プロ野球2021シーズン　阪神タイガースファームの戦力確認（その1）

2021/05/15 - 2021/05/15

三度目の緊急事態宣言により、楽しみにしていたプロ野球2021シーズンは、無観客が前提で、混乱回避という名目で販売済みのチケットしか入場が出来ない状況が続いています。
シーズン開幕して2か月。。。順位は私が恐れていた通り、阪神が突っ走っています。
嫌な予想↓
https://4travel.jp/travelogue/11681933
https://4travel.jp/travelogue/11683677

戦力を分析していくと、昨年からの変化は、佐藤、小林、中野というルーキー達が、即戦力となっている事、節操なく集めた助っ人外国人が、ほぼ外れなく持ち味を出している事が挙げられると思います。
投手陣は勝利の方程式が確立できていますし、もし誰かが故障しても次なる戦力が出てくるという、層の厚さをヒシヒシと感じています。
昨年までの阪神は、1.5軍の選手が入れ替わり頑張っていたと思うのですが、今年はルーキー達が1軍で頑張っている事で、追いやられた選手はファームで力を出しているのか、気になったので見てきました。
ファーム戦も主球場である鳴尾浜は無観客ですが、一軍が遠征中に甲子園で行われる試合は上限2,800人で開催されるとの事です。

プロ野球に限らず、スポーツやライブ等の興行は、ファンや観客の前で行うパフォーマンスや声援があってこそだと、痛感しています。
東京オリンピック2020+1も開催まで2か月という時期ですが、明確な方針が示されていません。
４年に一度、それも一瞬の勝負に、人生の殆どを賭けてきたアスリートの心情を考えると、発表の場が無くなるという事は避けて欲しいと願いますが、もし無観客となるなら、選手は本当に心血を注ぐことが出来るのでしょうか。

今コロナ慣れか、タオル等を掲げて拍手、手拍子という新しい応援スタイルに少し慣れてきまように思いますが、何か違うという感覚が大きくなってきています。
観衆は声を出して応援し、選手にはその大歓声を全身で受け止める事の幸せ、高揚感で双方笑顔となるのだろうな、と思っています。

「大歓声が送れる日々が帰ってきますように。。。。」

エリア 西宮・芦屋(兵庫)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 自家用車 徒歩

2軍戦は甲子園近くの駐車場も特定日の扱いでなく、結構安くて空いていました。

駐車場から甲子園に向かう途中、素盞嗚神社（すさのおじんじゃ）に立ち寄り、疫病退散をお願いしてきました。

この神社は、境内が阪神甲子園球場のライトスタンドの直ぐ近所あることから、阪神タイガースの選手・ファンや、高校野球関係の必勝祈願者が多く訪れる事から、「甲子園神社」や「タイガース神社」と呼ばれているようです。

甲子園素盞嗚神社 寺・神社・教会

本当に、甲子園球場のご近所さん、本殿の後ろには、甲子園球場ライトスタンドの照明塔が見えます。

甲子園球場が建つずっと前からこの地にあった素盞嗚神社。
宮司さんは「甲子園球場の裏にある神社・・・と、よく言われますが、甲子園球場が後から神社の裏に来たんです。」と言われているらしいです。

創建の年代は不詳ですが、元禄元年や天保年間の再建の記録から300有余年前と推測されていて、1924年完成の球場より格段に歴史があります。

神社にある古地図（273年前）には鳴尾村と今津村の間に流れる、武庫川の支流である枝川と申川交点、三角州の要の土地に『西鳴尾氏神』と記されています。

祭神は素盞嗚尊で、暴れ川を治める神として、川の近くには素盞嗚尊を祀る神社が多いらしいです。

昔は牛頭天王社として、大樹に囲まれた荘厳な神域で盛大なお祭りも行われていたという神社です。

一日も早い、コロナ禍の終息をお願いいたします。

2008年8月1日に、星野仙一氏の揮毫の大きな野球のボール型の御影石のモニュメントが設置されました。

皆さん、このモニュメントを撫でていくようです。

野球のボール型やベース型のお守りや絵馬を求めて、遠路はるばる訪れる人の姿も多く、元阪神タイガース監督　岡田彰布氏の揮毫による野球塚もあります。

塚の前にはベース型の敷石があり、この野球塚は供養するところではなく、「ものや人に感謝する場」「神様が降臨するところ」で、ベース型というのは、ここが出発点であり、帰着点という事のようです。

