九州旅行7泊8日　その１　八幡～戸畑～小倉

2021/04/23 - 2021/04/30

2021年4月23日（金）～30日（金）まで、九州旅行に行ってきました。
北九州市の八幡製鉄所を皮切りに門司港レトロ・下関エリア、別府温泉、阿蘇、熊本、大牟田、大宰府天満宮と九州の上半分をぐるっと周遊しました。
旅行記その１は北九州市の観光です。

エリア 戸畑・八幡・黒崎(福岡)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス JALグループ JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

7：10　羽田空港から出発です。

福岡空港から鉄道で福岡駅～八幡駅まで移動しました。
福岡は空港からのアクセスがとても良くて助かります。
10：30には観光スタートすることができました。

初日は八幡～小倉までのエリアを観光します。
八幡駅から南東へ徒歩約10分程、ゑびすマーケットに到着しました。

観光スポットというわけではありませんが、昔懐かしい、昭和レトロな雰囲気の商店街です。

中ではちゃんと店舗が営業中でした。

肉、魚、惣菜など、ご近所の買い物客相手の商品が並んでいます。

昔はお母さんと一緒に小さなお子さんも商店街を訪れていたのでしょう。

マーケットの近くにはゑびす餅店というお店もあります。

ここも懐かしい雰囲気のお店でした。

味わい深い店構えです。

ゑびすマーケットの横の道を東に進みます。
下を通る道に階段でおりると、レンガ造りのトンネルがあります。

旧九州鉄道の大蔵線の尾倉橋梁。
明治24年（1891年）4月に開通された施設ということです。
橋の上に現在は道路や民家があります。

手前の家もかなりの年季ものです。

郵便ポストがとても良い。

細い路地をぶらついてみます。
つながれた猫が置物のように動きません。

北九州市立 旧百三十銀行ギャラリーの横を通ります。
この日は内部には入れないようでした。

近代建築では度々登場する辰野金吾の事務所が設計した建築です。

世界遺産官営八幡製鐵所を目指して歩きます。

歴史の教科書で習った明治時代の「富国強兵、殖産興業」で必ず出てくる八幡製鐵所です。

東田第一高炉史跡広場に入ります。

ここは内部にまで入ることができるので高炉の様子をじっくり見学することができます。

ここに残る高炉は1962（昭和37）年8月から1972（昭和47）年1月まで操業し、今日の超高圧高炉時代の先鞭をつけた高炉なんだそうです。

大人の社会科見学の最高峰という感じです。

製鐵作業に従事する人の姿がお人形で展示されています。

私が若いころには「近代化産業遺産」なんていう観光ジャンルはなかったと思いますが、今では

高炉の内部まで覗き込むことができます。

続けて官営八幡製鐵所旧本事務所眺望スペースへ向かいます。

受付で検温を行って入場します。

官営八幡製鐵所の関連施設は、現在一般には公開されておらず、旧本事務所を眺望できるスペースからの見学になります。

フェンス越しに事務所の建物が見えます。
ここは思ったより遠くからしか見えませんでした。

途中のコンビニでお弁当を買っていました。眺望スペースで食べようと思っていたのですが飲食禁止だったので、見学後に駐車場の隅で食べました。
今回の旅行もグルメ要素は少なめになりそうです。

枝光駅までやってきました。ここから一駅だけ電車で移動するのですが、ちょうどこの時鹿児島本線が停電で大幅なダイヤの乱れがありました。
ホームで少し待つことになりました。

なんとか戸畑駅に到着しました。

海の方に歩いていきます。
ニッスイパイオニア館という建物に入ります。

ニッスイの歴史についてのビデオを見せてもらって、ニッスイの水産業の資料展示などを見せてもらいます。

私たちは水産業に興味があるわけではなく、歴史ある建物を見たかったのですが、残念ながら外装の改修工事が行われていました。

若戸渡船 戸畑渡場から船で若松地区に渡ります。

5分程度で対岸に到着できます。

若松地区にやってきました。
天本英世、大前研一、シーナ&ロケッツのシーナ、デビル雅美など、多くの有名人を輩出した地域らしいです。

上野ビル。
大正初期に三菱合資会社の若松支店として建設した事務所ビルです。

現在でもテナントビルとして利用されています。

まずは建物周囲をぐるりと回って外観を楽しみます。

内部に入ります。歴史を感じさせるレトロなつくりが残っています。

吹き抜けと回廊、さらにステンドグラスまであります。
レトロでオシャレなビルです。

カフェも入っています。

旧古河鉱業若松ビル。大正8年に建設されたもの。
石炭積出港として繁栄した頃の若松港の姿を伝える数少ない存在で、歴史的建築物として極めて価値が高いそうです。

無料で内部見学ができます。

若松石炭会館。
明治38（1905）年に建てられました。若松区内に現存する洋風建築としては最も古い建造物です。

旧ごんぞう小屋

「ごんぞう」とは沖の本船で石炭荷役をする仲士の呼び名のこと。

弁財天上陸場。

海沿いから離れます。
エスト本町という、あまり活気の感じられないアーケードを通ります。

料亭 金鍋の入り口にやってきました。
明治初め、小倉港近くに九州初の牛鍋屋として誕生したお店で、明治28年、ここに移転し料亭となります。石炭の積み出し港として繁栄した若松の地にふさわしい立派な料亭です。

国の登録有形文化財に指定されているそうです。

歴史的建造物の料亭から一転、映画のセットのような古びた商店街にやってきました。

今でも営業中の店舗があります。

ゑびす市場の方は空き店舗が多いようです。

商店街の裏側もレトロ感がすごい。

ここにも餅屋がありました。

近所にはほかにも商店街があります。
規模は小さいようです。

こちらもまだまだ現役のお店が営業中でした。

北九州には味わい深い商店街がおおいようです。

バラック家屋が立ち並ぶ一画に入り込みました。

トタンの壁が続きます。
日本一の石炭積出港として栄えていた福岡県北九州市若松区なのでそこで働く労働者たちの住居がたくさんあったのでしょう。

ほとんどが空き家のようですが、今でも人が住んでいる家もまだあるようです。

猫がたくさんいました。
この一画だけ時間が止まってしまったような空間でした。

船で戸畑地区に帰ります。

そろそろ夕飯の時間です。
今日はうどんです。

最初に来たのはおはぎでした。
大変美味でした。

ごぼう天うどん
とても美味しかったです。

焼うどん。
これもとても美味しかったです。
福岡のうどんはもっちりしていて私好みでした。

戸畑地区のレトロ商店街も歩きます。

十八軒通りという商店街でした。
駅に戻ってみたところ、相変わらずダイヤは乱れまくっているようでしたので、バスを使って小倉に移動することにしました。

道路もなかなか渋滞していて、思いのほか時間がかかりましたが何とか本日の宿泊地の小倉にやってきました。

有名な旦過市場に立ち寄りましたが、時間が遅かったのでほぼシャッター街になっていました。

本日から2泊するホテルクラウンヒルズ小倉に到着。
今日はレトロ商店街巡りのような行程になってしまいましたが、明日からはメジャー観光地もちゃんと訪れます。