2020/12/24 - 2020/12/26
918位(同エリア1716件中)
さくらいろさん
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40年ぶりに訪れた扉温泉「明神館」
宿の周囲一帯は「八ヶ岳中信高原国定公園」でその中に佇む珍しい一軒宿です。
川のせせらぎ、鳥のさえずりを聞き、夜は星が輝きます。
ちょうどクリスマスに予約が取れるという幸運に恵まれ、直前に降った雪で
ホワイトクリスマスとなりました(宿の人によるとこの時期の雪は珍しいそう)
初日は素敵な宿の散策、温泉を楽しみ、クリスマス特別ディナーに感動して
過ぎました。
2日目は松本市内の街歩きに出かけます。
信州そばの有名店で昼食、おみやげに美味しいお菓子の買い物、松本城も
見学しました。
宿に戻るとこの日の夕食はフレンチのクリスマスディナーです。
何と贅沢なこと。
和食、フレンチの朝食も含めて、明神館での食事は素晴らしかったです。
自分へのクリスマスプレゼント?と思うくらい、素敵な3日間でした。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- JR特急 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
- 利用旅行会社
- 阪急交通社
PR
-
明神館で迎えた朝。
部屋のベッドは米国・シーリー製とのことで
とてもよく眠れました。
そして部屋の空調管理がよくて、トイレに行っても
洗面スペースに行っても少しも寒くありませんでした。
本当に快適に過ごせました。
さて、朝食へ。
こちらは、昨夜、日本料理のディナーをいただいた
「TOBIRA」です。
夕食の時は入口に近い半個室のような部屋でした。
食事のプランによるのかしら、と思いました。
今朝は広いスペースで、自然を感じながら食事ができます。 -
扉の白樺林をイメージしたという照明が
斬新なデザインです。 -
フロアには階段があり、2階部分はソファ席が
並んでいました。
グループなどで来た時はこちらが良さそう。 -
和食の朝食です。
素材を活かした料理がずらりと並びます。
原木しいたけの炭火焼き、銀だら、焼きたての
だし巻き卵、豆腐と豆乳、わさび漬けなど。
ご飯も信州味噌のお味噌汁も美味しい。
みかん入りのブラマンジェもありました。
そして、懐かしい「レモン牛乳」も。
全て美味しくいただいて、朝からお腹いっぱいです。 -
部屋に戻る途中で、サロン1050にも寄りました。
夜とは違った雰囲気です。 -
雪景色の中で、赤い暖炉が映えます。
-
部屋に戻って外を見ると、また少し雪が
降ったようです。
そういえば、夜に露天風呂に入っている時
雪がちらほらと舞っていました。
雪は残っているけれど、日が射してきました。
いい天気になりそう。 -
この日はシャトルバスで松本駅へ行き、街歩きの予定です。
11時発に乗って行き、帰りは15:15のシャトルに乗る
お願いをしておきました。
ロビーで待っているとバスへどうぞ、と声をかけて
くださいました。 -
宿の玄関にはこんな飾りもありました。
-
可愛いお人形も。
-
バス乗り場まで降りて行きます。
-
宿の入り口には道祖神が立っています。
子孫繁栄や旅の安全を司る守り神とのこと。
フロントの方によると90周年を迎える明神館は
その昔は山に登る人が休憩する山小屋からスタート
したというお話でした。
この地は「神々が訪れ、龍神様が住まう地」ともいわれます。
道祖神を見ていると歴史を感じます。 -
バスで松本駅までやって来ました。
-
松本の街歩きをします。
何度か来ていますが、バームクーヘンを買いに
「てまりや」さんへ。 -
入り口横にあるバームクーヘンが目をひきます。
-
中に入ると、いろいろ並んで美味しそう。
信州産コシヒカリの米粉や玄米粉、信州産クリームチーズ、
松本ノニたまご、小布施栗など地元の食材が使われています。
米粉のバームクーヘンはしっとりしています。 -
ギフト用のパッケージもありました。
いくつか買い物をしました。 -
いつもはかなりの人で賑わう通りですが、
この時期はやはり観光客も少ないです。 -
蔵造りのシック館にも寄ってみました。
-
中を見学できます。
