本旅行記は、ハイキング初心者の私が、温泉スイス先輩の後背を仰ぎながら歩くシリーズです。<br />いつもビギナー向けの歩きやすいコースを設定してくれる温泉スイス先輩に感謝！<br /><br />が、今回は途中から私の体調が急変し、思わぬ地獄を見ることに…<br />その際は、先輩ご夫妻には大変ご迷惑をおかけしてしまいました、申し訳ありません。<br />m(_ _)m <br />

ハイキングにも先達はあらまほしきことなり６．アンデルマットの天国と地獄

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2019/08/15 - 2019/08/15

5位(同エリア105件中)

エリア

アンデルマット(スイス)

旅の始まりはアンデルマット駅から

北西スイスにある我が家からだと、距離の割に乗り換えが多くて若干不安だったんですが、乗客に常にリュックを背負った人たちがいたので、そのあとについていったら問題なく着きました
今日の行動範囲
まずはロープウェイで標高2344mギュッチュ/Gütsch まで登ります
ロープウェイ駅(Gondelbahn Gütsch）はアンデルマット駅のすぐ横手にありました
まだ新しいのかな？チケット売り場が仮設小屋みたいだったなぁ
では出発ー(^O^)／
ネッチェン/Nätschen（1842ｍ）で乗り換えて・・・
さらに上を目指します
ギュッチュ/Gütsch(2344ｍ）到着ー
ギュッチュ駅、なんかゲンゴロウっぽい・・・
駅周辺はまだまだ造成途中って感じですね
あ、でも客用トイレはしっかりできていて一安心
ここからどこかの峠を目指して歩く人も多いみたいですが、私たちはすぐ上に見える風力発電機を見に行くことに
アルペンローゼがまだ咲いていました
やっぱり標高が高いだけあって涼しいんだなぁ～
おぉ～デカい
こんなのがいくつも建てられているだけあって、風通しがいいというか・・・非常に見晴らしがいいです
見る人が見るとよくわかる名のある山々
チャリでも行けるのか・・・
あれはオーバーアルプパスの方向かな？
ここからゆるゆるとネッチェンまで歩いていきます
「子供を連れた母牛は危険なので近づいたらアカン」という注意看板です
イチオシ

山・アルプ・牛のアルプス三点セットですよー

もー、ザ・スイスって感じ(￣▽￣)
イチオシ

アンデルマットの街並みの向こうにホスペンタールが見えています
アルプの向こうに山並みを眺めつつ・・・
足元の花なども見つつ・・・
アルプの中の道を歩いていると、(。´・ω・)ん?
Σ( ﾟДﾟ)！
Σ(*'▽')　ム、ムルメリーだーー

(￣▽￣)ｂ　ムルメリとは、ムルメルティーア(＝マーモット）のスイス風言い回しです
野生のマーモットが見られてメッチャ興奮しました
こんな見通しがいいハイキング道の近くで見られるなんて思わなかったなー
と、あっという間にネッチェン駅が近づいてきました
マッターホルン・ゴッタルド鉄道のネッチェン駅です
一駅だけですが、今度は電車でアンデルマットに移動です
氷河急行の路線ですね
アンデルマット駅から町中に移動します
ご存じ、アンデルマットの街中の川沿いにあるファウンの像
ファウン/Faunは牧神パーンのことです
ファウン像のすぐそば、今日の昼食はここで決定
なんかお昼のセットメニュー的な・・・
何を食べたか記憶が・・・うっ(-_-;)
食後はまたハイキングに出発です
今度はアンデルマット近く、悪魔の橋からハイキングコースを歩いてゲッシェネンに下っていきます
町を出てしばらく歩くと、こんなコンクリのトンネル道に誘導されます
階段を降りると悪魔の橋/Teufelsbrückeのすぐそばに出ました
悪魔の橋のいわれを描いたモザイク画
これはアンデルマットに向かう電車内から撮った写真ですが、これを見ると上の車道とその下の遊歩道の位置関係が多少分かりやすいかな？
車道から下をのぞくと、激しい川の流れが見えます
ロイス川
車道からハイキング道に入る道もきれいに整備されていました
ここは昔の古戦場なんですよ
（ロシア帝国のスヴォーロフ将軍とフランス革命軍）
Suworow-Denkmal
スヴォーロフ将軍のアルプス越えの記念碑です
あのプーチンが献花に訪れたので有名なんですよ
アレクサンドル・ヴァシリエヴィチ・スヴォーロフは、ロシア帝国歴代四人目にして最後の大元帥にして、軍事史上稀な不敗の指揮官だそうです
記念碑の前から悪魔の橋を見て
悪魔の橋
あの橋の下にハイキング道が続いています
下をのぞいて
車道の下をくぐった所に電車が近づいてきました
岩肌になんか扉が・・・
かつての軍事施設で、悪魔の橋を爆破するようなことになってもシェーレネン渓谷を迂回して移動できるように作られた通路らしいです
この通路を使うと、橋の下に階段が見えますがあの辺に出るみたいですね
ちょっと歩いてみれば面白かったかもなーとは思うんですがしませんでした

