魔しています。

    どんよりとした暗い雰囲気ならば、破壊の悲劇を切実に感じるかもしれないですね。
    宗教改革の名の下に破壊された大聖堂。
    いつも思うのですが、宗教って信じることで安らぎを得たいと願う心だと思うのですが、でも日本でも海外でも宗教の下に戦が起こり、寺院や教会が破壊され、多くの人が犠牲になっている。
    自分が信じる宗教以外は悪なのね。 
    (多くの)宗教指導者にとっては・・・

    hot choco

    pedaru

    pedaruさん からの返信 2021/06/10 07:09:17
    RE: 廃墟

    hot chocolateさん おはようございます。

    エルギン大聖堂は破壊される前は立派な建物だったと思います。廃仏毀釈も共通していますが、一つの考えが愚かな結果をもたらすことを物語っております。

    もう何年も前のことですが、当時私たちはサイクリングを趣味として、特に埼玉県の町などを巡りましたが、五重塔、本堂、鐘楼、その他伽藍ともいえる建物を建てている寺がありました。総ヒノキ造りの目を見張るような立派な寺でした。
    しかし、どことなくうさん臭さが漂っていました。それに引き換え、何十年も手入れしてないような貧乏寺もありました。住職の無力なのも要因ですが、お金に無欲なおぼうさんなのかな、などと心打たれるものもありました。

    西洋の大聖堂も言えることですが、豪華なほど美術的価値は高いかもしれませんが、豪華程宗教の理念から遠のき、偽物に近づいているのだと私は思っております。
    釈迦が布教をはじめたころの原始仏教は奇跡など存在せず、奢侈をいましめ、偶像崇拝を禁じました。
    本当の仏教は原始仏教だけにある気がします。

    奇跡が起きたという豪華な寺院に遠くから巡礼が集まるのも宗教の一部かもしれませんが、バッカじゃねぇの!!と思う日本人もいるでしょうね。

    pedaru

  • ふわっくまさん 2021/06/09 07:09:31
    アーチコーチ・・
    pedaruさん、おはようございます。
    エルギンは晴天は似合わない、16世紀に宗教革命で破壊された町だそうで・・
    アーチが、アーチコーチに散らばっているのですね。

    春の日差しで、今は平和な空気が漂っている感じですが・・
    破壊は免れたものの優美な八角形の建物=チャプターハウスなど、往時の華やかだった様子も知ってみたいと思いました。

    破壊という行為が許されるのか?というpedaru師匠の問いかけに、朝から深く考えさせていただきました。
                   ふわっくま

    pedaru

    pedaruさん からの返信 2021/06/10 05:18:46
    RE: アーチコーチ・・

    ふわっくまさん おはようございます。

    イギリス人は粋な所があって、時代とともに崩れ行く城や聖堂を大切にしてますね。日本では崩れかけた建物はいつまでも放っておきませんね。しかし崩れ行く美しさを愛でて、そのまま観光資源にしています。
    今回スコットランドを旅してたくさんの廃墟の城などを見ましたが、きれいに、完璧に修復されたものより、情緒を感じる場合がありますね。その点では我が家も廃墟ま近、情緒ありますよー(笑)。

    pedaru
  • norisaさん 2021/06/09 06:33:50
    宗教改革
    pedaruさん

    おはようございます。
    宗教改革でこうなってしまいましたか!
    日本でも明治維新後に廃仏毀釈がありましたが、こんな破壊はそうそうなかったでしょう。
    しかしながら、これはこれで観光資源にもなりますね。
    動画のBGMも良いですね。
    もの悲しさを演出しています。
    コロナ禍にふさわしい?(苦笑)

    norisa

    pedaru

    pedaruさん からの返信 2021/06/09 07:24:16
    RE: 宗教改革

    norisaさん おはようございます。

    薄利多売と言う言葉がありますが、内容の薄い旅行記を量産していますので、常連さんのコメントが追い付きません、norisaさんのような律儀なかたはご苦労されているかと心苦しい心境です。
    廃墟と言えば人里離れた森や山の中に、粛然と立っているイメージがありますが、ここはきれいな道路に面した駅近の住宅地にあります。信者が毎日曜日ミサに通うには便利な場所ですが、廃墟には似合いません。廃墟を見越して辺鄙な所に建てるのも本末転倒となります。

    エルギン市は方針を改めて、遺跡をネタに観光資源とするならば、?周りの囲いは、古いレンガを使用し、ところどころ金槌でおっ欠いて古さを出します。?スタッフは全員当時の僧侶の格好をしてなるべく難しい顔、暗い顔を貫くこと?入場料は撮らずに傍に中が丸見えの木の箱を置き、高額紙幣をこれ見世がしに入れておく、?販売所では免罪符を格安で売りつける。傍のポスターには免罪符の額によって天国でのランク表が書かれ、安く買った者は鬼にいじめられてるイラストを描いておく。
    これで収入倍増です。

    pedaru

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