少年、少女が願をかけて野球を始め、少年野球から高校野球、そしてプロ選手になって帰ってきて欲しい・・・。そんな意味を持っているようです。

現在も緊急事態宣言が発出されている兵庫県。

5,000人制限で、何とか細々とでも有観客で試合が行われている状況です。
携わっている従事者への感謝が表されていました。

阪神甲子園球場 名所・史跡

本日はファームのウエスタンリーグの公式試合です。

ファンクラブ応援Dayということで、ピンバッジが頂けるそうです。（奥様が…）

球団直営のグッズショップ「アルプス」も、平常営業していました。

このお店は、阪神全選手のレプリカユニフォーム（ホーム）が揃う、唯一のショップらしいです。
しかし、阪神のグッズは他球団の追随を許さない種類が、タイムリーに販売されています。
最近では、青柳投手の「雨柳」タオルや、岩?投手のインタビューの常套句「「０点で抑えることができてよかったです。」フェイスタオルを発売したり、大阪らしい洒落とウェットに富んだ製品が多いです。

阪神タイガースショップ (阪神甲子園球場店) 専門店

「アルプス」の向かい側には「ダッグアウト」があります。

こちらも球団直営グッズショップで、特にファンクラブ会員向けの、虎ポイント交換や、会員限定グッズが充実しています。

これは街中歩けないだろう、と思う様なユニフォームや帽子も（多いです）ありますが、奥様ポイント交換で割合一般的なキャップを頂きました。

阪神タイガースショップ (阪神甲子園球場店) 専門店

それでは、今シーズンの「阪神の良識看板」今成さんを見て、球場に向かいます。

2010年3月に、第3期リニューアル工事が完了し10年が経過し、蔦に覆われた甲子園が戻ってきました。

試合は、前半は広島　野村、阪神　岩田両投手の力投もあり、前半戦は投手戦となりましたが、後半は広島バード、一岡投手を打ち崩し、面白いように点が入り、快勝です。

・阪神4勝5敗0分
広 島 0 0 0 1 0 1 0 0 1 ３
阪 神 1 0 0 0 0 1 3 3 X ８

本塁打 林５号（ソロ=牧） 林６号（ソロ=浜地）
盗塁 高寺（２回）
盗塁死 矢野（５回）

試合時間 ２時間58分
観衆2,767人

観客席は、ネット裏の良い席のみ使用しています。
一軍の試合なら年間予約席となっている場所ですが、ファンクラブなら1,700円～1,000円で見る事が出来ます。
出場メンバーは高山、木浪、北條、江越という一軍で十分できる（だろう）人や、将来の四番候補の井上、小野寺という生きのいい若手を間近に見る事が出来ました。、

阪神のメンバーは次の通り。
１．(中) 江越
２．(遊) 木浪
３．(一) 小野寺
４．(右) 井上
　　投 浜地
５．(指左)中谷
　　走左 奥山
６．(左) 高山
　　打 俊介
　　投 加治屋
　　打右 島田
７．(捕) 片山
　　打二 荒木
　　打二 北條
８．(三) 高寺
９．(二) 遠藤
　　捕 藤田

残塁11、併殺１

初めて二軍戦を見て驚いたのは、審判が3人･････。
球審 正木
塁審 森口 山村

奥様と「息子の少年野球を思い出すね。」と話していましたが、審判にもファームというのがあるのでしょうかね。
若手の方でないと、ワンプレーでの動きが凄く多いので大変だと思います。

ギータも頑張って応援していましたが、阪神のチアダンスチームは居ませんでした。

1978年に、日本プロ野球で史上初のチアリーディングチームを結成したのは阪神でしたが、1年で解散してしまいました。
2014年に36年振りに復活し、甲子園球場等の主催試合での踊りのパフォーマンスや、リリーフカーの運転、ボールガールなどの業務を行っています。
現在16人で活動しているそうですが、この試合のボールガールもそうだったのかな。

選手達は、勝利後のお出迎えや。。。。

観客へのご挨拶は、一軍と同じです。

プロ野球は、観客に見て貰ってこそ、という事でしょうが何度見ても気持ちの良いものです。（パチ、パチ）

驚きは、一礼した後に、平田二軍監督指名の選手がマイクを持ってごあいさつ。
一軍に上がり活躍できるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします。との事でした。