(-_-;)・・・実はこの辺りから断続的に腹が痛くなってきて、先を急ぎたかったんです
ちょっと歩いて川の対岸に出たので、記念碑の全体が見えるようになりました

あの記念碑の前は非常に狭いので、離れないと全体がよく見えないんですよ
ここから歩きやすい砂利道がしばらく続きます
(-_-;)やばい腹痛が・・・強くなってきたｗ

脳内BGMでジョーズのテーマが流れてきましたｗｗ
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&gl=JP&hl=ja&client=mv-google&v=ZvCI-gNK_y4&fulldescription=1
落石注意か・・・注意されても逃げ場がないよなぁ
腹痛の合間に写真撮影してます

(-_-;)ジョーズが・・・ジョーズがやって来るでぇｗ
遠くに石橋が見えてきました
ちょっと木が増えてきましたね

(-_-;)しかし・・・さすがにジョーズを出す場所は無いｗｗ
チャリが通り過ぎて行きました
Häderlisbrücke
17世紀半ばからある橋だそうですが、1987年に洪水で破壊された後、1991年にオリジナルに忠実に再建されたそうです
昔はこの橋のあるほうが道だったんですねぇ
(-_-;)もうこの辺から脳内でジョーズのテーマが際限なく流れてきて写真どころじゃなくなってきましたｗｗｗ
橋を渡ってゲシェネン駅にたどり着くまでが長かったなぁ（涙目）
(-_-;)・・・もう少しで人間としての尊厳を失う所でしたｗ

駅のトイレで座ったら、今度は強烈な寒気が襲ってくるわ、ジョーズは去ったというのに腹痛は治まらないわでもう立ち上がれなくて、相当な長時間個室から出られなくなってしまいました
その間、温泉スイスご夫妻はかわるがわる様子をうかがいに来てくれて、駅員さんにも相談してくれました
なんとか個室を出て駅員室に移動、温かい室内でさらに一時間以上休憩してやっと帰りの電車に乗ることができました
私が電車に乗るまでそばにいてくれた温泉スイスご夫妻には感謝でいっぱいです
本当にありがとうございましたｍ(_ _)ｍ

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この旅行記へのコメント（2）

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ぶどう畑さん 2021/02/28 16:04:19

うわぁ～、よく耐えました

kawakoさん

ぶどう畑です。
アンデルマットから悪魔の橋まで、行ってみたいコースです。
上りかと思い込んでいましたが、下りなんですね。
ゲッシェネン駅まで5.5キロなら、私でも楽勝です。

しかし、大変でしたね～。昼食が原因だったのでしょうか。
単なる腹痛ではなかったようで、つらかったでしょう。
温泉スイスご夫妻が寄り添ってくださって、良かったです。お疲れさまでした…。

kawakoさんからの返信 2021/02/28 19:37:31

辛いより申し訳なかったです(-_-)

アンデルマットから悪魔の橋まではほぼ水平の道で、途中で一回、階段の下りがあるだけの片道10分くらいの距離です。電車の待ち時間とかで気軽に行けるんじゃないかな。

悪魔の橋からゲッシェネンまでは整った下り道で、こっちも楽々コースなんですよね、普段の体調なら。

実はこのハイキングの後、結局ひと月以上、腹痛が続いたんですよ。
病院で検査もしました。
まぁ、その時はすでに数週間経っていたので、検査では何も出なかったんですけど、医師はウイルス感染とかその辺を疑っていたようです。

あー元気だったらゲッシェネン駅でビール飲みたかったなーー

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