歌川国芳　月岡芳年　アバンギャルドな浮世絵師

2021/02/21 - 2021/02/21

最近、日本画や浮世絵に気持ちが向かっている。

そんな中、高崎のタワー美術館で
浮世絵展を開催しているらしいと言う情報が
舞い込んだ。

行かないわけにはいかないでしょう。

エリア 高崎(群馬)

高崎駅の東口から徒歩1分。
ちょっと小さな入り口で、見逃してしまいそう。

挑む浮世絵
　　「国芳から芳年へ」

入り口は4階です。
日の光が影を落として、写す素敵な窓辺。

今日は、国芳と芳年。

楽しみです！

国芳と言えば、判じ絵。

4階は、撮影禁止でしたが、3階はOK。

これこれ！

今回の1番の楽しみ♪

一昨年の浮世絵展で会えなかったこの作品。
やっと会えた～！

大迫力に、つい近づきすぎてしまいました。

気をつけないといけないですねσ(^_^;)

一見牡丹。

しかし、よ～く見てみると…

獅子の顔がいっぱい。

この先は、気をつけて！

怖がりさんは、目を伏せて！

こんな表現があるなんて！

この作品の刀に注目。

全体像が分かりづらいので、少し明るくしてみました。

刀の刃に白く写る部分が、ゼラチン(膠)

近くて見ると、ホントにギラギラしています。
Σ（ﾟдﾟlll）

権八のセリフ

「雉も鳴かずば撃たれまい」

主人のお気に入りのセリフ。よく使うセリフ。
初めてこれと知りました。

それがこの1枚。

この技法も卓越した物。

正面からは、黒の着流し。

光を当てると、地模様が浮かび上がる！

　　お見事！！

これは、まるでヒッチコックのよう。

でもヒッチコックの方が後ですね。

この中に、国芳が。

さて何処か？

正解は、ちょうど顔が刷った紙で隠れている人。

粋なはからい。

国芳の真骨頂。

全体像はこの様な作品。

よく見ると、全て顔は将棋の駒に。

反骨精神。その気概。

面白すぎる。

ここにも風刺の精神が、

みーんなすずめ。

ぐうの音も出まい！

そんな国芳の声が聞こえて来そう(^O^)

西洋的な作品に見える。

この構図は、あまり無いのでは。

ドカーン！

主人曰く、
映画の「インディペンデンスデイ」だー！

そしてこの作品。

私には、

聖母マリアとイエスキリストに見えて来る。

芳年の作品で1番好きな作品。

なんとも言えない、この景色。

狐の顔の憂いを帯びるその姿。

いいなあ…

最後は、よし。

この暗い時代に、最後に、よし！
この作品展のウイットに関心しました。
なんと明るいふた文字。

全てよし！

最後にこっそり、国芳。

猫好きですね。

お土産に手拭いを買いました。

傘もあったけど、これをさす勇気が無くて(^-^;

人数はこんな感じでした。

密にならずに、ゆっくり鑑賞出来ました。

帰りに、ここも素敵な影の芸術。

帰り道、
ちょっと旅気分を味わいたくて、
高崎駅のお土産コーナーへ。

こんな可愛いだるまは初めて♡

そして映画好きには、ダースベーダーを。

これ、なあに？

クルクル、クルクル♪
キラキラ、キラキラ♪

不思議なお土産見つけました。

いつも旅行に持って行く手拭い。

この3枚の手拭いを早く使いたいなあ。

この旅行記へのコメント （6）

• KIKIさん 2021/02/23 18:57:10

  山姥と怪童丸

  ちーちゃん様
  　国芳の浮世絵って洒落ていて　粋ですよね。
  
  （山姥と怪童丸）の図）、私も見たとたんに（聖母子像だ～）と思いました。
  ちーちゃん様もその様に感じられたとか。
  明治6年の作だから　洋画の影響が強いのでしょうか。
  
  狂言の演目　（釣り狐）。
  演じ手も　高齢の方の方が枯れていて洒脱に感じます。
  詳しいわけでもないから　　知らんけど～(笑)
  
  

  ちーちゃんさん からの返信 2021/02/23 20:30:26

  Re: 山姥と怪童丸

  こんばんは♪
  
  ご覧頂きありがとうございます(*^_^*)
  
  浮世絵の世界に最近はまっていますが、
  今回もとっても楽しむ事が出来ました。
  
  北斎や、広重も良いけれど、
  国芳の洒落た浮世絵が大好きです。
  同じ感覚のKIKIさんに出会えて嬉しい～！
  
  狂言は、何回かしか見た事がありませんが、
  その世界も大好きです。
  今度、釣り狐を見てみたいなあ(´∀｀)
  