-
吹き抜けの高い天井。
しっかりした材木が使われています。 -
中町通りから女鳥羽川を渡って行きます。
-
なわて通り商店街。
小さな店が軒を連ねている通りです。
露店から始まった商店街で、かつては松本の商業を
支えた場所だったとのこと。
右側にかえるの像があり、毎年かえる祭りを開催しています。 -
この通りもそぞろ歩きの散歩道として、いつもは
たくさんの人が歩いているのが普通でした。
今はぱらぱらと歩く人がいるくらいです。
そんな中でも、夫が看板につられた店がありました。
「信州特産品の店 えん」 -
夫が気になったのは「手作りわさび漬け」
試食もできました。
夫はわさび漬けが大好きで、買い物をしました。
家に帰って食べましたが、最初はツーンと香りが
たって涙が出ました。
美味しかったですが。 -
13時頃になったので、予定していた蕎麦屋さんへ
行きましたが、その時は満席。
店主に「20分ほどして来てください」と言われたので
松本城を見学することにしました。 -
お城の入り口。
25日になったので、もう新年の準備が始まり
門松が飾られていました。 -
ぐるりと歩いて松本城。
立派です。いつ見ても美しい。
今回は時間がないので、外から見るだけでした。 -
お城から戻って昼食の蕎麦屋さんへ。
-
蕎麦好きな夫が3軒ほど調べておいた中の1軒です。
「佐々木」
信州そば、楽しみです。 -
中に入るとテーブル席をあけておいてくれました。
メニューです。 -
夫は「かもつけ蕎麦」を注文。
まずは塩でひと口ということ。
この冷たい蕎麦を注文している人が多かったです。 -
私は「温玉・とろろ蕎麦」
寒かったので温かい蕎麦です。
とろろがふんわりして、出汁も好みでした。
蕎麦好きな人は冷たい蕎麦で味を確かめるようですが
私は夫に付き合って食べるくらいなので、温かいのも
好きです。
どちらも美味しい信州そばでした。 -
食事を終えてからの店内。
私達がほぼ最後の客でした。
店を出るともう蕎麦は終了となっていました。
タイミング良く食べることができました。
ラッキーでした。 -
駅に向かう途中で「開運堂」に寄ります。
松本の老舗菓子店で、40年前に松本に来た時にも
買物をしています。
その後も何度か来ていますが、今回もおみやげを
探すことに。 -
最初に来た時には、有名な「開運老松」を
買いました。
その記憶が残っています。
「老松」は小豆とニッキを合わせ、松の実も加えて
老幹を写実したお菓子です。
お茶に合う和菓子という感じ。
今回は冬の名物とある「手前味噌」などを買いました。
和洋、いろいろなお菓子がありました。 -
もう1か所、寄って行きます。
伊勢町通りにある、からくり時計です。
市街地再開発事業の完工を記念して、1999年に
設置されたもの。
松本の名産の手鞠をかたどっています。
午前10時から午後7時までの毎正時になると
手鞠が開きます。
中から女の子とオーケストラの人形が登場するという
仕掛けです。 -
この時は時間が合わなくて開くところは
見ることができませんでした。
これは以前に撮った写真です(2014年)
町の様子はあまり変わっていません。 -
通りにはクリスマスツリーの展示がありました。
サークルやグループで作った作品のようです。
こちらは「優秀賞」を受賞していました。
全国・各県のイメージでマスコットや産物を毛糸で
編んだものが飾ってありました。可愛いです。
コロナ禍でなかなか故郷に帰れないので・・という
メッセージがついていた記憶です。
いろいろと工夫したツリーがたくさん並んでいました。 -
松本駅に戻り、駅の中を少し歩きました。
おみやげや食品の並ぶフロアは見ていて楽しいです。
産地なので、りんごは種類が多かったです。
重いので買わなかったけど、信州のりんごは
美味しいです。買えば良かった(と後で思う) -
駅のシャトルバス乗り場で、お迎えのバスに
乗りました。
連泊で送迎バスのあるホテルでは、途中で利用して
街歩きができるので便利です。 -
シャトルバスで宿まで戻りました。
今日から滞在するゲストと一緒です。
私達には「お帰りなさい」と声をかけてくれました。
部屋に入ると、おやつが置いてあります。
お茶を淹れていただきました。
その後、冷蔵庫のビールも飲んでしばらく休憩。 -
