フジドリームエアラインで最も美しい車窓が望める路線　小牧発熊本行 早朝便

2020/12/14 - 2020/12/14

今回は旅行記というより移動記です。
飛行機の窓から見える景色の中(国内線限定)で私が最も美しいと感じた小牧ー熊本便を紹介します。

エリア 熊本

愛知県名古屋市は日本第3の都市なだけあって、電車で1時間圏内に空港が2つあります。

そのうちの一つ、県営名古屋空港 通称小牧空港はフジドリームエアラインズが拠点としているこじんまりとした空港です。

小さい故か、駅がありません。
JRユーザーにお勧めなのが中央線勝川駅からの路線バスです。
本数も多く、値段も300円と格安です。

勝川駅 駅

空港までは30分前後です。
勝川駅から豊山町の中心部までは通勤客が多く、空港まで乗りとおす乗客は僅かでした。

展望デッキもあり、20分くらいここで時間をつぶせます。
飛行機好きならもう少しいられるんじゃないでしょうか

名古屋空港 (県営名古屋空港) 空港

今回もエンブラエル製の飛行機
この飛行機は通路を挟んで2席＋2席なので通路側に座っても景色が比較的見えます。

そして名古屋から熊本へ向かう際は左側がおすすめです。
購入時に窓側左側を指定するべきです。

名古屋空港 (県営名古屋空港) 空港

離陸後すぐに現れるのは木曽三川です。
たぶん右から揖斐川、長良川、木曾川、そして左端は庄内川

木曽三川公園センター 公園・植物園

木曽三川と伊勢湾が見えなくなると琵琶湖が現れます。
朝もやのせいで対岸が曇り、本当に海に見えます。

琵琶湖の手前にある大きな町が彦根市街地で、その中心に彦根城が見えます。

彦根城 名所・史跡

琵琶湖の北湖と南湖が1度に見られるのは飛行機から以外ないでしょう。
南湖の北側には比叡山が見えます。

瀬田の唐橋 名所・史跡

比叡山上空に差し掛かると大阪湾と淡路島が現れます。
まだ明石海峡大橋はみえませんね
もう少し西に進んでもらいましょう。

比叡山 自然・景勝地

瀬戸内海の本州側を眺めていると、次々にお城を見ることができます。

その中でも姫路城は中堀、内堀が一望でき、高高度ならではの城巡りが楽しめます。

姫路城 (姫路公園) 名所・史跡

だいぶ西へ行ってしまいましたが、姫路市上空辺りまでならどうにか明石海峡大橋を見ることができます。

明石海峡大橋 (本州 舞子浜側) 名所・史跡

時速900キロ前後で巡航しているらしく、30分もたたずに四国も見納めです。
四国最後の景色は佐田岬でした。

佐田岬 自然・景勝地

着陸態勢に入り、阿蘇山に最接近します。

カルデラの中の上空を飛んでいます。
この説明で伝わるでしょうか？

阿蘇山 自然・景勝地

カルデラの外に出ました。
阿蘇山上空は瞬きすら惜しい時間が続きます。

こんなにくっきりと外輪山がみえるのは飛行機だけでしょう

阿蘇山 自然・景勝地

震災の影響で立ち入りが大幅に制限されている熊本城も隅々まで見ることができます。

細かい石垣の様相がわからないものの、曲輪を重ねている様子がわかるのがうれしいポイントです。

ちなみに熊本城は風向きによっては通らないこともあるのでレアな風景です。

熊本城 名所・史跡

熊本空港についてしまいました。
もう1時間ほど乗っていたかったのですが

熊本空港はしばらく改修工事のため、プレハブのようなターミナルを使います。
ボーディングブリッジももちろんありません

たぶんラウンジもありません

熊本空港 (阿蘇くまもと空港) 空港

旧ターミナルは閉鎖されています。
この景色も今年度まででしょう

熊本空港 (阿蘇くまもと空港) 空港

折角熊本まで来たので、明治日本の産業革命遺産をいくつかみてまわりました

こちらは万田坑立坑

万田坑 名所・史跡

そしてこちらはその万田坑から三池港へ石炭を運ぶレール跡

万田坑 名所・史跡

鉄塔がエレベータで煉瓦建物が機械室です。
機械室内のモーターを回してエレベータの籠を動かしていくようです。

万田坑 名所・史跡

水前寺成趣園は熊本藩別邸の庭園です。
東海道を模した庭園で築山の中には富士山があります。

ここから熊本空港まで直通バスが出ています。

水前寺成趣園 名所・史跡

そして馬刺し

いまだgotoキャンペーンで人がわんさか外出していた時期の熊本空港午後7時の様子です。

この後1週間でまた感染拡大というわけです。
新しい旅行様式は皆さん守っているようですが

熊本空港 (阿蘇くまもと空港) 空港

帰りもFDAに乗りました。
佐渡市がスポンサーを務めるトキ号的な飛行機でした。

熊本空港 (阿蘇くまもと空港) 空港

さて、本日最後のお城です。
うっすらと名古屋城天守閣が見えます。

名古屋空港 (県営名古屋空港) 空港