2024/05/03 - 2024/05/03
60位(同エリア169件中)
けんいちさん
けんいちの1人旅です。
四国八十八ヶ所霊場区切り打ち歩き遍路を2023年秋に始めました。初回は昨年10月に8日間で徳島の全23寺を巡り、最終的にJR阿波海南駅まで歩きました。
歩き遍路は、だいたい45日間・歩行距離1,300キロと言われています。サラリーマンをしている私にとって通し打ちすることはできませんが、少しずつ区切って歩きたいと思います。今回の遍路では高知県に入り、9日間で36番札所・清龍寺を目指します。
2024年春 8日目です。(トータル16日目)
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
〈8日目のお遍路歩行距離・歩数〉
25.9km・38,050歩
〈JR阿波海南駅からの歩行距離・歩数〉
8日間 178.1km・264,520歩
〈1番札所霊山寺からのお遍路トータル歩行距離と歩数〉
16日間 416.1km ・600,280歩
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今回の区切り打ちは、昨年10月に歩き終えたJR阿波海南駅から始めます。高知の遍路道は徳島ほど起伏はありません。しかしお寺間の距離が長いところがあり、1日中ただただ海岸沿いの道を歩く忍耐の遍路になります。果たして目標の36番札所・青龍寺まで辿り着けるのでしょうか(@_@)
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おはようございます( ^ω^ )
8日目です。
今日も天気がいいです(≧∀≦)
今回の最終目的札所である青龍寺に今日到達する予定です。 -
昨日の終了地点の大橋北詰バス停で降ります。
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淀仁(よどに)川を渡り、土佐市に入ります。
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淀仁ブルーとも言われる綺麗な川です。川面に空と雲が映ります。
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河岸を歩いていると、ポメラニアンをお散歩させている男性に声を掛けられました。
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山の中腹に、目指す清滝寺が見えることを教えてもらいました。目標が見えるのはテンション上がります。
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昭和感の残る中央商店街を歩きます。
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どんどんお寺が近づいてきます。
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清滝寺は、車遍路にとって四国八十八ヶ所霊場の中でもっとも厳しいところと言われています。道が急なことはもちろん、道が細くて対向車とのすれ違いが難しいのです。へんろころがしではなく、くるまころがしとでも言えばいいでしょうか。
ゴールデンウィークで多くの参拝者を見込んでいるのでしょう。街中では警備スタッフの方が道に立たれてクルマを誘導しています。 -
途中までは車道を歩いていましたが、途中からはへんろ道がありました。
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木々が日差しを遮ってくれるので助かります。
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35番札所・清瀧寺(きよたきじ)
山門まで来ました!
昨年はクルマで来ましたが、歩き遍路でないと見られない光景です。 -
山門を潜り抜けたあとも長い階段が続きます。
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ここは境内に車を駐車するスタイルのお寺です。ゴールデンウィーク後半の始まりとあって、次々とクルマが登ってきます。誘導する警備員さんがたくさんいます。
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本堂
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左:大師堂 右:本堂
こちらは本堂と大師堂が繋がっている珍しい形式です。 -
景色がいいですね(^-^)
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納経
すごい文字です(◎_◎;)
住職さんと思われる方は、私の納経帳を珍しがっておられましたが、「納経帳ってなんなんですかね・・・」とつぶやきながら書いていました(^-^;
さぁこれで残るは1寺となりました。 -
来た道を降り返します。山を下りてお昼ご飯にしましょう。来たときに見かけた讃岐うどんのお店に入ると決めていました。ここは香川ではありませんが、久しぶりに讃岐うどんが食べたくなりました。神峯寺で衝撃のうどんを食べましたので、真っ当なうどんをいただきます(^-^;
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無念!(-_-)
今日からゴールデンウィークです。観光地以外のお店はお休みとなるところもあるのでしょう。お遍路道にはあまりお店がないところもあります。今後は早め早めに開いているお店に入る必要がありそうです。
この休みを知らず、次々とクルマがやってきては引き返していきます。これだけ続々とクルマがやってくるということは美味しいお店だったのでしょう。 -
中央商店街にある一軒のお店に入りました。
玉林 -
普通の食堂かと思って入ったら、割烹でした(^-^;
お昼ご飯としては贅沢になりました。
お店の女将さんを始め、店内のみなさん総出でいろいろなお遍路情報を教えてもらいました。そして小さな「残り最後のみかん」をいただきました。
歩き遍路はツライですが、こういう地元の人の会話や触れ合いで、この先も頑張ろうと続けさせてくれるものなのです。
刺身定食 2,300円 -
中央商店街はレトロな家屋がいくつか残ります。
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カフェを併設するベーカリーに寄りました。
ベーカリーカフェ イワゴ -
お遍路マップに、あるパンのコメントが載っていたからです。テイクアウトしてどこか休憩の際にいただきましょう。
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水路がたくさんあります。綺麗な水が流れています。
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波介川(はげがわ)
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山間に入り塚地休憩所に来ました。ここは車道である「塚地坂トンネルルート」とへんろ道である「塚地坂ルート」の分岐点です。
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実は楽なトンネルルートを選択しようと思っていました。しかしお昼ご飯を食べた割烹の女将さんが「すごく景色がいい」とおっしゃっていたのを聞いて、峠道を歩くことにします。あとから来たお遍路さんも「この休憩所でどちらに行くか決めることにしてました。今日は休日でトラックが少ないだろうからトンネルルートで・・・」とのことでしたが、私が女将さんの話を伝えると、峠ルートの方に歩いて行かれました。
