２０１６夏長野湯めぐり旅（３）　真田の里の隠し湯・角間温泉

2016/07/18 - 2016/07/18

妻が７月の３連休に長野に行くと言い出しました。そう、妻はいい年して某アーティストの追っかけをしていて、コンサートがあると日本中どこへでも出かけていきます。それでも多少の後ろめたさはあるのか、地方で泊まりを余儀なくされる場合は、恐る恐るといった感じでお伺いをたててきます。私には禁止する権限も、ましてや力もありませんからいつも快く送り出しています。今回はまさしくそのような状況です。ただ、長野というのは魅力的で、せっかくの３連休で私自身予定もないので、３泊４日の長野旅行をすることとなりました。梅雨の末期で天候だけが心配ですが、長野といえば温泉です。温泉でまったりすることを主な目的として旅程を組みました。おおまかな旅程は以下の通りです。

７月１６日　金沢経由北陸新幹線で長野へ。レンタカーにて渋温泉へ。歴史の宿金具屋泊。
７月１７日　涼を求めて志賀高原へ。散策後、山岳ドライブを楽しみ、真田の里の隠し湯・角間温泉へ。岩屋館泊。
７月１８日　上田城など真田ゆかりの地を巡る。夕刻までに長野市へ。レンタカー返却。ホテルメポロポリタン長野泊。
７月１９日　善光寺参りなど長野市内散策。中央本線、名古屋経由で帰宅。

角間温泉は、真田一族の隠し湯と知られており、一軒宿の岩屋館があるのみです。また、親鸞聖人の奥方が腹痛となり、ここで療養して全快したとも伝えられています。泉質は、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で、空気に触れると褐色の濁り湯となります。私にとっては、宿泊することにした決め手がそろっている温泉です。なお、長野県にはもう１箇所角間温泉があり、こちらは湯田中温泉郷にあります。

角間温泉の秘湯度：★★★★☆

エリア 真田・東御(長野)

• 旅行の満足度: 4.0
• ホテル: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー 新幹線
• 旅行の手配内容: 個別手配

角間温泉への道程は、運転する身にとってはそこそこつらいものです。特に最後の１キロはすれ違うのにも難儀する簡易舗装の悪路でした。実際には国道１４４号線から数キロですが、ものすごい山奥に来た感覚です。そんなところに、大きな建物がありました。これが１軒宿の岩屋館です。

秘湯の宿 角間温泉 岩屋館 宿・ホテル

それではチェックインしましょう。

秘湯の宿 角間温泉 岩屋館 宿・ホテル

さすが真田一族ゆかりの温泉です。

秘湯の宿 角間温泉 岩屋館 宿・ホテル

日本秘湯を守る会の会員宿です（当時、現在は退会されている模様）。

秘湯の宿 角間温泉 岩屋館 宿・ホテル

真田家の家紋である六文銭。

秘湯の宿 角間温泉 岩屋館 宿・ホテル

岩屋館では、携帯電話の電波はドコモ、ａｕとも微弱で、場所によって入ったり入らなかったりでした（というかほぼ入らなかった。現在は不明です）。この眺望ラウンジはWi-Fiスポットになっていました。

秘湯の宿 角間温泉 岩屋館 宿・ホテル

客室は、本館、新館、離れにあります。私たちのお部屋は新館の洋室でした。部屋の名は「筧の間」。新館では、部屋名に真田一族や真田十勇士の名前がつけられています。

秘湯の宿 角間温泉 岩屋館 宿・ホテル

部屋には真田十勇士の筧十蔵の絵がありました。

秘湯の宿 角間温泉 岩屋館 宿・ホテル

早速露天風呂へ。こんな風情のある廊下を通っていきます。

秘湯の宿 角間温泉 岩屋館 宿・ホテル

混浴露天風呂しゃくなげ。先客がいらっしゃいました。お断りして撮影の許可をいただきました。２つ浴槽があり、奥の褐色の濁り湯が温泉です。加温はしていますが、もちろん加水なしの源泉掛け流しです。手前の透明の湯は、温泉ではなく湧水を加温したものです。

秘湯の宿 角間温泉 岩屋館 宿・ホテル

比較的ぬる湯で、長時間入浴できます。露天風呂のあとは内湯です。露天風呂と同じく、褐色の濁り湯の温泉と、透明な湧水２つの浴槽があります。

秘湯の宿 角間温泉 岩屋館 宿・ホテル

お風呂の説明書きがありました。

秘湯の宿 角間温泉 岩屋館 宿・ホテル

夕食はお食事処で。山の幸中心の懐石料理です。

秘湯の宿 角間温泉 岩屋館 宿・ホテル

岩魚の塩焼き。

秘湯の宿 角間温泉 岩屋館 宿・ホテル

信州サーモンのお造り。

秘湯の宿 角間温泉 岩屋館 宿・ホテル

山菜と川魚（鯉？）の天ぷら。

秘湯の宿 角間温泉 岩屋館 宿・ホテル

夕食後、館内を探索。角間温泉のある角間渓谷の湧水です。とてもおいしいお水でしたよ。

秘湯の宿 角間温泉 岩屋館 宿・ホテル

真田幸村と真田十勇士の猿飛佐助の絵（版画？）が飾られています。

秘湯の宿 角間温泉 岩屋館 宿・ホテル

こちらは切り絵です。

秘湯の宿 角間温泉 岩屋館 宿・ホテル

朝食です。山の幸中心です。

秘湯の宿 角間温泉 岩屋館 宿・ホテル

朝食後、チェックアウトするまでの間付近を散策しました。角間渓谷の案内図です。

角間渓谷 自然・景勝地

猿飛岩の伝説。そう猿飛佐助の修行の地です。

角間渓谷 自然・景勝地

宿の付近はこのような切り立った崖ばかりでどれが猿飛岩かよくわかりませんでした。

角間渓谷 自然・景勝地

獅子の牢。角間渓谷には他にも奇岩奇石が数多くあります。

角間渓谷 自然・景勝地

お世話になった岩屋館をあとにします。

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