鍋焼きラーメンを食べ酒蔵の街並みを歩く　四国旅2020冬　その2

2020/12/18 - 2020/12/18

その1　https://4travel.jp/travelogue/11671966/　からのつづき。

3泊4日の冬の四国旅。その2では、須崎の鍋焼きラーメンと佐川の街歩きに触れます。

【旅程】○印の日の旅を本編で紹介しています。
・12月17日（木）その1　https://4travel.jp/travelogue/11671966/
成田空港→高松空港→綾川駅→琴電琴平駅　＜宿泊＞ことひら温泉琴参閣
○12月18日（金）その2（本編）
琴平駅→須崎駅（鍋焼きラーメン）→佐川駅（街歩き）→窪川駅→江川崎駅　＜宿泊＞ホテル星羅四万十
・12月19日（土）その3 https://4travel.jp/travelogue/11675077
（四万十川カヌー体験）江川崎駅→宇和島駅（和霊神社）→今治駅（今治焼き鳥）＜宿泊＞ホテルクラウンヒルズ今治
・12月20日（日）https://4travel.jp/travelogue/11670356、その4　https://4travel.jp/travelogue/11676059
（小島散策）今治駅→高松駅→高松空港→成田空港

エリア 土佐市・須崎市(高知)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: JR特急 JRローカル

その1　https://4travel.jp/travelogue/11671966/　からのつづき。
琴平駅から特急南風3号で高知に向かいます。乗った列車はアンパンマン列車。

JR 琴平駅 駅

スイッチバックの坪尻駅を通過。窓の傾きは振り子列車ならではのものです。

坪尻駅 駅

吉野川の渓谷に沿って走ります。

琴平駅から１時間35分で高知駅に到着。高知駅であしづり3号に乗換えます。高知駅は木造のドームで覆われています。

高知駅 駅

高知駅から40分少々で須崎駅に到着。鍋焼きラーメンの看板があります。

須崎駅 駅

須崎駅の駅舎には郵便局があります。案外珍しいのではないでしょうか。

須崎名物の鍋焼きラーメンを食べられる店は須崎市内に30以上あります。散歩がてら須崎駅から徒歩約15分のところにある橋本食堂へ。

橋本食堂 グルメ・レストラン

鍋焼きラーメンとご飯を注文。鶏がら醤油ベースのスープに細麺。麺をいただいたあと、ご飯を入れ、雑炊風にして食べました。ラーメンに添えられる生卵の食べ方は、初めに崩してたべる人、沈めて半熟状態で食べる人、鍋の蓋に卵をうつしてすき焼き風で麺をつけて食べる人それぞれいるらしい。具の親鳥の肉は見た目は小さいのに存在感があって美味しかったです。

須崎駅に戻る途中、発生寺（はっしょうじ）に立ち寄ります。境内には坂本龍馬が木刀で打ち落としたと伝わる首切り地蔵があります。

紅葉が見事です。

須崎駅発13時45分発高知行きの普通列車で佐川駅に向かいます。高知方面に少し引き返します。このような行程を組めるのはフリーキップならでは。

須崎駅 駅

須崎駅で出発を待っていると、高知方面から観光列車「志国土佐　時代の夜明けものがたり（立志の抄）」がやって来ました。

須崎駅から22分で佐川駅に到着。

佐川駅 駅

改札口には暖簾がかかっています。

佐川駅は特急停車駅ですが無人駅です。かつて松山と高知を結ぶ急行バス「なんごく号」が立ち寄っていましたが、JRバスは廃止され、今は閑散としています。

駅から徒歩5分ほどで伝統的な商家や酒蔵などが残る上町地区に入りました。

佐川町上町地区 名所・史跡

国指定重要文化財の竹村家住宅。竹村家は江戸時代より造り酒屋として栄えた商家。店舗部分は安永9年（1780年）頃の建築とのこと。一般公開は月1日（第2日曜日）のみで、残念ながら内部を見ることはできませんでした。

安永元年（1772年）に領主の深尾氏が家塾として創設した「名教館」。別の場所にあった建物の一部を移築、建物本体は新築したものです。

須崎警察署佐川分署として明治時代に建築された洋館。この建物も上町地区に移築されました。訪問した時は工事中で内部を見ることはできませんでした。

高知を代表する銘酒、司牡丹の酒蔵があります。酒蔵群の中を道路が通っています。

「ギャラリーほてい」では司牡丹の製品を買うことができます。酒蔵限定販売の原酒「しぼりたて」を買いました。

司牡丹 酒ギャラリーほてい 美術館・博物館

昭和まで生きた幕末の志士で宮内大臣を務めた田中光顕が収集した史料は青山文庫に寄贈されました。坂本龍馬や中岡慎太郎、武市半平太の書など貴重な史料が多数保管されています。残念ながら展示替えのため休館。

紅葉の名所、青源寺の紅葉は既に終わっていました。

牧野富太郎ふるさと記念館へ。牧野富太郎は文久2年（1862年）生まれの植物学者です。新種や新品種など約1500種類以上の植物を命名、わが国の植物分類学の基礎を築きました。

佐川ゆかりの人々。町の観光案内パンフレットにも佐川町出身の政治家や学者、文化人が紹介されています。

地場産センターには佐川町在住の栗田眞二氏が制作した佐川町の古民家や高知城などの建物模型が展示されています。建物内部まで精緻に再現された多数の模型は、よくぞここまで作れるものかと驚き、感動しました。

旧浜口家住宅へ。改築され、さかわ観光協会が土産物販売はカフェの営業を行っています。

旧浜口家住宅 名所・史跡

カフェは土産物販売コーナーのレジで注文。座敷へ案内されました。

さかわ紅茶と町内産のブルーベリーが入ったロールケーキをいただきます。さかわ紅茶は希少な紅茶品種「はつもみじ」がブレンドされた佐川町産茶葉100％の紅茶。程よい渋みのある紅茶でスイーツととても合います。

長い長い司牡丹酒蔵１号棟の横を歩いて駅へ向かいます。

司牡丹酒造(株) 名所・史跡

佐川駅16時11分発の特急あしずり7号に乗り込み、窪川に向かいます。

佐川駅 駅

須崎駅を発車してしばらくすると土木遺産の第二領地橋梁を渡り、車窓から太平洋を望めます。写真は橋梁上からの景色かと。（その3 https://4travel.jp/travelogue/11675077 につづく）

この旅行記へのコメント （2）

• travelさん 2021/02/01 08:21:16

  さかわ紅茶。

  Islanderさん、日本産の紅茶はやはり外国産とは若干違うのでしょうね。
  コ－ヒ－が飲めないので毎日の紅茶は欠かせません。
  美味しいさかわ紅茶と日本産のブル－ベリ－のお菓子、味わってみたいです。
  
  高雄の旅行記に訪問頂き有難うございます。
  11月下旬の嵐山界隈は込々状態で正に密でした。
  
  　　travel

  Islanderさん からの返信 2021/02/01 20:16:09

  Re: さかわ紅茶。

  コメントありがとうございます‼︎
  最近は国産茶葉の紅茶は結構出回るようになりました。花粉症に効果があると言われるべにふうきも紅茶向けの品種です。西日本では繊細な香りの国産紅茶は高価ですが産地が増えていますのでぜひ味わってみてください。