街歩きで買ってきたおみやげを並べてみました。
バームクーヘンや開運堂のお菓子など。
帰宅してから食べましたが、どれも美味しかったです。
「てまりや」のバームクーヘンは「みのり」(ふんわり)
と「あるぷす」(カリッと香ばしい)の2種類です。
娘にも渡しましたが、どちらも好評でした。 -
部屋でのんびりする時間も好きなので、窓からの
雪景色を見ながら、暖炉の前でゆったりしました。
夕食前には「サロン1050」へ。
15時~19時はフリードリンクなので、この日も
食前酒にスパークリングワインをいただきました。
このサロンには、ワインの自販機(?)もありました。
チェックインの時にワインカードを渡されました。
セットされているワイン(赤・白)を好きな分量でグラスに
入れることができます。
ワインカードで清算する形です。
使いませんでしたが、夕食後にグラス片手で過ごすにはいいですね。 -
2日目の夕食はナチュレフレンチ「菜」へ。
入り口にあるリースには袋に入ったクッキーも
一緒に飾られています。
帰りにお持ちください、とのことで1人1個をいただいて
きました。 -
「菜」のメニューとクッキー。
美味しいクッキーでした。 -
さて、今宵はフレンチレストランでのクリスマス
ディナーです。
昨日の「TOBIRA」もかなり広かったですが、こちらも
広いスペースです。
44室の宿に2か所の本格的なレストランがあるのは、食事を
楽しみに滞在する人には嬉しいことです。
しかも温泉宿なので、浴衣でもいいですよ、とのこと。
ドレスコードもなく気楽にフレンチを楽しめます。
私達はスマートカジュアルくらいでしたが。 -
食事は「桑の葉茶」でスタート。
まずはお腹を温めます。 -
「菜」のメニューにあるのは
百合根・茄子・白蕪・牛蒡 といった素材のみ。
シェフのこだわりは、地元の素材をどう取り入れ、
どう活かすかということ。
野菜を中心にうまく表現できてこそ「ナチュレ フレンチ
菜」の存在がはっきりしてくる、とありました。
ということで野菜の斬新なメニューが次々と運ばれてきます。 -
まずは百合根/茄子
左が百合根
泡の中に百合根がたくさん入っています。
バター風味です。
右は茄子
見ただけでは、どれが茄子?という感じです。
聞いてみると、真っ黒になるほど焼いた茄子の
皮を取ってコンソメと合わせてピューレに。
それをゼラチンで固めてブラマンジェにしているとのこと。
上には雲丹ものっていました。
最初から驚きのひと皿です。 -
スタートしてすぐに赤のスパークリングワインを
出してくださいました。
乾杯!
夫は昨日と同じように料理に合わせたワインコースも
お願いしました(4,400円) -
白蕪
丸い蕪もピューレにして固めてあります。
まわりにはオマール海老、すんき、花を並べて
クリスマスリースの形にしてありました。
とてもお洒落です。
優しい味でした。 -
牛蒡
こちらはスープ仕立てです。
泡立てて、牛蒡の香りが上品です。 -
野菜に続いて、甘鯛
うろこ付きの皮をパリパリに焼いてありました。
食感もいいです。
クチナシ、菊芋、松本一本葱と共にとあります。
上にのっているのは菜花かな。
(何度か滞在している義妹によると、ある時は
松本一本葱が長いまま調理されて出てきたとのこと。
地元の素材を様々に工夫しているのですね) -
肉料理は、蓼科の鹿
蓼科の野生の鹿をベーコンで包んで焼いてありました。
ベリーのソース、地元の野菜と共に。
下にはじゃがいものグラタンが敷いてあります。
臭みもなく食べやすい味でした。
グラタンも美味しい。
夫は北海道に単身赴任していた時に鹿肉を食べる機会が
何度かあり、美味しいよと言っていました。
今回も美味しくいただきました。
ワインも長野のワイナリー産という話でした。
長野にはワイナリーがたくさんあるそうです。
私の友人は「小布施ワイナリー」の葡萄の木のオーナーに
なっていて、できたワインをいただいたこともあります。
長野のワイナリー巡りもいいなと思いました。 -
実は28日は夫の誕生日です。
夫によると、子供の頃からクリスマスと誕生日と
お正月が一緒でつまらなかった、とのこと。
大人になっても12月28日は御用納めの日で、何だか
誕生祝いが忘れられることも多い。
今日は25日ですが、誕生日が近いということでメッセージを