阪神園芸さんによる、名高いグランド整備もいつもの通り。

その後、何やら鳥かごゲージや、トスマシーンが登場してきます。

試合は終わったのに、ファームの選手は、休むことなく練習を開始するようです。
プロって厳しい世界ですね。

選手達は整備の終わったグラウンドで、ベースランニングの練習や、トスバッテング等、今日の試合での課題等を反復練習していくのでしょうね。

少年野球から中・高、大学、社会人と野球をしてきた人の中でも、限られたごく一部の選手しか入る事のできないプロ野球の世界。
入団できた選手は、一流と言われる人達なんでしょうが、そこから一軍に上がり、活躍を続けレジェンドと呼ばれる選手は、本当にごくごく一部の選手なんでしょうね。
背番号が三桁の選手は、育成出身の星と言われる先人達を目標に、大変な道のりでしょうが、先ずは支配下選手登録を目指し頑張って欲しいです。

ファーム初観戦で感じた事。
「野球はやはり心のスポーツである。心打つひたむきさは時に奇跡を起こす。」
信じていきましょう

各選手の出身地の言葉で、新しい応援様式について解説がありました。

キャプテン大山選手は茨城弁で。

島根県雲南市出身、松江市の開星高校～明治大学の糸原選手は、出雲弁です。

愛するジャイアンツにFA移籍した梶谷も、松江出身、海星高校です。

選手会長の近本選手は、淡路島出身。

世界では日本人はどう見られているのかという、有名なアメリカンジョークですが、イギリス紳士は「ジェントルマンはご婦人に譲るべきです」と言えば我慢するらしい。
ドイツ人は「規則ですから」と言えば黙る。
そして日本人は「他の人もそうしていますから」と言われれば我慢するそうです。

でも、そろそろ我慢の限界が近づいていますよね。
コミッショナーが述べられていた、コロナ対策を頑張ってきたプロスポーツに対し、対策評価をきちんとして欲しいです。
無観客なんて意味がないと思います。

野球は大勢の観客の中で、喜びや悲しみを共有できる空間で、楽しみたいです。

今回これまで。

この旅行記へのコメント （2）

• Tagucyanさん 2021/06/02 00:28:19

  いつになったら･･･　ですね

  まつじゅんさま
  こんばんは
  
  関西の球場では、京セラドームが６月からようやくお客さんを入れるようになるそうですがそれまで無観客、甲子園も年間シートの人しか観戦できない状況ですね。
  甲子園もオープン戦までは一般発売があったようですね。私も都合がつけば行きたかったのですが、なにしろ遠出がはばかれるご時世ですので･･･
  
  こちら関東では、なんとか細々と観戦できています。サトテル選手のホームラン、２本見てます。申し訳ないです。
  
  甲子園でもたまに二軍戦やりますね。たしか掛布さんが二軍監督のときに企画して以来、定着したんではなかったでしたっけ。プロならたくさんのお客さんに見られてナンボ、ということで。
  私も二軍戦を何試合か見たことがありますが、審判は３人ですし、ボールボーイの仕事を控えの選手がやっていたり、技術も含めて育成の場、という印象を受けたものです。
  
  私は黙ってじっくり野球を見る派なので、今の状況はむしろ野球に集中できるのですが、大声を出して応援をしたい人にとってはストレスがたまる状況なのは理解できます。
  いつになったらこの状況が元に戻るんでしょうね。
  
  ---
  Tagucyan

  まつじゅんさん からの返信 2021/06/02 09:13:36

  Re: いつになったら･･･　ですね

  Tagucyanさん
  
  いつも私の拙い忘備録へのご訪問＆コメントありがとうございます。
  
  ペナントレースも、今年のタイガースの勢いに、我がGが着いて行けるのか不安だらけですが、一番の不安は、何時になったら楽しく野球観戦できるのか・・、です。
  5/29のGとの二軍戦、昨日の阪神VSオリックスの交流戦を見てきましたが、二軍戦は3,000人、交流戦は7,800人ほどの観客でしたが、凄く多く感じました。
  
  一昨年の5万近い観客の時って、どうだったのかなと思い出せない自分がいました。
  まぁ、席はゆったりというのは嬉しいですが、奥様昨日はエラー等での惨敗に、見るべきところが無かったとおかんむりでしたが、オリックスの選手は観衆の中で試合が出来るのを、楽しんでいるように思いました。
  
  阪神の選手も、今まで大観衆の声援を当たり前と思ったいた事が、今少ない観衆でも拍手や手拍子を受ける事に、改めて感謝する気持ちが生まれてきているようです。
  
  昨年は交流戦や、オールスターゲームが開催できなかったのだから、出来るだけ良いのかとも思いますが、やはり目一杯楽しめる雰囲気に早く戻って欲しいと祈るばかりです。
  
  matujyunn