2020秋　京都旅2（銀閣寺～真如堂、重森美玲庭園美術館）

2020/11/28 - 2020/11/28

2020年11月末に行ったGoToトラベル京都旅行です。

＜２日目＞
この日は歩いて秋をしみじみ感じるつもりでした。しかし大量の紅葉に目がくらんでただの紅葉狩りになってしまった。

京都凄い、紅葉が似合いすぎる。

そして「行けるとこまで行く」つもりで計画にいろいろ詰め込んだところ、前日からの疲れがきて途中で力尽きました。でも楽しかったです。

日程
・銀閣寺～法然院～真如堂を歩く
・吉田山のあたりで昼ご飯
・重森三玲庭園美術館
　※これ以外にも寄り道しています

エリア 下鴨・宝ヶ池・平安神宮(京都)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.0
• ホテル: 4.5
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.0

２日目の午前中は、銀閣寺からお寺を回って吉田山で休憩するまで3時間ほど歩きまわってました。

前の日が遅かったのに早朝から動き出します。
京都駅から路線バスに乗って第１目的地の銀閣寺へ。銀閣寺橋から川を見ると朝日が反射してキラキラ～。

土曜9時過ぎ、参道に人はほとんどいない。

お寺前のスロープも静か、お寺に入っても観光客が少なかった気がする。

有名な銀閣寺

銀閣寺 (慈照寺) 寺・神社・教会

湖をイメージしたらしい縞模様の白砂と、白砂を盛った山。両方ともずいぶん大きくて存在感たっぷりです。

江戸の人たちは美的感覚がどんだけ研ぎ澄まされていたのか。

苔と松が美しいお庭も回ってみます。

散った赤や黄色の紅葉の葉が、池の端に溜まっています。
(ゴミじゃない)

そしてこのお寺も山のふもとにあるので、山に少し上ってみる。

日に照らされた葉っぱの黄色

そして紅葉の赤！色鮮やかで楽しい。

お寺と現代市街地のコラボです。

あと、銀閣寺の庭と建物って見下ろしても美しいんだな。

緑色の苔×赤い紅葉のコントラスト、いとをかしです。

銀閣寺を歩いていて、前日に行ったエリアよりも色づいた葉っぱが残っていることに気がつきます。

もしかして、今日は紅葉がキレイなのではと期待。

銀閣寺を出て、住宅地と山の境界みたいな細い道を南方向に進みます。5分ぐらい歩くと法然院が現れます。

木に囲まれた参道の先にある、茅葺きの山門。

茅葺きが、人里離れた感じやひなびた感じを演出しているかも！

といいますかこの辺りを歩いている観光客が少なくて、ここは人里離れたエリアなのね...と錯覚しました。

法然院 寺・神社・教会

茅葺き山門をくぐると、板チョコのような形の盛り砂にお出迎えされました。

一つは波模様が描かれていて、もう片方は紅葉の葉の紋様です。なんということでしょう、きっと季節でデザインが変わるんだ。

庭は常緑樹も多くてうっそうとしており、地面も苔苔していました。緑が多かった。そしてツバキ（サザンカかも...)も咲いている。

このお寺は拝観無料で、朝の6時から解放してくれる。

参道のガラスのオブジェも斬新だった。谷崎潤一郎の墓もあるらしいですね、また来たい。

このエリア「だけ」歩き回る京都旅行をいつか計画したいと思います。

法然院と同じ道沿いにある安楽寺です。めっちゃよき。

安楽寺 寺・神社・教会

川沿いの哲学の道もしばらく歩いてみる。とあるお店の前の植え込みがキレイに色づいていました。
素敵です。

そういえば銀閣寺の近くや哲学の道で、掃き掃除をするグループさんを目撃しました。

この日の午前中は曇りで、寒さも感じる日だったんだけど。でも歩くのが楽しかった。気持ちよく散策できたのは、きれいに維持してもらっているおかげですね。
ありがとうございます。

