大塚・歳勝土遺跡を訪ねて

2021/02/25 - 2021/02/25

センター南駅から約10分ほどの所にある横浜歴史博物館の前を通って突き当たりにある、こんもりとした小高い丘を登っていくと大塚・歳勝土遺跡が有ります。竪穴式住居の村大塚遺跡と大塚集落の墓地として使われていた歳勝土（さいかちど）遺跡が揃って発見されたものです。
大塚遺跡には数十の竪穴式住居跡があり、地面を石で囲ってあったり、10棟ほどは縦穴式住居が復元されていて説明板もあり実際に中に入ることもできます。大塚遺跡から少し離れた歳勝土遺跡まで墓道でつながっています。
いにしえの人々の生活空間の一部が残され、現在の人々の生活の中に公園として多くの人たちや保育園の子供たちも楽しんでいます。

エリア 港北・長津田・青葉(神奈川)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩

大塚・歳勝土遺跡を示す石碑。奥の柵内が大塚遺跡です

大塚遺跡入り口付近からの様子

集落図の左のやや濃いめの印が付いた部分だけが現在残されている部分で、右側の３分の2ほどは遺跡の写真の後ろに見えているように開発されて大きな商業施設や住宅が建ち並んでいます。

背景の現代の建物と古代の大型住居

竪穴式住居の内部です。屋根の上部から光が入っています。

内部の床部分　入り口には階段のようなものが有ります。

復元されていない住居跡の表示の説明板

建物が復元されていない住居跡はこのように石が並べてあります。

住居跡とは違った形の建物の説明板です。

中央の建物は住居の建物とは形が違っています。

竪穴式住居跡の発掘当時の姿の説明板です。

上の説明板のとおりの竪穴式住居1棟分の広さと深さを地面で見ることが出来ます。

大塚遺跡から少し離れたところにある歳勝土遺跡は方形周溝墓が並んでいて、大塚遺跡で生活していた人々の共同墓地です。

歳勝土遺跡についての説明板です。

方形周溝墓　四角く盛り上がった土の山の周りは溝が掘られています。

方形周溝墓の埋葬内部の復元された様子を表した四角い穴にある木の棺の様子です。

上の説明板です。

復元されていない周溝墓。細長い溝の部分が判るように表示されています。

このようにいくつも周溝墓が並んでいます

墓道の説明板です。

周溝墓が並んでいて、このように墓道が大塚集落へと伸びています。

復元された周溝墓と復元されていない周溝墓がはっきりと判るようになっています。