古い写真を見直すシリーズ。<br /><br />丁寧に見直していくと、まだまだ写真は出てくる。全く日の目を浴びていないメムリンク作品の写真がまとめて出てきた！<br />ハンス・メムリンクHans Memling(1430/40?-1494)は、ファン・アイクやウェイデンに続くフランドル絵画の伝統に連なる画家。<br />ブリュージュはハンザ同盟に属し、織物の輸出港で栄えた町。アントワープやアムステルダムよりも先に繁栄した町でもある。<br /><br />ブリュージュは、私の愛好するバロック音楽の研究や演奏が盛んなところとしても、気になる町なのだが、世界的な古楽音楽のコンクールでも有名だ。日本から参加して優勝した古楽器の名手たちもこの町で名前を出している。バロック・フルート（トラベルソ）などの大家もそうだ。私はそういう演奏家から個人レッスンを受けたことがある<br /><br />この旅は家内とのツアー参加で、ブリュージュは二回目だ。夜は、ベルギー・ビールの銘酒を飲み比べられるパブの写真からスタートしたい。いい話相手になってくれた連中が私達の写真を撮ってくれた。<br /><br />で、その翌朝、少し早く起きて、散歩したり、メムリンク美術館に開館時間にすぐ入場したりと、いい朝の時間を過ごした。一回目に来たのは１９８７年だが、その時はブリュージュの鐘楼に登った思い出がベストで、運河を舟で巡った思い出も残る。<br /><br />今回はあくまで、メムリンク美術館の作品紹介に徹する。人によっては、受け付けないタイプの絵画かもしれないが、今、見直すと、ますます好ましい。超保守的な、無表情だが静謐な表現が印象的だ。<br />（２０２１年２月２日記す。）<br /><br />一枚目はベルギーの７大秘宝のひとつとされる<br />メムリンク作「聖ウルスラの聖遣物箱」<br />

ブリュージュのメムリンク作品を見る（２０１３年）

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2013/11/07 - 2013/11/08

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#美術館

tadさん

古い写真を見直すシリーズ。

丁寧に見直していくと、まだまだ写真は出てくる。全く日の目を浴びていないメムリンク作品の写真がまとめて出てきた！
ハンス・メムリンクHans Memling(1430/40?-1494)は、ファン・アイクやウェイデンに続くフランドル絵画の伝統に連なる画家。
ブリュージュはハンザ同盟に属し、織物の輸出港で栄えた町。アントワープやアムステルダムよりも先に繁栄した町でもある。

ブリュージュは、私の愛好するバロック音楽の研究や演奏が盛んなところとしても、気になる町なのだが、世界的な古楽音楽のコンクールでも有名だ。日本から参加して優勝した古楽器の名手たちもこの町で名前を出している。バロック・フルート（トラベルソ）などの大家もそうだ。私はそういう演奏家から個人レッスンを受けたことがある

この旅は家内とのツアー参加で、ブリュージュは二回目だ。夜は、ベルギー・ビールの銘酒を飲み比べられるパブの写真からスタートしたい。いい話相手になってくれた連中が私達の写真を撮ってくれた。

で、その翌朝、少し早く起きて、散歩したり、メムリンク美術館に開館時間にすぐ入場したりと、いい朝の時間を過ごした。一回目に来たのは１９８７年だが、その時はブリュージュの鐘楼に登った思い出がベストで、運河を舟で巡った思い出も残る。

今回はあくまで、メムリンク美術館の作品紹介に徹する。人によっては、受け付けないタイプの絵画かもしれないが、今、見直すと、ますます好ましい。超保守的な、無表情だが静謐な表現が印象的だ。
（２０２１年２月２日記す。）

一枚目はベルギーの７大秘宝のひとつとされる
メムリンク作「聖ウルスラの聖遣物箱」

エリア

ブルージュ(ベルギー)

旅行の満足度: 5.0

昔１９８７年に来た時は登った鐘楼。最高の眺望がえられる。
ツアーが解散後、家内とここへ行く。（なにしろ、ツアーでは、ただ、そろって街中を長時間歩くだけだった。教会にも入らないし、鐘楼にもあがらない。。家内のメモが見つかったが、それによると、夕食も酷かったようだ。。）

パブは楽しい雰囲気で、すぐに周りと談笑が始まる。ベルギー・ビールの飲み比べも楽しかった。（Cafe Rose Red)　人気のパブだけのことはある。

この翌朝、メムリンク美術館に入る。
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翌朝、ツアーは自由行動だった。
朝、ミケランジェロの像のある聖母教会に行ったが、閉鎖。

そこで、次の目的地へ。二人だけで、ここ、旧聖ヨハネ施療院（メムリンク美術館）に開館と同時に入った。カメラは係員に聞くと、人がまだいないせいか、OKしてくれた。

これはベルギーの７大秘宝のひとつとされる
メムリンク作『聖女ウルスラの聖遺物箱』(Shrine of St. Ursula), 1489年,

メムリンク美術館 (聖ヨハネ施療院) 博物館・美術館・ギャラリー
『聖女ウルスラの聖遺物箱』(Shrine of St. Ursula), 1489年,
『聖女ウルスラの聖遺物箱』(Shrine of St. Ursula), 1489年,