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歩き出す前に休憩所で、先ほどカフェで購入した「納豆コーヒーゼリーサンド」をいただきます。
お遍路マップにコメントが掲載されていたので買ってみました。ゲテモノ系の組み合わせですが、納豆とコーヒーゼリーとクリームがいい意味でも悪い意味でも相殺されて、普通のクリームパンのような味わいです(^-^;
納豆に糖分も加わって、歩き遍路のパワーにはなりそうです(^-^) -
さあ峠越えです。高低差150m程度ですので、それほどキツイという感じではありません。
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20分程登って、塚地峠の一番高いところに到着です。眼下には宇佐の街と海が見えます。向かう青龍寺は海の先の半島にあります。
堤防の存在も含めて、日本三景の天橋立に似ていると感じました。いい景色です(^-^) -
海まで降りてきました。向こうには宇佐大橋が見えます。
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現在15時過ぎです。宇佐大橋を渡る手前の宮前スカイライン入口バス停で、バスの時間を確認しておきます。帰りはここからバスで高知市内に帰ります。
お!16時47分と19時37分の2本のみ!(◎_◎;)
これは最終の19時37分ですね。3時間に1本は厳しいですね。待ち時間が長くなりそうです。 -
全長645mの宇佐大橋を渡ります。
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すごく気持ちいいです。私は高所は苦手ではないのですが、下を覗くとちょっと怖いです。
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橋を渡ったあとは、旧へんろ道を歩きます。
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36番札所・青龍寺(せいりゅうじ)
とうとう今回の遍路の最後のお寺に到着です。 -
納経所からまっすぐな階段が続いています。
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山門
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途中には三重塔があります。
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山門を抜けてもさらにまっすぐな階段です。
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滝修行をされている女性がいました。
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本堂
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大師堂
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納経
これで今回の高知遍路は札止めとなります。24番最御崎寺に始まり、ここ36番青龍寺で終わります。12のお寺を巡りました。 -
札止めはしましたが、帰るにはまだ歩かなくてはいけません。
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宮前スカイラインバス停まで戻りますが、その途中で日帰り温泉に入っていくことします。一昨年のクルマ遍路の際に入り、気に入ったお遍路宿です。
土佐龍温泉 三陽荘 -
遍路宿としてはとても立派で、遍路でなくても利用したいところです。
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バスの時間までたっぷりあります。
源泉かけながしのお湯を2時間近く堪能しました。200キロのお遍路を終えた体を癒してくれます。 -
すっかり暗くなりました。旅館からバス停まで2キロほどを歩きます。
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バス停に着いたときは、まだバスが来るまで30分ほどありました。それならばとそのバスの始発バス停である宇佐まで歩くことにしました。ここも遍路道ですので、歩いておけば明日の行程を少しでも楽にできます。
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大川橋
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10分ほどで宇佐バス停に到着です。
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待合室に電気は点いているものの人の気配はありません。始発場所ですので、もうバスが待っているものと思いましたがそれもいません。本当にバスが来るのか不安になりました。
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するとバス停の隅にエンジンも室内灯も点けていなかったバスが急に動き始めました。え!運転手さん乗ってたの!?ただ駐車してあるバスだと思ってました(^-^;
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45分ほどかけて、宿泊しているホテルに近いグランド前バス停に到着です。こんな時間にも関わらず若い人が数人乗っていました。もう帰る最終バスは無いはすですから、この人たちは帰るつもりはないんですね(^-^;
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夕ご飯を食べに、一昨日に続きひろめ市場に来ました。今日も混雑を避けるために午後9時以降の訪問です。
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え!なにこの混雑(◎_◎;)
もう夜9時を過ぎているのに大混雑です。カツオを売るお店には10人以上の行列が出来ています。ゴールデンウィークだというのを忘れていました。退散します(-_-) -
仕方なく街をブラブラしながら、入れるお店を探してみます。すると小さな路地に激渋な居酒屋さんを見つけました。
居酒屋 四万十 -
カウンター席が6つと小上がりが2つの小さなお店です。ひろめ市場とは対照的な雰囲気です。
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ビンヨコ(メバチマグロ)
焼鳥もいただきます。 -
飲み物メニューに「鮎酒400円」とありました。
鮎酒と言われて想像するのは骨酒ですが、400円という値段からするとそれは無いはずです。しかし出てきたのは小さな鮎2尾がビールコップに入った骨酒でした。これにネギぬたを合わます。
ご当地メニューを出すお店もいいですが、こういった地方の昔ながらの居酒屋で過ごすのもありですね(^-^) -
明日は最終日です。すでにお寺は巡り終えましたが、遍路道の歩みを進め次回再開しやすい場所まで歩くことにします。
9日目に続く・・・
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