2021/06/02 - 2021/06/03
63位(同エリア871件中)
つよしさん
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6月2日から1泊で奥湯河原へ。宿へ向かう前には、天照山ハイキングコースで白雲(はくうん)の滝を目指します。たっぷりかいた汗は、文豪に愛された老舗旅館「加満田」で流しましょう。時期が合えば、奥湯河原では蛍を観られるかも―。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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◆旅程
▽6月2日(水) 1日目
[鉄道] 大船 1017 - 1118 湯河原
[バス] 湯河原駅 1130 - 1153 奥湯河原
[徒歩] 奥湯河原~白雲の滝~天照山~奥湯河原
[宿泊] 加満田
▽6月3日(木) 2日目
[バス] 奥湯河原 0937 - 1000 湯河原
[鉄道] 湯河原 1006 - 1031 国府津
[鉄道] 国府津 1032 - 1100 大船 -
当初の計画は―。ホタルと温泉を楽しむことをテーマに旅程を組み、奥湯河原の加満田1泊、湯河原のオーベルジュ湯楽1泊でした。奥湯河原では新緑を楽しみ―。
※写真は湯河原温泉公式観光サイトより拝借
https://www.yugawara.or.jp/event/3315/ -
2泊目のオーベルジュ湯楽では、夕食後徒歩5分程の万葉公園へ出かけ―。例年6月上旬に開催される「ほたるの宴」を楽しむつもりでした。しかし、2021年の「ほたるの宴」はコロナで開催中止(ほたるの鑑賞エリアは入場禁止)。やむなく湯楽の宿泊は1週前倒しして「さつきの郷」と「南郷山ハイキング」に変更したのでした。
※写真は湯河原温泉公式観光サイトより拝借
https://www.yugawara.or.jp/event/3315/ -
そんな事情で、奥湯河原の加満田1泊をどう楽しむか再検討。神奈川県西地域ウォーキングコースのサイトを眺めると―。
https://www.pref.kanagawa.jp/osirase/0602/kenseipj/walking-sp.html -
奥湯河原に天照山ハイキングコースがあることを発見。今回は、奥湯河原のバス停を起点に白雲(はくうん)の滝を経由して天照山まで歩くことにしました。ホタルについては、奥湯河原は湯河原より標高が高いため、時期が早そうな気もします。でも、あまり気にしてもしょうがない。もし行ってみてダメなら、また来年ホタルを観に行けばいいや、と開き直り、出発日を迎えたのでした。
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◆旅行本編
▽6月2日(水) 1日目
旅の起点は大船駅。大船駅 駅
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熱海行きの東海道線に乗車、湯河原を目指します。
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湯河原駅に到着。
湯河原駅 駅
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奥湯河原行きのバスに乗り換えます。
箱根登山バス 乗り物
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バスは奥湯河原に到着。
奥湯河原 自然・景勝地
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天照山ハイキングコースの道案内に従って歩きます。
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天照山ハイキングコースは後半を除き、藤木川沿いのコースになっており、川のせせらぎがとても心地よいです。
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広河原バス停を通過。そろそろ大きな道路を外れ、ハイキングコースの小道へ入るはずです。
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案内板発見。天照山神社の方向へ右折します。
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モミジの新緑が美しい。紅葉の時期にまた来たい!
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徐々に道が細くなり、ハイキングコースらしくなってきました。
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この鳥居から本格的な山道に突入。
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奥湯河原のバス停からずっと上り坂なので、Tシャツと帽子が汗びっしょり。
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このハイキングコース沿いには、小さな滝のような場所がいくつもあります。
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うっそうと茂った森のエリアもあります。
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沢に出ると、目的地の白雲の滝が近づいているようで、元気になります。
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予想以上に傾斜がキツイため、去来の滝には立ち寄らず、まっすぐ白雲の滝を目指すことにしました。
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鳥居が見えてきました。チェックポイントの天照山神社が近いようです。
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鳥居の向こう側に、建物のようなものが見えてきました。
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天照山神社です。
天照山神社 寺・神社・教会
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ここまでに見かけた野の花。白い花のトキワツユクサ。
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黄色いサワギク。
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神社に向かって右側の山道で白雲の滝を目指します。
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神社を通過しても、上り坂は続きます。
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湧き水と道が交差しています。靴底の薄い街歩き用のスニーカーだと濡れてしまいそう。
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そして、白雲(はくうん)の滝に到着。
白雲の滝・去来の滝 自然・景勝地
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岩をつたって、滝に近づくことができます。
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汗びっしょりで記念撮影。
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ハイキングコースを少し上ると、滝のビューポイントがありました。なかなか、立派な滝です。
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「つばきライン」の表示が天照山(ハイキングコースのゴール)方向なので、そちらに向かいます。
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引き続き上り道。もう、バテバテなので、道端で休憩しました。
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そして、突然大きな道路に出ました。通称「椿ライン」。バス停には「天照山」の表示。
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えっ えぇぇ~!! ハイキングコースのゴール「天照山」は山の山頂だと思っていたのに、バス停がゴールだなんて…。なんだか呆気ない幕切れで、胸にはモヤモヤ感が充満。
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しかし、車が駐車している峠らしき場所は遥か遠く…。
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予定していた時間もオーバーぎみなので、来た道を引き返すことにしました。
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「天照山神社 白雲の滝」の案内板に従って戻ります。
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ナツメのような実。
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黄色い花のクサノオウ。
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広河原バス停を通過。もうすぐ復路もゴールです。
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白い花のヒメウツギ。
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高級旅館の結唯(ゆい)を通過。
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奥湯河原バス停に戻ってきました。所要時間は往路1時間半、復路1時間でした。
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バス停から徒歩2、3分でカッパの「かぱた」が見えてきました。チェックイン予定時間には、この辺りで男衆が待っています(確認はしていないので、多分です)。前回はご主人らしき年配の方でしたが、今回は若い方。なんとなく女将さんに似ているので、息子さんかも?!
