ならまち散策とGo To Eat、そしていつもの昼呑み

2020/10/28 - 2020/10/28

久しぶりのならまち散策と、初めてのGo To Eat & 昼呑み屋巡り。
とにかく一度『Go To Eat 』を使ってみたかったので、朝からネットで奈良で一人でGo To Eat を使って昼ご飯を食べられるとことを探して予約し、急いで出発！
なかなかタイトなスケジュール（と言っても決めていたのは『Go To Eat 』の食事場所のみ）だったが、そこそこ満足できる半日旅となりました。

エリア 奈良市(奈良)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 徒歩

１１時頃に自宅を出発。
ＪＲ奈良線にて奈良駅を目指す。
１２時少し前に奈良駅に到着。

JR 奈良駅 名所・史跡

ＪＲ奈良駅から三条通に入り、もちいどのセンター街方面に向かう。
途中、徒歩５分程度のところに『Go To Eat』で予約していた広島お好み焼きの店がある。

三条通 名所・史跡

予約していた広島お好み焼きの店『やきとら』

広島お好み焼き 鉄板酒場 やきとら グルメ・レストラン

ちょうどお昼時だったので鰻の寝床のようなかなり奥に細長い店で何人のお客さんが入っているのかわからなかったがかなり満席に近かったようだった。
調理に携わっている店員さんが一人だけだったので注文の品が出てくるまで３０分余り待たされた。

ただ、たった３人の店員さんが一生懸命に働いていて、見ていて悪い気はしなかった。

注文したのは、広島焼きの「カープ焼き（レギュラーサイズ、1,000円）」。
上にのっているのは、酒の肴によくあるするめ天。
広島お好み焼きは、数年前に一度本場広島市で食べたきりなので味の比較はできないが、熱々の鉄板に載せて出されてきたので、結構長い時間熱々で美味しく頂けた。

因みに、『Go To Eat』を利用したので後日、Ｔポイントで期間限定の５００ポイントが貰える。

中身はこんな感じ。

テーブルの上には、さすが広島お好み焼きの店、おたふくソースが置かれていた。

昼食後、ならまち方面へ向かうため、三条通からもちいどの（餅飯殿）センター街に入る。

平日の昼間だったがそこそこの観光客らしき人達が歩いていた。

今回は、もちいどのセンター街に入ってすぐのところにある、黒毛和牛のにぎり（一貫３００円）が絶品で、その他の酒のあてもなかなかの粒ぞろいの昼飲み処『和食ダイニング 拓』には入らず、新たな店を目指す。

センター街を歩いていると、路上にこんな看板が出ていたので入ってみようかと思ったが、すぐそばのビルの中にその店はあるのだろうが入口が分からず今回はパス。

奈良の地域コミュニティエフエム放送局ならどっとＦＭの公開生放送がされていたので、少しだけ立ち止まって見学。

もう少しセンター街を歩を進めるとすぐ左手（東側）に有名な立ち飲み処『なら泉勇斎』が見えたので立ち寄ることにした。

本日一件目の昼呑みどころはここ、『なら泉勇斎（ならいずみゆうさい）』。

本当は奈良の地酒専門店で、奈良の２8の酒蔵で醸造された１２０種類以上の地酒を販売しているが、試飲（有料）の方が有名になっている。
勿論、酒屋なので気に入った酒があれば購入できる。