  これからも宜しくお願いしまーす。
  

• 群青さん 2021/02/22 21:08:22

  穴場だけど面白い企画展が多い美術館

  こんばんは。
  「国芳から芳年」展、もう始まっていたんですね！
  ここ１年ちょっと高崎市タワー美術館はご無沙汰しておりますが(汗)、この美術館、意外と面白い企画展をやる機会が多いですよね。
  ヤマタネから寄贈された近代日本画の優品も多く所蔵しているし、戦後から平成にかけての日本画家の作品も所持していたりして、自分も時々ふらっと絵を観に行くことがあります。
  高崎駅から至近距離なのに、混んでいた試しがない美術館なので(苦笑)、withコロナそしてafterコロナの時代になっても、いい意味で”密じゃない”環境を保って欲しいものです。

  ちーちゃんさん からの返信 2021/02/22 21:22:32

  Re: 穴場だけど面白い企画展が多い美術館

  こんばんは♪
  
  ご覧頂きありがとうございます(^_^*)
  浮世絵とか群青さんもお好きですか？
  浮世絵、良いですよね！
  
  私はここ何年ですが、見れば見るほど面白いと思い始めていたところなんです。
  
  群馬の片田舎に住んでいるせいか、
  都会に憧れて、いつもは東京の美術館や博物館へ目が行っていましたが、
  この時期は、やはり都会は怖くて(^-^;
  近場を探していたところの、この企画！
  ホント面白かったです！
  お時間が有れば足を運んでみてください。
  
  駅近なのに、あの混みようですから、
  今の時期にぴったりですね。
  灯台下暗しでした(笑)
  この次からは、
  もう少し頻繁にチェックしたいです(*^▽^*)
  
  

• チーママ散歩さん 2021/02/22 12:45:46

  ほんとだ！アバンギャルドΣ（・□・；）

  お昼休みにこんにちは☆
  
  ちーちゃん日本画や浮世絵などに最近ご興味があるんですか？
  凄いですね。
  一昨日より前の事を覚えていない私には、歴史の世界がさっぱりで、江戸時代の庶民が好んで広まった・・その程度しかわかりません。(^_-)-☆
  だから　ちーちゃんスゲー！と今日もまた1つ尊敬する所発見しちゃいました。
  今日見た絵は、おっどろき～。(@_@)
  初めて見ました。アバンギャルドですね。
  私の知ってる歌舞伎の絵や風景はどこ行った？
  当時めちゃくちゃ斬新な技法なんでしょうね。
  血のりの表現など。リアルな表現。
  いい物見ちゃったわ。
  
  ん～　ひねり出してもこの程度の感想ですが。　
  やっぱりちーちゃん凄い☆
  絵心もあるんじゃないですか？
  次からパパちゃんの顔が歌舞伎のようにペイント加工されていたりして(笑)
  
  私は最後のキラキラが気になって。
  回すと広がるんですか？　きれいですね。
  また　1つ　教養のないところがバレたところでそろそろ退散いたします。
  
  では　午後も頑張りま-す☆
  

  ちーちゃんさん からの返信 2021/02/22 20:05:28

  Re: ほんとだ！アバンギャルドΣ（・□・；）

  いつもありがとう(*^▽^*)
  
  こんばんは♪
  お仕事ご苦労様でした。
  
  浮世絵や日本画に興味はあっても
  知識は無い。(^_^;)
  全くの素人ですが、
  美術館や博物館が
  大好きなだけなんですよね。
  
  私の知識も、チーママ散歩ちゃんと同じ位。
  庶民の娯楽。
  それなら今の人の娯楽にもなるはず。
  そんなゆる～い感じで
  いつも鑑賞しています。
  
  旅行記では、ちょっとカッコイイ事
  言っちゃってますが、その程度。
  でもだからこそ、みんなに肩の力を抜いて
  みてもらいたいなあと思って。
  
  私の絵心…
  触れてはいけない所を指摘しましたね(大汗)
  主人は、客観的に見ても絵が上手い！
  私は誰が見ても、絵がヘタ…
  私の絵を見た人は、誰しもが
  自信を取り戻すでしょう！
  
  そしてあのキラキラ♪
  フワフワ、クルクル、小さくなったりねじれたり、不思議な物でした。
  買ってくればよかったかな。
  
  今度浮世絵見てみてね～(^o^)/
  やっぱり実物は面白いから♪