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加満田の敷地は5,000坪。広い庭がありそうですが、足はガクガク、Tシャツは汗びっしょり。時間は14時半ごろですが、散歩などせず早く温泉に入りたいモードです。
奥湯河原温泉 加満田 宿・ホテル
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男衆が玄関に案内してくれます(車の場合は、駐車場経由で案内されると思います)。
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体温測定をして、スリッパに履き替えます。
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玄関には、凛とした生け花。
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今回の部屋は、別館の「はぎ」。和室8畳踏み込み・広縁付きです。
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玄関と居室、浴室、トイレのジョイントエリアになっている踏み込み。
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居室で宿泊カードを記入。部屋担当の仲居さんはYさん。Yさんに奥湯河原でホタルが飛ぶ時期を質問。答えは6月中旬が良いとのことでした。でも、飛ぶ数はチラっちら程度とか。お茶請けは小梅堂のきび餅。
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小梅堂は湯河原の老舗和菓子店。万葉公園の近くにお店があります。
小梅堂 専門店
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部屋の確認。まずは、お茶のセット。茶葉は緑茶とほうじ茶。
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テレビは32インチ。今時としては小さめですが―。ここに来ると、川のせせらぎと鳥の鳴き声が心地よく、テレビのスイッチを入れたことがないで問題無し。
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生け花。
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広縁。
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広縁に置かれた冷蔵庫。
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冷蔵庫の飲み物は有料。
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飲み物の料金。昭和の旅館なので、高めの設定。
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館内の自販機の方が幾分安くなっています。
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居間。
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居間。別角度。
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クローゼットには浴衣、羽織、足袋。
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踏み込み経由の洗面所、浴室、トイレ。
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洗面所。
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浴室。洗い場。
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檜の浴槽。加満田は全ての客室に温泉の出る浴室があります。
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トイレ。
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部屋の確認が終わったら、貸切露天風呂へ。フェイスタオルは内風呂を含めて用意されていますが、バスタオルが必要な方は部屋から持参します。
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加満田の露天風呂は2つ。左の「ほたる」の方が浴槽が広いです。予約は不要で、空いていれば何度でも、朝9時まで深夜・未明も入浴できます(大浴場は9時30分まで入浴可)。
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「ほたる」の脱衣所。
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流し場。貸切露天風呂ではシャンプー、石鹸の使用はお控えください。
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露天の浴槽。家族4人(親2人、子供2人)は余裕で入れる広さです。
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お湯の温度は体感で42℃程。時間制限がないので、ぬるめにはできないのでしょうね。
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露天風呂の泉質は、隣りの「もみじ」側のみ掲示されているので、そちらで紹介します。
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「もみじ」の脱衣所。
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温泉の成分表示。加満田には源泉が2つあります(主に使っている77号泉に加え129号泉)。露天風呂はこの2つの源泉と町営温泉のお湯を混ぜています。成分総計は1,690mg。泉質は混合泉のためか、カルシウム・ナトリウム―硫酸塩・塩化物泉と表記されています。通常、成分総計が1,000mg以上ある場合は、陽イオン、陰イオンの主成分で表記するので、その場合は、カルシウム―硫酸塩泉となります。pH値は8.2なので弱アルカリ性(pH値7.5以上8.5未満)温泉です。天然の保湿成分であるメタけい酸は75.0mg。50mg以上は「美肌の湯」、100mg以上は「美人の湯」と称されます。源泉温度は52.3℃と高めですが、加水についての表記はなく不明です。
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流し場。
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露天の浴槽。大人2人だと余裕、これに子供2人までなら入れますが、家族4人だとやや窮屈に感じるかも。
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露天風呂からの眺め。
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お風呂から上がったら、談話室をチェック。加満田は多くの文人が利用しています。
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作家、水上勉の色紙。
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水上勉のサイン。
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談話室の様子。
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部屋に戻り、PCで雑用。
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再び温泉へ。今回は2階の内湯「彩」。
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温泉の成分表示。源泉は77号泉。成分総計は1,463mg。泉質は、カルシウム―硫酸塩泉。pH値は7.5なので、弱アルカリ性(pH値7.5以上8.5未満)。メタけい酸は36.0mgと保湿効果は弱めです。
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内湯の補足説明。大浴場と客室の内湯は掛け流しですが、源泉温度が42℃のため加温をしています。
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脱衣所。
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洗面台。
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フェイスタオルは用意されています。バスタオルは必要なら部屋から持参します。
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浴室の洗い場。洗い場は、浴室の左右両側にカラン&シャワーが2つずつあります。
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洗い場。その2。
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浴槽。浴槽に向かって右側には1人用の寝湯コーナー。
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お湯の温度は体感で42℃ぐらい。
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浴室からの眺め。
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お風呂からあがったら、自販機で缶ビールを購入。
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部屋に戻り、ビールを開缶。夕食が待ち遠しい!