お願いしました。キャンドルもつきました。
クリスマスケーキですが、誕生日バージョンです。 -
アイスクリームも一緒に。
でも、よく考えるとやはりクリスマスと誕生日は
一緒になってしまいました。
今回は一緒だけど、豪華版ということで。 -
ミニャルディーズとコーヒー。
小さなお菓子は、りんごのタルト、きんかんのパウンド
ケーキ、レモンのギモーブ(マシュマロ)
今日も大満足です。
フレンチらしい、そして野菜をふんだんに使った料理でした。
パンも美味しかったです。
連泊で2つのレストランのクリスマスディナーを楽しめて
本当に良かったと思いました。 -
部屋に戻って少し休んでから、私は最後の温泉へ。
立ち湯から寝湯「空山」にも行きました。
寝湯は枕木に頭をのせて寝ながら温泉につかります。
寝た姿勢から空と山が見えるのが格別とのことですが
夜は暗闇です。
でも、また降り始めた雪を見ながらの雪見風呂となりました。
2日目も終了。 -
3日目の朝。
もう最終日です。
朝食は昨夜と同じ「菜」へ。
2つのレストランで朝食をいただけたのも良かった。
大きな窓の横に並ぶ席に案内されました。
スイスやオーストリアのリゾートホテルの冬は
こんな感じかしら、と思いました。
(夏にしか行ったことがありませんが) -
レモンミルクやジュースが並んで可愛い。
-
夫のコーヒーとスープ。
私は紅茶にしました。
熱々でミルクも温めてありました。
紅茶には常温のミルクにしますが、この気温では
飲み物が冷めるのが早いです。
(室内は暖かいのですが)
温かいミルクでよかった、と思いました。
お替わりの紅茶もポットで熱々でした。 -
エッグベネディクト。
きれいな色。
奥のバスケットに入ったパンも美味しいです。 -
ナイフを入れると、卵の黄色も鮮やかです。
地元の卵かな。
スモークサーモンもはさんでありました。
ホテルの朝食ではエッグベネディクトを注文することが
多いですが、完璧な1品でした。
グリルした野菜やハムも美味しかった。
最後まで料理の美味しさに感動です。
さすがに「ルレ・エ・シャトー」に加盟している宿、
と再認識しました。 -
ヨーグルトにもブルーベリーと自家製のりんご
ジャムがトッピングされています。
とても優雅な朝食でした。
素敵な滞在だったなあ、と思い返しながら、部屋で
出発の準備をします。 -
チェックアウトして9:30のシャトルバスで松本駅まで
送ってもらいます。
フロントで清算すると、クリスマスディナーの追加分が
12,000円。「TOBIRA」と「菜」のペアリングワインが
8,400円。 計 20,400円でした。
地域クーポンを20,000円分使い、400円を支払いました。
クーポンの残り4,000円分はおみやげに使いました。
バスを待っている間に宿の写真を撮りました。
左上に白く写っているのが、初日に入ったテントです。 -
帰りも「あずさ」のグリーン車です。
11:10松本発で出発しました。
車内は帰りもすいていました。 -
松本駅で時間があったので、車内で食べるお弁当でも、と
探したのですが、お腹もすいていなくて買いませんでした。
ビールだけ買って乗り込みました。
ジュースはホテルの冷蔵庫(無料)から。
お菓子は夫が持って来た物。
鉄道旅をよくする夫は、駅で買えなかったり
食事する時間がなかったりするので、いざという時の
ための食物を持っているとのこと。
今回は出番がなかったので、帰りのつまみになっています。 -
「あずさ」からのんびり景色を眺めています。
行きには雪だった所も帰りには溶けていました。
やはり少し早めの雪だったようです。
チェックアウトの時のフロントでも、素敵な滞在の
感想を話すと「ホワイトクリスマスで良かったですね。
ここでは珍しいですよ」とのことでした。 -
いろいろと幸運が続いたと思える今回の旅でした。
最後は富士山のシルエットも見えました。
40年前に一緒に明神館に滞在した九州の友人にも
再訪を知らせました。
彼女もびっくりしていたけど、よく覚えていました。
その時には安曇野や上高地にも行ったけれど、扉温泉は
印象に残っていたようです。
素敵なクリスマスの旅でした。
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