哲学の道 名所・史跡

ゆるい坂を下り、錦林車庫(市バス操車場)の裏からもう一度坂を上って真如堂へ。

境内のモミジはほぼ散っていた…落ち葉すら少ない。初めて真如堂に来た私はかなりガッカリしました。

真如堂 (真正極楽寺) 寺・神社・教会

しかし。本堂の横側～裏側は、モミジが全然残っていました。

特に本堂裏は散り紅葉パラダイス。

苔の緑と紅葉の赤

赤いお寺。紅葉と和な建物の組み合わせって強い。

三重塔もありました。真如堂ってフォトジェニックな場所である。

本来のお寺入り口はモミジが真っ赤。

実はこの２日間、「紅葉ウォッチするならもう少し早いタイミングで京都に来れたらよかったなあ…」なんて思ってたけど。

真如堂のボリュームある紅葉のおかげでちょっと満たされました。

真如堂の隣にあるくろ谷さんというお寺にも行きました。

有料で特別公開になっている部分もあります。私は無料な範囲で歩き回りました。

さらにこの後岡崎神社に行く予定だったのだけど、でも朝から活動して足にきており。計画をスキップすることにしました。

ああ、狛うさぎ、うさぎ守り、うさぎみくじ、うさぎ尽くしで癒されたかったけど行けないよ。

金戒光明寺(黒谷さん) 寺・神社・教会

京都好き友とは午後から合流し一緒に昼ご飯する予定でした。

早めに集合ポイントの吉田山に着いて、こっそりカフェ休憩することに。山の上にある茂庵というカフェに行くために看板に従い階段を上ります。

途中レトロな住宅群を通り抜け、雑木林の中を上っていきます。
あともう少し。

素敵カフェ現る。茂庵です。

1人だし待たずに座れたけど、ランチ前後の時間帯は込み合うみたいです。

茂庵 グルメ・レストラン

窓際のカウンター席に座ると、京都なのに森の中にいるぞーって気分になります。
それにおひとりさまでも落ち着いてお茶を飲むことができました。
※本当はセットのケーキもしっかり食べています。

雰囲気が良い店だった、どうして京都好き友と一緒に来なかったんだ～と後悔。

雑木林の落葉でフッカフカの山道。

吉田山緑地 公園・植物園

13時ごろ。
友との昼ごはんは、吉田山のすぐそばにある天ぷら屋に行きました。

気軽に食べることができる天丼メニューがあってうれしかった。

かふう グルメ・レストラン

冬メニューの魚介天丼を頼みました。

たくさんの種類の天ぷらがのっている中、私は牡蠣とホタテの貝類コンビが特に気に入りました。なぜなら衣がサクサクで、中はレアな触感でおもしろかったので。

かふう グルメ・レストラン

吉田山の吉田神社を見に行ったあと、14時からは予約してあった重森美玲庭園美術館で見学。

重森三玲さんという昭和の作庭家が住んだお家です。前々から来てみたくてついに友を誘ってやってきてしまった。

屋敷は大きなものじゃない、なので庭も大きくない。
書院に座って、空間内にかっこよく配置された岩の様子を眺めます。
お寺の庭と違ってギュッて濃縮して石が置いてあるのに、クールだよね。

重森三玲庭園美術館 美術館・博物館

足元の、波を打つような曲線たち。静かな波打ち際なのだそうです。

庭には丸い飛び石がちょいちょい現れます。かわいい。

このお屋敷はもともと「吉田神社の神官の邸宅」で、公家の方々が吉田神社に参拝するときにもこの屋敷を使ったのだとか。

船型の岩の奥にある平たい石は当時の屋敷からあったものらしく…歴史が積み重なっています。

お茶室の見学。今回はお茶室の外から覗いています。

襖が粋な青と銀づかいの市松模様。雑誌やネットで見たやつだ。落ち着いて写真を撮ってなくて、斜めになったり影が映ったりしています(涙)

照明も重森美玲さんデザイン、空間ごとデザインしたんですかね。

茶室から見る小さな庭。間近で苔部分を見ることができます。苔部分は細かい隆起があって、まるで海の中の陸でした。

お庭と美術館の感想。
個人邸宅という大きさのせいなのか、現代に作られた庭のせいなのか。お庭のデザインや距離感になぜか親近感を感じました。

美術館は館長さんに案内と解説をしてもらう式の見学です。質問には丁寧に答えてくださいます。

いろんなことを知っている方で、どうしようもない私の疑問も説明いただいてありがとうございました。この後、館長さんから聞いた吉田神社の昔の参道ルートを通って下鴨神社まで歩きました！

下鴨神社では名物「水みくじ」を引いたけど、可もなく不可もなしで心に響かない結果でした。なのであまり記憶がなく(現金な奴）

お供えしてあったすごく立派な大量の野菜とか、子供達が書いた元気なお習字はすごく記憶に残っています。

下鴨神社から今出川駅まで30分弱歩き、地下鉄で京都駅に向かいました。

下鴨神社(賀茂御祖神社) 寺・神社・教会

17時過ぎ、京都タワー展望台へ。

GOTOプランに無料チケットがついていたから行ったはずなんだけど...実は友のGOTOは内容が違っており、無料なのは私だけだった。結局一人で展望室の楕円の窓から眺めました。

夕暮れどきでオレンジと紺がまじりあった空がきれいでした。夜景も３６０度見れて案外楽しかった。

帰りはコロナ対策によりエレベーターになかなか乗れず、代わりに解放された螺旋階段を使って下りました。300段前後あります。

京都タワー 名所・史跡

京都タワー地下のフードコートではお酒も飲めます。私を待つ間、友は1人静かに一杯やっていましたww

集合して静かに夕ご飯、2人して餃子。私はぎょうざ定食Aです！

ぎょうざ処 亮昌 京都タワーサンド店 グルメ・レストラン

餃子拡大。野菜が多くてニンニクも少なくて外パリ中しっとり餃子でした。

食べた後は宿で荷物を引き取り、駅でお土産を買って帰りました。
ひかり520号　京都19:08　→　名古屋19:42

京都で２日過ごせて満足、友とはまた京都行こうと語っています。京都好き2人の欲は尽きない。
次回行くときは、コロナが少しでも落ち着いていてほしいです。

終わり