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ビールを飲みながら、加満田のパンフレットを眺めます。加満田は昭和14(1939)年創業。多くの文人、財界人に愛されてきたそうです。
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館内の掲示より。檀一雄「火宅の人」に登場する"奥湯河原の馴染みの宿"とは、加満田のことのようです。
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大岡正平「花影」。奥湯河原の、落ち合う二つの川瀬の音が耳につく部屋で…。加満田は二つの川が合流する場所から少々離れていますが、部屋に届く川のせせらぎはとても心地良いです。
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作家を旅館に閉じ込め、執筆に専念させる「缶詰」を初めて行ったのは、当時編集者だった宇野千代。その「缶詰」の宿は加満田です。
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ホンダの創業者、本田宗一郎も加満田の利用客。
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お待ちかねの夕食は部屋食。この日の献立。加満田の夕食は月替わりです。
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夕食の配膳、初回。日本酒は 黒龍 大吟醸 龍。
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配膳の右側。
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配膳の左側。
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お手製のわらびの漬物を持って女将さんが挨拶に来ました。再び、奥湯河原のホタルについて質問。今は1頭、2頭がようやく飛び始めたところ、との回答。この答えを聴いて、この夜はホタルを見るのは難しい、と判断しました。日中、奥湯河原で見かけたモミジが綺麗だったので、紅葉についても質問すると―。11月下旬が良い、との返答でした。
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2回目の配膳。お造り。
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別注のアジ。6月に入ったので旬だろうと思ったのですが、まだ早かったようで、脂の乗りはいまいちでした。
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お椀。
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3回目の配膳。日本酒 三千盛(みちさかり)特醸。
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地鳥塩こうじ焼き。
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穴子信田巻。
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日没時間を過ぎました。窓の景色が少しずつ水墨画のように変わっていく様子が、見ていて飽きない。
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最後の配膳。食事と止椀、香の物。デザート。
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ご飯をおかわり。
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そして、ごちそうさま。
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食事の片付けが終わると、布団を敷いてくれます。この時持ってきてくれるポットの中は冷水。
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内湯の男女が入れ替わったので、大浴場「輝」へ。
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温泉の成分表示。部屋の浴室と大浴場の内湯は温泉成分は同じ。
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洗面台。
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脱衣所。
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洗い場。
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檜風呂。
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大きなお風呂を"独泉"
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続いては夜の露天風呂へ。
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左側の「ほたる」へ。
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露天風呂に入りながら、ホタルが飛ぶ様子を眺められたらどんなにか風流なのに、なんて思いながら―。
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空の星をホタルの代用にしたのでした。
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部屋に戻って、おやすみなさい。
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▽6月3日(木) 2日目
おはようございます。早く横になったので、午前3時過ぎに目覚めました。 -
露天風呂へ向かいます。
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右側の「もみじ」へ。
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静かな時間。空を見上げると―。
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薄雲の隙間に星。
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庭の様子。
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部屋に戻ったらチューハイ。そして、再び布団へ。
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2度目の目覚め。そして露天風呂。
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左側の「ほたる」に入ります。
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森の緑が綺麗。
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部屋での朝食。
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食後は広縁で、朝摘みのハーブティー。ミントとレモンバームの香りがとてもいい。
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公式サイトから予約すると、コーヒー、紅茶、ハーブティーの中から1品サービスとなります。
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また、チェックアウト時には、石鹸と町立美術館の入場券が貰えます。
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そして、チェックアウト。女将さんとは、紅葉の時期の再会を約束。
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バス停までの小道。
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「奥湯河原グリーン」とは誰も言わないか、なんて思いながら歩きます。
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湯河原駅行きのバスに乗車。
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湯河原駅に到着。
湯河原駅 駅
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東海道線に乗って帰路に就きます。
JR東海道本線 乗り物
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以上でこの旅行記を閉じさせていただきます。
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最後までご覧くださり、ありがとうございました。
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