営業時間は11:00～20:00、定休日は毎週木曜日（祝日は営業）です。

なら泉勇斎 グルメ・レストラン

試飲カウンターはすでに満席になっていたので、店主に手前に置いてあったテーブルでの試飲を勧められる。

冷蔵庫の中に入っているお酒がすべて試飲対象とのこと。

試飲は、グラス一杯（５０cc）が２００円から。

店主は酒の知識が豊かで、好みの味を言えば好みにあうだろう酒を試飲させてくれる。

吟醸香がしない超辛口の酒をとリクエストしたら、どちらも辛口で美味しいので飲み比べてと言って出してくれた酒。

左が香芝市にある澤田酒造の本醸造 歓喜光（２００円）、右が生駒市にある菊司酒造の純米酒 くらがり超え（２００円）。
どちらもそれぞれの個性があって美味しかった。

試飲メニュー表

これも試飲メニュー表。

あともう一杯頂き、ならまち散策へ向かう。

奈良で一番古い町、『ならまち』に入り、ならまち資料館をちょっと覗いてた。

門の上からつるされているのは、「身代わり申」。
色々なご利益があるそう。

奈良町資料館 美術館・博物館

ならまちの家々の軒には、あちこちにつるされていて、資料館の中でも売られていたんだが、思ったよりも値段が高かったので買うのをためらってしまった。

資料館は、そんなに広くはありません。入場無料です。

資料館を出て、散策を続ける。

なかなか趣のある漢方薬屋さんがあった。

菊岡漢方薬 専門店

ならまちで古くから「ごりょうさん」と親しまれている御霊神社を参拝。
元興寺五重塔跡の南西に建つ。

桓武天皇の命で約1200年前に創建されたと伝えられている。

拝殿。

三種類のおみくじ箱が置かれていた。

本殿右隣には、学問・芸能の神様、菅原道真公がお祀られている若宮社がある。

このほか、境内には出世稲荷神社などがある。

続いて、すぐ南隣にあった、『史跡 元興寺塔跡』に入る。

元興寺塔跡 名所・史跡

奈良時代に建立された元興寺の東塔跡。
焼失前の塔の高さは現在の奈良県内にあるどの建造物よりも高い、70メートルを超える高さの五重塔があったという。
もしその通りなら、現在の興福寺の五重塔や京都の当時の五重塔をはるかに凌ぐ高さであり、素晴らしい見ごたえのある塔だったのだろう。

元興寺塔跡 名所・史跡

本日２軒目の試飲処。もちろん、本来は酒屋「京勘 中井酒店」。
大正時代から続く地元に愛されている酒屋。御霊神社すぐそばにある。

京勘 中井酒店 グルメ・レストラン

店の外に、奈良地酒多数、利き酒できます お気軽にどうぞ との案内があった。

店外に掲げられていた利き酒メニュー表。

店内に入ると試飲用のテーブルと椅子があった。

店頭には誰もいなかったので声をかけると、そこそこ年配のご主人が出てきてくれた。

試飲をしながら、いろいろ話を聞いても気さくに答えてくれ、とても感じの良い人だった。

辛口が好きなので、まずはこれを注文した。
かなり大きな猪口に１杯１００円。安い！

純米酒のみを醸造するこだわりの蔵、山鶴酒造の特別純米酒 山鶴 めちゃ辛（日本酒度＋１４）。
辛口好きの自分は、まずはこれを注文。

純米酒のせいか口当たり良くなかなか美味しかったが、あくまでも個人的な好みの問題だが、吟醸香があまり好きでない自分には少し香りが気になった。

次に注文したのが、御所市にある千代酒造の純米無濾過生酒 晩秋旨酒 篠峯（日本酒度＋６）。

これも美味しかった。

ご馳走さまでした。

京勘中井酒店は、ならまちの南のはずれの方で、ＪＲ奈良駅からは徒歩で３０分余り離れていたので、戻る方向にある元興寺に一度行ってみようかと思いながらならまちを北に戻っていくと、珍しい蚊帳の店、「吉田蚊帳」という店があった。
今は、屋号の蚊帳がメインではなく、もちろん蚊帳も売られているが、蚊帳生地を使ったふきんやのれん、ストール、ランチョンマット、コースターなどを扱っていた。

吉田蚊帳 専門店

この店の、住宅の主家は明治前期、店舗部分は江戸時代末期に建てられたものとのこと。

元興寺門前に着いたが、何となくその向かいにあったべたべたと飲み物の張り紙が貼られていた酒屋が気になり、ちょっとそこで休憩しようかと思い、足は自然とそちらに向かってしまった。

元興寺 寺・神社・教会

屋号は、「小川又兵衛商店」。
因みに、この店も大正１５年築の登録有形重要文化財とのこと。

小川又兵衛商店 ならまち店 グルメ・レストラン

とにかく張り紙がたくさんあり、気になって色々と見ていたが、結局生中を注文した。

店先の簡易テーブルで道行く人を眺めながら（それとも見られながら）小休止。

ゆっくり飲んでいると、そこそこいい時間になっていたことに気付き、元興寺拝観は取りやめ、帰路に着くことにした。

７～８分歩くと、猿沢池に到着。
ＪＲ奈良駅まではまだ２０分くらいは歩かねばならないが、興福寺の五重塔が見えたので、ちょっとだけ寄り道してみることにした。

猿沢池 名所・史跡

南円堂の方から興福寺境内に上がる。
写真は南円堂。

興福寺 南円堂 寺・神社・教会

前回来た時は工事中で姿が見えなかった中金堂が立派な姿を現していた。

興福寺 中金堂 寺・神社・教会

さらにその向こうには、いずれも国宝の東金堂と五重塔が見えたが、今回はそちらの方にまでは行かずいかず、遠目で眺めつつ近鉄奈良駅方面に足を向ける。

興福寺五重塔 寺・神社・教会

これも国宝、北円堂。

かなり歩き疲れたので、このあと近鉄奈良駅のバスターミナルから、バスでＪＲ奈良駅に向かうことにした。

興福寺北円堂 寺・神社・教会

ＪＲ奈良駅に到着。

奈良駅 駅

電車の時間を確認し、ＪＲ奈良駅直結の商業施設ビエラ奈良１階のモスバーガーで暫しコーヒータイム。

１６時３８分発の各停にて帰路に着く。